作家でごはん!鍛練場
ストフィー

シナプス交差点

 ここはシナプス交差点。変わらぬ景色、変わらぬ匂い、変わらぬ風―――。風車かざぐるまがよく回る。交差点と名の付くとおり、この交差点からはそれぞれ4本の道が伸びている。
 しかし、交差点に立ってどの方向の道を見ても、最終的にどこへ辿り着くのかは分からない。道の途中までは視界に入るのだが、奥の方は靄もやがかかっていてよく見えないのだ。
 そんな交差点の中央に風車が1つポツンと立っており、どの方向から吹いてくるとも分からない風を受け、カラカラと小気味の良い音を立てて回っている。


 カラカラ―――。カラカラ―――。


 4つのうちの1つの道から老婆が歩いてきた。軽快ではないが、決して重くない足取りで歩みを進めると、5分と経たずに風車の地点まで辿り着く。ふぅ、と溜息をつくと老婆は今来た道を背にしてその場に座り込んだ。この場所の独特な景色を見、匂いを嗅ぎ、風を浴びると、老婆は過去のことを思い返し始めた。彼女が出発した地点は周りに住宅街があり、老若男女様々な声で賑わい活気づいた雰囲気があった。そこで最愛の夫と余生を満喫しようとしていたのだが、半年前に他界。以来、様々な声が響き渡るその街の中からひとつの音が消えた。それはあまりにも大きなもので、失って以降、彼女の人生は少しずつ色褪せていった。モノクロの余生を消費していた彼女だったが、そんな中、風のうわさで“とある交差点”の話を耳にした。街から遠く歩いたところに風車がぽつんと立ってある交差点があり、そこから続く道をさらに辿ると、待ち人に会えるというものだった。年の功もあり胡散臭さを無視することができないものであったが、これ以上失うもののない老婆にとっては、その胡散臭さに身を任せて人生に幕を下ろすのも悪くないと思えるだけの余裕があった。一休みしたら今来た道ではない、いずれかの方向へ歩きだすのだろう。


 カラカラ―――。カラカラ―――。


 老婆が交差点に着いてから、10分ほど経つと、老婆の正面の道から誰かが向かってくるのが見えた。初めは人の輪郭だけしか捉えられなかったが、交差点に近づくにつれ、その姿を確認することができた。どうやら若い男のようだ。彼は老婆の姿を目視すると、少しだけ動揺の色を見せたが、すぐに先ほどと同じ調子に戻った。男は風車の地点に辿り着くと、額の汗を拭い、老婆に声をかけた。


 「あなたはいつからここにいらっしゃるのですか」


 男が努めて優しい口調で尋ねると、老婆は柔和な表情を浮かべて、


 「ほんの10分ほど前ですよ」


 と答えた。


 そうですか、と相槌を打つと、男は先ほど来た道から見て左手にある道を見据えた。少し考えるような素振りを見せると、老婆の方に向き直った。


 「私はこれからこちらの道へ進みます。私の姿が見えなくなって間もなくしたら、私と同い年くらいの女性がここへやってくると思います。もしもその人から男の人が来なかったかと訊かれたら、来ましたとお答えください。そして、どちらの方向へ進んだかと訊かれたら、私が進んだ道ではなくその反対側の道へ行ったとお伝えください」


 それだけ言うと、若い男は老婆の右手の道へと消えていった。


 カラカラ―――。カラカラ―――。


 男が消えてから15分ほど経つと、また老婆の正面の道から人が近づいてくるのが見えた。どうやら若い女のようだ。先ほどの男が言っていた女性とはこの人のことだろうかと考えながら、老婆は女を見据えた。女は老婆の座っている地点に辿り着くと、切らしていた息を整えた。それからその様子を黙って見ている老婆に声をかけた。


 「あなたはいつからここにいらっしゃるのですか」


 既視感に似た感覚を覚えながらも、この場所なら誰だってする質問のひとつに過ぎないのだと、自分に言い聞かせながら、老婆は答えた。


 「ほんの25分ほど前ですよ」


 そうですか、と女は抑揚の無い声で納得すると、自分が来た道以外の3本の道をキョロキョロと見回し、続けて老婆に質問した。


 「あなたがここへ居る間に、私と同い年くらいの男性が来ませんでしたか」


 淡々とした口調で女が尋ねると、老婆は先ほど男に見せたような柔和な表情で答えた。


 「ええ、来ましたよ」


 その老婆の返事に間髪を入れずに、女は被せるように質問する。


 「その人はどちらの道へ行きましたか」


 老婆は少し考える素振りを見せた。確か先ほどの男は自分が進んだ道の反対側と伝えてくれと言っていた。この長い人生の中で小さな嘘もあまりついたことのない老婆は少し躊躇ったが、他人の事情に水を差す方が気兼ねすると思ったのか、男に言われたとおりの内容を伝えることにした。


