作家でごはん!鍛練場
リセット

たんぽぽ(29枚)

 五分前の光景が繰り返される。
 帰りの会が終わって靴箱に向かうときゲラゲラと笑うガキ大将の駿太の後ろ姿を見た。嫌な予感がした。靴箱に着いて上履きを脱ぐ。靴下を通しても床がいつもよりザラザラとしているのを感じる。足の指の間についた砂。自分の運動靴に手をかけた。視界の右端に何か異様なものが映った。右隣のさらに右隣の靴に雀色の土が詰まっていた。たぶん、高木君の靴。右足の靴の口には山ができていた。左足の靴は山が崩れたのか、そばに土がこぼれていた。崩れた山の断面は少し色が濃い。全身から汗がにじんできて、靴箱を飛び出した。
 校門を抜けてからも少し走り続けた。河川敷を歩く自分の足元を見る。
 思い出され、薄れるを繰り返すあの山。頭の中で靴はいつしか自分の靴に変わっていた。    
 上履きが、運動靴が土で埋められて靴箱に入っている。駿太がにやにやしながら土を詰めている。
 ランドセルの黒いベルトをぎゅっと握っていた手は湿っていた。次は僕かも知れない。
「ごほっ、ごほっ、ごっ」
「わっ」
大きな咳にびっくりして振り返った。近くに人がいるとは思っていなかった。目が合っている気がする。五歩ほど離れたところにところどころ破けた鉛色のジャンバーを着たおじさんが曇り空になじんでいる。ぼさぼさのグレーヘアーと伸びっぱなしで口を隠している髭。日焼けした肌。たぶんホームレスの人だ。
 川の方へ下る階段に腰掛けたそのおじさんは指先で黄色のタンポポを一輪、くるくると回していた。やっぱり見られている気がする。いや、焦点は僕に当たっていない。髭の中の口がゆっくりと開き、少ししゃがれた低い声で言った。
「お前さんの靴は大丈夫だ」
言葉をなくした。なぜおじさんが靴のことを話すのか。
「明日、君が靴箱でホッとしているのが見えたよ」
まだ固まっていた。僕の靴が無事だというのか。怖い。
「それと、図書室では校庭側の席には座らんほうがいいな」
怯えているのに気づいたのか、汚れた手のひらを振って、
「また明日」
と言って笑顔を見せた。ゆっくりと顔を正面に戻して、鈍く光る川面を眺め始めたようだ。
 タンポポの黄色だけが鮮やかだった。

 土に埋もれた上履き。おじさんと別れてからも何回も浮かんできた。
 翌日の朝は起きてすぐ、夜道に一人で立っているような不安に襲われた。なかなか喉を通らない朝食を母に怒られまいとなんとか詰め込んで家を出た。校門を抜けると笑うガキ大将が浮かんできた。靴箱に着いた。ぎゅっと目を瞑ってからゆっくりと開いた。少し汚れた上履きは、昨日急いで入れた通り八の字になっているだけだった。肩の力が抜けた。
 運動靴がクラスの半分くらい入っていた。高木君はまだ来ていないようだった。
 おじさんの言う通りだった。でも、予言が正しいと決まった訳ではない。上履きに履き替えて教室に向かった。

 給食に大嫌いなミニトマトが入っていた。一人に二つずつ。ひとまず一つ口に入れて、噛まずに白ごはんを一口入れる。鼻で呼吸しないように注意して五回噛む。トマトの汁が口に吹き出す。すかさず、野菜スープで飲み込む。トマトの味はかすかに残っているが。同じようにして二個目も食べた。どうにかお腹に収まってくれた。少し息切れした。給食を残したら先生に怒られてしまう。食べないわけにはいかなかった。
 昼休みはちょっとした達成感を持って図書室へむかった。ドッヂボールとかサッカーは苦手だから昼休みは毎日、図書室にいる。そもそもあまり友達がいない。
「図書室では校庭側の席には座らんほうがいいな」
おじさんの予言。普段は校庭側に座る。明るくて、暖かい。少し怖いからおじさんの言うとおり二列ある長机のうち校庭に遠いほうに座った。校庭側の青い空が右手に見える。静かな図書室には校庭で遊ぶ生徒の楽しそうな声が聞こえてくる。
 色の図鑑を眺めていた。夕焼けのなぜか悲しくなってしまう紫色は紅藤ということを知った。
どん。
 右から音がした。とっさに目が向いた。窓ガラスが割れていた。サッカーボールが小さくバウンドしながら転がってきた。足元の机の脚に当たると方向を変えて転がり、止まった。騒がしくなる。図書室のほとんど視線が穴の空いた窓ガラスやサッカーボールに向けられていた。図書の先生が小走りで割れた窓ガラスのところに近づく。付近に生徒がいなくてホッとした様子だった。
「誰か怪我した人いない?」
先生が優しく尋ねる。誰も出てこなかった。先生はそれから鋭いガラス片を拾い始めた。犯人を見るためか校庭側の窓に集まっている生徒が何人かいた。
 おじさんの言うとおりだ。予言者だ。

