作家でごはん!鍛練場
夏間釣

ホームルーム

高桑の時間は至高だ。
何しろ皆が集中しているのがよく分かる。“But、しかしながら”という高桑の得意な言い回しにはクラスの皆はもうとっくに飽き飽きしているけれど、それは油断にも似た猶予の号令で、注目しながら弛緩を誘うような高桑流のプレゼンテーションなのだと思う。つまり二年に進級して突如現れた社会科教師高桑の笑えないコミカルスタイルは、勉強することを面倒に思うタイプの生徒たちを主なターゲットとして効果的な畏れを植え付けたのに違いない。高桑のつまらない喋りはただの授業としては抜群の吸引力で、クラスのほとんどの生徒たちは嬉々として高桑のつまらない喋りに注目して、そのつまらない喋りが五十分の授業時間のより多くを食い潰してくれることを願わずにはいられなくさせられる。こんな姿勢を積極参加と呼ばずに何と呼んだものか。高桑のつまらない喋りが他のどの教科の授業より面白いのは、死ぬよりマシみたいな選択にも似て択一的であるが故に淀みがないからこそ成立し得る同調というカラクリで、だからこそクラスの皆は高桑のことを積極的に、好意的に受け入れるより他になくさせられる。やはり高桑の時間は至高だ。全然ためにならない。
笑っている。笑いそびれた。君塚さんも肩を揺らしている。笑っていないのはこの教室で僕一人だけだ。良かった、それに気付きさえすれば僕の頰はオートマチックで弛む。笑うという状態を即座に構成してくれる。肩まで揺らすほどのことではないだろう。君塚さんは素直で衒いがないからつい揺らしてしまうだけなのだし、けれど何だか、本当に肩の動きまで快活な感じで、眩しいなあ。
「袖山くん、面白いか」
クラス中の視線が一斉に集まる。降って湧いたような非常事態。わかっている、高桑の正体は常にそんな刺し方を信条とする些か冷血鬼じみたただの小太りの中年男。
「どこが面白かったのか、ちょっと教えてくれないか、後学のためにも。なあ、袖山くん」
薄い笑いが沸き起こる。高桑も笑っているけれど目は笑っていないし、クラスの皆だってもちろんそれくらいのことは承知している。つまり、今僕は高桑に吊るし上げられていて、クラスの皆は授業よりはマシな高桑のつまらない喋りよりももっとマシな、僕の失態という受難を期待している。
「すみません。先生の唾が山下の教科書爆撃したのを見ちゃって、つい」
真ん中の一番前の席は何かと不幸が多いものだよな、なあ山下。ただの冗談なんだからそんなに動揺するなよ。そんな顔するな。
「おっとミステイク私としたことが」
一斉に沸く。お尻のポケットからハンカチなんか取り出して、そういうところなんだ、高桑への支持を疑わせないカラクリの根本は。軽くハゲているのに、小太りでメガネなのに、咄嗟にハンカチなんか取り出しやがる。うやうやしく清潔そうに。君塚さんも見ている。いや、君塚さんくらいのものだろう、高桑の取り出したハンカチが常に丁寧に折り畳んでポケットに仕舞われているらしいことまで観察してしまうのは。
「ごめんね、山下くん。ちゃんと拭いておくからねバイバイキン」
さっきより少しばかり笑いのトーンが落ちたのは、慎重な気配が混じり込み始めたせいだ。拮抗した円グラフのパーセンテージがバランスしながら微増減するみたいな現象。高桑による僕の吊るし上げはまだ続いている、と誰もが察している薄い緊張がくるぶしの高さくらいまで堆積して教室の床を覆っている。緊張の速度は思いのほか速い。気付いていないのは山下だけだ。マヌケな脱落者。勝手に安堵するな。
「袖山くんは、視力は良いの?」
ああ、危険なやつだ。個人の素性に矛を向けたら、教師たるもの全体論に怯えなければならなくなるだけじゃないか。コンプライアンスとか何とか、人格否定とか、敢えてそれを犯す、そんな個人的すぎるばかりに増長する凶暴なストレスを僕一人に向けられるなんて、堪ったものではない。クラスの皆も退屈そうにしているじゃないか、教室中のため息の予感で窒息しそうだ。説教が始まるのか、ってみんな、みんなそんな顔しないでくれよ。
「えっと、メガネには、憧れてます」
「えっ、そうなのっ? っていうかそういうことなのかな、だってこんなの大変だよ? 邪魔だし鼻詰まるし、ラーメン食べる時曇っちゃうし」
「ラーメン食いてえっ」
「あ。あたしも食べたいかも」
「ええっ、ワッツハプン何どうしたの田端くん、赤城さんも急にそんな」
「先生が言ったんじゃん」
「赤城、お前は黙ってろ」
「はあ? なんで」
「おっとジャスタモーメント田端くん。そういう言い方は良くないなあ、田端くん」
「ざまあ田端」
中二のくせにこなれすぎたセックスの気配を堂々とばら撒くな。赤城、おまえみたいなやつはタイプじゃない。何だか作りがデカいんだよ、目とか歯とか、ふくらはぎの筋肉とか要するに全部、骨格とか肉感っていうのかな、いちいちデカすぎなんだよ何だかおまえは。いつかすごいものが飛び出てきそうで怖いんだよ、グロいんだよ。この田端が、悪趣味なんだよくそっ。
「あの、すみませんでした。五時間目はどうしても眠たくなってしまって、つい」
「いやいや、袖山くん。きみは私がつい飛ばしてしまった、山下くんのね、ああ何ですかこう改めて自分で言うのは結構恥ずかしいですね、つまりノウサッチシングアズきみはちゃんと私の」
ああ、何て格好悪いこんなのって。クラスの皆の前で晒し者にされるなんて、授業時間はじきに半分を経過しようとしているけど、どっちがいいのだろう、この少しばかり邪険な空気の行方に身を任せることと、平穏を取り戻して退屈な授業で眠気を咬み殺すことと。脱線転覆の愉快犯を企んだ田端の魂胆は見え見えだ。どうせこの前のことを根に持っているのに決まっている。朝のホームルームに遅刻した僕が、道端で体調を崩して座り込んでいたお婆さんを介助して救急車を呼んで、駆けつけた救急隊員への事情の説明にも対応してお婆さんが無事に救急車で運ばれるまでの一部始終を見届けたスーツ姿の三十代くらいの男性のその一部始終をずっと眺めていたらうっかり遅刻してしまった、と説明したことを田端は根に持っているのだ。クラスの皆に少しだけウケて、先生もタイミングを失ったらしく曖昧な指導しかしなかったことを勝手に根に持っているのに決まっている。
「ツバキの飛沫というものはどのくらいの大きさなのかなあ、というのもわたしが何を言いたいのかというとつまりはザッツライト袖山くん、その時きみは確かに」
いい大人が恥ずかしくないのだろうか。自分の唾を指摘された、しかもそんなのは咄嗟に僕がついたただの嘘なのに、まんまと辱められたような苛立ちを露わにして、田端と赤城なんかどうせお互いの唾が絡み合って糸を引くくらいネチャネチャにヤリまくっているというのに、そんなことも知らないで恥ずかしくないのだろうか。唾で茶化されたくらいのことで、全力でジメジメとした怒りに打ち震えずにはいられないなんて、いい歳をして恥ずかしくないのだろうか。
「すみません。それ、嘘でした。っていうかそんなことわかってますよね、すみません」
イヤな予感がする。こんな感じもまったく、どうせ田端が根に持つタイプの展開じゃないか。高桑が何を言っても僕にはそれに抗える正しさなんて何一つないんだから、こんなのってないじゃないか、僕の方が根に持ちたい位だ。あれ、しかも君塚さん、君塚さんは何をこんな時にノートをとっているの。ざわつく周囲に少しも惑わされずに、首を少しだけ左に傾けるいつもの癖、教室のちょうど真ん中辺りの席で、そうなんだよやっぱり、やっぱり真ん中なんだよな、君はいつだってクラスの真ん中で澄ましているんだよね。


