作家でごはん!鍛練場
日乃万里永

幸と不幸のリンク

 五年付き合っていた彼に突然別れを告げられた沙耶は、気持ちを紛らわせるなにかが欲しくて、ペットを飼うことにした。
 沙耶の住むアパートは小動物ならば飼っても良いことになっており、不幸のどん底の中、せめて幸福の青い鳥にあやかろうと、青色のセキセイインコを買い求めた。
 幸福のフクと名づけたその鳥に、雛の頃からさし餌をし、まめに世話をするうちに、フクはいつしか簡単な言葉を発するようになり、沙耶にとても懐くようになった。

 ある晴れた日の休日、沙耶が少し目を離した隙に、日光浴をさせるために軒下に吊るしていた鳥かごが、無残に地面に落ち、底のプラスティックの部分は半分に割れ、辺りにエサが飛び散っていた。フクの姿はどこにもない。
 用心してかなり高い場所に鳥かごを吊るしていたつもりだったが、野良猫かなにかに襲われたのかもしれない。沙耶は急いで周辺を探し回った。長い間ずっと探し回ったのだが、フクはどこにも見当たらなかった。
 しかたなく沙耶は、いつかフクが戻って来ることを願い、鳥かごを買いなおし、外に置いて入口を開けながら待つことにした。
 そうして待ちながら、毎日のように探し回り、近所に張り紙も出した。
 
 数日が経った頃、家の呼び鈴がなった。
 玄関を開けると、見知らぬ男性が鳥かごを持って立っていた。鳥かごの中には、もう戻って来ないだろうと半ば諦めかけていたフクが、変わらない元気な姿で止まり木に止まっていた。
「フク!」
 沙耶が声を上げると、
「ああ、やはりあなたの鳥でしたか。実は随分前にうちの庭に迷いこんで来たところを保護していたんですが、道で張り紙を見掛けて、特徴がとても似ていたもので、あなたの鳥ではないかと思い、お尋ねしてみたんです。」
 紛れもなくそれはフクだった。沙耶は喜んで礼を言い、鳥かごを受けとった。坂口と名乗るその男性は、沙耶の家のすぐ近くに住んでいるといい、物腰が柔らかくとても礼儀正しい男性だった。
 沙耶は後でお礼がしたいと坂口と連絡先を交換し、しばらく経って坂口のほうから申し込まれ、沙耶は彼と付き合うようになった。
 フクがいなくなってしまった時はまた不幸に舞い戻ったような気がしていたが、こうして無事に見つかり、また恋人まで出来たことで、正しくフクが幸福を運び込んでくれたのではないかと沙耶は思った。
 
 坂口と付き合うようになってから、沙耶はあることが気に掛かるようになった。誰に対しても人懐こいフクが、彼にだけは近寄って行かないのだ。彼がそばにいるとすぐに逃げ出してしまう。
 だが人にも相性があるように、鳥にとってもなんとなく近寄りがたい相手というものはあるのだろうと、沙耶はあまり気にしないことにした。
 それでも、初めのうちは穏やかだった坂口も、付き合ううちに少しづつ態度が変わりはじめていった。
 沙耶が少しでもラインの返事を遅らせたりすると、どこでなにをしていたのだとか誰と会っていたのだとか、一々詮索してくるようになったのだ。 
 その束縛は日ごとに増し、さすがに耐え兼ねていると、ある時部屋の隅でフクがなにかチラシをつついているのが見えた。それはいなくなったフクを探すために作ったチラシで、本棚に挟んでいたのを引っ張りだしたらしい。そのチラシには中央にフクの写真が乗せてあり、その部分に興味を示したらしく、しきりにつついていたのだ。
 沙耶はそのチラシを見つめながら、はっとした……。
  