 帰りの会が終わると早歩きですぐに教室を出た。靴箱を出てからは駆け足で河川敷に向かった。おじさんは昨日と同じ階段に同じ服装で立っていた。
「来ると思っていたよ」
「おじさん……本物なんだね。未来がみえるんだね」
確かめるように言った。おじさんはにっこりと笑った。
「僕の靴は無事だったし……昼休み図書室にいたら……いきなりサッカーボールが窓ガラスを割ったんだ」
「怪我はなかっただろう」
「おじさんの言うとおりにしたからね」
おじさんはまた笑顔で小さく頷いてから思い出したように続けた。
「トマトを食べるのに苦労したろう」
「それも知ってたの?なんで言ってくれなかったのさ」
「給食にミニトマトが出るなんて言ったら、靴の心配にトマトの心配にでいっぱいいっぱいなるじゃないか」
「そうだけどさ」
 頬が緩んだ。

 おじさんの小屋の前に案内してもらった。ボロボロの服を着たおじさんと話しているところをあまり見られたくなかった。見つかったら学校で何か言われるかもしれないし、父や母に怒られるかもしれない。
小屋は階段近くの車の通る橋の下にある。ブルーシートで覆われた小屋は川の片方の岸に三つ並んでいた。一棟に一人ずつ住んでいるらしい。
 小屋の前におじさんはゆっくりとしゃがんで、あぐらをかいた。ランドセルを置いて隣に体育座りをした。
「なにか、聞きたいことはあるか」
「明日のことを教えてよ……ガキ大将の駿太に会わないためにはどうしたらいいの」
おじさんは昨日と同じような、遥か遠くにピントを合わせているような目を斜め上に向けていた。ふうっと一息ついてからゆっくりと話し始めた。
「朝、学校の階段で君がびくびくしている。たぶん、そのときにすれ違うのが駿太君だろう。でも、何もされないから、大丈夫だ。会うのが嫌だったら、靴箱で三十秒数えてから、教室に向かうといい。」
 絶対に三十秒数えよう。
 
 駿太とはクラスは違うが、同じ学年なので、よく出くわしてしまう。その度に何かされるんじゃないかと怯えている。
 四月のクラス替えのとき、廊下ですれ違った男子二人が「駿太とおなじクラスになっちゃたよ。どうすればいいんだよ。」と話していたのを覚えている。
彼が誰かを羽交い締めにしたり、誰かのものを隠したりすると言うのは同学年の人なら全員が知っていることである。
 駿太から直接嫌がらせを受けたことはない。ただ、彼が誰かの机に落書きしているとき目があってしまったことがある。
 去年の七月の放課後、教室に筆箱を忘れて家から取りに戻った。まだ窓から鮮やかな青空が見えていたが、明かりのついていない教室は少し暗かった。
 誰もいない教室は少し新鮮で、新品の上履きを履くときのような感じがした。ランドセルを入れる棚の上に飾られているクラスメイトの粘土工作を見たり、机と机の間をくねくねと散歩してみたりした。何もしていないのに、何かちょっぴり悪いことをした気分になった。
 そろそろ帰ろうかと、教室を出て他のクラスの教室の前を通っていた。カツカツと音がした。誰かが教室にいる。教室後ろの開けられたドアから駿太が見えた。ピンクのチョークを机の上で走らせていた。鼓動が高まって、一瞬足が止まった。その一瞬の間に目があってしまった。カエルを睨む蛇のような目。あわてて逃げようと足を早めたが、すぐに背中に
「おい」
と声がかかった。四年生にしては低い、喉の奥から出したような威圧する声だった。
 怯えながら振り返った。駿太が教室から出てきた。右手には絵の具を固めたようなピンク色のチョーク。呼吸が浅くなる。
「誰にも言うなよ」
同じように低い声で言われた。黒ずみが目立つ上履きが教室に戻っていった。
 操り人形の糸が切れたみたいに、膝から崩れそうだった。
 その翌日に落書きは話題にならなかった。結局、駿太は消して帰ったのだろう。
 