悲しい、と言われた。高桑のような奴にそんなことを言われて、僕の良心のようなものは見事に軋んだらしく音を立てて、食欲がない。タコか、これは。レタスとキュウリとトマト、セロリの香りもする。レモン酢と醤油、オリーブオイル。胡椒。
「美味しいよ、コレ。今度作り方教えて」
冷静パスタなんて簡単だ。でも僕の機嫌は簡単でもなさそうだから、小言なんて言われたくない。唾を吐きかけてしまったのは、そんなことはちょっとした事故のようなものじゃないか。あいつが、高桑があんまり僕の間近に立ちはだかって譲らなかったものだからつい、だってほら、そういうのって何だかこう、惨めじゃないか。
「こうちゃんさ、話せる? お母さんに」
「どうしたの、気味悪いんだけど」
ヒマなだけなんだ、この人は。立派な人と離婚して、十分すぎる補償を受けて、持て余しすぎて退屈しているなんて理性的に疎いのにもほどがある。まったく馬鹿げてる。こんな美人、街を歩いたってそうはいないのに。
「あんまり目の前で屈まないで。胸が見えそうだよ」
「あら、それは失礼しました。お母さんは気にならないけど、こうちゃんは男の子だもんね」
「うん、ごめん。いくらお母さんでも、ちょっとね」
お母さんが今でも父さんとときどき顔を合わせていることは知っている。今日もそうだ、学校から呼び出されなければもう少しゆっくりと過ごせたのかもしれないけれど、実の息子が勉学に励んでいる隙に別れた旦那とホテルで密会だなんて、本能に従順すぎてちょっと笑えない。自由にも程がある。僕はそんなあなたたちから出来た中間生物で、そんなことを理由につい教師に唾を吐きかけるようなことを仕出かしてしまう奴だなんて、これっぽっちも思われたくないのに。高級な香りを漂わせて、ふらふらと僕の世界に気安く立ち入らないで欲しい。
「こうちゃんは、クラスに好きな子はいるの?」
「どうして? 急に」
「だって、何だかおかしいでしょ? こうちゃんが怒るなんて。例えばさ、好きな子の前で恥をかかされたような気分にでもさせられちゃったのかなあ、なんてさ?」
驚いた、満更でもないや。この人のこういう図々しいくせに他人のことが何となくわかってしまう、そういう自虐ばかりをコンプレックスみたいに飼い殺してる感じ、嫌いじゃないなあやっぱり。
「へえ、さすがお母さんだ。何だか恥ずかしいや、図星だよ」
褒めてあげると遠慮なしにハグしてくる無邪気なところが好きだ。この柔らかい胸に埋もれると、お母さんはお母さんという所詮女でしかないことがよくわかる。あきらめの悪い、まったくどうしようもない人だ。でもいつかはこんな美人と素敵なことになりたい、なんて僕はどうせ心の底で願ってしまうのに決まっている。
「どんな子なの?」
「内緒。お母さんほど美人ではないよ。ただ何か、ちょっと特別な感じがするんだ」
「へえ、素敵だねそれ。おっぱい大きい子?」
「何それ、やめてよ。でもそうだな、やっぱり結構女の子らしい方かもしれない。可愛いよ」
夏になってもブラジャーの線が透けない子は、少し面倒そうな気がする。まだ子どもだから仕方ないけど、それにしても何だか鉄の鎧とか、肌襦袢でも着込まされているみたいじゃないか。そんなにまでか弱くて守られるべき存在であることを躾けられて、でも実際にはお母さんが気にするみたいに胸が大きくなったり、何だか髪もツルツルとして僕のような男たちとは明らかに違う感じになって、疑り深い感じになって、でも所詮どこか自慢げだったりするじゃないか。君塚さんのブラジャーが透けているところなんて見たことがない。それって何だか本性に逆らっているみたいでどこか窮屈そうだし、でもそれがむしろとても自由な事実に結ばれていることの証明のような気もするし、つまりそんな素敵さ、そんな子が教室のちょうど真ん中辺りで澄ましているというその価値を、お母さんには話してみたところでどうせ少しもわかってもらえそうな気がしない。
「可愛いのかあ、そっかあ。いいんだよ、こうちゃん。そういうことをちゃんと言えるのってさ、すごく優しいことだし、女の子はきっと嬉しいよ。かっこいいじゃん、こうちゃん」
「そうなの、何だか恥ずかしいけど。でも、うん、頑張ってみるよ」
「よっ、色男」
もしかしたら父さんと上手くいっていないのかもしれない。何となく不安とか、そんな程度なのかもしれない。父さんと喧嘩したときは、料理をしながらすでに酔っ払ってしまうほどお酒を飲むし、かなりいい状態のときはしっとりと椅子に座ったきりあまりたくさんのことは喋らずに、何だか瞑想にでも耽るような状態に入り浸ったりする。今はたぶん、その中間くらいのところにお母さんはいるのかもしれない。普段通りに過ごして、することもちゃんとやって何も問題はないけれど、そんな問題のなさこそがすでに次の不安の入り口みたいな気がして気を揉まずにいられないような、それがただの癖でしかなくなってしまったみたいな面倒そうな憂鬱。こういうときのお母さんはいつも以上に女っぽい気配を隠そうともしないから、正直に言ってしまうと少し苦手だ。僕が何とかしてあげられるものならそうしてあげたいけれど、気分的には面倒を早く片ずけたがるような義務感に近い気がする。セックスが物足りなかったとか、そんな程度のことなら僕にもどうにか出来そうな気はしないでもない。でも今のところ、僕にはまだ諦めるしかないことも何となくわかる。何しろお母さんのこんな気配はどうせもっと厄介な、まだ子どもの僕にはわかるはずもないような面倒ばかりで出来上がっているのに決まっているからだ。
「田端と赤城、ヤリまくってるらしいんだ。サルみたいだってさ。どう思う?」
「ええー、誰に聞いたのそんなこと」
「誰って、もうクラス中みんな知ってるよ。又聞き」
「うわぁ、そっかあ。でもなんかキツいなあ、子どものセックスの話って」
「だよね。ごめん、変なこと言って」
「うん、まあね。ていうか、こうちゃんは? こうちゃんももうそういうことしてるの?」
そういうことを明け透けに質問してくるところはむしろ有難いとさえ思っている。ただでさえ母子二人きりの生活で何となく気遣いの欠かせない生活だから、ざっくばらんに過ごせるならその方が色々と問題は少なそうな気がするのだ。だからと言って、まさか担任の柏先生にお世話になってる、なんて言ったらお母さんは発狂してしまうかもしれない。発狂とまではいかなくても、とりあえずお風呂に強制連行されて全身くまなく洗浄されるくらいのことは覚悟した方がいいかもしれない。お母さんの清潔と純情の全ては僕にある。自分とそれほど変わらない少しばかり年下程度の女に息子を弄ばれたとあっては、もはやそれ以上の屈辱はないだろう。僕がいて、尚且つ女であり続けることがお母さんには何よりも重要で、揺るぎない自信になる。美人は誰よりも自分自身を夢中にさせてしまうらしいことを、お母さんを見ていると嫌というほど思い知らされる。だからこそお母さんはいつでも綺麗なままでいられるということも、もちろん僕なりに理解しているつもりだ。
「まさか。まだ中学生だよ、本気で聞いてるの?」
「だよね、ごめんごめん。でもほら、早い子は早いじゃんか? そういうのってさ」
「自分がそうだったからって、僕まで決めつけることないでしょ」
「あっ、言ったねこうちゃん。生意気」
悲しい、と面と向かって言った高桑が、僕にはただの嘘にしか見えなかった。教室に戻って改めて柏先生とお母さんの三人で話した時に正直にそのことを伝えて、お母さんはただ単純に僕らしいと思っていただけなのだろうし、柏先生は頷いたのか俯いただけなのかよくわからない調子で下を向いたきり何も言わなかった。スカートの裾を嫌うみたいに小さく蠢く細い指先がまったく他人のものとは思えなくて、何だかとてもだらしないような気がして、隣でお母さんだけが健気に常識を蹴飛ばしたがるような気配をまるきり隠さずにいることが、むしろ何だか申し訳なかった。社会科の成績を望むことはほぼ絶望的だとか、そもそもそういうことはお母さんもそれほど興味はないことだし、柏先生が今後向き合わされることになる高桑というストレスについて僕にこぼすようなことも恐らくはなさそうな気がするし、何しろまだ中学生の僕は自分が仕出かした事態にすらそれに見合った理解も責任こそも要求されることはほぼないような気がしている。反省を求められても、そんなことすら中学生サイズの話でしかないことは手加減という前提で、そんなことよりも柏先生が僕にしてくれることの方が反省を促すとかそんなことよりも、よほど人間らしい本性に満ちた反省どころでは済まない優れた学びのように思えて、やっぱり柏先生とのことは僕にはお気に入りである以外の何事でもない気がしている。大人げない、と誰しもが当たり前のように言うかもしれないけれど、柏先生が僕にとって高桑よりも余程役に立つ存在であることは、もっと当たり前のことだと思う。