 数日後、沙耶は連絡先を変え、違うアパートに引っ越していた。
 あのチラシには、アパートの連絡先のみで、沙耶の家の連絡先や住所まで書いてはいなかった。大家を通して連絡をもらうことになっていたのに、大家からの連絡もなく、坂口はあの日直接、沙耶の家にフクを届けに来たのだ。坂口がフクを見つけたと言って沙耶の家に来た時、驚きと嬉しさで、まったくそのことを疑いもしなかった。連絡もせずになぜ、彼は沙耶の家を特定できたのかなど……。
 それに大家の話では、沙耶が元彼と付き合っていた頃から、大家は坂口を度々、付近で見掛けることがあったらしい。もしかしたら鳥かごを落としたのも……。
 それに気づいた時、沙耶は即座にアパートを出て行くことを決意したのだ。 
 
 坂口とは完全に連絡を絶ち、新しいアパートで新生活を始めた沙耶に、しばらく経ってから恋人ができた。今度の彼は、フクがとても懐いており、その彼はとても動物好きだった。
 フクはやはり幸福の青い鳥だった。
 フクがいなければあの土地を離れることもなく、今の彼と出会うこともなかっただろう。
 もしかしたら、今の幸せは、すべて過去から繋がっているのかもしれないと沙耶は思った。
 一時、不幸のどん底にいるように思えても、それは後に幸せになるためのプロセスだったときっと後になって気付くのだろうと。

幸と不幸のリンク

執筆の狙い

作者 日乃万里永
106.160.80.219

 原稿用紙五枚の掌編です。

『空』というお題で書いてみたのですが、書き上げてみると肝心の『空』の要素がまったくなく、応募はできませんでした。

 ご意見ご感想など、どうぞよろしくお願いいたします。 
 

コメント

カルネ
133.232.243.157

文体が固いかなあ。
万里永さんは感想コメントだと流れるような文章を書くようなので、作品を書くときもそういう素直な文体を心がけたら良いのになあ、と思うのですが。

内容はタイトル通りの「幸と不幸のリンク」。プロットあらすじ仕立、みたいな感じです。
まあ、5枚に拘ったのかな? とも思えるので。
もう少し内容に肉付けがあっても良いような、そんな感じです。

ラスト2行は今まで語ってきた物語の総評コメントのようになってます。そこ要検討ではないでしょうか。

あとはタイトルも要検討ではないでしょうか。本来なら作品を読み終えた読者が「ああ、そうだな。ほんと幸せと不幸せは隣り合わせ、リンクしてるみたいだよなあ」と、感想として思う事であってほしいような。
感想を示唆するタイトルにしない方が良いと思うんですよね…。

あと、良かったのは坂口(笑)。
さりげなくリアルに怖い人登場というのが良い感じです。
なので出来れば「物腰が柔らかくとても礼儀正しい男性だった」と来る前に例えば服装の描写とか表情の描写を入れて、いかにも善人そうな感じをもう少し具体的にしておくともっと良いのかなって思います。
今はほんとにいるよね~。一見、好青年、でも彼女に対してはDVだったとか。

あとはアパートの描写ももう少し具体的に欲しいかな。
いわゆる2階建て? 木造? コーポ的な? なのかな。
そう思ったのはインターホンではなく「呼び鈴」だったからですけど。
最近はオートロックマンションの方が多いでしょう。
特に女性はその辺を拘りませんか?
なのでどうしてアパートにしたのかなあ、とふと思って。

そんな印象でした。

二月の丘
219.100.84.36

読者想定どおりのレールに乗っかって、そのまんま、
ある意味何事もなく、至って順等に、あっさり終わったってーハナシですねー。

厭ミス方向に捻られるのも、個人的に読後感悪くなって好かんですし、
「作為」が鼻につくもんで、
これはこれでいいと思うんだけど・・

ディテールが足りてない。

地の文の、ヒロイン口調の「通りいっぺんの説明」がくどくて、
なくてもハナシに支障はない箇所が多いんで、
潔く省いてって、
その分、出た行数で、「恋の時間、恋心、恋の景色」を描写しないと。。