「他に嫌なこと起こらない?」
「そうだな、国語の音読で当てられるぞ。ええと、『飴だま』の最初から五つ目の丸までだな」
「えー音読いやだな」
「練習したらいいじゃないか」
「ここで……練習していい?」
うつむいたまま尋ねた。ゆっくりと顔を上げると、おじさんは笑顔でゆっくりと頷いた。目尻にシワができていた。
ランンドセルから教科書を取り出して、『飴だま』のページを開いた。
一回目はつっかえつっかえなんとか読んだが、五回目にはあまりつまずかなくなった。
「上手くなったじゃないか」
「うん……でも……みんなの前だと緊張するかも……」
「家でまた音読してらいいさ。そうしたら、明日には、心の準備ができているよ。それと深呼吸だ。読む前にゆっくり息を吐くんだ」
僕の不安を落ち着けるような、ゆっくりとした口調だった。
「明日の予言、他にない?」
おじさんのおぼろげな目には何が写っているのだろう。
「そうだな……給食当番の子がコッペパンを半分くらい落としてしまう。それで、クラスのみんなで半分こする」
「そうなんだ……あっ、苦手な食べ物出てこないよね」
出ないことを祈るように言った。
「苦しんで食べている様子は見えないな。でも、美味しそうな唐揚げを食べているぞ」
「給食の唐揚げ大好きなんだ」
「そうかそうか。そういえば、随分と唐揚げなんて食べてないな。」
昔を懐かしんでいるのか、悲しそうな顔をした。申し訳なくなって、うつむいて制服の黒いズボンを握った。おじさんの呼吸聞こえる。暗くなった僕に気づいたのだろうか、かすれた声でゆっくりと続けてくれた。
「ああ、それから、昼休みに泣いている男の子を見かけるはずだ。声をかける勇気を持って、話しかけるんだ。また後悔するぞ」
自分よりも小さな子が泣いているのを見かけたことは何回かある。でも毎回声をかけずにその子から遠ざかる。声をかけようと思って足を踏み出すときには声が出なくなりそうな感じがする。それから数日はその子のことを心配してしまう。
「うん、そうするよ」
五時を知らせるチャイムがなる。
「それじゃあ、帰るね」
「おう、また明日」
おじさんは小さく手を挙げた。
 橋の下から出て、階段を駆け足で登る。まだ空はほとんど青く明るかった。

 家で音読練習をもう五回した。すらすら読めそうな気がしてきた。
 給食の献立表の確認もした。たしかに明日は唐揚げだ。本当の本当に予言者なんだ。献立表に微笑んでいた。
 寝る前、布団に入って目を閉じると泣いている男の子が浮かんできた。背中を向けて立ち、両手で顔をおさえ、肩を揺らしている。幼い頃の自分のようだった。そっと肩に手をかけて優しく話しかける。
 男の子を見つけてから話しかけるまでを何度か繰り返しているうちに眠ってしまっていた。

 二時間目の国語が始まった。
「じゃあ、題名から五つ目の句点までを、草一読んで」
せせら笑いが聞こえる。いつものことだ。緊張してなんども噛むから、みんな当てられただけで笑うのだ。面白い音読を聞かせてくれと期待して。
「……はい」
立ち上がる。教科書を持つ手に力が入る。かすかに聞こえる笑い声。ふーとゆっくり息を吐く。おじさんのためにも頑張りたい。
 つまることなく読んで席に着いた。一瞬の耳がつまるような静寂。先生はメガネの下の目を丸くさせたが、すぐに次の人を当てた。嬉しさが出た顔を見られないように、教科書をぐっと顔に近づけた。

 今週は給食当番ではないので、教室で校内放送の音楽を聴きながら、コッペパンがこぼれるのはいつだろうかと考えていた。
 廊下が少し騒がしくなった。パン落としたらしいぞと聞こえた。ざわざわとする教室。それから、うつむいたパン係の二人が胡桃色をしたパン箱を運んできた。おそらく落ちなかったほうがはいっているのだろう。五年二組に欠席分のパンを持ってきてほしいというアナウンスが流れた。いっそう騒がしくなった。
 結局、届けられたのは五つほどで、全員、半分ずつ食べることになった。
唐揚げはちゃんと運ばれてきた。一年生の頃から好きだ。衣はしっとりとしている。鶏肉は柔らかくて大きい。食べるのに三口はかかる。噛み付いた瞬間から美味しい。
 なんだか気分がいい。駿太に会わなかったし、音読はうまくいったし、唐揚げはおいしい。学校の誰も知らない未来を知るのはこんなにもいい気持ちさせてくれるのか。

 泣いている男の子は図書室の前にいた。静かに肩を揺らしている。見つけたとき、舌が口の中で固まった。だめだ、話しかけられない。足が止まる。一歩を引いたときおじさんの顔が浮かんだ。もう無意識に男の子のほうに向かっていた。
 トントンと二回肩に手を当てた。
「大丈夫?どうしたの?」
答えようとしているのだろうが、「うっ、うっ」としか出てこない。揺れる肩をみながらただ背中をゆっくりさするしかなかった。
 涙は止まらないようだった。どうしようかと迷い始めた頃、
「どうかしたのか」
と後ろから声がかかった。そばに来たのは確か二年生の先生だった。
「見つけたときには一人で泣いてて……」
「そうか、ありがとうね。あとは先生が話を聞いておくから」
「お願いします」
「さすが五年生だね」
胸につけている群青色の名札を見て、笑顔で言った。ぼくも同じような笑顔だったかもしれない。
 図書室に入ったがあまりページは進まなかった。ついさっきのことが頭で繰り返される。その度に体がじんと暖かくなるように感じた。

