作家でごはん!鍛練場

『若きhahahaの悩み』

hahaha著

何度も投稿ばかり失礼します。hahahaです。
突然ですが、ミステリーを執筆して某ミステリ大賞に応募する目標を立てました。
これは、そのために書いている作品の一部分なのですが(冒頭ではありません)、このような書き方がいいのか不安です。
自由話法と間接話法を混ぜると非常に書きやすいのですが、減点対象でしょうか?
完全な一人称にしようか迷っています。ご教示ください。
その他にも、気になる点などあれば厳しくご指摘お願いいたします。

 都内の山奥にある『山考館』は、案外、古臭いということもなかった。最上翼は、先輩から、肝を冷やす『山考館』の七不思議について聞かされていたため、老舗旅館のようなところをイメージしていた。実際は、竣工してから十年も経ってそうにない、ホワイトで統一された真新しい宿舎だった。
「これなら、気が散ることもないな」
「ああ、うん。肝試しができないのは、残念だけどね」
 蛍光灯で煌々と照らされた廊下を歩みながら、同級生の榊原珍彦が、軽くジャンプして茶髪を揺らした。
「ウズッチ、肝試しする気だったのか?」
「まあね。修学旅行は、高級ホテル過ぎて手も足も出なかったからさ、今度は、ちょうどいい肝試しスポットだと思ったんだけど……。これなら、まだ、学校の方が不気味だよ」
 学校の校舎よりも、ここは、蛍光灯の量が多かった。榊原の言うように、肝試しをするには不似合いな場所だ。ここでの肝試しは、真昼のプールでホラー映画を鑑賞するようなものだろう。
「こんなところで、どうして、七不思議なんかできるんだろうな」
 翼が聞いた限りでは、廊下についても、夜中の二時に廊下から大勢の子供が激走する足音が聞こえるという話があった。人によっては、髪の長い女の足音だとか、タヌキ腹のサラリーマンの足音だとか言うが、足音で、どうしてその人の詳細な情報を得られるのか、皆目見当もつかない。まあ、そう切り込むのは、興ざめかもしれないが。
 翼は、天井に並んだコンビニのごとく膨大な数の蛍光灯を見つめた。
「まあ、不気味だって苦情があって、こんな天井になったのかもしれないけど」
「もしくは、僕みたいな、肝試しをしようと企む輩が過去にもいて、肝試しをできない廊下にしたかったのかも」
「はは、それはないわ」
 翼は、笑い飛ばした。榊原らしい憶測は置いておき、真面目に考えてみる。やはり、『山考館』が山奥にあるという立地の問題と、三年の夏の一週間しか宿泊しないという特殊な条件が、七不思議の発祥を後押ししたのでないだろうか。真剣に大学を目指している身としては、七不思議など雑念に他ならないので、どうか耳にはしたくなかったが。
「それで、苦手な現社の方はどうだ?」
「いやー、それがね……」
 榊原は、弱った顔をした。
「なんで、あんなに不必要な知識を詰め込まないといけないのか訳わからんって、日本史や世界史なら言えるんだけど。現社の知識って、社会出ても使えるもんね……」
 現社が大の苦手である榊原は、額を押さえた。彼がどうして現社が苦手なのかは、きっと、暗記が苦手だからだろう。数学や国語では、センター九割が安定している彼に限って、単なる暗記がネックになるのは、少なからず同情してしまう。
「しかし、不思議だよな。ウズッチは、なんで暗記が苦手なんだろう」
 翼は、むしろ、現社などの暗記科目の方が得意だ。センター試験では、日本史Bと合わせて大事な得点源になる教科だった。
 逆に、翼は、数学ができない。問題用紙に羅列された条件を見つめただけで、拒絶反応が出て息が詰まりそうになる。センター数学のようにタイムプレッシャーがある中では、紛れもない拷問だった。
「俺とウズッチが協力すれば、ちょうど、全教科、高得点キープだな」
「ほんと、それ。僕自身だって、なんで暗記できないのか、よくわからないんだよね」
 勉強ができなくても、難解なパズルは得意な人がいる。榊原はそのタイプなのだろうかと考えたこともあったが、そのタイプの人には、地頭がいいだけで単に勉強していない人が多いのではと思う。榊原は、この一週間の勉強合宿でも、一部の生徒みたく仮病を使うこともなかった。
 榊原には、現社などの暗記教科に拒絶があるのだろうか。もしそうなら、榊原の得意分野の偏りは、単なる好き嫌いだろう。
 そんなことを考えていると、よく、根源的な問題が込み上げてくる。勉強ができるとは、果たして、努力の同義語だろうか。才能の類義語だろうか。
「まあ、ぼちぼち、だな」
「なんだよ、翼。オヤジみたいなこと言うね」
 翼と榊原は、廊下を角で曲がった。先の廊下の天井も、あり得ない量の蛍光灯で埋まっている。
「今日の夜学用に、現社の一問一答、貸そうか?」
「おお、本当? それは、嬉しい」
「もう、三周したからな。これからは、俺は、生基と化基を始めないと」
 理科の基礎教科では、失点は許されない。基礎なし理科と比べたら、目が飛び出るほど簡単であるのだから。
 理科について考えを巡らしていると、榊原が、横から口唇を尖らした顔をした。
「暗記が得意なやつはいいな。苦手なやつにとっては、理科基礎さえ、重荷なんだよね」
「それは、お互いさまだろ。俺にしたら、英語長文と数学は、辛いぞ」
「じゃあ、お互いさまってことで」
 榊原は、一度ジャンプしてから駆け出し、自販機の前にべたりとくっついた。一日勉強した自分を労わるのは、やはり、スカッとする炭酸ジュースだ。
 