一行でも、二行でも、読者の心に刺さる、印象的な「恋するキモチ」表現。

筆者がそこに心を砕けるか、砕けないかで、
この手の掌編の印象と完成度はガラリと変わる。

そらもう絶対、劇的に変わる。



好かんのは、タイトル。
メーテルリンク『青い鳥』を意識しての『幸と不幸のリンク』なのは分かるけども、
「ネタバレ題」で芸はない(ごめん…)し、
タイトルとしての据わりが悪い。

字面、フレーズ、意味あい・・
タイトルづけには、もっと全力傾注して欲しい。


申し訳ないんだけど、正直なところ、この題がいやで、そこで引いて、
欄をあけるのよそうと思ったし、
読み始めんのも気乗りしなかったんです。。

山椒魚
126.245.69.165

ひさしぶりに三人称小説を読んだ気がして新鮮でした(事実は読んでるかもわからんが)。

まず思ったのは、この作風なら空と関連付けられそうじゃね、ということです。

元彼と別れて曇りがちだった空がフクの登場で青空になり、坂口とのやりとりで夕暮れになっていく…的な
メールを読んでいると伸びてきた影が画面を覆う。薄暗いなか彼の詮索するような文章がビカビカと光ってる…みたいな!

まぁそのあたりは作者さまも考えられてると思いますし、枚数制限があったのかな…

また、確かに少し平坦かなと思いました。
僕なら最後、青い鳥が実は別の鳥だったー!てことにします。で、本物のフクがやってきてチラシを突く、と。
そうしないと幸せを運ぶフクって坂口も連れてきてんじゃん、てことになりませんか?
別の鳥を用意してきたことにすれば物凄い執念を感じますし、その方が怖いと思います!

日乃万里永
106.160.80.219

 カルネ様

 お読み下さいまして、ありがとうございました。

 五枚におさめなければと思い、あらすじ的になってしまったのは少し感じていましたが、そうですね。この話は掌編でおさめる話ではないのかもしれません。今回そう言ったこともお聞きしたかったので、参考になりました。

 タイトルはダメですか……。
 自分ではうまく嵌った気がして気に入っていたのですが、再検討致します。

 坂口の人柄についても描写で語ったほうが良いですね。今度は枚数にこだわらず、丁寧に描写していきたいと思います。

 主人公の家は二階建てのアパートですが、話の都合で一階に住んでいる設定にしておりました。
 実は大家さんと知り合いだったからとか^_^;
 
 掌編にこだわらず、流れるような文章で、書き直してみたいと思います。

 ご感想くださいまして、ありがとうございました。

日乃万里永
106.160.80.219

 二月の丘様

 お読み下さいまして、ありがとうございました。

 掌編の書き方について、少し思い違いをしていたのかもしれません。
 
 私の場合、枚数にこだわる書き方をするあまりに説明的、あらすじ的になるので、これからは枚数のしばりをはずして、風景描写や心情描写をまず丁寧に描き、それを仕上げてから、枚数に合わせていく書き方をしていこうと思います。

 タイトルは考え直したほうが良いようですね。
 メーテルリンクとリンクしてとても満足してしまったのですが、それがかえってアダとなっていたとは思いませんでした。
 タイトル付けはいつも合格点を貰ったことがないので、もっと頭を捻りたいと思います。 
 
 ご感想くださいまして、ありがとうございました。
 

日乃万里永
106.160.80.219

 山椒魚様

 お読み下さいまして、ありがとうございました。

『空』との関連付け、いろいろと考えて下さり、ありがとうございます。
 
 おっしゃるように関連付けようと思えば出来ないこともないかもしれませんね。 
 ですが私の力量では五枚の中にお題を盛り込むことも出来ず、話を考えている内に『空』がどこかに行ってしまい、言いたいことが結局『幸せの青い鳥』になってしまったので応募は諦めました。
 上手にお題に持っていけたら良いのですが……。