 「あちらの道を辿っていかれましたよ」


 ありがとうございます、と頭を軽く下げると、女は老婆に言われたとおりの道へと進んでいった。この時点で老婆が交差点に着いて30分が経過していた。さてと、と軽く呟くと老婆は重い腰を上げ、正面の道へと消えていった。


 カラカラ―――。カラカラ―――。


 老婆が交差点を去ってから30分が経過した。その間、誰一人として交差点に現れるものは居ない。ぽつんと1本立っている風車が変わらぬ速度で回っているだけだ。
 周囲の靄のせいか、この交差点だけが他の場所とは隔離された空間であるような気がしてくる。何も変わらない。景色も匂いも風も―――。
 老婆が交差点を去ってから1時間が経った頃、老婆が交差点へ向かってきた道から小さな女の子が歩いてきた。歳は8歳前後といったところだ。女の子は首に何かを提げている。どうやら指輪に紐を括り付けてペンダントのようなものにしているらしい。この年頃の女の子の装飾品にしては、随分と不相応な気がしてくる。
 女の子は風車の地点まで辿り着くと、はぁ、と大袈裟な溜息をつき、その場に腰を下ろした。


 カラカラ―――。カラカラ―――。


 女の子が交差点に辿り着いてから20分が経過した頃、先ほど若い男が去っていった道から女が向かってくるのが見えた。どうやら若い男を追っていた女と同一人物のようだ。女は交差点に座っている女の子を見つけると、駆け足で彼女の元へと駆け付けた。


 「お嬢ちゃん、ここにいる間、私と同い年くらいの男の人を見ませんでしたか」


 女が努めて落ち着いた様子で尋ねると、女の子は、にかっ、と笑い、


 「見なかったよ。ところでお姉さん、このネックレスを知りませんか」


 と尋ね返しながら、首から下げている指輪を手で摘まんで、女の方へ少し浮かせた。女は少し考える素振りを見せると、微笑みながら答えた。


 「いいえ、知らないわ。でも、素敵なペンダントね。もしかして男の子からのプレゼントかしら」


 女の子は一瞬ぽかんと口を開けていたが、すぐに元の調子に戻り、


 「違うよ。気が付いたらね、持ってたの。でも、私こんなの買った覚えも貰った覚えもないんだ。だからこうして訊いてるの」


 と屈託ない表情で答えた。


 女の子は本当に何も知らないようだ。しかし、女はこの指輪に何か感じるものがあった。前に持っていたものと同じだとか、前から欲しいと思っていたものだとか、そういうものじゃない。何となく自分と縁があるような、そんな漠然とした感覚だった。


 「お嬢ちゃん、もしお嬢ちゃんが良ければ、私があなたの代わりにそのペンダントの持ち主を探してあげる。だから、そのペンダントを預かっても良いかしら」


 女の子は今度はいつもの調子に戻ることなく、ぽかんと口を開けたまま固まってしまった。それから十数秒後にようやく口を閉じると、にかっと笑って、


 「お願いしていいの。じゃあお願いする。はいっ」


 女の子は首からペンダントを外し、女に手渡した。ペンダントを受け取った女はそれを自分の首に掛けると、今度は女の子の顔をじっと見つめた。この子は自分の幼い頃によく似た顔立ちをしている。自分の昔の顔を克明に覚えているわけではないが、女はなんとなくそう感じた。


 「じゃあ私、お家うちに帰る。必ず届けてね」


 女の子はそれだけ言うと、元来た道へと消えていった。


 カラカラ―――。カラカラ―――。


 風車は回り続ける。少しの変化も見せず、ただひたすらに回り続ける。
 ペンダントを受け取った女はしばらくの間、深呼吸を繰り返した。このペンダントは誰かの元へ届けなければならない。だけれど、その相手が誰なのか実のところ見当が付かない。風に乱れる髪をそっと抑えながら、女は考え続けた。そもそも、自分が追っている男は誰なのか。それさえも分かっていない。この交差点へ向かう途中でその男を見つけて、何となく気になって声を掛けた。しかし、男はこちらを軽く一瞥しただけで交差点の方へと消えてしまった。追いかけた方が良い気がする。そんな何の脈絡も無い思いでここまで辿ってきた。今はとにかくこのペンダントの持ち主を探そう。そんな結論に至った女は、どの道へ行くともなくその場に腰を下ろし、黙ってその誰かを待つことにした。