 放課後、一目散におじさんのところに向かった。小屋の前で
「おじさん?」
と呼ぶと、よっこいしょといって出てきた。
「おじさん、ちゃんと泣いている子に『大丈夫』って言えたよ。それから、音読もすらすらできちゃった」
「よくがんばったな」
おじさんは僕の頭を撫でてくれた。

 放課後は雨でもおじさんのところに行った。 
 友達はあまりいないので、遊びに誘われて行けなくなることはなかった。
 おじさんとは家で母や父と話すときのように緊張なんか微塵もなくおしゃべりができた。
 学校では話しかけられることも話しかけることもほとんどないので、急にクラスメイトに話しかけられると緊張した。つっかえたり、止まったりしながら話すと、みんな面倒くさがっているような、話しかけたことを後悔しているような、イラついているような顔をして話をすぐ終わらせて去っていく。
 国語の音読は僕が教室で声を出す、あまりない時間だった。
 おじさんに出会ってから音読におびえることはなくなっていた。
 読まされる場所を教えてもらって、おじさんの前と家の中で練習した。おじさんは五回読み終わると、いつも「上手になったじゃないか」と笑顔で言ってくれた。
リビングで練習したときは、母に、
「同じところばっかり読んでいてどうするの」と少し訝しそうに聞かれたことがあった。体が一気に熱くなった。なんとか言い訳をさがした。
「ここが好きなんだ」
スポンジと食器を持ったお母さんの顔を見る。
「ふーん、そうなの」
納得したのか、していないのか分からなかったが、食器洗いを続けた。
 おじさんとの関係なんか言えるわけがない。「そんな人と関わりなさんな」と怒られて、おじさんに会えなくなってしまうかもしれない。
 母が勝手に話を広めて、おじさんの存在が有名になってしまうかも知れない。そうしたら、いろんな人がおじさんのところに集まって、僕の不安を聞いている暇がなくなってしまう。
でも、もしかしたら、たくさんの人が集まるのはおじさんにとって幸せなことなのかも知れない。あそこのホームレス仲間だけじゃなくて。
 駿太とすれ違わなくなったのもおじさんのおかげだ。おじさんがいう通りにすれば、絶対に駿太と会わない。せいぜい遠くにある、存在感のある背中を見るくらいだ。
 でも念には念を入れて、駿太の行動が知りたくなったときがあった。
「おじさんには、駿太の未来も見えるの?」
「いや、できないねえ。未来を見るには、その人が近くにいる必要があるんだ。」
ぼんやりした口調で答えた。
「だいぶ昔、別れた妻はどうしているだろう、どうなるのだろうと思って、未来を見ようとしたが見えなくなっていた。一緒にいた頃は『今日は傘を持って行ったほうがいい』とか『帰りは遠回りしたほうが渋滞に巻き込まれない』って言ってたんだけどな……」
おじさんは目を閉じて顔を斜め上に向けていた。涙をこらえているのだろうか。
「まあ、昔の話だ」
髭の中の口が笑った。
「俺の予言は正確だから、草一の未来だけ見えれば大丈夫だ」

 おじさんと初めて会ってから、三週間が経っていた。
雨で滑りそうな階段を慎重に降りると、おじさんが小屋の前で、背中を丸めて座っているのが分かった。
「おじさん、こんにちは」
「ああ、こんにちは」
ランドセルと青い傘を置いて、隣に座った。
「もうすぐ、梅雨かな」
「そうだなあ」
橋の下はいつもより暗い。ぴちゃん、ぴちゃんとコンクリートを打つ水滴の音が規則正しく響いている。風が草の匂いを運んできた。
「梅雨は好きか」
「うーん、どちらかと言うと好きかな。落ち着いている感じがするんだ。学校行くのは大変だけどね」
「そうか、そうか」
「おじさんは?」
「おじさんは、嫌いだな。缶拾いのときに濡れて困るからな」
川の流れは雨のせいで少しだけ早い。
 手元に転がっていたピンポン球ほどの石を川に向かって投げてみる。水面でぽんと音を立て、すぐにこつんと鳴った。
「おじさんは、周りにいっぱい人がいると嬉しい?おしゃべりする人が多いと嬉しい?」
「そうだなあ、友達は数じゃないんだよなあ。多ければ多いほどいいってわけではないんだ。どれくらい大切かが大事なんだ。おじさんは君と、ここのホームレス仲間がいればそれでいいんだ。」
おじさんは教室二つ分くらい離れた対岸を眺めているようだった。
 嬉しくなって、顔を下に向けた。照れている顔を見られるのは恥ずかしい。
ぴちゃんという音と雨音だけが聞こえていた。
 ゴーッと大きな音をだして、車が橋の上を通ったようだ。不快な間が空いた。
「落ち着いて聞いてくれるか……俺、明日の朝……死ぬんだ。だから、もう未来を見ることはできない。」
「えっ」
悲しさと諦めの色が顔に写っていた。心臓が破裂しそうなほどの鼓動。
「でも、僕が未来を変えたみたいにどうにかすれば……」
「いや、駄目だ。これは変えられないようだ。草一の未来も明日の朝以降見えない……」
顔が歪み、視界がぼやけ、涙が流れた。顔を下げておじさんの話を聞いた。
「初めて、うつむいた草一を見たとき、救ってあげたいって思ったんだ。未来を教えて、生き生きとした笑顔をみてよかったと思えた。でも、良くないことだったかもしれない……」
一呼吸して、声を明るくして続けた。
「これからはその時、その場で対応していかないといけなくなる。難しくなんかないさ。おじさんと会う前はそうしてたんだから」
制服のズボンに涙のシミができていた。
「嫌な未来ばかり考えるな。過去に起こったことにくよくよするな。今を今のために、良い未来のために使え。草一ならできるよ」
おじさんは背中を強めに叩いて、さすってくれた。手の温もり。
 五時のチャイムがなる。
 おじさんは階段のところまで送ってくれた。
「涙拭いて帰らないとお母さんに心配されるぞ」
そうだ、おじさんにも心配かけたら駄目だ。涙を拭って、しっかりとおじさんを見た。
「頑張るよ。おじさんを心配させないように。安心させられるように」
声は震えたがおじさんは笑顔で頷いてくれた。
「じゃあな」
「さようなら」
ゆっくりと手を振ったおじさんの笑顔。目に残しておこう。手を振って別れた。
 歩きだしてから、振り返ることはできなかった。振り返ったら、もう一度おじさんを見たら、動けなくなりそうな気がした。
 家に帰ると、風呂に入って、夕飯を食べて、自分の部屋に入った。暗い部屋。ドアが閉まり、不快な静けさに囲まれた。ランドセルを下ろして、ベッドに座る。おじさんの笑顔。目は細くなり、目尻にシワができていた。なんども救われたが、今日は救われなかった。枕に顔を押し付けて泣いた。