 聖光学院中京高校の伝統、地獄の一週間勉強合宿が、ついに始まってしまった。朝学、昼学、夜学と三部構成で、一日で約十時間の勉強になる。クラスで一つの座敷に入って正座でそれぞれ勉強し、その様子を三人の教師に監視されるので、逃げることはできない。
 三日目にして、すでに、仮病という形でリタイア者も出た。しかし、ここでリタイアした者とそうでない者との間には、大きな壁ができる。模試成績などではなく、単純な力の差ができるのだ。ものすごく平たく言えば、ハブられる。皆、必死だ。
 谷崎奏は、昼学を終え、一安心の息をつきながら、自室に籠っていた。二段ベッドの下段に体育座りで座り、スマホで大学を検索している。奏の志望校は、早稲田大学だった。父と母、それに祖父と祖母、皆、早稲田卒の家系なのだ。両親からは、親族の間で恥にならないように早稲田へ行け、行かないなら東大に行けと、言われている。
 なんで、進路を親に決められないといけないのだろう。早稲田がそんなにすごいの?
 なんて両親に本心を打ち明けると、ほれ見ろ、悟り世代は変に悟るからダメなんだと、頭ごなしに否定された。
 もちろん、学歴は、その人の信頼性を高めるに違いない。高ければ高い方がいいだろう。でも、死に物狂いで高い学歴を求めるほど、僕は、強欲な気質じゃないんだ。早稲田なんか入って周囲から変に期待されても困ると、思ってしまう。その人相応の大学に行くのがいいんじゃないか。
 競争とか僕は耐えられないし、お金に目が眩むほど孤独でもないしで、とくに大企業にも入る気もない。こんな内心をクラスの子に打ち明けたら、やっぱり、引かれるのかな。誰にも、引かれたくないな。
 奏は、スマホで早稲田の過去問を見つめながら、考える。
 早稲田の国語は、かなり難しそうだ。これをクリアすれば、その後の人生で自信をもって生きられるかもしれない。でも、心の弱い僕のことだ。変に誇張して、アイデンティティーをこんな事実で支え始めるかもしれない。そうなったら、終わりだ。過去にすがりつき始めたら、その後の展望なんかない。それは、嫌だ。
 だって、僕には、小説家になる夢が……。こんなことクラスの子に打ち明けたら、やっぱり、引かれるのかな。誰にも、引かれたくないな。
 奏は、スマホの電源を切って傍らに置いた。夜学では、とりあえず、早稲田の過去問を解こうか。結局、奏には、両親に逆らう勇気がなかったのだ。 
 コンコンコン。
 そのとき、樹脂製のドアが三度ノックされた。トイレのノックにならないように三度ノックするのは、田中優くらいだ。
「入って、いいよー」
「武志くんいない?」
 この二人部屋には、奏と本田武志が寝泊まりしていた。部屋割りは自由に決めることができたのだが、静かな人と一緒になりたかった武志が、奏を強要したのだ。奏は、優と一緒の部屋にする予定だったのに。
「彼は、どっか行っちゃった」
 返答すると、優は、そっとドアを開けてそっと閉めた。開閉するたびに、ドカンと音を立てる武志とは、大違いだ。こんな動作に、ほっとする。
「どう? 早稲田の過去問、解いた?」
 優が、入ってくるなり聞いた。
「うーん。まだなんだ。昼学は、教科書の要約やってたよ」
 国語科の竹崎先生が授業で言っていた勉強方法だ。正しく要約できるようになると、内容理解がスムーズに行えるようになるらしい。天声人語では物足りないから、現代文の教科書を使えばいい。そう言っていた。
「優くんは、どうなの?」
「いや、僕よりもさ」
 優は、身を屈め、二段ベッドの下段に入りこんでくる。
「奏、現代文得意じゃん。わざわざ、合宿で勉強しなくてもいいんじゃない。それとも、やっぱり、他の教科には気が入らない?」
「そうなんだよ。一応、教科書は開いてみるんだけどね、どの文字も背景と同じで、僕の目には見えないみたいなんだ」
 奏は、教科書を両手で持つ振りをした。
「取って付けたような言い方だね」
 優は、奏の持つエア教科書を、ぞんざいに奪ってベッドの上段に投げ捨てた。
「小説家になる夢から、離れられないの? おかしいね。受験生の夏って、受験のことしか考えてないはずなんだけど」
 にやついた顔をしてくる。奏は、唯一、優にだけ小説家の夢を語ったことがあった。ある日の文芸部の放課後、急に優が「僕はミステリー作家になる」と打ち明けてきたので、「じゃあ、僕は、ファンタジー作家になるよ」と打ち明けざるを得なかった。まだ、新人賞では、一次選考も通ったことがないから、技術的な問題から改善していこうと互いに握手したのだった。なんか、照れる。
「そっちだって、今も、殺人のトリック考え続けてるんでしょ? 恐ろしい。殺人犯か、優くんくらいだよ」
「だったら、そっちも恐ろしいね。急に、額に数字が現れて、カウントダウンを始めるっていう妄想を、そこまで真摯にするのは、奏くんくらい」
 二人は、顔を見合って笑った。
 優との談笑は、最高のビタミン剤だ。