田端が赤城を殴ったらしい。まったくどこまでも野蛮な奴らだ。
子どものくせにセックスなんて覚えて、しかも飽きたら殴るなんて、そんなのはもうそこらにただいるだけの大人みたいじゃないか。何も変わらないじゃないか。受験なんて余計なことを押し付けられるまでもなく、もうそれなりの人生を帯びてしまっているじゃないか。所詮子ども同士というその延長線を、そんな無邪気なばかりの人生を気が済むまで味わい尽くしたらいい。サルみたいに。女の子の顔を殴るなんて、わかってはいたけれど田端はやっぱり馬鹿だ。目立たないところを殴ることくらい小学生だって知っている。抓ったり叩いたり、そんなこと大人だって普通にやるらしいじゃないか。柏先生だってそうだ、そうやってその気になりたがるんじゃないか。そもそも僕のやることを根に持つなんて、見当違いも甚だしいというものじゃないか。
それに見てみなよ、赤城が休んでいると僕から君塚さんまでの視界が一直線に開けてこれ以上なく快適だ。襟足の生え際ギリギリまで切り込んだボブが可愛い。寝癖知らずみたいなツルツルの髪質はそのまま君塚さんという性質そのものを表しているみたいで、見ているだけで気恥ずかしくなってくるほどだ。ノートをとるシャープペンのお尻が小刻みに揺れている。ホームルームの時間に何をそんなに書き取ることがあるのだろう。そういう君塚さんらしいとしか言いようのない不思議な頑固さが、いよいよ僕の目を注目させて離してくれない。案外筆圧をかけて書くタイプなのかもしれない。それも君塚さんの実直な人柄らしくて、何だかいい。筆圧のある角ばった字を書く女の人は、女らしく我が強い印象がある。何しろお母さんがまさにそれだから、ほぼ間違いないと思う。あんなにヒラヒラとした女の人が一度文字を書かせると男勝りのような筆跡で見る人を構えさせるのだから、字の上手下手ってかなり大切なことだと思う。子どもの頃から病院の受付とか、学校へ提出する書類とか、そんなものを書く時のお母さんの横顔が何だか好きだった。普段は散々だらしないくせに、社会的には舐められたくない感じをちゃんと出してしまうところは母としてというよりは単純に生物として恐ろしいほど女っぽくて、そんな時ばかりは所詮お母さんに守られている、ということを嫌が上にも実感せずにはいられなくさせられていた気がする。
「先週提出してもらったノート、返すからみんな自分の持っていってねー、ここ置いておくよー」
柏先生は何でも教卓に置いて、生徒に取りに行かせる。呼びつけるでも配り回るでもなくひとまとめに置いて済ませてしまう。だから何だか太ってきちゃうんじゃないの? といつか言ったら左の頰を小さく抓られて、結構痛かった。お尻の大きいところが好きだし、それをちゃんと伝えると喜んでくれるのに、太っているとは思われたくないなんて気まぐれみたいで可愛い。もっと柔らかくなったらいいのに、と言った途端に果ててしまった時、恥ずかしいけれど僕は愛しいという言葉をまったく無意識のうちに、自分でも驚いてしまうほど純粋に、思い浮かべずにはいられなかった。
「袖山くん、ノート適当すぎだよ。ちゃんと直したら後で提出すること。わかった?」
教壇に生徒たちがわらわらと詰め寄る中で、僕と柏先生だけが生臭い空気を吸っている。それはもうタチが悪いだけのイタズラみたいな感覚で、はっきり言ってしまうと僕は全てを暴露したくて仕方がない。あまり僕の目を見て話さなくなった柏先生の気配は、いよいよ教師と生徒のそれではないただ生臭いだけの人間同士という観察に成り下がりつつある。それは良くないから気を付けてといつか言ったら、きみの方こそ変な顔をするせいだよ、と言い返されて恥ずかしくなった。顔を向けながら、何となく曖昧な場所を眺めてやり過ごす。どこを曖昧に眺めて誤魔化しているのか、生憎僕も柏先生の肩の辺りとか、指先の動きなんかを眺めてつい誤魔化してしまうから、実はよくわかっていない。こんな満更でもない感じは、学校の教室は、きっとお母さん好みの憂鬱に違いないことはわかっている。でも言えるはずはないことが近頃の一番の辛抱で、何よりも楽しくもある。僕はお母さんが思っているより、お母さんがしていることよりもっとすごいことをしているよ。そう言いたいけれど言えないこの気持ちは堪らなく苦しいけれど、滲む汗みたいなこんな興奮こそが堪らないことも、近頃はわからないでもない気がしてきている。家で二人きりでいるとき、お母さんがやけにいやらしいような様子で僕に接してくる時は、決まってこんな気持ちでいるのに違いない。その気持ちが、近頃はとてもよくわかるのだ。お母さんは、僕のことを熱心に思い浮かべながらセックスする。お母さんにとって僕がそういう存在であることは、ずいぶん前から何となく察していた。少しだけ大人に近づいて、具体的な気持ちや理由やもちろん本能のような感触も含めて、それを表現しながら言い訳出来る程度の言葉くらいはようやく身につけられたということなのかもしれない。
「後でって、今日中にってことですか」
「……その方が、望ましいよね」
乱雑に積み上げられたノートの山がだんだんと低くなって、でも僕のノートはまだ見当たらない。それぞれがノートを手にしながら席に戻り始めて、教卓を囲む生徒の数がまばらになるとようやく僕のノートは姿を表した。君塚さんのノートの下、ノートの山の一番下で埋もれていた。
「君塚さん、とてもよく整理できてるよ。頑張ってるね」
「マジですか、嬉しい。苦手なところだったから」
互いに満面の笑み。血の気が引く感覚。君塚さんに応える柏先生が、まるきり嘘みたいな顔をして見えた。
「何?」
「……え?」
「なんか、見てるから」
そう言いながら、君塚さんがノートでさりげなく胸元を隠した気がしたのは、被害妄想に過ぎるだろうか。よく女の子は無意識のうちにこんな仕草を見せるものだ。
「いや、頑張ってるんだなと思って」
「だから? 袖山も頑張ればいいじゃん」
どんなに近づいても、下着が透けるような女の子ではない。それは例えばノートのせいで、筆圧の強い文字のようなもので、だからと言って僕のお母さんとはまったく似ても似つかない性質のものには違いないらしい。
「君塚さんに敵うかなぁ?」
いやらしい人。
大人のくせに、可笑しそうに首を傾げるくせに、こんな仕掛けばかりは欠かさないなんてまったくいやらしい人だ。そんなの、まるで僕のお母さんみたいじゃないか。僕がいないとセックスもろくに楽しめない、あの人とまるきり変わらないみたいじゃないか。
君塚さんがいないと僕たちは、僕たちのセックスも楽しめないの。
そんなの大人げないよ、いやだよ。


