作家でごはん!鍛練場
九丸(ひさまる)

アイスコーヒー

 その店はいつもツトムが選ぶような店じゃなかった。あれだけカフェをバカにして、昔ながらの喫茶店にしか入ろうとしなかったのに。
「のど渇いたから入ろうよ」
 そう言って指差した店は全国チェーンの、しかもどちらかといえばコーヒーというよりは甘いフラペチーノとかが人気のカフェだ。
 デパートや有名ブランドが並ぶ交差点は、土曜日の昼過ぎということもあって、信号待ちで四隅に人が飛び出さんばかりに溜まっている。
 何もしなくても吹き出る汗。人混みに入っていれば尚更当然のことだけれど、冷夏だと言っていた気象庁に文句の一つも言いたくなる。
 信号が青になり、わたし達は向かいにあるカフェに向かって歩き始める。見上げるまでもなく激しく照りつけているだろう太陽の熱がアスファルトに反射して、サンダル履きの足元を熱する。その暑さが伝ってスカートの中にこもり、歩を進める足が掻き回す。
 蝉の鳴き声の代わりに聞こえる信号待ちの車のエンジン音。うだりながら歩く人々の足音。白い麻のシャツに汗が滲むツトムの背中はすぐそこなのに、わたしは行き交う人波に呑まれてはぐれた感覚に陥る。
 渡り終わってあのカフェに入ってしまったら、また終わりの確信に近づいてしまいそうで不安になる反面、もういいかなと諦めの境地も見え隠れする。
 とうとう渡り切ってしまい、カフェの入口の前で溜まる人越しに、ほら、ほら、とツトムが手招きする。人懐っこい笑顔に汗の玉が光っている。
 わたしは掻き分け掻き分け、やっとツトムにたどり着く。
 正面に見える良く磨かれた透明なガラス一枚隔て、ありきたりだけれど違う世界だなんて思ってもしまう。お一人様、友人同士、カップル。見える人達の悩みなんてここからは見透かすことなんてできるわけもなく。ただただ楽しげに映るだけだ。
「混んでそうだなあ。まあ、とりあえず入ろうよ」
 ツトムが一歩踏み出すと自動ドアが開き、目の前の背中を素通りしたように、甘さを伴ったコーヒーの匂いと涼やかな空気がわたしの顔に届く。
 店内に入るとツトムは辺りを見渡して、「お、ラッキー。奥のテーブル空いてんじゃん。先に座ってなよ」とわたしを促す。
 続けて訊かれた「何にする?」との言葉に、「ツトムは何にするの?」と質問返しをして、返ってくるだろう答えを頭に浮かべる。
「俺はアイスコーヒーだよ」
 想像通りの答えだった。アイスコーヒーだと分かっていたわけじゃないけれど、ホットコーヒーじゃないのは想像できた。ツトムはいつもコーヒーは絶対ホットのブラックしか飲まない。二十六歳自称コーヒー通の偏ったこだわり。どうせ捨てるくらいのこだわりなら、なんとかフラペチーノでも飲めばいいのになんて考えしまう。
「んで、何にする?」
 ツトムの言葉に、わたしは多分人生史上最高の笑みで、ゆっくりと一音ずつ句切るように答える。
「ホットコーヒーで」
 絶対飲まなかったアイスコーヒーをオーダーするツトムを見て、わたしの芯は冷めていく。わたしはツトムの代わりにホットコーヒーをオーダーする。もう温かくはなれないと分かっていても。
 ツトムに再度促されて、白を基調とした小洒落た店内を奥のテーブルへゆっくりと歩く。
 邪魔にもならず耳にも残らないBGMを聞きながら、さっきガラス越しに見た楽しそうな人達の間を通り席に座ると、引いていく汗の代わりに店内の涼しさが染み込んでくる。
 窓から眩しい陽が差し込んできて、それにつられるように外に目を向ければ、ここから見ても分かるほど汗をかきながら人々が行き交う。その人達から見れば、涼しげな場所にいるわたしは楽しそうに映るのだろうか。さっきわたしが思ったように。終わりの確信を一つ手に入れて、最後通牒を突きつけようとしているのに。
 それにしてもツトムは分かりやすい男だ。すぐに誰かに影響される。それは長所でもあるし短所でもある。軽すぎる共感力。そのお陰で女の存在も感づいたのだけれど。二ヶ月前くらいから影がちらつき始めた。絶対見なかった恋愛映画の話をしてみたり、あげくの果てにはタピオカがどうとか言ってみたり。そして極めつきが今回のカフェ。明らかに同性の影響なわけがない。
 はああ……。ほら、見て。わたしはまったく楽しくないからねと言わんばかりに、窓の外に向けてため息を一つ投げた。
「お待たせ」
 いつの間にかテーブルに着いたツトムが、わたしの前に店のロゴが入った白いマグカップを置いた。うっすらと立ち上がる湯気が軽るめの香ばしい匂いを運んでくる。
 向かいに座るツトムにゆっくりと顔を向けて、「ありがとう」と笑みを乗せて返す。
 ツトムのアイスコーヒーが入ったグラスは早くも水滴が滲んでいる。
「いやー、やっと落ち着いたね」
 ツトムはわたしに細めた目を向けて、さされたストローに口をつけてアイスコーヒーを吸い上げた。
 グラスを置いたままで口をつける行儀悪さが気にくわなくて、わたしは嫌みがてらに「ねえ、ツトム。アイスコーヒーなんていつから飲むようになったの?」と尋ねた。