 夜学が始まった。休み時間は、十七時から二十時までの三時間だけだった。夕食や風呂、一日の成果の報告、一日の反省文などをやっていると、自由時間はけっこう奪われる。それに、友人と勉強計画で話し込んでしまったので、スマホで『モンスター&クラッシュ』をやる時間はほとんどなかった。
 熊田隆は、かりかりと頭を掻いた。さっき始めたばっかの数学が、クソ分からねえ。なんだ、この問題は。見たこともない。
 嘘だろ。だって、これ、センターの問題だぞ。すらすら解けて当然だ。ただでさえ問題量と時間が割りに合ったテストではないのに、考え込んでいては、最後まで解けきれない。センター数学は、まず八割。八割。八割……。
 熊田は、とりあえず、息を吐いた。回りを見回すと、素材を生かした檜のテーブルに向かって、皆、破竹の勢いで参考書や過去問を解いている。前方の席で、のんびり現代文の教科書を読んでる影の薄いやつはいるが、それ以外は、一秒も無駄にできないといった様子である。
 ダメだ。見るな。熊田は、さっと顔を伏せた。生来の負けず嫌いである俺は、クラスのやつとの差を感じると、すぐに堪えられなくなる。考えても無駄なことは放っておき、ここ最近まで柔道をやっていた分の遅れを取り戻さなくてはならないのだ。
 俺が手を止めている間にも、ライバルは手を動かし続けている。いや、それも考えない方がいい。理由などなくてもいい。無意味でもいい。とにかく、手を動かし続けろ。
 熊田は、自分に発破をかけた。しかし、威勢のよさとは裏腹に、手は止まったままだ。
 再度、集中しようと息を吐く。数学Ⅱは比較的難しいが、センター数学でどえらい問題が出たことはないはずだ。冷静になって考えれば解けるはず。えーと。『関数f(x)=??におけるhが0でないとき、xがaからa+hまでのf(x)の平均変化率は』。
 なにを言ってるんだ。頼むから、日本語を喋ってくれないか。熊田は、かなりの興奮状態となっていた。
「おい、大丈夫か?」
 監視役の園島先生が、体育科教師らしく響く声をかけて歩み寄ってくる。
「え、大丈夫ですけど? 俺、なんかしました?」
 熊田が首を傾げると、園島先生は、熊田が頭部に置いている左手を顎で示した。左手を目前に持っていくと、右手の爪が赤く染まっている。どうやら、頭を掻きすぎて頭皮が破れてしまったらしい。認知してみれば、たしかにひりひりと痛い。
 クラスのやつらの視線が、一斉に熊田に向けられた。おいおい、勘弁してくれよ。負け犬を見るような目を俺に向けるんじゃねえ。熊田は、彼らを殴りたくなる衝動を抑え、足元に目を落とした。
「保健室で処置した方がいいな?」
 園島先生は、問うているというより、強要するような口調だった。
「……はい。保健室行きます」 
 仕方がない。熊田は、座布団から立ちあがった。急激に脚に血液が落ちるのが分かる。正座に祟られたのだ。力が抜けたようでしばらくは歩行が大変そうだが、男臭いと揶揄される園島先生に肩を借りるようなことがあってはならない。自力だ。
 変な歩行リズムで、熊田は、座敷を後にした。廊下で、一旦、脚を伸ばしてみる。幾分、マシになった気がした。 
 それより、クラスのやつらに、リタイアだと勘違いされないだろうか。それが心配だ。俺の精神力は、あんなやつらに負けるわけがないというのに。
 