ホームルーム

執筆の狙い

作者 夏間釣
106.161.225.250

影響されすぎですが、でしょさんから感想をいただきたいです。
もしまだ見ていらっしゃられたなら、どうかよろしくお願いします。
鍛錬場から流れるまでずっと待ちます。

コメント

アフリカ
49.104.8.25

感想じゃないです

だけど、僕も
夏休みくらい
来ても良いだろと願っております

微力ですが
一緒に念を送っておきます!

ウリャっ( ̄□ ̄;)!!

夏間釣
106.161.232.94

アフリカさん、ありがとうございます。

今朝、目が覚めたらでしょさんから感想を頂けている気がしていましたが、実際はこんなものです。
まだたった一日のことですが、何気に凹んでいる自分に驚いています。
見てくれていなければ何も意味はないですが、せっかく思い切ったので出来ることを考えたいと思います。

荒れすぎたトピに現れるマン
180.9.135.72

まずいちいち読者に反応を求めないこと
鍛錬場から流れるまでずっと待ちますとか逆に重いのでコメントしづらいかなと

最後まで読んだ感想
生暖かい気持ちの悪さを感じるテーマ(近親)でもあるため、この小説ははっきり言って好みが分かれると思います
ですがスラスラと読めるので文章力はある方だと思います
話しの展開というものがないのでストーリー性があるわけでもなく、ワクワクしながら読むという感じではなかったです。

先生と主人公の淫乱話は意外性があってよかったと思いますが、それくらいしかこの話にはインパクトがありませんでした。

読者にあまり影響されすぎないことです。十人十色すべての人に合わせてるとキリがないし作者さんの個性がなくなってしまう。暴言を吐かれようが気にすることなく突き進む方が作家としては似合っているかなと私は思ったりもします

厳しいことを言っていますが、ストーリー性を持たせてるともう少し面白い作品になるのではないかと思います。

あと、御作と似た内容の小説が既にあります。
山田詠美のぼくは勉強が出来ないに近い雰囲気を感じました。

参考程度に引き続き頑張ってください

ぴよ2000
182.251.135.33

失礼します。
面白かった、の一言ではどうも嘘臭くなるような気持ちになります。

ただ、内容はともかく夏間釣様の表現する文に殴られたような衝撃が走ったのは事実です。

真似は決してできませんが、夏間釣様がいうところの『小説』が少しだけわかったような気がしました。

夏間釣
106.161.224.178

へんなハンドルの方、その印象を裏切る真面目なご感想をありがとうございます。
筆致とは記憶のようなもので、あるいは導きですらあってほしいもので、ご紹介いただいた氏の作品は過去に読了しています。
書きながら私自身もあれ? 寄ってる? とは思いましたが、書き進める符号というものは不思議なもので高桑と柏、あるいは君塚という具合に体良く符号してくれた気がしてしまったものですからこれはこれで良しとしてしまいました。恥ずかしいです。
ストーリーとのことついては尚のこと恥ずかしながら理解に苦しむ他にありません。
はばかりながら作者自身はそれぞれの登場人物それぞれにそれぞれのストーリーのようなものを感じつつそれが一堂に会して限られた場面を埋めているようなつもりでいますので、あなたがお考えになるストーリーというものとはまた違った目的にあるもののような気がしないでもないのです。
口ごたえのように思われましたら先んじてお詫びいたします。


蛇足とは心得ますが、せっかくならあなたも他の投稿者と同じく、ご自身の丈を示された上でこのようなれっきとした指摘を振舞われていただいた方があなたのみならずより効果的な機会になるものではないのかと、お節介ながら進言させていただきたいです。

察することは易いのですが、著すことは苦しくままならないものですね。
ご健筆を期待します。
ありがとうございます。

夏間釣
106.161.224.178

ぴよ2000さん、わざわざありがとうございました。

でしょさんからいただきたいことばかりを考えていたものですから、これは逆効果だったことを痛感しています。
お気遣いをいただいたようで心苦しいです。

何かのきっかけにしていただけるなら幸いです。
なぜ小説なのか。
ここで出会える機会は少ないと、生意気ながら感じています。
目下の目的がありますので、見苦しいながら地道なことを重ねていきたいと思っています。
お気に障りましたら申し訳ありません。