 カラカラ―――。カラカラ―――。


 女が先ほど来た道を背にし、首から提げている指輪を指で持て余し気味に転がしていると、正面の道から誰かがやってくるのが見えた。興味の対象を指輪から人影に移した女は、黙ってその影を見つめた。段々近づくに連れ、輪郭がはっきりしてくる。女は息を呑んだ。それは女が知っている人物だった。知っているといってもギリギリ顔見知りと言えるかどうかの瀬戸際なのだが、確かに女が先ほどまで追っていた男のようだった。女はふと、男が自分を発見したらまた逃げられるのだろうか、と危惧したが、予想に反して男は交差点に到着するとどの道へも行かず、女の前で立ち止まった。男はそのまま女を見下ろすと、ふっ、と微かに笑って口を開いた。


 「正反対の道へ進んでも、結局はこうして出会ってしまうんですね」


 男のその言葉の意味がよくわからなかった女は、すぐさま男に問いかけた。


 「私は今の今までずっと、あなたの後を追ってきました。親切なお婆さんにあなたが辿った道を尋ねましたから。正反対の道とはどういうことでしょう」


 女の問いに男はすぐには答えなかった。男は黙って空を見上げると、鳥1羽飛んでいない虚空をじっと見据え、小さく息を吐いた。この交差点に辿り着いてから随分と時が経ったように思えるが、実際はたかだか数時間しか経っていない。そんな長く短い時の中で、自分には何かやらなくてはならないことがあるような気がした。やらなくてはならないけれど、自分にとってはとても小さいこと。しかし、誰かにとってはとても大切なこと。何の根拠も無いが具体的すぎるイメージ。男はもう一度小さな息を吐くと、目の前の女を見据えた。


 「これも何かの縁ということですよ。ところであなたは変わったペンダントを身に着けているのですね」


 男にそう言われ、はっとした女は身に着けているペンダントを首から外し、男の方へ向けた。


 「先ほど小さな女の子から預かった物です。持ち主を探しているのですが、心当たりが?」


 女が少し興奮気味に尋ねると、男は小さく首を横に振った。


 「残念ながら心当たりはありません。ですが、なんとなく―――。本当になんとなくですが、それに縁があるような気がします。もしよろしければ、私に預けてもらってもよろしいでしょうか」


 女は少し考えた。人から預かった物を簡単に他人に渡してしまって良いものだろうか、と。しかし、そもそもこのペンダントは持ち主に渡すという任の元で女の子から預かったものだ。この男は“縁があるような気がする”と言っていた。ならば渡すべきでは―――。女は男のもう一度男の顔を見た。澄んだ瞳に柔和な表情をしている。優しくて頼れる印象だった。この人になら託しても良いかもしれない。そんな漠然とした想いを胸に抱きながら、女は手に持っているペンダントの紐を広げると、男の首へ掛けた。


 「よろしくお願いします。きっとこのペンダントは持ち主に会いたがっていると思うのです。その持ち主があなたなのかどうかは分かりませんが、ここから先はあなたにお任せします」


 女が礼儀正しく頭を下げると、男は背筋を伸ばし真摯な態度で、


 「ありがとうございます。私の次で持ち主が見つかるといいのですが」


 と、女に笑顔を向けた。


 「それでは、よろしくお願いします」


 と重ねてお願いすると、女も男へ笑顔を返し、自分が最初に交差点へ来た道へ向かって歩き出した。その様子を目で追いながら、男は何か思い立ったように女の背に声を掛けた。


 「今度は、あなたのような女性に私の方から何かお渡しできれば―――。そんなことが出来たら―――」


 女は一瞬だけ男の方を振り返ると、


 「素敵ですね」


 とだけ言葉を添えて、そのまま道の向こうへと消えていった。


 カラカラ―――。カラカラ―――。


 老婆がこの交差点に辿り着いてから、だいぶ時間が経過したはずなのに、この場の景色も匂いも風も何も変わらない。青空が広がり、独特な匂いがし、風向きも分からない風が心地良く吹いてくる。風車は相変わらず小気味の良い音を立てながら、いつもの調子で回り続けている。男は先ほどの女と別れてから色々なことを考えていた。


