作家でごはん!鍛練場
秋田寒男

ユミは小説家

 

 凡人、それは無敵の響き。ただ三大欲求を満たして生きる動物。知的生物とは言い難い代物。微温湯をよしとする生来の怠け者。だが、そんな彼らがなりたい職業がある。

 そう、「小説家」である。

 凡人で才能が無い奴ほど、頭脳労働に憧れる。かく言う私はノーベル賞を二つ取り、フィールズ賞も取った才媛だ。名はユミと言う。私は10代でモデル雑誌を5誌に表紙デビューした美人。好きなモデルランキングで10年連続1位の猛者、好感度ランキングは常に1位。もちろん眼鏡が似合う人ランキングでも1位。もはや向かうところ敵なし。
 そんな私には夢がる。それは頭脳も極めて、外見も極めてなにもかも極めた完璧な人間が極めた先になる職業「小説家」である。
 本来、小説家とは文化の柱を担う者が取り組むべきで、人類の柱を作るのが小説家なのである。もはやこの世界には小説家はいない、ただ凡人に媚びるうすら寒い文章を作るのが仕事の奴等。だから、いつまで経っても戦争はやめないし、経済格差はあるし、馬鹿は馬鹿のままなのだ。とても可哀想な世界にユミは立ち上がった。そう、文学革命である。

 ユミは完全無欠な文章とは?と哲学した。

 ユミは、ゲーデルの不完全性定理を想起し、この世に完璧な文を作った場合、内面の無矛盾性を明らかに提示できない。すなわち、凡人達には理解できない文章ができるのではと勘ぐった。恐らく、ユミの知能はギフテッド並でも想起しえないテーマがあるのではと疑った。ユミは天才だから。

 ユミには幼馴染がいた。秋田寒男である。寒男は別名、稀代の妄想家でありカントのように散歩は早朝5時と夜の10時に欠かさないアスペルガー気質の変態少年であった。

 私はこの物語を書いてノーベル文学賞を取るのに素晴らしいアイディアを浮かんだが、余白が狭すぎる。

ユミは小説家

執筆の狙い

作者 秋田寒男
110.165.129.104

唐橋ユミの偉大さを語りたい、そう思うが故に、暴走したのは否めないが、人間の本能にある。睡眠欲、食欲、性欲を満たすべく生きる人間たちに一言言いたい。人間の本能に唐橋ユミ欲も付け加えるべきだと。そうすれば幸福がやってくる。

ボクはそうして生きてきたが、いまだに不幸を感じた事はない。

コメント

ぷーでる
157.65.82.154

あらら、何かと思えば最後に秋田寒男さんが登場したじゃないですか?
これって、私小説ですか?

しろくま
14.8.96.224

少し日本語がおかしいところがあるのではないでしょうか。文の前半部と後半部(あるいは中間部)を通して読んだ時に、違和感を感じる表現が幾つか。無理に翻訳機能を使ったような印象を受ける文が散見されます。
ただ、短い中で秀逸な雰囲気の一端を感じる事が出来る作品でした。言葉を整えて読みやすさに磨きをかければ、より高い執筆力が身についていくのではないかと思います。

大丘 忍
153.186.197.93

なるほど。ユミと秋田寒男にしか理解できないような内容ですね。

秋田寒男
110.165.129.104

ぷーでるさま

私小説ってなんですか?

秋田寒男
110.165.129.104

しろくまさま

読んでくれてありがとうございます。

文章が変ですね。
ご指摘ありがとうございます。

今気づきました。

でもフィネガンズウェイクも文章が変ですよね。

秋田寒男
110.165.129.104

大丘忍さま

そうなんです。
唐橋ユミと秋田寒男しか分からない話なんです。

ぷーでる
157.65.82.154

辞書をコピーペーストさせていただきました。

し‐しょうせつ〔‐セウセツ〕【私小説】


1 作者自身を主人公として、自己の生活体験とその間の心境や感慨を吐露していく小説。日本独特の小説の一形態で、大正期から昭和初期にかけて文壇の主流をなした。わたくし小説。

秋田寒男
110.165.129.104

ぷーでるさま

わざわざありがとうございます。
ドストエフスキーの地下室の手記みたいな感じかな?昔、少しだけ地下室の手記を読みました。

加茂ミイル
118.19.12.51

>ゲーデルの不完全性定理

講義を受けましたが、理解できませんでした。
結局、これは一体何なのですか?

あと、カントは睡眠時間をどれくらいとっていたんでしょう?

加茂ミイル
118.19.12.51

私はこれはどすてふすきーの地下室とは全然違うと思う。

だってあっちにはげーでるとか出て来ないもん。

どすtすぅきーの地下室は、
もっと何か、
悲しいまでに暗い。

秋田寒男
110.165.129.104

加茂ミイルさま

ゲーデルは私も詳しく分かりません。
ごめんなさい。
海の中を泳いでる最中は海の広さは分からない的な話では?

カントの睡眠時間は知らないですね。
アインシュタインはロングスリーパーでナポレオンはショートスリーパーと聞いたことありますが。


地下室の手記は、私小説というカテゴリーなのかと聞いただけです。

加茂ミイル
118.19.12.51

>地下室の手記

ちょうどこのあいだ読んだ。

世の中のうわべだけ綺麗に飾ってる連中を批判する内容だったと思う。

ただ、途中から哀れな娼婦を中心にした話に展開していった。
主人公が娼婦のことを思いやる話になってた。
でもドストエフスキーに出てくる主人公は感情に激しい波があるなといつも思う。
ちょっと多重人格的で、
それほど何かされたわけでもない相手にものすごく嫌悪を抱いたり激怒したりする一方で、
弱い立場の女性にはものすごい優しい人になったりする。

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