 ツトムはストローから口を離し、ニカッと白い歯を見せる。
「ん? そりゃあこんだけ暑いとさあ、冷たいの飲みたくなるでしょ?」
 その言葉にわたしは一歩踏み込む。
「前は邪道だって言って、絶対飲まなかったよね。それに、こんなカフェも気にくわないって」
 ツトムはご自慢の大きな二重眼を少し見開いて、不思議そうな顔をした。
「あれ? そうだっけ? それ、マキの勘違いじゃね?」
 白々しく答えて、またストローに口をつける。
 軽い。あまりにも軽すぎる。自分が熱く語ったポリシーをこうも簡単に変えられるなんて。ポリシーカメレオンか? いや、それとももはや単純に記憶にすらないのかもしれない。
 ああ。そういえば、わたしはこの軽さが良くてつきあったんだった。前彼はあまりにも真面目で、そして重すぎた。それに耐えれなくなって悩んでいた時にツトムが現れた。人数合わせで参加した合コンでの軽いノリと聞き上手な感じが、その時のわたしには心地よかった。反動と言ってしまえばそれまでだけれど、ちょうどいい相手なんて中々いないものだ。
 さて、どう詰めようか。それとも何も言わずに立ち去るべきか。
 考えながらコーヒーを一口飲むと、少し酸味のある軽く薄い味が口の中に広がる。まるでツトムみたいだ。昔ながらの喫茶店の重くて苦味のあるコーヒーが恋しくなる。
「ところで、これからどうしよっか? 飯まだだろ? なに食べたい?」
 能天気そうな声がわたしを引き戻す。
 わたしは食べる気もないのに任せるよと言って、垂れる前髪を右手でかきあげながらストローに口をつけるツトムを見る。
 透明なストローが吸い上げられたコーヒーで黒く埋められていくのを見て、わたしの心もどす黒いもので満たされていく。
 ツトムはストローから口を離して、「そうだなあ。食事系パンケーキとかどう? マキも好きだろ?」と出した提案とも確認とも取れる言葉には自信めいた響きも感じる。
 だけど、そんなことは一言も言ったことがない。なるほどね。相手はそういうのが好きなんですね。
 わたしを満たしていたどす黒いものが弾けた。
「ねえ、ツトム。わたしの友達のユリカ覚えてる?」
 ツトムはわたしを見て、それから少し考えるように右斜め上に視線を外した。
「ほら、三ヶ月前くらいかな。みんなで飲んだ時にいたでしょ? 細くてちょっと派手な感じの」
 ツトムは視線をわたしに戻して、「おお、いたね! ユリカちゃんね。思い出したよ」と疑問が解けてスッキリしたように笑った。
 スッキリしているところ悪いけれど、わたしにユリカかなんて友達はいない。どうせ覚えてないだろうと適当に言った名前だ。本番はこれからだから。
「でね、ユリカかが見たんだって。ツトムがかわいい女の子と歩いてるとこ」
 わたしのゆっくりとしたもの言いに、ツトムはピシッと固まる。
 ツトムはひきつったような笑顔を見せて、慌てたようにストローに口をもっていく。アイスコーヒーが勢いよく吸い込まれて、グラスの三分の一くらまで減った。カランッと氷がグラスにぶつかる音が、わたし達の間に軽く響き渡る。
 わたしは温くなったコーヒーを口に含み、ツトムの言葉を待つ。
 待ってる間に初めて知る。目が泳ぐって本当にあるんだと。
 ツトムは咳払いを一つして、「いや、それはあれだよ、そう! 従姉だよ! そうだよ、東京の従姉が遊びに来たときだなあ、きっと」、そう言ったは良いけどしどろもどろだ。
 わたしは追い討ちをかける。
「そっかあ。その従姉とはお手てつなぐほど仲良いんだね」
 ツトムのしそうなことはだいたい分かる。わたしにしてくれたことを思い出せば良いだけだから。
「て、手なんてつないでたかなあ……。あ、そうだ! はぐれないようにつないだかも!」
 知らない、覚えてないって言えばいいのに、バカ正直に自分のしたことに理由をつけていく。それにしても、こうも簡単にカマかけに引っ掛かるとは。
 このまま全部の行動も洗い出せそうだけれど、それはあまりにも楽な作業になりそうで、わたしはやる気をなくした。
「ツトム。わたしね、嘘は嫌いなの」
 わたしは静かな笑みを向けた。
 わたしはこんなに涼しいのに、ツトムの顔には汗が滲み始めていた。その汗はさっき見た玉のようには光ってはいなくて、粘りついて、鈍く嫌な光り方をしている。
「ごめん!」
 ツトムがテーブルに擦り付ける勢いで頭を下げて一言。
 謝るなら最初からしなければいいのに。 
「最近会えなくて寂しかったから!」
 寂しいと他の女を捕まえるんですね。
「好きなのはマキだけだ!」
 好きでもない女を捕まえるんですね。
「もう二度としないから!」
 今後するしないでなく今したことが問題なんですが。
「別れるのだけはいやだ!」
 このまま続けるのだけはいやです。
「どうしたら元通りの関係に戻れる?」
 二度と会わないことを誓えば、出会う前の関係に戻れるよ。
「もうこれっきりだから許して」