ありがとうございます。

5から返却
122.29.93.104

0598 この名無しがすごい! 2019/08/15 02:48:02
夏祭りの作品、下手だし退屈だった
キモいエロ話を書けばリアリティーがあると思いこんでるでしょにそっくりだな
「ず」と「づ」の使い分けもできないくせに人様の作品をディスりまくって、婆とかでしょの真似をすれば一流だと思ってるんだろうな
返信 ID:98EQ2nHy




さっそく目障りらしいですよ w
身の丈示してからいってほしいですよねえ www

夏間釣
106.161.227.167

また変なハンドルの方ですか、同じ方ではなさそうだと勝手に決め付けてしまいますが、わざわざありがとうございます。
こんなことばかりでさすがに私も恥ずかしくなってきているので、場外的な感情の露出のみといった反応はあまり有難くないなあ、ということは正直にお伝えしておきたいと思います。
そういった掲示板のことは私も知っていますが、あまり興味が無く、むしろそういった手軽なアウトプットに甘んじることはこういった趣味をもつ人間には特に、かなりの悪影響を及ぼすのではないかと勝手に危惧する考えなので、よろしければあなたにもそういったスタンスをおすすめさせていただきたいところです。完全にお節介ですね。


下手だし退屈だった、というのは誰もが思うことですから致し方のないことですよね、私もご覧いただけるように口幅ったく文句の連発で、もちろんそれは嘘偽りない感想ですので、同じことです。
下手だし、退屈だなあ、と思っています。
それをあえて感想という形で言葉にしなければならないのは、そういう目的で集まってきている場所だと思うからです。

キモいエロがリアリティーというのはちょっと指摘として貧弱のように感じされなくもないのですが、私は割と露骨なエロを書くことを嫌うタイプのつもりではいるんです。
おわかりいただけるかどうか自信はありませんが、この度のものにも私は露骨に淫靡を煽るような表現や単語は用いていませんし、直接的な行為の表現もしていませんし、それに準拠する表現らしきことについても言葉を出来るだけ清潔に選択したつもりでいます。
キモい、は個人の趣味ということでしょうから清らかな類似行為をお過ごしいただくあるいは表現をお示しいただければ尚のこととして、エロと認識いただいた上に拒絶を覚えていただけたということなら、むしろ袖山の生意気なあれこれも書いた甲斐があったという気がしないでもありません。
エロいことをちゃんとエロく書かれている人は、案外少ないように思います。
勝手な決め付けで申し訳ありません。

ず、づ につきましては恥ずかしいことですからざっとではありますが探してみましたが、私は一箇所しか発見できませんでした。
片ずけ ×
片づけ ◯
せっかくのご指摘のところ申し訳ありません。
案外面倒臭がりな性分なもので、自作を読み返すことが苦手です。
可能であればこちらに来てご指摘いただけるとありがたいです。
ちなみに、ご指摘いただけませんでしたが 冷静パスタ とあります。
とても恥ずかしいです。
とはいえ、熱心に読み込んでいただけたらしいことは素直にありがたいと思います。

ディスりまくれば婆とかでしょらしく一流
恐らくディスられているのは私で、月さんやでしょさんは一流ということで、その比較においてご立腹なのだと理解していますが、それで間違いないと思います。
あの方々は、このサイトにおいて超一流の活躍をされている方々だと思います。
ディスれば、という受け止めをされる限りは、今後も恐らくはそういった場所に隠れて安易なアウトプットで自らを慰めることに留まるばかりのこととは思うのですが、私はあの方たちの発言をディスリスペクトとは受け止められない考えの人間で、もちろん私自身もここのところ嫌な感じに受け止められがちなのかもしれない数々の発言について、ディスっているという意図は持っていません。
いじめられたものがそう感じたら、それはいじめだ。
といった論理とは、いささか場の目的としてそぐわないのではないか、と個人的には考えています。
例えば、キナコさんという方の私の感想に対する返信をどう思われますか。
私自身としては、相手の程度を考えず申し訳ないことをしたなと考えたものなのですが、その後のuさんという方の感想もその意図は明らかであるにも関わらず、返信はなかなか愉快な受け止めであることを見て、気にするほどでもなかったと安堵しています。

褒めて欲しいだけの人が、あまり好きではありません。
しかしながら、どなたかは知りませんが頂いたとある場所での書き込みのような考えというのは褒めて欲しいだけの人以前の問題のように思うので、やはり意見を持つには自らに負うものは示すべきだな、とは改めて思わされました。

当然ですが、私は陰でコソコソしたいような人の言葉よりは余程上等な意思を小説というものにあずけているつもりではいますので、大丈夫です。
わざわざ貼っていただいて恐れ入りますが、願わくは目的に沿ったところでお願いしたいという気持ちの方が本音ではあります。
重ねてお願いさせてください。

中野信長
106.173.154.115

なんだおまえでしょか

中野信長
106.173.154.115

でしょのゴミ作品は読まない

中野信長
106.173.154.115

自分が行き詰まってるから他人をディスってマウント取り

中野信長
106.173.154.115

くだらない

5から返却
114.170.171.197

おら、夏間くん
ノブナガくんが何か言ってるぞwww
長文返せ長文wwww
でしょじゃありましえんってよ

5から返却
114.170.171.197

図星で逃走中wwww

5から返却
114.170.171.197

逃走中wwww

夏間釣
106.161.227.219

でしょさんですか。
悪い気はしないと言ったら怒られそうですが、何だかむしろその方がいい気すらしてきたというか、何だか難しいことですね。
なりたいですよ、確かに。

というかあなた、そろそろどうなんですかね。
あなたが思っているほど余り面白くないですよ多分、という言い方もまた誤解を含みそうですかね。


ノブナガさん。
先の人からは下手と退屈という抽象的なことしか、あとキモいエロとかそんな言い方ばかりなんです。
そうしてあなたの場合はくだらない、と。

感想もまたあなたの筆力で表現力で語彙だと思うのですが、苛立ちにまかせた単語のみでいいのですか。
私には余りというか、例えば論外のような、それはもちろんあなたのことなのですが、そんな印象しか伝わってきません。
だから、感想は要りませんと先んじてお断りしたんです。
私が増長するようで腹立たしいですか。
でも仕方がないです。
少なくともあなた以下という気がまったくしていません。

でしょさんはむしろあなたに優しかったじゃないですか。
私、ずっと見ていたので知ってますよ。
だから、私はあなたの態度が好きになれません。
でしょさんの気遣いもわかりかねます。
それがあなたに滲んでしまったみたいで光栄です。

みっともないですあなたは。



あと、5の人。
まあ、いいです。お好きに。

5から返却
114.170.171.197

同時wwww
ひくわ

中野信長
106.173.154.115

でしょじゃねーのこんなゴミ読む気もしない

中野信長
106.173.154.115

俺は絶対こんな奴の感想は書かない荒らすのみ

中野信長
106.173.154.115

最初の改行。これは絶対いらない

中野信長
106.173.154.115

うんこ

中野信長
106.173.154.115

俺は群像新人賞をとっておまえを下に見る

夏間釣
106.161.227.219

口喧嘩ですか。
それで気が済むらしいのはあなたのことでしかないので好きにしてください。
あなたの臆病が無残に曝け出されたようでむしろ本望です。
情けなくないですかそういうの。
感想は書かなくていいんですか。
自分のことばかりですか。
自分の説明ばかりしているからダメなんですよ、多分。作品も場外乱闘も。
私はでしょさんがずっとそう言われていたのを思い出しまして、けれど少しやり過ぎてしまいました。
しかもどうやら感想もいただけそうにありません。
残念ですが、いい勉強になりましたし、気持ちが覚えましたね、こういうことは。
でしょさんの気持ちが少しわかりました。

中野信長
106.173.154.115

感想は書かない。論外のゴミ作品

中野信長
106.173.154.115

感想
くだらない
改行しない
でしょの真似
読む気もしない

中野信長
106.173.154.115

これじゃなく公募に出すの書いてないの?