 昨日の雨は上がっていたが、依然として空は濃い灰色をしていた。
 枯れることのない涙が授業中にこぼれそうになった。昼休みは図書室には行かず、誰も来ない、湿っぽい体育館裏で泣いた。
 放課後は走って橋の下に向かった。もしかしたら、未来が変わっているかもしれない。
階段を降りた。橋の下は昨日より暗くて静かだ。小屋の前に立つ。
「おじさん?」
声が震えた。
目の前の小屋の代わりに隣の小屋から、紺のボロボロの帽子をかぶった男が出てきた。
「ここのおじさんはもういないよ。」
耳が詰まるような感じがした。
「死んだんだよ。今朝、全然小屋から出てこなかったから、中入ってみたら、うつ伏せで倒れていて、息をしてなかった。」
未来は変わらなかった。ポケットから折られた白い紙を差し出してきた。
「手紙、ここを訪ねてくる少年に渡すようにって昨日の夜言われたんだ。」
男はおじさんの暗い小屋を見ていた。この小屋も生きていた。そして、おじさんと一緒に死んだ。
「しばらくは寂しいと思うけど、そのうち落ち着くさ」
ポンポンと肩に手を置かれた。
「それじゃあ」
男はどこかへ行った。
 昨日座ったところに腰を下ろした。対岸を眺める。
タンポポを持ったおじさん。いつも会ったときと同じボロボロの服を着ていた。グレーの髭。音読を褒めてくれた。駿太に会わない方法を教えてくれた。学校ではできない、誰も聞いてくれない好きな本やアニメの話を優しく聞いてくれた。
 おじさんは死んでしまった。
音読ができなくて笑われる。せせら笑い。机に落書きが書かれている。駿太にいじめられる。教科書が破られている。靴に土が入れられる。
 呼吸が浅くなった。対岸がぼやける。ぬるい風が吹いて頬を撫でた。思わず強く握っていた手紙をゆっくりと開いた。

最期の予言
どんなことも乗り越えられる
幸せな未来が待っている

 手のひらほどの紙だった。鉛筆で書かれたようだ。ランドセルにしまって立ち上がった。
おじさんの予言は絶対に当たる。自分の死を当てるくらいに。
 階段の一番上の脇に白い綿毛のタンポポが咲いていた。それをちぎって、ふう、と飛ばした。裸になったタンポポ。綿毛はふわふわと風に乗り、光差す、ぽっかり空いた雲間に吸い込まれるようだった。

たんぽぽ(29枚)

執筆の狙い

作者 リセット
175.28.190.56

全くの素人が新人賞に初挑戦して撃沈した作品です。自分でも納得がいかないまま、締め切りギリギリに応募しました。
この作品の悪いところ、次の作品を書く上で意識すべきことなど、何でもアドバイスをいただけたら有り難いです。
よろしくお願いします。

コメント

うん
49.98.152.210

こんな面白いものはなかなかない

リセット
175.28.190.56

うんさん

感想ありがとうございます。
>こんな面白いものはなかなかない
文字通り捉えるべきなのか、(ひどすぎて滑稽だという)皮肉として捉えるべきなのか・・・
自分では後者のような気がします。
またコメントしていただけたら有り難いです。