 だからね、今が問題なの。
「どうかしてたんだ!」
 こんな男とつきあったわたしがどうかしてた。
 ツトムのテンプレ通りの言葉の数々に、わたしも頭の中でテンプレ通りに返していた。
 そんな時、周りがざわついていることに初めて気がついた。ドラマや小説では珍しくもないシーンだろうけど、カフェで実際目の当たりにすることなんてめったにない修羅場。ある人にとってははた迷惑だろうし、ある人にとってはまたとない好奇。わたしに向けらる視線は好奇の度合いが圧倒的に多いような気がする。当事者じゃなければ、わたしも興味津々で楽しんでいただろう。
 さすがに視線に乗ってやってくるひそひそ声にも恥ずかしさを覚えたので、まだ言い訳をしているツトムをなだめるように遮った。
「ツトム。もう分かったから、とりあえず店出よう」
 まだ出せるんだと自分でも驚いたくらいの優しい声に、ツトムの顔は輝いた。解放感すら浮いている。
「許してくれるのか? 俺は許されたのか?」
 三文芝居以下のセリフにわたしはイラッとする。出涸らしかもしれないけれど、わたしの優しい声を返して欲しくなる。
 わたしは無言で席を立ち、横目でチラチラ探る周りの視線を受けながら歩きだす。
 後ろからガタッと席を立つ音が聞こえてくる。ツトムが慌てて追ってきたんだろう。
 出口に向かいながら、わたしの頭にあることが浮かんできた。カフェで物語のような修羅場をやらかしたんだから、ついでにこれもやってみよう。ある意味思い出作りだ。
 わたしはカウンターに歩みを変えて、オーダー待ちの列に並んだ。
「どうした?」
 不思議そうに訊いてくるツトムは無視して、わたしは次の展開に頭を向ける。多分、ここを出たら駐車場に向かうはずだ。もちろん、わたしについていく義理はないけれど、ツトムは許された気になっていて、きっとドライブにでも誘うだろう。まあ、駐車場に向かわなくても問題はないのだけれど。できれば駐車場がベストだ。
 考えてる間に順番がきたので、わたしはアイスコーヒーのショートを二つオーダーする。
 会計を済ませて、所在無げに立っているツトムに歩み寄る。
 わたしは何も言わずにアイスコーヒーが入ったプラスチック容器を微笑んでツトムの目線に掲げる。
 ツトムの顔がパッと明るくなった。
「よし! それ飲みながらドライブがてら海沿いのレストランでも行っちゃう?」
 わたしは相変わらず無言のまま、顎でクイっと出口を差した。
 ツトムは頷いて、勢い良く出口に向かった。
 わたしも後に続く。
 自動ドアが開いて、入った時とは逆に、目の前の背中を素通りして湿った熱風が顔に届く。
 交差点の四隅には相も変わらずに信号待ちの人々が溢れんばかりに溜まっている。
 わたしはカフェに入る前の憂鬱な気持ちなんてもはやなくなっていた。気分は高揚しているくらいだ。
 五分くらい熱気に晒されてコインパーキングに着く。両手のプラスチック容器は水滴まみれだけれど、掌に感じる濡れた冷たさが気持ちいい。
 前を歩くツトムは汗だくで、シャツの襟から見えるうなじは陽にテカっている。
 わたしはそのうなじにプラスチック容器をヒタッとくっつけた。
「うひゃっ!」
 変な声を上げてツトムは身体を震わせた。
「もう、何すんだよ!」と言いながら振り返り、わたしに満面の笑顔をくれた。
 わたしも満面の笑顔を返す。
 ツトムはうなじを右手で押さえながら車に向かう。
 今だ!
 おばあちゃん、ごめんなさい!
 心の中で亡き祖母の言いつけに反することを謝りながら、しゃがんで左手のアイスコーヒーを地面に置いて、すかさず右手のプラスチック容器の蓋を外す。
 そのまま立ち上がりながら、飛び付くようにツトムの背中に近づく。
 わたしはツトムのシャツの襟を引っ張っり、隙間にアイスコーヒーを流し入れた。
「あびゃっ!?」
 ツトムはさっきよりも変な声を出して、よじるように飛び上がった。
 バタバタと騒いでいる間にも、焦げ茶色の染みが白いシャツを埋めていく。余った氷と液体はシャツから地面に滴り落ちて、熱がこもるアスファルトに溜まることなく染み込む。
「何すんだよ!」
 怒り心頭で振り向くツトムの顔に、わたしは空のプラスチック容器をぶん投げた。
「いたっ!」
 見事に額の辺りに当たって、地面を転がっていく。
「あー、スッキリした! ツトム、さよならっ!」
 そう言ったわたしの顔は晴々としているはずだ。
 背を向けて、地面に置いたアイスコーヒーを拾い上げて歩きだす。
 あっ! 忘れてた。
 止まって振り返ると、ツトムは茫然と立ちすくんでいた。
「カップは捨てといてね」
 もちろん、返ってくる言葉なんてあるわけもなく。
 わたしは再び前を向いて歩き始める。
 ふと見上げてみれば、眩しい太陽と雲一つない清青の織に白の一筆書き。
 わたしはストローに口をつけて、おもいっきりアイスコーヒーを吸い上げた。
 溶けた氷で薄まったアイスコーヒーが、冷たいまま喉を潤してくれた。