 フクに関しては違う鳥に……という考えはありませんでした。
 といいますのも昔インコを飼っていたことがあったのですが、インコも割と皆同じように見えて、飼い主にしかわからない特徴などがあるので、そのあたりはそういうことを知っている人からするとオカシイと思われるかと思い、同じ鳥にしました。
 難しいですね……。

 ご感想くださいまして、ありがとうございました。

かろ
223.132.253.113

読みました。
5枚って制限はこれまたむずかしそうで。
お話はよかったです、わかりやすいし。
僕ならば、でですが、題名は『フク』でいいのではないかと。あと、フクちゃんのしぐさ、容姿、癖、二人でのやりとり欲しいです。どっか削りなるかもですが。むずかしいですね、5枚。あと『空』からませるについても今作5枚だしなあ。鳥でかすってますし。
でも、送ってみてもよかったのではと思います。

藤光
119.104.13.102

読ませていただきました。

読みやすくてよかった。
すらすら読めました。

ただ、5枚はさすがに少ないのかなと。薄いです。
もっと坂口が主人公にぐいぐい干渉してくる過程を読んでみたかったなと思います。もうちょっとハラハラしたかった。枚数の制限からかあっさりとネタばらしされましたし……。

もう少し長いのを期待します。
ありがとうございました。

日乃万里永
106.160.80.219

 かろ様

 お読み下さいまして、ありがとうございました。

 フクの仕草、容姿、癖についての描写、是非取り入れたいと思います。
 ですがそこまで盛り込むとやはり五枚は難しいですね。
 この話はやはり五枚におさめる内容ではなかったようです。

 拙作のためにいろいろとお考え下さいまして、ありがとうございました。

 ご感想くださいまして、ありがとうございました。

日乃万里永
106.160.80.219

 藤光様

 お読み下さいまして、ありがとうございました。

『もっと坂口が主人公にぐいぐい干渉してくる過程を読んでみたかったなと思います。もうちょっとハラハラしたかった。枚数の制限からかあっさりとネタばらしされましたし……。』

 ご指摘恐れ入ります。
 そのあたりの描写をもっと増やして、もう一度書き直そうと思います。

 昨年あたりから掌編に挑戦しているのですが、五枚におさめることにばかり頭が向いて、肝心の内容があらすじ的になってしまうことが多く、失敗続きで情けないです。
 
 本当にこれからは、まず始めに枚数を気にせず丁寧に書いてみてから、後で枚数をそろえる書き方をして行こうと思います。
  
 ご感想くださいまして、ありがとうございました。

ペンニードル
36.11.224.242

幸と不幸のリンク 読みました。


タイトルに掲げた幸、不幸の解釈が浅いと感じました。小説にする上で、短絡的というか。せっかくの三人称なのに局所的というか。

前の彼はやや猟奇的ではあるけど、目的の為に手段を選ばない彼のやり方は感情やモラルを拝すれば有効だろうし、ビジネスシーンでは強いパーソンだとも取れる。

今の彼と今後も一緒にいて幸せになれるの?ってのは何も示されていないのでいじわるに取れば、逃避先の依存先。

作者さんのステレオタイプてきな”幸せとかこうである”って基準に物語の軸が依存しているから、主人公の子が本当に不幸の末の幸福を掴み取れたようには感じられなかった。語り手にそう決めつけられたような。

幸せなんて漠然としていて国や地域や時代や性別や思想によって違うので、肩から見たら不幸な人が、本人としては実は幸福だったり、”幸と不幸のリンク”ってタイトルからパッと浮かぶテーマの取り扱いに対してこの物語はうわべをなぞったように感じてしまいました。

三人称とか5枚とかとは別なところで、主人公の子に主体性が足りない気がするのは書き手のプロットが主人公の感情を置き去りにしているからな気がしました。

日乃万里永
106.160.80.219

 ペンニードル様

 お読み下さいまして、ありがとうございました

 不幸の解釈が薄いとのこと、ご指摘を受けるまで気が付きませんでした。
 言われてみれば不幸というより、主人公に男を見る目がなかっただけで、不幸ではないかもしれませんね。