 『しかし』発見。ここで、内容が逆転するわけね。前島華は、センター国語に挑戦していた。現代文の要は接続詞であると、塾の人気講師から教わった。最初は半信半疑だったが、実際に接続詞を意識して読んでいくと、いつからか、頭の中で評論文の内容を整理できるようになった。
 同クラスの七川美代は、現代文に取り上げられるキーワードを一つ一つ覚えるというご苦労な勉強をしているが、それは小論文の勉強だろう。ナショナリズムだかナルシズムだか知らないが、現代文の場合、すべての答えが問題文に丁寧に書いてあるのだから。
 おっと。いけない、いけない。また他の塾講師が言うには、受験に失敗する要因の一つは、慢心だという。今のわたし、慢心の塊じゃないか。
 華は、癖の頬杖を止めて、左手を問題用紙にあてた。問は、『このときの美代の心情として最も適切な選択肢を答えなさい』だった。偶然、この小説の主人公の名前が、美代だったのだ。こちらの美代の心情は……。華は、斜め前に正座する美代を見つめた。
 学校用の青いジャージを着た美代は、まだ乾いていない艶やかな髪に左手を絡め、深く考え込んでいる。ちらりと美代の机を覗くと、華と同じ、センター国語の問題があった。上手く解けないのか、髪に絡んだ左手で頭を掻き始めた。
 大丈夫だろうか。先ほどの熊田みたいに不名誉な注目を浴びたら、わたしだったら、学校行きたくなくなるな。まあ、鋼のハートと噂のバスケ部の美代なら、問題ではないのかもしれないけど。帰宅部と部活動組との間には、それなりにメンタルの差があるんだと思う。
 ってか、ジャージで正座すると、あんなにお尻が膨れて見えるの? 美代のお尻が筋肉質だから、じゃないよね。わたしのお尻は、どうなっているんだろう。男子を喜ばせたりしていたら、赤っ恥なんだけど……。
 華は、くるりと振り返り、自分の臀部を見た。頭に浮かんでしまった不愉快なイメージよりは、すっとしていたので安堵した。
「おい、前島。集中しろ」
 熊田の付き添いから戻ってきた園島先生が、声を上げた。数人のクラスメイトが、華を振り返る。華は、自分の臀部を見つめたまま固まっていた。ヤベッ。めっちゃハズいじゃん。もう、園島先生は、思春期の繊細な少女の心が分からないの?
「すみません。集中します」
「ああ。前島だけじゃないぞ。集中してないやつは、目立つからな」
 ふん。あっかんべーだ。

若きhahahaの悩み ©hahaha

執筆の狙い

何度も投稿ばかり失礼します。hahahaです。
突然ですが、ミステリーを執筆して某ミステリ大賞に応募する目標を立てました。
これは、そのために書いている作品の一部分なのですが(冒頭ではありません)、このような書き方がいいのか不安です。
自由話法と間接話法を混ぜると非常に書きやすいのですが、減点対象でしょうか?
完全な一人称にしようか迷っています。ご教示ください。
その他にも、気になる点などあれば厳しくご指摘お願いいたします。

hahaha

14.133.223.112

感想と意見

大丘 忍

最近ミステリーに興味を持っております。この作品がミステリーなら、事件が起きていなくては後を読んでくれないでしょう。冒頭に事件を描いて読者の興味を惹きつけるのがミステリー書きのコツだそうです。

2018-02-11 21:54

58.0.104.143

黒井太三郎

早稲田だー俺は法政どまりだw
なんか入りずらかったです。
もうちょっと入り込めないもんでしょうか?