 

  



 

アイスコーヒー

執筆の狙い

作者 九丸(ひさまる)
126.212.173.46

他人の修羅場を見る機会があったので書いてみました。
心理描写はできているのか?
ストーリーは破綻してないか?
おもしろく読めるのか?
ご意見よろしくお願いします。

コメント

つかさ
163.49.203.156

 拝読しました。

・心理描写はできているのか?
・ストーリーは破綻してないか?
・おもしろく読めるのか?
について。

 すべてイエスです。完成度の高い良作だと思います。一箇所、「ら」抜き言葉があった以外はつっかえることなくスラスラと読み通せました。読ませる力があると思います。
 ラストの隠喩は少しだけ考えましたが、良い効果を出していると思います。
 私は「清青の織」という言葉を知らないので検索してみましたが、見つかりませんでした。読みは「せいしょうのはた」ですか? もしかして造語ですか? もし造語なら、センスが良いと思いました。

吉岡ニッケル
126.224.170.160

俺、好きやねん。褒め言葉返し。

俺もきっちゃ店、愛好者やさかい。
でもね、せっかく「わたし」語りで通したんやから、ツトムに主人公「マキ」と言わせるやなく、
「おまえ」で通したら良いと思う。

ほな。頑張ろうや。世間の非難に負けず。

月野 夜
36.11.225.161

読ませていただきました。

書き出しの、
>その店はいつもツトムが選ぶような店じゃなかった。
で、『いつも』の場所が気になりました。

その店はツトムが選ぶような、いつもの店じゃなかった。
その店は、いつもだったらツトムが選ぶような店じゃなかった。
と言うふうに書いた方が文章としては読みやすくなります。

彼氏が浮気してたのに、彼女のことの方が好き? なのか、バカっぽさはありますよね(笑)
二股をバレることなく遂行する知力もないし、既にバレているようなのですが、彼女が別れる決意を固めたのはカフェに入ってからでしょうか。
それがアイスコーヒーってだけなのは弱いかなァとは思いました。
積み重ねだとは思いますが、短編ではパンチの効いたエピソードを書いた方が読者には分かりやすいと思います。

ちょっとグダグダ感があり、最後のオチも読めてしまったのでちょっともの足らなかったです。

彼女が別れる決意をした瞬間に、妙な詮索はしないで思い出話を絡めた話の進め方で、最後のオチに繋いだ方が、自分的にはアッとさせられます。

情景描写、とても綺麗でした!
頑張ってください!