 今の彼についても、漠然としたことしか書いておらず、読み手に、この主人公はこの先どうなるのかという不安を抱かせるのもしかたがないかと思います。

 人物の掘り下げが出来ていないので説得力もなく、書き手である私が強引に主人公を動かしたようになっているのですね。

 ご指摘いただいた事柄を参考に、もう一度書き直したいと思います。

 ご感想くださいまして、ありがとうございました。
 

瀬尾りん
115.124.197.78

こんばんわ、今更の感想返しですいません汗
上の感想欄でも書かれてましたけど、私も空と結べるんじゃなかろうか!と思いました。フクちゃん青い鳥なら、空と同じ色だし。

それは置いておくとして、説明的な文言がやっぱり気になりました。三人称なら致し方ない部分もあると思いますが、もうちょっと沙耶ちゃんの心中を見たかったなと。
坂口このヤローはどうやってフクちゃんを捕まえたんだろう。嫌いな人間が近くにいたら、鳥かごに捕まっても暴れまわって憔悴しそうな気がする…鳥さんは結構デリケートな生き物なのです。
あと、どうして大家さんは坂口の事を知ってんだろう?とか、おそらく字数制限で説明できていなかった所があるんじゃないかと思います。
日乃様の小説はいつも優しい感じでほっこりするなぁ、と感じてますので!今回感想を寄せさせてもらってよかったです。ありがとうございました!

日乃万里永
106.160.80.219

 瀬尾りん様

 お読みくださいまして、ありがとうございました。

 『空』と結び付ける方法、もう少し頭を振り絞って考えたほうが良かったでしょうか……。

 
 枚数にこだわる書き方は、しないほうが良いですね。
 もっと、沙耶の心情を丁寧に描写してみようと思います。


 坂口は、あらかじめ同じ鳥かごを買ってきておいて、フクの入った鳥かごを下ろし、逆に買ってきた鳥かごを壊しておいた……ではどうでしょうか。
 言い訳がましいですが。

 大家さんは、沙耶と同じアパートに住んでいるので、坂口が沙耶の周りをうろついていたことを知っていたのですが、なにも、大家さんだから同じアパートに住むとは限らないですよね。そのあたり、きちんと書きこむべきでした。


 瀬尾様の小説こそ私は好きで、アップされたら真っ先に読ませてもらっております。(昨年はいろいろとあってこのサイトから遠ざかっておりましたが)ですので、また楽しい作品を読ませてください。心待ちにしております。

 ご感想くださいまして、ありがとうございました。

二月の丘
219.100.84.36

「お題」の正確な出し方と、「どこの」お題なのかが不明なんだけども、

仮にショートショート公募の「お題」なんだとしたら、
「これとは絡めないで、また別のを書いて出す」方がベター。。


「空ってお題だから、鳥」は、よくあるパターンで、絶対多数派。。
その中でもこれは「自然に飛んでいる野鳥ではない」んで、

〔山里の実家に、今年もツバメがやってきて、田植えが来たと告げている。けれど、父は冬に他界していて、もう米作りをすることもないのだ(仮)〕

とか、

〔高校時代から付き合って来た彼氏と別れる間際、瓢湖に白鳥を見に行った…(仮)〕

ってなハナシの方が、“お題の取り入れ方”としてはランク?が上になる・・と思う。



そもそも・・

お題の「空」は、=スカイ の意味固定で、それ限定なのか??

小説でもエッセイでもいいような公募だと、「お題の“読み方”“解釈”を限定していない」ケースの方が、むしろ多かったような・・???