放浪マック
161.142.217.188

 初めまして。自分は技術的なことは分かりませんが、単なる読者としての感想を。
 全体的に悪くないと思います。新人賞で撃沈とありますが、どの程度の撃沈ですか? 一次や二次は通っているのではないかと想像しました。もっとも賞は、募集内容と作品の一致が見られない場合、出来が良くても落ちるようですから、撃沈の理由は色々あるかもしれません。
 最後まで飽きずに読めました。文章も、板に付かない難しい表現を駆使せず素直で、読みやすいです。
 ストーリーは少しありきたりかなと思うところあり。途中で、これからどうなっていくのだろうかという期待感を持たせるところは良かったのですが、その期待感に十分応えてくれたかというと、少し消化不良の感ありでした。特に最後の段落で、悪くはないですが素人が考えそうな締め方だなと思わせてしまう運びが、全体の既視感(前述したありきたり感)を強調してしまったように思えます。
 敢えて悪いと感じた部分を書きましたが、少し工夫を入れると、見違える作品になる可能性を感じさせる作品だと思いました。
 全体では面白い、しかし惜しい、という読後感です。
 別の作品も読みたいと思わせる作者さんでした。今後も期待したく。頑張って下さい。

リセット
175.28.190.56

放浪マックさん
 感想ありがとうございます。
 ストーリーのありきたり感という指摘ですが、自分でも感じておりました。しかし、書き手である私ではなく読み手の方に指摘していただくことに非常に意味があると思っております。執筆者でありながら、どれだけ読者になれるかが大切なのだと思っております。両者の視点の答え合わせのようなものができました。ありがとうございます。
 文章が素直で読みやすいという感想ですが、自分では素人感丸出しで、ぎこちなさ全開の文章だと思っております。読みやすさを感じてもらえた部分を洗い出して、納得できる精錬した文章を書けるように鍛錬していきたいと思います。
 「最後まで飽きずに読めました。」「少し工夫を入れると、見違える作品になる可能性を感じさせる作品」「別の作品も読みたい」など、嬉しい言葉をいただけると思っていなかったので、驚いております。創作意欲が湧いてきました。次回作をあげたときにはまた感想をいただけたら幸いです。
本当にありがとうございました。

ドリーマー
116.67.238.66

はじめまして。作品、拝読しました。

主人公が何かの出来事を切っ掛けに成長する話は、児童小説では王道のストーリーですね。だから既視感を覚えるのは仕方ないと思います。
ただ成長物語なら、主人公が明らかに成長したと、読者が納得できるシーンが欲しいです。でもこの作品では主人公は僅かしか成長していません。もちろん僅かでもいいのですが、成長した姿を明確に描かないと、読者に成長ぶりが伝わらないと思います。

主人公は学校帰りに、突然見ず知らずのおじさんから声を掛けられます。しかもおじさんには予知能力があり、なぜか主人公にアドバイスをしてくれます。翌日、おじさんの言ったことは当たっていて、その後もおじさんの言う通りにしたら、すべて上手くいきます。
もちろん音読は練習したから上手く読めたのだし、泣いている下級生に声を掛けるのも、主人公には勇気のいることかもしれません。
でも最初から上手くいくと承知した上で、行動しているんですよね。
予知はハズれるかもしれないという不安を乗り越えて、行動することで成長するのですから、ハズれないと分かった上での行動が成長に繋がるのか疑問です。
もちろん成功体験をたくさん積むことで本人が自信をつけ、それが成長に繋がる場合もあります。でもその場合は、主人公がおじさんの予知なしで、自分の意志で行動して何かを成し遂げるシーンが必要です。
この作品ではそこを描いていないので、主人公の成長が僅かしか感じられず、物足りなさを覚えるのだと思います。

作者さんは主人公にどんな成長を望んでいたのでしょう。
同級生と普通に話せるくらいの社交性を身に付けることですか?
意地悪な駿太に負けない心の強さを身に付けることですか?
困っている人に手を差し伸べられる勇気を身に付けることですか?
現状だと主人公をどう成長させたいのか、あやふやなまま書いた印象を受けます。
具体的な成長パターンを決め(最初は同級生に挨拶もできなかったのが、徐々に大きな声で挨拶できるようになり、最後は普通に話せるようになる、とか)、それに沿って成長ストーリーを組み立てた方がいいと思います。
冒頭で駿太を出したのですから、通常なら駿太を負かす……のは無理でも、駿太を怖れない心の強さを身に付けることが、主人公の成長になります。でもこの作品では、主人公は最初から最後まで駿太から逃げていますから、駿太絡みでは全く成長していませんよね。
駿太はインパクトのあるキャラですから、物語にもっと絡ませた方が面白くなると思います。現状だと主人公の臆病さを描くための、捨てキャラになっているので、もったいないと思いました。