2018-02-11 22:02

121.109.111.65

hahaha

>大丘忍様
 ご指摘ありがとうございます。内容よりは書き方についてご指摘いただけると嬉しいですが、やはり、ミステリーは謎ですね。これは冒頭部分ではありませんが、冒頭では、謎を提示しています。

>黒井太三郎様
 読んでいただき、心より感謝いたします。法政でも、すごいですよ。僕は、高三で、三流国立進学の予定です。
 入り込みやすいかという意図で受験の内容を散らばしたのですが、逆効果でしたでしょうか。
 受験とも馴染みが深そうなあなた様が入りにくいというのは、改善しなくてはならないかもしれません。参考になるご指摘、ありがとうございます。

2018-02-11 23:39

14.133.223.112

阿南沙希

こんばんは、ざっとですが読ませていただきました。チャレンジ、いいことだと思います。疑問の点について、感想程度ですが述べますね。

文体の形式については、今の段階ではごちゃごちゃしていて、誰が主人公なのかわかりづらいです。話法は混ざっていてもいいですが
、心情とそれ以外を2:8くらいの割合にして、主人公の視点だけに固定し、出来るだけ行動で心情を伝えるようにします。
主人公固定とするのは、他キャラの視点を出すと、作者都合も出てしまい、ミステリの醍醐味である「わからない美学」を描きづらいからです。誰か1人の視点に固定することで、制約はありますが、作者としては利用できる余白なり間が生じるかと。レミゼラブルのように、複数の主人公が織りなす群像劇…でもいいですが、筋立てによっては心情のネタバレになります。

そういう意味では、完全な一人称にするのはアリです。しかし、一人称は三人称以上に1人語りに陥りやすく、難しいです。ここに掲載したぶんだけでも一人称に直して書いてみて、やりにくかったら即三人称に決定でもいいかと。そのくらい、視野などの制約があって描写が限られてくるので難易度高いです。栗本薫さんみたいにばんばん書ける人もいますが。

あと、受験ネタはリアリティがありましたが、それが事件やキャラクター達にどう生きてくるか? が気になりました。
しかし、ここで載せては公募の支障になるやもしれませんし、とにかく結末までしっかり構成を組んで書いてみるといいですよ〜。下読みさんも身近な誰かに頼みつつ、頑張ってくださいね。草葉の陰で応援しています。

2018-02-12 00:51

126.241.215.0

hahaha

>阿南沙希様

 まずは、ご一読いただき心より感謝いたします。実力ないし落選してもいいやみたいな態度では挑みたくなくて、やるからには本気です。受験と似てるかもしれませんが、目標が決まってタイムプレッシャーがあると上達も早いだろう点もメリットと考えています。

 文体形式について詳しい指針、とてもありがたいです。参考にさせていただきます。物語の都合上、群集劇か一視点どちらにするかは、よく吟味したいです。一人称群集劇の作品はあまり知らないのですが、最近、湊かなえの『高校入試』を読んでいいなと思いました。かなり高度なのでしょうか……。

 受験ネタは、まさに、リアリティー演出のためだけなので、物語とは関係ないです。ただ、キャラ立てする上でいい基準になるかなと。読者に苦痛を与えないよう、受験ネタをより平坦にするかどうかも吟味してみます。
 
 最後に。応援、ありがとうございます! 

2018-02-12 07:58

14.133.223.112

hahaha

hahahaです。

もしよろしければ、キャラについても感想なり欲しいです。
群集劇にした場合、キャラが立ってないと読みにくいので。
キャラは立っているでしょうか?

2018-02-12 08:00

14.133.223.112

ぷーでる

キャラは立っているでしょうか?