そんで、
「エッセイでも可」なところだと、エッセイの方が応募数多いし、「強い」んですよ。。
(そういうのにワタシが応募した時は、エッセイと小説の割合が3:1 ぐらいだったし、大賞はエッセイの人だった)




「お題」のある短編公募は・・
【他人と被らない素材をチョイスし、他人と被らないハナシを書いた方が有利】だと思ってて、
自分はそうしてる。

「王道」のハナシをマットーに書いて・入賞できるほど「小説がうまくはない」からです。。

二月の丘
219.100.84.36

どうでもいい追記。


お題が、「そら」でも「から」でもアリな場合、

「空っぽの鳥かご〜」で行けそうに思うじゃん??

でも、それがまた明らかにもう「絶対多数派思考。ありがち、やりがち」なんで、、、


仮に「鳥」で行くとしても、たぶんインコからは離れた方が、
“多数派に堕さなくてベター”なのでは???



大昔、予備校で高校生の夏期講習やった時の教材(の一部)が、
井伏鱒二『屋根の上のサワン』で、、、

サワンってなんじゃい?! って思ってたら、「その家で保護されてた渡り鳥」でしたよ。。

やまいし
49.104.4.214

はじめまして。「幸と不幸のリンク」読みました。

文も読みやすく、展開も悪くありませんでした。ただ字数制限に引っ張られてしまって肉つきが良くないなと思いました。この字数であればもう少し焦点を絞って一部をピックアップして書いたほうが空にも関係づけられると思ってみたり。難しいですね。字数を気にせずしてこの作品を書いてほしいです。
最後の主張についてなのですが、たとい今が幸福だとしてもそれは不幸のためのプロセスなのではと逆に考えることもできますし(最後は死なので)、そんなブラックな話にもなるなと思いました。ブラックな話が好きなので良ければ書いて下さい。
ありがとうございました。

日乃万里永
106.160.80.219

 二月の丘様

 御再訪下さいまして、ありがとうございます。

 お題の元は、公募ガイドのTOBE小説工房です。
 先月号のお題はトイレ、そして今月号はキリンです。
 

 お題を見て物語を考える際に、まず実体験から思い起こすのですが、それでエッセイが一つ出来たり、お題がなければ絶対に思いつかなかったような物語が浮かんだりするので、今は専らこの公募に嵌っています。

 『空』からカラ、クウと思い巡らせて、この話のほかに、あるアパートに長年ずっと空いている部屋があって、主人公が興味本位で住んでみたところ、部屋が崩壊して空(あの世)に行った。という空室話を考えたのですが……やめました。
   
 今回の話は、お題から外れた時点で、掌編という枠をはずして自由に書けば良かったのだと思います。
 これからは、物語を思いついた時にそれが掌編向きかそうでないか決めずに、まず丁寧に書き起こしてみてから決めようと思います。
 
 いろいろと、参考になるご意見、ありがとうございました。

日乃万里永
106.160.80.219

 やまいし様

 お読みくださいまして、ありがとうございました。

 今回の投稿で、字数制限の中に物語を当て嵌めるやりかたは、私には難しいとわかりました。

 もっと丁寧に描写し、この物語にはもっといろいろ肉付けしてみたいと思います。
 
 ブラックエンドの話はほとんど書いたことがない気がします。というか、なかったような気がします。あったかな?

 幸とか不幸とか、人によって感じる概念は、もしかしたら真逆の場合もあるかもしれないですね。
 そういうことを考えてみると、なにかまた違う物語が書けそうです。

 ご感想くださいまして、ありがとうございました。 

ドリーマー
116.67.238.66

拝読しました。

応募しなかった理由は「書き上げてみると肝心の『空』の要素がまったくなかったから」だけでなく、「思い付いた話を無理やり五枚に押し込んだので粗筋になってしまったから」ではないでしょうか。文章もほぼほぼ説明文になっていますし。
というのも日乃さんは、けっして掌編が書けないわけじゃないんですよね。五枚ではないけれど、以前読ませていただいた日記の話(一昨年の秋くらいに企画で書いた作品)はかなり面白かったです。