ところで駿太はガキ大将ということになっていますが。
ガキ大将というと、真っ先に『ドラえもん』のジャイアンが思い浮かびます。ジャイアンは乱暴で怒るとすぐ手が出ますが、決して卑怯ではありませんし、姑息なイジメもしません。また児童小説に出てくるガキ大将には、いたずらだけど正義感の強さは人一倍、なんてキャラもいます。
でも駿太は典型的ないじめっ子で、いじめ方も陰湿です。ガキ大将というよりも、いじめグループのリーダーという感じですね。

結末で突然、おじさんは亡くなります。結局、おじさんの正体は分からないままです。なんだかストーリー上、主人公の前から姿を消さなければいけないので、強引に死なせたように取れました。あるいはラストを決めきれなくて、仕方なくおじさんを殺すことにした、みたいな。
公募の規定枚数は何枚だったのでしょう。もし三十枚以下でしたら、ホームレスの予知能力者というのは、尺的に書くのが難しい設定だと思います。おじさんはなぜホームレスになったのか、とか、いつから予知能力があるのか、そもそも予知能力があるのに、なぜホームレスになったのか、自分の未来は予知できなかったのか、など幾つも疑問が湧いてきます。でも三十枚(と仮定して)では、そこまで書き切れません。
例えば、働きながら日本縦断をしている旅行者(予知能力のお陰で短期のバイトに有り付ける)とか、交通事故に遭って突然予知能力に目覚めた祖父(退院と同時に徐々に予知能力を失う)とかでもいいわけです。
規定枚数が少なければ、その枚数内で描き切れないキャラは避けた方がいいかもしれません。

文章は読みやすかったです。
冒頭の1行目はいらない気がする、とか、なんとなく引っ掛かる文章もなくはないですが、重箱の隅をほじくるレベルのことなので割愛します。

なんだかダラダラと書いてすみません。
自分のことは棚に上げて勝手なことを書きましたが、少しでも参考になれば幸いです。

リセット
175.28.190.56

ドリーマーさん
 感想ありがとうございます。
 まず、私がどのようなストーリーを書こうとしたのか説明させていただきます。(執筆の狙いに書くべきだったかもしれません)
 心配性で臆病な主人公は嫌なこと(駿太からのいじめ、音読で笑われることなど)が起こりそうだなと想像してしまう。そんな主人公にとって、未来予知をしてくれるおじさんは救世主となる。おじさんの能力によって、主人公は嫌なことを回避できるようになって、未来への不安を抱かなくなる。主人公はおじさんに依存してしまう。完全に依存している時に、おじさんは死んでしまう。いままで依存していた分より一層、主人公は未来への不安を覚えてしまう。絶望の中にある主人公を救ったのは、おじさんの最期の予言。この言葉を信じて主人公は前を向いていきていこうとする。
 というストーリーを思い浮かべて、書いてみました。児童の成長物語で、初めは心配性で臆病な主人公が最後には将来に希望を持てるようになる。しかし、その過程はおじさんと一緒に少しずつ成長するというより、おじさんに依存してしまっていたけれども最期の予言を信じることに救われるという形にしたかったのです。(結果的にはまだ依存している部分もあるということに今気づきました。)
 ここから、指摘へのコメントを書かせていただきます。 
 主人公が成長した姿を書くべきだという指摘についてですが、確かにそうだと納得いたしました。何かこう成長した後の、不安が晴れた後の余韻を残すことに注意を向けていて、その前段階が抜けたような感じになってしまいました。
 ガキ大将といじめグループのリーダーの違いついてもわかりやすく教えてくださり、納得いたしました。言葉の吟味をしていかなくてはと改めて感じました。
 また、駿太と主人公は会わないようになっていたので、登場回数が少なくなってしまいましたが、確かにもう少し登場させていた方が面白くなりそうです。
 そして、確かにおじさんのキャラに厚みがないですね。主人公との会話の中で、おじさんについて書くべきだったと思いました。
 私もだらだらと書いて、申し訳ありません。
 ありがとうございました。

u
183.176.70.188

読ませていただきました。
王道的ではありますが、難点は主人公が他力本願――本来の意味ではなく、一般的な意味で(笑。ホームレスのおっちゃんに頼り切ってます。本作でのホームレスのおっちゃん――マア預言者であり神ですからね。主人公あまり努力しなくてもいいわけで?。

そこんところが、話の運びとしては定石通りの結末なんだけど、あまり感動がないわけです。

リセット様。かなりかけているとは思います。御健筆を。

リセット
175.28.190.56

uさん 
感想ありがとうございます。
ドリーマーさんにも指摘してもらったとおり、主人公が頑張る姿を書いておくべきでした。確かに悩んでいる主人公が何もせずに報われる話はあまり感動しませんね。
次回作では読者の視点に近づけるように書いていきたいと思います。
ありがとうございました。