<< キャラ中心の設定だった場合、強烈な個性を出す必要があるかもです。
   何が好きか嫌いか?それが見えてきた方がキャラは立つ様な気がします。

ただ、これだと心配なのは阿南沙希さんのコメントで↓

 主人公固定とするのは、他キャラの視点を出すと、作者都合も出てしまい、ミステリの醍醐味である「わからない美学」を描きづらいからです。誰か1人の視点に固定することで、制約はありますが、作者としては利用できる余白なり間が生じるかと。レミゼラブルのように、複数の主人公が織りなす群像劇…でもいいですが、筋立てによっては心情のネタバレになります。

<< なんて事もあるので、ミステリーでキャラを立たせるって高度なのかもしれませんね(゜Д゜;) 

キャラが立ってないと読みにくいので。

<< 読みにくいのは、恐らくキャラが立っていないだけが理由ではない様な気もします。

基本的な小説だと、キャラを立たせるよりストーリーを立たせる場合が大半だと他サイトでは説明していました。
キャラ中心で話を立たせる傾向が強いのは、ライトノベルかな?
基本的にキャラが立つっていうのは、アイドル的な存在になると思うので。

2018-02-12 18:25

133.232.189.194

阿南沙希

こんにちは、駆け足ですがキャラクターについて…

はっきり書いてしまうと、全員同じに見えます。性格がみえません。ドラクエ3で性格ってありますよね。うっかりもの、ちからじまん、きれもの、ぬけめがない…などなど。今作のキャラクターたちは、一言でいってどんな奴らなのか、描写ではわからなかったです。受験ネタをベースにしても書き分けできると思います。しっかり者だったら予習復習は欠かさず皆のツッコミ役、ぬけめがないならある科目はできなくても合格最低点をちゃっかり調べていて、合計点数でいけばいいやと思ってる…とか。性格や家庭環境を固めておくと、同じにはならないです。

人数を出せば出すほど全員着地させるのは難しくなるので(あれ?そういやあいつどうしたの?的な…笑)最初は三人くらいに絞って、あとは脇扱いの方が把握しやすいかもしれません。

ともあれ、まずはトリックを中心とするメインストーリーの構成をしっかり立てて、キャラクターはそれを彩る存在として味つけをしていく…感じでやってみてはどうでしょうか? キャラの肉付けをしていくと、こいつはこんなことしない、とかで展開が変わることもままあります。
人称のこともありますし、推敲も考えると意外と時間ないですよ〜。なんだか圧をかけた感ありますが、頑張ってみてください。

2018-02-12 20:35

126.241.211.66

hahaha

>ぷーでる様

 コメント下さり感謝いたします。
 実は、本作はホラー要素も入れた作品で、キャラが怯え慄く姿を描写できたらと考えています。そのうえで、もちろんストーリーも大切にしますが、群集劇にしてキャラの個性が出ていた方がいいなと。阿南沙希様の指摘にあるように、作者都合に陥りやすいという群集劇のデメリットは、やや実感しております。考えどころです。ストーリーとキャラが組み合わさって小説としての推進力を持つように、練ってきます!

>阿南沙希様
 
 再訪ありがとうございます。

 そうですか……。自分ではキャラが際立ってると思い込んでいましたが、だいぶズレがあるようですね。キャラ立てには履歴書的なものを作ったこともあるのですが、ただ情報が列挙されているだけで、いまいちイメージがしにくかったです。そこで、今は、『ふわふわ。適当』みたいに、単純な言葉を並べてイメージするようにしています。その線上で具体的なエピソードを作るといいかもしれません。ともあれ、まずはイメージを固めたいです。

 三人ほどの群集劇にするというアイデアは、ストーリーとの調和がいいかもしれないと思いました。

 人称やキャラなど土台から再度練り直そうかと思います。頑張ります! 作者本人では気付きにくかった点などご教示いただき、心より感謝いたします!

2018-02-13 10:10

14.133.223.112

大丘 忍

再訪です。なにやら受験の話ばかりが描かれているようですが、この中に事件を解く鍵が伏線として含まれているのでしょうか。ミステリーの場合は必ずそれが必要だと思いますが。

2018-02-13 10:35

153.190.54.69

hahaha

>大丘 忍様
 再訪、ありがとうございます。時間を割いてご一読いただき感謝いたします。
 受験ネタは伏線ではなく、リアリティー演出です。
 説明不足で申し訳なかったですが、この部分は、冒頭後の回想部分で事件までの経過です。失礼しました。
 演出範囲を超えているかどうかは、今後も考えてみます。

2018-02-13 14:25

14.133.167.95

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