>今回の投稿で、字数制限の中に物語を当て嵌めるやりかたは、私には難しいとわかりました。

でも公募に枚数(字数)制限はつきものですし、コンスタントに応募しようと思ったら、枚数の少ない掌編は打ってつけです。

>おっしゃるように関連付けようと思えば出来ないこともないかもしれませんね。 
 ですが私の力量では五枚の中にお題を盛り込むことも出来ず

などと言わず、鍛練のつもりで書いてはどうか(出来が良かったら応募する)と思います。

例えば最初の一行、

>五年付き合っていた彼に突然別れを告げられた沙耶は、気持ちを紛らわせるなにかが欲しくて、ペットを飼うことにした。

枚数制限がなかったら、ここだけで五枚費やすと思いませんか?
ついでに言うと、恋人に振られた傷心の主人公がラストで少しでも前向きになれば、それだけで一つの掌編になると思います。

お題の『空』ですが、実は私にとって、空は心象描写の便利なアイテムです。
女心と秋の空じゃありませんが、主人公の気持ちの変化を表すのに、つい空を頼ってしまいます。
主人公が泣きたい気分の時は、どんよりとした曇り空、今にも雨が落ちてきそう、とか。
楽しい気分の時は、雲一つない晴れ渡った空、とか、青空にシュークリームみたいな雲が浮いている、とか。
燃えるような夕焼け空に燃えるような恋心を、降るような満天の星空に主人公の満ち足りた心を重ねる、という具合です。

冒頭の一行を五枚で書くと、例えば喫茶店で恋人に別れを告げられた時の空模様は曇り → 傷心のまま店に一人残された時に雨が降ってくる → しばらく店で雨宿り(その間に主人公の気が紛れるエピソードを入れる)、外は土砂降り → やがて少しだけ気持ちが晴れた主人公、雨が止み雲間から薄日が差してくる → 帰り道、ペットショップのウィンドゥで見掛けた青いインコに一目惚れ、雨上がりの空に虹がかかっている → 帰宅して窓際に鳥籠を吊るす、空は青く澄み渡っている、あるいは鮮やかな夕焼け空にインコの青色が映える → (ダメ押しで)インコに『そら』と名付ける、とか。
たかだか半日で薄れる傷心なので、交際期間は半年以内に短縮しなきゃいけませんが(^^;

公募だからと気負わず、テーマと関連付ける描写の鍛練として書くのはどうでしょう。毎月、公募ガイドから出されるお題を、自分なりに鍛練目的を設定して書いてみる、そういう意味で五枚というのはちょうどいい枚数だと思うのです。
いや、自分でもちょっとやってみようかな、と思ったんですけどね。執筆に行き詰まった時の気分転換にもなりそうですし(^_^;)

自分のことは棚に上げて勝手なことを書きましたが、少しでも参考になれば幸いです。
それでは、失礼しました。

日乃万里永
106.160.80.219

 ドリーマー様

 お読みくださいまして、ありがとうございました。

 お題を見て、物語が浮かんだ時に、おおよそ何ページ位に収まる話かどうか、見極めが必要かもしれませんね。

 今回の話は、おっしゃるようにほぼあらすじになっていて、書き直してみるとフクを飼うまでにあっという間に五ページは越えたので、これは掌編向きの内容ではなかったのだと思いました。

 ですがドリーマー様のおっしゃるように、フク(空)を買うまでの主人公の気持ちを丁寧に描写して、五枚に収める内容でも良いのですね。
 心情描写を空で表せば、お題をクリアできますしね。
 是非参考にさせていただきたいと思います。
 
 今はキリンについて書いていますが、物語を考えている時がやはり一番楽しくて、お題小説はやめられそうにありません。

 
 このサイトも様式が変わって、なんだか使いづらくなってしまった気がします。
 以前のスタイルが好みだったのですが……。
 またドリーマ様の小説も読ませてください。
 心待ちにしております。

 ご感想くださいまして、ありがとうございました。
  

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