ゴイクン
121.92.248.232

拝読しました。

感想は、他の方が描かれているのと同じでした。
文章は問題ないと思いますが、物語がストレートすぎる気がしました。

まず最初にイジメの様子がでます。
どの賞に応募されたのか知りませんが、おそらく下読みさんは、またかよ、という印象を持つのじゃないでしょうか。

児童物の場合、イジメは王道のテーマです。
なお、老人物の場合は、介護が王道になります。

作者さんの小説経験は知りませんが、初心者の場合、私はイジメはテーマにするな、といつもいいます。そしていつも叱られます。

つまり下読みさんにしてみれば、御作を読む場合に注目するのは、このイジメの話、情けない小学生の話、この定石といっていい話のどこに、リセットさんなりの独自性があるのか、ということになります。それがあれば、イジメの話でも、また介護の話でも面白く読めますし、印象深く受け取ることができるはずです。

しかし物語的に、残念ながら、そういう独自性がありませんでした。
神様のような人の手を借りるというのも、どこか既視感がありますね。

そういう点をやはりとことん考えてみる必要があると思います。

話を面白くして、知らない読者に瞠目させる。そのたくらみのようなもの(今、適当な言葉がでなくて、たくらみなんて書きましたが、これもあまりに手垢のついたルーティーンで、今書いていてちょっと恥ずかしかったのですが、他に思いつきませんので)、そのたくらみがどれほどあるか。

とにかく話を一直線に走らせるのはまずいです。
元気な小学生の話なら、どっどっどっと一気に前に行くのはアリでしょうし、読んでいて爽快でしょうが、このような主人公の場合は、もう少し話をぐだぐだと混乱させる必要があると思います。

たとえば、予言が当たらない。
そういう読者の思いを裏切る展開があってもよかったように思います。

当然おじさんへの不信感が湧く、というような停滞、逆流のような何かのトリックが必要な気がします。
ただ悪いおじさんじゃないので、表面的には当たらなかったが、深い意味ではあたっていた、そんなのとか。
何でもいいですが、話をストレートにしない何かがあれば、もっと面白くなるのじゃないでしょうか。

なんて書くと、よく叱られます。
だって、これは私の、あるいは友人の体験なので、イジメの被害者の話を面白く書くなんて、人でなし~! とか。

リセットさんがそういわれるかどうかわかりませんが、極端にいえば、私も、多くの読者も、おどおどしたこの小学生に何の興味もないのです。どうなろうとかまわないのです。

それが大前提にあると思います。

となれば、作品として書く以上、絶対に読者に興味を持たせてやる、という意気ごみで話を作り、文章を作るしかないのです。

やさしい話を書けば、読者はよろこんでくれるという前提で描かれたのなら、いつまでも撃沈でしょう。

無関係な読者、何も知らない読者に、興味を持たせて、そしてこの小学生に共感させるには、それなりの手管がいると思います。それが大事というのが私の基本的な考えです。

文章はよかったです。
少しすべっている気はしますが、

>おじさんは教室二つ分くらい離れた対岸を眺めているようだった。

というような表現に出会うと、基礎がわかっている人だと安心します。

頑張って、どんどん書かれたらよいかと思います。
それでは。

リセット
175.28.190.56

ゴイクンさん
感想ありがとうございます。
ストーリーに既視感がある、独自性がないことがこの作品の一番悪いところだと痛感しました。
また、ストーリーがストレートに進みすぎているという良い指摘をくださりありがとうございます。
次回作では、独自性があり、興味を引かせる構成の物語を描きたいと思います。
ありがとうございました。

かろ
210.139.191.207

みなさんが書かれている感想、なるほどなとためになりました。そうだなと思いました。
というのはリセットさんの文章読んで、なんか少し僕も似てるとこあるなあと思っちゃって。すみません。
各段? 章か右から音がした。分かりませんが、空白の前の一文の書き方が好きです。
また、右から音がした。なんてのは僕もそう書くなあって思って。
僕なら、僕ならですが、すみません。ここからは僕ならでの話で。
枕に押し付けて泣いた。のとこ、『泣いた』が無しがいいなと思いました。また最後の何行かも、そこリセットさんの見せ場じゃないかと思いました。もっとリセットさんっぽく書けばいいのになと。その前みたくというか。飛ばなかったとか、風に乗らなかったとか。で、なにか一文そっと。わかりませんが。
雀色も始めはちょっとわかんなかったです。
嬉しさが出た顔を見られないように、教科書をぐっと顔に近づけた。良かったです。嬉しさが出た顔を見られないように、がちと他あればなと思いますが。説明せずにというか、僕は分かりません。もっとたくさん良かったです。次回作読みたいなって思います。良かったです……。僕も負けません。

リセット
175.28.190.56

かろさん
感想ありがとうございます。
ストーリー面での悪いところは感想を下さった皆さんが気づかせてくれましたが、文章面では自分でもあまり納得ができませんでした。あまり良い表現ではないけど、思いつかないし、とりあえず書き進めようという感じで書いていました。上達のためにどんどん書いていきます。
次回作をあげたときにはまた感想をいただけたら有り難いです。
ありがとうございました。

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