中野信長
106.173.154.115

じゃあさ真面目に感想書いてやるから俺にも真面目に具体的にかけ

中野信長
106.173.154.115

後半飛ばして読んだ。公募だとこのネタきついとおもう。読む集中力を失うネタだ。突端の改行しないほうがいい。公募的におじさんが若い奴らの気持ちってきつい。ネタを変えたほうがいいと思う。文章はそこそこ

中野信長
106.173.154.115

俺んトピに来るなよ全く迷惑だ

恵太
106.154.130.249

 文体だけで三杯はいける。これぞ文芸。ストーリーなんて要らない。じゃないかだけでサイコーじゃないか。
>ストレスを僕一人に向けられるなんて
 ここだけおかしかったような。
 あと作品は上手いが感想の書き方は下手?

夏間釣
106.161.227.219

昨夜は疲れましたね、ノブナガさん。
おかげで私もあなたもこのサイトでは肩身の狭い思いをするということで痛みわけでしょうか。
あなたは案外ジメジメと傷ついてしまう人かもしれないですが、私は根が図太いらしく(笑)大分慣れました。
余り気にしないこととしましょうお互いに。

感想はすでに書いているじゃないですか。
一番率直なやつです。
そもそもそれであなたは腹を立てたんでしょう?
私の感想は変わりません。
感想を書くこともそれぞれのことであって、様々ということで。
個人的に気分を害するようなものももちろんありますが、それはそれで言わずにはいられないこともあるでしょう、実際言ってますし。


ネタ、やばいですか。
私は公募も小説家も目指していないので、書きたいことをとりあえず書いてしまいます。
なんか嫌じゃないですか、小説家になりたくて賞を取ってもそれほど売れないらしいですし、小説家ではない他の分野で名のある人が小説らしいものを書いた方が世の中は余程受け入れたがるらしいじゃないですか。
言ってる意味、おわかりいただけますか。
私はどちらかというと、やりたいことやその目的を一番に目指して努めても余り効果的ではなさそうだ、と近頃の世の中のことを考えてしまうタイプの人間なんです。
その理由も何となく分からなくもないじゃないですか。
小説というものは、ましてそんなものを書きたがってしまうということは、ときにそういった理由とは真逆の精神がさせてしまうことのような気もしないでもないですし。
だから文章を書くことは好きですが、それが小説家になりたいという意思に直結するかというと、そうでもなさそうな気がするんですね。
小説も書ける、という意味で文章力やその感性を磨き続けることには賛成出来ますし、いつか何かの役に立ったらいいなあ、くらいの目論見で十分だと思っています。
少し真面目なことを返信くださってありがたかったですが、おっしゃられたようなスタンスや要領のようなことで何かを書きたいタイプの人間ではないので、恐らくはせっかくいただいたご意見を反故にしてしまいかねない予感の方が強いです。
申し訳ありません。
若い奴らの気持ちってきつい、というのは大人が忘れがちなことという棘であって鬱陶しさでもあるのかもしれないので、私は案外好きですし、それ以外を眺めるよりは怪我が多そうでやっぱり好きです。
洗練されることは、大人になるということですか。
私は大人になっても、一定の無邪気さや居たたまれなさみたいなことを飼い慣らせるようにはなりたくないと昔から願っているようなところがあります。
目の前にいられたらかなわないなあと自らも目を逸らしたくなるようなこと、その逸らしたくなる理由みたいなことに負けたら、苦手に思ってしまったら、もう書けなくなってしまうんじゃないか、というのは個人的にはとても大きな理由になるような気がしてしまうからです。

長々すいません、あなたとはどうにも考えが合わないことはわかっていますから仕方ない、という話でした。
ちゃんとやってください。
私が言ってもなんだかな、でしょうけど。

跳ね鳥
153.248.166.89

コメントありがとうございます。拝読しました。

赤城という女の子の色気がよく描写されていて、その登場シーンが魅力的です。

主人公の男の教師に対する冷静な怒りの感情で、緊張感ある視点の文体が、ぐいぐい読ませる最初の授業シーンは、とても面白く、読めて良かったてす。

読みながら、主人公の睨むかのような眼差しを感じ、一人称の強みを知りました。文章力ゆえの読みやすさ、勉強になります。

短い感想ですみません。失礼しました。

夏間釣
106.161.227.219

恵太さん、ありがとうございます。
三杯ばかりでは、作者としてはまるきり食いっぱぐれてしまいそうですね。
百杯食べてくれる人が百人いてくれたら、何とかなるかと思えばやはりまったく足りない気がするのですから、まったく厄介な世界ですね。

「〜じゃないか」は無意識に繰り返してますね。恥ずかしいです。
穏やかで鼻持ちならないような少年をイメージしていたら連発してしまったようです。
文体はわからないのですが、語り手がその場にいて、見て、語っているというまさにその感じと私がちゃんと同期して眺められるように、のようなことは意識しながら書きました。
袖山の生活の中にはいろんなホームルームがあって、それが一つの恨みで縫いとめられて出来ているようなことを結果としては書きたかった気がするのですが、母親と会話する場面が結果的にはこの話の骨格を決定するきっかけになってくれたことは、ノンプロットで書く面白みを久々に感じさせてもらった気がしています。

>ストレスを僕一人に向けられるなんて

語り手が言っていることは所詮小馬鹿にしたいだけの戯言で、「マジかオレのせいにするかよwww」みたいなことを言い換えたつもりで書いています。
向けるなんて、向けられるなんて、の違いとなると、たぶん作者の目線としては向けられるの方があくまでも相手を見下したい語り手のノボせた視点により近い気がしてしまいます。
おっしゃられていることが上手く汲み取れなくてすいません。

感想、下手ですかー(泣)
色々恥ずかしいところを晒してしまったようです。
お目汚し失礼しました。
とある方の言に従って何とか頑張ってみた結果、むしろ逆効果だったみたいで凹んでいます。