のべたん。
49.104.8.74

読ませていただきました。

アイスコーヒーぶっかけオチは想定してましたが、私は店の中でコーヒーぶっかけからの本気ビンタ。だと思ってたので、ある意味裏切られました。

心理描写はできていると思います。

ストーリーは破綻してはいないと思うのですが、他の方も言ってましたが、若干の物足りなさを感じました(私が言うと、どの口が言ってんの、と言われそうですけど)

ポリシーカメレオンはいいネーミングだと思います。好きです。

夏間釣
106.161.232.94

上の作品と立て続けに読ませていただいたのですが、もしご自身の筆力を客観的に感じてみたいようでしたらぜひ、上の方の作品を読まれてみては如何ですか。
ほぼ同じレベル、同じスタンスで小説というものを意識されている気がします。

心理描写って、何だと思いますか。
ストーリーの破綻とは、どういう状態を想像しますか。
おもしろいかどうかご自身でさえ判断できないらしいことを、どう考えますか。

私は作者さんが狙いに書かれたこの三つのことが、三つのように見えるだけで実は根っこで一つに繋がっている気がしています。
つまり、わかっていない人の文章という印象です。
偉そうなことを言って申し訳ないですが、わかっていない、という言い方が不適切であるなら、少なくとも作者として持つべきイメージのようなものに対して忠実に表現されていない、あるいは単純にそれを操るあらゆる条件について意識が低いという印象です。

おもしろいか、と他人に尋ねたい時点でつまらないと判断するべきだと個人的には思います。

偏差値45
219.182.80.182

>心理描写はできているのか?
問題ないですね。

>ストーリーは破綻してないか?
破綻はしていないかな。

>おもしろく読めるのか?
女性目線で読めば、面白いかもしれないですね。
探偵小説みたいな推理があったり、心理学的なロジックがあったら、
良かったかもしれない。

九丸(ひさまる)
126.212.173.46

つかさ様
感想の労感謝いたします。

少しでも楽しんでいただけたのなら嬉しい限りです。

清青の織×→清青の織り
すみません。空を見ていたらなんとなく浮かんだ造語なのです。自分で考えたのに、送り仮名が抜けていました。他では大丈夫だったので油断してました。
「せいせいのおり」と勝手に読んでいます。綺麗な青が幾重にも重なって見えたもので。
お恥ずかしい限りです。

九丸(ひさまる)
126.212.173.46

吉岡ニッケル様
感想の労感謝いたします。

ちょっとキャラ的に「おまえ」は使えません。
多分、自分が言わないので違和感あるのも影響しているのかもしれません。
幅を狭めているのでしょうね。

Fのお話楽しみにしております。

九丸(ひさまる)
126.212.173.46

月野 夜様
感想の労感謝いたします。

・出だし、参考にします。

・バカっぽい男を書きたかったのです。頭の良し悪し関係なく、浮気はタイミングだと思ってます。バレるのも同じです。しないにこしたことはないです。

・別れる決心をしたのはアイスコーヒーを頼んだのが最後のだめ押しになりました。別にアイスコーヒーじゃなくても良かったのですが、自称コーヒー通のツトムの中途半端さを意識しました。後の心境にも書きましたが、いっそ捨てるくらいならフラペチーノとかの方がいさぎいい。中途半端だからこだわりを全部捨て切れずにアイスコーヒーにした。そんな設定です。

・思いでは絡める段階ではないと思ってシーンごと削りました。心境的にはこの話の前段階だと思ったので。

・落ちについては、今の展開でもノーモーションでいけるパターンを考えました。ご意見ためになりました。

・グダクダはごもっともです。

ありがとうございました。

九丸(ひさまる)
126.212.173.46

のべたん様
感想労感謝いたします。

店内でとは考えたのですが、キャラ的に無理かなとやめました。他の人に迷惑かけたくないので駐車場と。最後にやったことは子供じみてますが、一応二十代半ば設定なので。

もの足りなさはその通りだと思います。
いろいろご指摘いただけるかと、ここに投稿した次第です。

ポリシーカメレオン、ほめていただきありがとうございます。

ご意見参考になりました。

九丸(ひさまる)
126.212.173.46

夏間釣様
感想の労感謝いたします。

ご指摘のねらいについて。
以前でしょ様も同じ指摘をしていたのをおぼえています。
ご意見はごもっともだと思います。
でも、分かってないので単純に訊いてみたかったのもあります。
それにしても、感想の言い回しまででしょ様に影響を受けているのですね。
いただいた感想を読んで驚きました。
でしょ様風です。

ご意見ありがとうございました。

九丸(ひさまる)
126.212.173.46

偏差値45様
感想の労感謝いたします。

ほぼほぼ読めたのなら、嬉しい限りです。
推理や心理学的ロジックを絡めれば、グダクダにならなかったのですかね。
この話は実際に最近バーで見た修羅場と、ネットに乗っている浮気のテンプレを絡めたくて書きました。他にも骨子はシンプルなので他にもいろいろ肉付けできるのでしょうが、なんせ勉強不足なのですね。