【執筆途中】

シナプス交差点

執筆の狙い

作者 ストフィー
163.131.55.161

色々な物語を章ごとに書いていこうと思っており、この文章はそのうちの第1章として執筆しております。
執筆途中ではありますが、自分に小説を書く才能があるか否かを客観的な視点から指摘・評価していただきたかったため、投稿しました。
ご意見をお待ちしております。

コメント

ストフィー
163.131.55.161

漢字にルビを振っている箇所があり、そのまま投稿しましたが、ルビが漢字に続けて表示されているようです。
失念しておりました。申し訳ございません。

吉岡ニッケル
126.224.175.113

うん、何とも言えへんが味わい深いなあ。

わけがあんましわからんけど、どないなるんやろう、って思わせる展開。
あんまし深く読んでも観てもないが、サミュエル・ベケットや別役実の「不条理劇」を思い出したわ。

あなたはんの作品を読んで痛感したこと。
それは、やっぱし適度な改行・スペースを設けなきゃ読み手はんは読んでくれないっちゅうこっちゃ。

内容はともかく、俺はぎっちりと字を書くスタイル。読みやすさよりも、テンポを重視しとるけん。
これからは、同じプロットを二本で書いてみよ。

ありがとさん。

櫻井
60.155.199.121

アイディアは悪くないと思いますが、短所も多いです。全体的に半端です。不条理モノにも雰囲気モノにも振り切れてない印象を受けました。風車のある交差点という、せっかく独特の情趣のある光景を思いつけたのに、それを生かしきれてない気がします。個人的には好きな設定だけに、そこが残念でした。もっと描写に文量を裂き、世界観の構築に注力すべきだったのではと思います。
そしてその理由の一つとなっているのが、登場人物の多さと、短い話の中で感情移入の対象がコロコロ変わることです。老婆、女、男と目まぐるしすぎます。読み手の焦点が合わず、結果として物語への没入を妨げるのです。群像劇でもないのですし、これほどにも短い話なのですから、焦点を一つに絞った方が良かったのでは。
多分、発想力というか、感性自体は、売れ線に近いのではないのでしょうか。魅力的なものに感じられました。もっと、他の幻想文学とかを読んで、こういったタイプの作品の、話型や技法を覚えた方が、より良いものになると思います。
拙ない文章ですが、感想とさせてください。どうも失礼しました。

ストフィー
163.131.55.161

>吉岡ニッケル様
 ご感想ありがとうございます。
 縦書きの小説のように、文字がびっしりと並ぶ書き方をしてみたのですが、横書きだと改行を多用した方が読みやすいようですね。
 参考になりました。ありがとうございます。


>櫻井様
 ご感想ありがとうございます。
 仰るとおり、風車や周囲の風景についての描写をもっと事細かに描く必要があったように感じます。
 また、登場人物1人あたりの文章や台詞が短いため、ようやく感情移入出来そうなタイミングで対象が別の人物になってしまうという点については、大きな短所だと気づかされました。
 推理小説はよく読むのですが、幻想文学系統は読んだことがなかったため、技法等を学ぶ意味で読んでみようと思います。
 参考になりました。ありがとうございます。

偏差値45
219.182.80.182

>自分に小説を書く才能があるか否かを客観的な視点から指摘・評価していただきたかったため、投稿しました。

それは無理ですね。
才能があるか否か。それは自分で決めるものだからです。
客観的な視点と言うのであれば、
近未来に登場するであろう『AI読者』のような存在が必要ですね。

とはいえ、自分なりの分析の仕方としては、
キャラクター、、、× 個性を感じないかな。ここでポイントを上げたいところですね。
世界観、、、、〇
ストーリー性、、、?(未完だから)

さて感想です。

独特の世界観。
読みやすくはありますね。表現力もあると思います。
結論も気になりますね。
ただ、面白いか? と言えば、「いいえ」ですね。
読んでいて、早く終わらないかな。そんな気持ちです。
本当に良い作品は、あっという間に終わってしまう感覚ですから。
とはいえ、習作としては悪くはないと思います。