わざわざありがとうございました。

夏間釣
106.161.227.219

跳ね鳥さん、ありがとうございます。
言いたい放題で失礼した結果、散々な目に会いました。
私も勉強になりました。

赤城に着目いただいたことは意外な気がします。
田端と赤城は、語り手の袖山にクラスではそれほど目立つタイプでも悪ガキでもなくただ小狡く斜に構えていたいばかりの似非インテリ、みたいなキャラを着せたいがために登場させた気がします。
クラスカーストとはまた別の、席の配置みたいな感じです。

一人称の強み、とは素敵な言質ですね。
心強くさせられます。
そういう期待のようなものを、人称の選択にすら込められるのは決意という一つの形でさえあるような気がしますし、意欲を追加してくれそうですよね。

わざわざありがとうございました。

偏差値45
126.224.136.215

グダグダとしすぎかな。
私には分からないかな。

上松 煌
126.224.136.215

チョン通しが傷を舐め合ってんじゃねーよ

夏間釣
106.161.227.219

偏差値さん

わからない、とただ単純に明かして許されるのは水準より高い見識を認められている人と、教えを乞う立場にある人だけのはずですし、さらにこういった目的の場所でそれを自ら告白してはばからずにいられる人について私はあまり関わるべき価値を感じられないので、わからないならわざわざ立ち寄っていただかなくて結構です。
何か勘違いされていませんか。
私はあなたにわからない程度にはウダウダしたものを書きたいですし、あなたみたいな人にわかったようなことを思わせる程度のものなど書くつもりはないんです。
自分が情けなく口惜しいだけなら離れなさい。

夏間釣
106.161.227.219

チョンという言葉があなたの支えであることはもう十分わかりましたから、もう消えなさい。
自分を主張したいなら場の目的に合った形で主張しなさい。
チョンだとかいうそういう貧しい言葉遣いがそもそもこういった場所にも志にこそもふさわしくなく、言葉にするたびにあなた自身の品格を下げるだけ余計に敬遠されるだけでしかないというそんな簡単なことも理解できない人が似た者同士で国だの民族だの何を騒ぎ立てるつもりですか、そんなことは知ったことではないんです。
知りたければもっと筋の通った知り方はいくらでもあります。目障り。
あなたが何を知ろうが尊重しようが、それだけを驕って主張することがこの場所に何の意味があるんですか。
目的をわきまえなさい。

偏差値45
126.224.142.172

それは傲慢すぎるかな。
誰でも分かる小説を書く。それが作家に課せられた使命じゃないかな。

偏差値45
126.224.142.172

それはさておき、全体的に箇条書きのような感じを受けました。
その為、ぎくしゃくしたものがありますね。
油がなくガチガチと音がするような機械のようなものです。
5W1Hを意識しながら、理由付け、エピソードが欲しいですね。

偏差値45
126.224.142.172

たぶん、私の主張している事の意味が伝わっていなかったようです。残念。
あえて説明はしません。面倒だから。

偏差値45
126.224.142.172

なかなか世の中には面白いことが沢山あり過ぎるのですよ。
他の方に意識が行ってしまうことが多いですね。
逆にそういう好奇心が小説のネタとしては必要ではないか、と思う次第です。

感想なんて主観なのだよ。だから、大したことはないだろう?
恥の量が足りないと思いますね。

夏間釣
106.161.227.219

そういうことを言って認められるべき人は限られているということを言っています。
あなたのような人を相手にすることはただの不毛なので遠慮したいと言っているんです。
あなたのような程度にわからせなければならないものにどれほどの価値があるのかと、傲慢どころか見下していることがわかりませんか。
自ら恥を掘り起こすような馬鹿げた見栄は捨てなさい。見苦しい。
何をしにきているんですか、文章力がないなら黙りなさい。

偏差値45
126.224.165.127

私は小説を読むときに必要なのはセンス・マウントだと思う。
あなたの駄文はセンスもなし、くどくどと回りくどい。
作品より「執筆の狙い」の方が面白い。作者としては如何なものかと思う。
私は教養の塊だから、何でも分かる。あなたの駄文は読むに値しない。
私も小説はもちろん書く。でもここの人間は程度が低すぎるから発表しない。

中野信長
106.173.154.115

どうしてくれる。スレクラッシュしたぞ
でしょだな、おまえ

5から返却
114.170.171.197

夏間くーん
お疲れっすw

おまえでしょなの?www
ノブナガくんガタガタなんだけどwwww

中野信長
106.173.154.115

カワウソf欄大学にも落ちたおまえ夏祭りと結婚しろ

中野信長
106.173.154.115

俺は法政大学
おまえら何大学?

折本信玄
126.224.168.38

一橋大学ですけど何か?

夏間釣
106.161.231.179

スレクラッシュという言い方は初めて聞きましたが、確かに誰から返信を済ませたものかわからないし、私にはあまり関係がなさそうな気がします。
色々なことを言われているので一先ず例のところを見てみましたが、まあ想像通りのような気がしたのでお好きにしていただくということで、むしろ懲りず愉快なのは偏差値さんの屁理屈といったところでしょうか。

>誰でもわかる小説を書く。それが作家に課せられた使命じゃないかな。

>私も小説はもちろん書く。でもここの人間は程度が低すぎるから発表しない。

そもそもわかってはいますが、正常に似非ロジック壊滅で愉快です。
何でも中途半端なのだから筋が通らなくても当然といえば当然ですが。
そもそも作家ではない、とでも言い逃れるところでしょうか。
格好悪すぎて見事ですよね。
せっかくならでしょさんらしく、あんな人とまともにやり取りしてる呑気な人のスレなど台無しにしてしまいたくなりますね。
偏差値さんが媒介する疫病らしく蔓延させたくなります。


作品にしろ感想にしろ、自分の文章力を試す意欲も覚悟も持てないなら四の五の言わず態度をわきまえなさい。
手間を惜しんで自分を知らしめたいだけの安易な馬鹿なんて、惨めったらしくて相手にしたくないです。
金輪際近づかないこと。

中野信長
106.173.154.115

夏祭りは何大学?

中野信長
106.173.154.115

俺は東大も三浪すれば入ったぜ

夏間釣
106.161.231.179

信大中退です。

そんなことが何だって言うんですか?
法政でもなんでも、あなたがあまり上手に書けなくて苦しんでることとは関係ないですよ。
むしろそんなことを自慢らしく言い訳にしたがってばかりいるからいつまでもわからないんだし、情けないままなんですよ。

中野信長
106.173.154.115

中退してなんの仕事したの

中野信長
106.173.154.115

派遣労働ですか

中野信長
106.173.154.115

やーいやーい底辺労働

今晩屋
126.224.131.197

法政のゴミがガタガタ抜かすな なら中核派にはーれよカス ボケ 梅毒

夏間釣
106.161.231.179

あなたコンプレックス酷いですね。
そういう一つ一つの自慢に裏切られた気がして恨んでいるのはわかりますが、いつまでもみっともないです。
誰だって大変なのに。

信大の一年目で松本キャンパスにいるときに自転車で酷い事故にあって、迷いましたが辞めることにしました。
プライバシーについてはそこまでです。
あなたの恨みに付き合う筋合いはないですから、その辺の気は納めなさい。
執拗なら通報します。
小説を書くことにそんなことは関係ないでしょう。
こだわりたがるならそれはあなた自身のことなのだから、三浪で入れることが主張で不愉快だと言うなら、今からでも受験して自分を収めなさい。
こだわるとはそういうことです。
あなたの執着はただの恨みと見苦しさでしかないです。やめなさい。
あなたはずっと自分を慰めて欲しいだけの臆病者卑怯者のままなんです。
図星を突かれて癇癪を起こしているだけです。

中野信長
106.173.154.115

中核と一緒に学費値上げ反対やったぞ
ここはでしょだから荒らす

中野信長
126.224.131.197

俺の実家はヤクザだ。

中野信長
106.173.154.115

おまえ俺のスレ荒らすだけ荒らして見苦しい

夏間釣
106.161.231.179

そうしてしまいたいのもあなたの依存や甘えや卑怯の証明でしかないんですよ。
みっともないですね。

中野信長
106.173.154.115

ん、ヤクザ

夏間釣
106.161.231.179

実家がヤクザなら、何なんですか?