ご意見ありがとうございました。

吉岡ニッケル
126.224.183.120

俺は作家でごはんから消え去るけど、頑張ってくれ。

夏間釣
106.161.232.94

でしょ様風とは身に余る思いですが、取り方次第では聞く耳は持たないとおっしゃられていると受け止められなくもなく、それこそでしょ様風に振る舞うなら見限るべきは明らか、といった不毛を思わないでもないです。

失礼な感想を置きまして、申し訳ありませんでした。

九丸(ひさまる)
126.212.173.46

夏間釣様

すみません。誤解されるような書き方でした。
僕はでしょ様とは作品に二回ほど感想を書いたくらいの絡みしかなかったのですが(一回拙作にも感想入れてもらいました)、最近お見かけしない中、あまりにも近視感があり。
僕と同じような感想書かれた人いたなあと思いまして。
別に他意はありません。
ご意見はありがたくいただきます。
ただ、見限るなどの不穏な言葉が出るほどのことではと思い。
それにこちらで決められることでもありませんし。
なんにせよ、感想頂けるのはありがたいことだと思っております。
再訪ありがとうございます。

九丸(ひさまる)
126.212.173.46

吉岡ニッケル様

何があったのかはよく分かりませんが、新作読みにまいります。

吉岡ニッケル
126.224.183.120

もう罵倒だらけのこの空間にいたら、狂った頭がさらに狂っちまう。
最後の作品は載せた。

夜の雨
118.18.72.209

九丸(ひさまる) さん、読みました。


>他人の修羅場を見る機会があったので書いてみました。<
ここままの修羅場ではないと思いますが、タイミングがよかったですね、なかなか修羅場を見る機会などはないものです。

>心理描写はできているのか?<
かなりできていたと思います。

白い麻のシャツに汗が滲むツトムの背中はすぐそこなのに、わたしは行き交う人波に呑まれてはぐれた感覚に陥る。 ←導入部のこれなどは、よいですね。彼との距離感があります。

 ツトムが一歩踏み出すと自動ドアが開き、目の前の背中を素通りしたように、甘さを伴ったコーヒーの匂いと涼やかな空気がわたしの顔に届く。 ←これはすでに彼への関心ごとが遠のいているということでしょうか?
彼よりもカフェの空気感を主人公は感じているようですが。彼に関心があるのなら周囲のことはあまり気にならないと思いますが。
彼の行動とか会話でも店内の空気感は伝えることは可能です。

ツトムの言葉に、わたしは多分人生史上最高の笑みで、ゆっくりと一音ずつ句切るように答える。
「ホットコーヒーで」
 絶対飲まなかったアイスコーヒーをオーダーするツトムを見て、わたしの芯は冷めていく。わたしはツトムの代わりにホットコーヒーをオーダーする。もう温かくはなれないと分かっていても。 ←この心理描写は面白いと思いました。普段は彼が注文するはずのホットコーヒーを主人公が注文するとは。補足すると、それまで主人公は外ではホットコーヒーを飲まないということにしておけば、彼女のいらだたしさなどが伝わると思います。

店内で周囲がざわついている件。
主人公たちがいるテーブルの周囲にもお客さんがいたのですね。普通は、このような状況では込み入った話はしないものですが。公園とかの方が、よいかな。人気のないところで。
ただ、主人公の彼女がそれだけ精神的に追い詰められていたという設定で読むと、周囲のことが気にならなくなると思いますので、アリかなとは思います。その場合は、読み手に周囲の状況等がわかるように書いておいた方がよいですね。彼が周囲を気にしているとかです。

店を出た後の彼女の行動には驚きました。
まさにドラマチックです、普通は、彼の背中にアイスコーヒーを流し込むというようなことはしませんけれどね。
この場面を読んだ時、別れて正解だなぁと、彼の立場になりました。
この主人公の彼女、怖いです。もしこのまま付き合っていて、結婚ということにでもなれば、将来が思いやられる。

>ストーリーは破綻してないか?<
主人公の女性は最初破たんを恐れていたようですが、彼を追い詰めた後は「自ら彼との関係の破たんを選んだようですね」。
「ストーリーの破綻」については、主人公が怖すぎます。エンタメだとアリですが。

>おもしろく読めるのか?<
臨場感がありました。
情景を細部まで書きこんでいるからだと思います。

>キャラクターについて。<
男はかなり軽いキャラだし、女性は性格がきつそうです。
二人とも、エンターテインメント作品としてのキャラとしては、よいと思います。
現実的には、男は少し馬鹿すぎます。
また、彼女は、怖すぎます。
わかりやすく書くと「文学作品」のキャラではないですね。シリアス系ではないエンタメ系のキャラです。