ストフィー
163.131.55.161

>偏差値45様
 ご感想ありがとうございます。
 才能があるか否かは自分で決めるもの、確かに的を射ていると感じました。しかし、小説であったり、芸術であったり、作品というものは他者からの評価があって初めて完成するものだと考えております。作品を作る中で、自分では良いものを作ったと自負していても、実はそれがそうでもないものであったり、また逆も然りです。
 私の作品はまだまだ未完成で経験も無く、そういった類のことは言えないのですが、未熟な今の時点、いわゆる部分的なものしか出来上がっていない時点で、表現力や文章力が一般的にどのくらいのレベルだと評価されるのかが気になったというのが正直なところです。
 登場人物について、厳しい評価をくださったのは本当にありがたいです。自分の中でももう少し一人ひとりに焦点を当てて掘り下げても良いかな、でも物語の続きを早く書きたい、というジレンマを抱きながら執筆していたので、こういった評価はすごく参考になります。
 また、読みやすく、表現力もあり、結論も気になると仰られている中で、面白いかと言われれば「いいえ」というご意見もすごく気になりました。「読みやすくて、結論が気になる」=「面白い」という固定概念に囚われていた身としては、そうであるとは限らないと強く痛感させられ良い経験となりました。
 様々な点についてご指摘をいただいたので、しっかりと参考にしていきたいと思います。ありがとうございました。

吉岡ニッケル
126.224.146.64

筒井康隆の「柿の木坂交差点」読みはった?俺大好きなんやけど。

あの香りが、なんとのう、するなあ。

たとい寓話的でもええ。音楽ではアメリカのザ・バンドっちゅうのが名曲「ザ・ウェイト」を発表した。ロックの殿堂入りや。

頑張ってや。

ストフィー
163.131.55.161

>吉岡ニッケル様
 再度のご感想ありがとうございます。
 その作品は読んだことが無いので、ぜひ拝読したいと思います。

吉岡ニッケル
126.224.146.64

あ、「分岐点」やった。堪忍な。

あなたはんの「カラカラー、カラカラー」ってのは「ドグラ・マグラ」を彷彿させてええ。

昔読んで大感激した筒井の「虚人たち」、どこ探しとっても見つからへん。ガッデム!

ストフィー
202.169.74.146

>吉岡ニッケル様
 個人的にそういった表現が好きなので、技法のひとつとして使用してみました。
 皆様から様々なご意見をいただきましたが、ひとまずそのままの状態で続きを書き、この物語を完結させました。
 今一度、掲載し直したい次第ですが、作品投稿後2週間の期間を経なければ掲載できないとのルールがあるようですので、そのままの状態で良ければ、再度掲載し直したいと思います。

180.25.188.63

時間をキッチリ書いているけど要る?

ストフィー
163.131.55.161

>熊様
 初めの方は、時間も絡めた物語を書こうと思っておりましたが、書いていくにつれ時間は意味のないものとなっていたようです。確かに蛇足でしかないですね。修正させていただきたいと思います。
 ご指摘、ありがとうございました。

そうげん
58.190.242.78

読んでいる間、個性のあるのかないのか見えてこない、それでいながら、ふしぎと印象に残る環境音を耳にしているような感覚が重なってきました。

みゅーん、みゅーん、ともちがうな。うぃーん、きぃぃーん、ふぅーーん。そんな擬音では表現できそうにありません。そう。作中に描かれる、「カラカラ――。カラカラ――。」という回る風車の音と、ぜんたいに感じられるシナプス交差点の無機質な感覚(白とか灰とかのモノトーンの風景をイメージします)、登場人物にも人間臭さは希薄で、感情をなかなか表にださない演出が試みられているようです。

なんのためにこれらの人たちは歩いていて、どこへ行こうとしているのか。たまに出会う交差点での人たちとの会話にも、謎めいたものが含まれていて、舞台の印象も手伝って、わたしは新味の演劇を観ているような感覚をいだきました。

もっとコンセプトを明確にされて、章もひとつふたつと増やしてゆかれれば、いまとはちがった味わいの作品になりそうです。この作品の雰囲気、わたしはなんだかとても好きだし、ちょっとせつない感じの漂うのも、いとおしくなってきます。文体から感じられる哀愁に影響されたのかもしれません。

ぜひ完成品も読んでみたいと感じました。

ストフィー
163.131.55.161

>そうげん様
 ご感想ありがとうございます。
 登場人物に個性を持たせない(名前の表記が無い等)理由が実のところあるのですが、それは完成品のラストまでお読みいただくと分かると思います。
 また、演劇をご覧になっているような感覚や白黒の世界をイメージされるなど、受け手によってはいろいろな形の作品に感じられるんだな、とすごく考えさせられました。
 今後も第2章、第3章と全く別の作品を執筆しようと思っておりますので、出来上がり次第ご意見をいただきたく掲載したいと考えております。
 この作品についても、現時点で完結しておりますので、本サイトのルールである2週間以上の期日を過ぎてから、改めて掲載する予定です。
 参考になりました。ありがとうございます。

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