あなた、私に突っかかってどんどん変な感じにさせられているのわかってますか?
あなた自分でどんどんダメにしてるんですよ?

中野信長
106.173.154.115

偽物現る IDみろ

夏間釣
106.161.231.179

IDなんてどうでもいいですよそんなこと。
ヤクザだの付け狙うだのいう割には、こんなとこでニセモノに怯えますか。
私なんか完全にでしょさん認定です。
ほとんど嬉しいですよ。

中野信長
106.173.154.115

だからヤクザ付け狙うが偽物

夏間釣
106.161.231.179

わかってるから大丈夫です。
何をしに来てこんなに威張っていると思っているんですか恥ずかしい。
どうあれ人が書くものじゃないですか。

冷静になったならもういいですよ。
それでは。

中野信長
126.224.131.197

人でなしはお前だ。俺はクール、最高だぜ。俺のシモベになるなら許してやる。

夏間釣
106.161.231.179

下手くそですねあなた。
ノブナガくんではなく、あなた自身にちゃんと見る人たちの思惑が向いてるということ、というか簡単に特定されかねない程度にはキャラクターが貧困な場所だということをちゃんと想像を働かせてください。
その他の作品に済まして現れてもただのもの笑いだと思いますが、あなたのハンドル大丈夫ですか。
格好つきますか。
何なら恥かかせますよ、でしょさんのやり方らしく。
もう変な期待感凄いじゃないですか。

コウ
203.112.61.151

夏間釣さん
先ほどは感想をありがとうございます。
おそらく凄い物を書く作家さんだと思い、心して読み始めたのですが拍子抜けしました。

これが夏間釣さんの言う豊かな客観性を持った作者の作品なのですか?
これが客観性や正確性を持った文章なのでしょうか?
これが曖昧さを排除して、読み手の理解を深める文章ですか?
これを感性の成熟した筆致と言うのでしょうか?
これがこのサイトの作品に多く見受けられる不調なカメラを持つ作者ではなく、正しいカメラを持つ人の作品なのですね。

それなら、夏間釣さんに褒められなかったことを歓迎します。
私には、風変わりな文体を個性的と勘違いしているようにしか思えない。言葉遊びと感性の成熟した文章とは違います。

>朝のホームルームに遅刻した僕が、道端で体調を崩して座り込んでいたお婆さんを介助して救急車を呼んで、駆けつけた救急隊員への事情の説明にも対応してお婆さんが無事に救急車で運ばれるまでの一部始終を見届けたスーツ姿の三十代くらいの男性のその一部始終をずっと眺めていたらうっかり遅刻してしまった、と説明したことを田端は根に持っているのだ。

このように長ったらしく読みづらい文章は、あなたの言う曖昧さを排除して読み手の理解を深める文章の対極にあると思います。

私がおかしいのかもしれないので、あなたが他の人に上から目線でものを言うその自信の源が知りたい。何か実績でもあるのでしょうか。できましたら教えてください。

中野信長
106.173.154.115

夏間釣はただの嵐です。公募にも実績はありません。

夏間釣
106.161.222.70

自信の源ですか?
そんなこと考えたこともないです。
というかどう言ったことについて話されているのかちょっとわかりかねます。
実績はないですね。
謝った方いいですか?
そんな理由をもって謝れなんてものすごくナンセンスなご意見とは思いますが求められれば謝りますよ。
あなたの人間的なセンスはもちろん疑いますが、大丈夫ですよね、私みたいのが相手なんですから。


あなたがわたしの作品について唾棄される要素は、私はつまらないと思っています。
あなたが私に対して思われることと一緒です。
相性が悪いんでしょうね。
仕返しみたいな洗い感想を植えられてもちょっとなあ、と言ったところですし、むしろあなたにとって効果的な対応の仕方とはとても思えませんが、まあいいですよね、あなたのことですし。


否定されてナンボと思えないですか?
古いと言われて腹が立つといのは、どういった心理だと思いますか?
認められたいなんて、つまんないですよね。
あなたのが私に当てつけるものって、何だか貧しい感じがしてあまりいい印象がないです。

あなたと同様に、わたしも私が最高と思うものを常に書きたいと思っていますよ。
そんな根拠じゃダメですか?
何となくわかるんですよ、ダメな感じが。
それが漏れちゃって、あなたの機嫌を損ねてしまったんですよね。

不愉快だったならすみませんでした。






長い長ーいとか、大人げない返信書くからですよ。
程度が知れてるようなことしたの、あなたの方ですから、とは思っていますよ、普通に。

あなたもお行儀悪いですよ、普通に。

夏負け痴呆
126.209.27.217

お前、神様か?
褒めちぎるのは確かに、だが、人の尊厳を踏みにじって楽しいのか?
このサディストが。消えろ。

中野信長
106.173.154.115

夏間釣
哀れなやつだな、おまえの妥当な評価は変な文章書く、自尊心のネジクリ曲がった人間で嵐だ。
ワナビーになることもカッコ悪いから逃げている。
辛辣な感想じゃなくただの人格攻撃ばかり

でしょ
106.173.154.115

下手ざんす。

でしょ
106.173.154.115

あれ?アク禁

夏間釣
106.161.222.70

すいません、仕事の合間に慌てて書いたら誤変換脱字だらけでした。
恥ずかしいです。
失礼いたしました。


みっともないだけの外野はスルーですね(笑)

でしょ
106.173.154.115

運営働いてないな

でしょ
106.173.154.115

死ねや厨房

中野信長
106.173.154.115

死んでくれ

あっちこっちと
126.209.5.157

アドヴァイスにもなっておらず(勝手だけど)好き・嫌いで狂気をさらけ出すんだから。てめえ。

お前、日常生活に満足してねえんだろう、ってのはいいけど、日常でもパワハラを部下にやってるんだろう。当然部下からは「なんだ此のババア」って見下されているよ。

おかしいところを指摘す、っても、要はてめえババアの思い通りにならないのに腹立てている
だけだろう?

公募をしないのなら、部屋でクリとリスいじってやがれよ。

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