どちらにしろ、楽しく読めました。

夏間釣
106.161.224.178

例えば、私にはこの作品に寄せられている他の方の感想の意図がほとんど理解できません。
小説として指摘するにあたって、その見方がほぼ似たような意味でズレている気がしてしまうからです。
見分けがつきません。
そんなことが、例えば私がでしょさんにシンパシーを感じる理由であってはおかしいですか?
というか、ほとんどそれ以外に理由が思いつけません。

頂いたご返信の内容が少しわかりづらく、おかしなことを言っていたらすいません。
この件はもう結構です。
感じの悪い物言いでお手数を取らせてしまい申し訳ありませんでした。



あとこれはお節介かもしれませんが、投稿の規定を自覚的に破っているものに対して、正規の投稿作と変わらない対応をすると公言されるのは、違反者のことは知りませんが、書き手としてのあなた自身の感度を疑われることに違いないと思うのですが、いかがですか。
読まれることはもちろん自由とは思いますが、感想などもタブーではありませんか。
お伝えしたかったことはむしろこちらの件ではあります。

申し訳ありませんでした。

九丸(ひさまる)
126.212.173.46

夜の雨様
感想の労感謝いたします。

 ツトムが一歩踏み出すと自動ドアが開き、目の前の背中を素通りしたように、甘さを伴ったコーヒーの匂いと涼やかな空気がわたしの顔に届く。 ←これはすでに彼への関心ごとが遠のいているということでしょうか?
 そうです。存在が虚ろな状態です。
後半は「素通りして」と書いてます。存在が無になった心境です。

店内で周囲がざわついている件。
主人公たちがいるテーブルの周囲にもお客さんがいたのですね。普通は、このような状況では込み入った話はしないものですが。公園とかの方が、よいかな。人気のないところで。
ただ、主人公の彼女がそれだけ精神的に追い詰められていたという設定で読むと、周囲のことが気にならなくなると思いますので、アリかなとは思います。その場合は、読み手に周囲の状況等がわかるように書いておいた方がよいですね。彼が周囲を気にしているとかです。
 さらりと話すつもりが突発的にそんな状況になった。そんな感じです。ご指摘の状況説明考えてみます。

店を出た後の彼女の行動には驚きました。
まさにドラマチックです、普通は、彼の背中にアイスコーヒーを流し込むというようなことはしませんけれどね。
この場面を読んだ時、別れて正解だなぁと、彼の立場になりました。
この主人公の彼女、怖いです。もしこのまま付き合っていて、結婚ということにでもなれば、将来が思いやられる。
 やり方は違えど、結構怖い女性は多いと思います。僕の周りだけかなあ。
そうさせてしまう男が悪いとも考えてしまいます。もとからならちょっと不安ですが。

 人を多く見る仕事をしていると、現実はもっと多彩なように感じるのです。話の中だけのキャラでは括れないような。ツトムよりもっとバカっぽいのもいるし、彼女よりもっときつい女性もいるし。それを上手く話に落とし込めてないのですね。

わかりやすく書くと「文学作品」のキャラではないですね。シリアス系ではないエンタメ系のキャラです。
 おっしゃる通りだと思います。

細かく読んでいただいて、嬉しいです。
ご意見ご指摘参考になりました。
ありがとうございます。

九丸(ひさまる)
126.212.173.46

夏間釣様

そんなことが、例えば私がでしょさんにシンパシーを感じる理由であってはおかしいですか?
というか、ほとんどそれ以外に理由が思いつけません。
 いえ。まったくおかしくはありません。でしょ様は人を惹き付けます。小説に対する向き合い方やエネルギー、自身の芯がちゃんとある方だと思います。
先ほども書きましたが、絡んでも名前すら覚えられていない僕でも惹き付けられます。だから、僕の話を読んでの夏間釣様の感覚は、もし、でしょ様が読んでも同じなんだろうと思います。

投稿違反へのコメントの件はおっしゃる通りです。軽はずみなコメントでした。
お節介などではありません。
ご指摘ありがとうございます。
猛省します。

地獄極楽丸
58.183.45.22

移動が歩きなのか車なのかよくわからないので何回も最初と最後を読み返しました。
ある意味ミステリーですね。

九丸(ひさまる)
126.193.128.127

地獄極楽丸様

感想の労感謝いたします。

すみません。感想の意味がよくわかりませんでした。

『信号が青になり、わたし達は向かいにあるカフェに向かって歩き始める。』
歩く描写はしているのですが……。
すみません。感想のとらえ違いなら申し訳ないです。
僕の話に対しての感想であってますか?

恵太
106.154.130.249

読みやすく、丁寧、でも少しだけしつこいかも?

地獄極楽丸
58.183.45.22

終盤戦突然に
>ここを出たら駐車場に向かうはずだ。
>それ飲みながらドライブがてら海沿いのレストランでも行っちゃう?

目撃したことを女側の一人称で探り探り書くのである(自分の経験でない)のなら
海沿いのカフェに向かう車中の(別れ話の?)会話ぐらいのほうが自分の趣味かなあ
2人以外登場人物いらないしスタバかなんかのコーヒーが主役はきつい。

九丸(ひさまる)
126.193.128.127

地獄極楽丸様
再訪ありがとうございます。


>ここを出たら駐車場に向かうはずだ。
主人公のツトムの行動に対する予測です。

>それ飲みながらドライブがてら海沿いのレストランでも行っちゃう?
ツトムのセリフです。

登場人物は二人だけです。
書き方が悪かったのですね。
ちょっと考えてみます。

海沿いのカフェに向かう車中の(別れ話の?)会話ぐらいのほうが自分の趣味
 このご意見は参考にしてみます。

スタバなんかのコーヒーが主役はきつい
 そうですよねえ。筋事態もう一度考えてみます。

ご意見ありがとうございました。

九丸(ひさまる)
126.193.128.127

恵太様
感想の労ありがとうございます。

少ししつこい。
そうですね……。くどくどしいですかねえ。ちょっと軽くするように考えてみます。

ご意見ありがとうございました。

u
183.176.70.188

九丸様。遅ればせながら読ませていただきました。

>心理描写はできているのか?
単視点1人称ですので、そこそこといえば語弊。良いと思いました。

>ストーリーは破綻してないか?
ストリ自体軽くはあります(主人公の心理・彼のキャラ)。でも本作はこれでいいし、破綻はなく、全体的に納得。

>おもしろく読めるのか?
最後まで楽しく読ませていただきました。

私の無理な要望なのですが、軽いキャラ設定の(彼)の心理描写も追及してほしかった。もちろん彼女の一人称なので無理筋ですが。
とくに喫茶店を出てからラストに至るエピで。彼の言葉・行動なんかを通して……(マア描きかたとしてはそうするしかないんでしょうが。話にはばが出ると思いますが無理か?。

面白かったです。御健筆を。

九丸(ひさまる)
126.193.128.127

u様
感想の労ありがとうございます。

肯定的なご意見嬉しく思います。

要望は納得です。
最後にツトムの能天気さを加えてみます。しつこくなく幅が出るように頑張ってみます。

アドバイスありがとうございました。

s
49.97.100.191

なんというか、上手いんだけど面白くはない、というのが率直な感想です。
上手いと言ったのは、ストーリーに破綻がなく淀みなく読める、ということなんですけど、淀みなく読めてしまうというのはある意味退屈さも孕みます。
細かいところでいえば、情景描写に定型句のような表現が多いので、もっと独自の視点が欲しいなと感じます。
心理描写に関しては、最初から最後まで二人の心境が予定調和なところは、もっと細かな波というか変化をつけてしかるべき(ストーリー自体はありきたりでも構わない)ではないかと思います。

ラピス
49.96.35.235

遅ればせながら拝読しました。
心理描写は、めちゃ上手いと感じました。お手本になります。話の破綻もしていません。
面白いかというと微妙。バカな男なりにどこか好きになれる要素が欲しかったです。このままでは下らないカップルの別れ場面なだけ〜。
他の方が書いてらっしゃるけど、男の心理も外側から推察できるようにしたら、グッと良くなるでしょうね。

自分だったら、この程度ではコーヒー流し込むほど怒らないなと思いました。呆れはするけど。

九丸(ひさまる)
126.193.130.166

s様
感想の労感謝いたします。

定型が多い。
ごもっともだと思います。独自色が出せるように勉強します。

感情の予定調和は、これに関しては予定調和は悪いとは思ってません。変な波はいらないとさえ考えています。予定調和でもツトムの心境をもっと細かく書くとかの方では考えています。予定調和を予定調和でありながら面白くできない、単に技量が足りてなかったと思っています。

ご意見、ご指摘ありがとうございました。

九丸(ひさまる)
126.193.130.166

ラピス様
感想の労感謝いたします。

バカだけど人に好かれるバカ。底抜けなマヌケさも含めて憎めない感じにしたかったのですが、上手くいかなかったみたいで……。ツトムの心境の細かな動きはもっと詰めたいと思います。

どの程度でこのような行動にでるか。難しいですね。共感はできなくても、納得させられる内容なら問題はないのでしょうが、単純に技量不足ということですね。

ご意見、ご指摘ありがとうございました。

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