作家でごはん!鍛練場

『わたしが音楽家になった日(SF版)第一章まで』

弥言著

プロローグから第一章までです。

以前ここに載せた「わたしが音楽家になった日」をSF版に改稿してます。
なにか気づいたことなどあれば教えて欲しいですが、一番気になってるのは、これってジャンルはなんだろうってことです。

ジャンルがはっきりしないから、もう一度書き直そうかなと思い始めました。
青年主人公を別に設定して、主人公の女の子を萌えキャラヒロインにして、一緒に月をめざすような、全体的にもっと軽いライトノベルに改稿するのもありかと思ってます。

 プロローグ
 
 天空をすっぽり覆う巨大なクリスタルドーム、その内側には、人類の夢を形にした絢爛豪華な観光都市、ルナシティがある。低重力を利用して建てられた高層ビルは、さながらつくし畑のようであったが、その中でも頭一つ飛び抜け、ひと際目を引くのが、シティ中央ビルディングだ。その最上階に、細いスーツを着こなす男、その渋い外見で富裕層の奥様票をかき集めた市長、スミス高春(すみすたかはる)がいた。
「間違いありません。異星人のものと思われる宇宙船は、このルナシティに向かっています」
 ノックもなしに駆け込んできたのは、会沢リサ(あいざわりさ)、高春を支える若い秘書だ。二本のピンで髪をきっちり留め、飾り気のないスーツを着ている。格好はいつも通りだが、さすがのリサにも焦りが見える。走ってきたのか、呼吸は乱れ、胸のあたりがまだ大きく前後している。その報告を受けた高春は、小さな呻き声をあげたあと、こぶしでデスクを叩いた。
「なぜだ…… 友好だろうが侵略だろうが、まずは地球に行くだろう。なぜこんな観光都市にくる? そうか、やつら観光が目的か! なら月の石クッキーでもくれてやれ」
 不機嫌な声で吐き捨て、勢いよく立ちあがる。太ももがデスクにぶつかり、無秩序に積まれた書類が落ちた。
「異星人の目的なんて誰にもわかりません。ですがこれは大変なチャンスです。歴史に残るファーストコンタクトが、市長、あなたの握手になるかもしれないんですよ」
「そんなもんクソ食らえだ。たしかに子供のときは、そんな英雄的な自分を夢想したさ。だが今は…… 胃が壊れないかどうか、そっちの方が心配だ」
 本音をぶちまけるとリサが表情を曇らせる。
「胃薬を準備しておきます。あと、病院の予約も入れておきます」
 淡々とした声。強くあたっても、弱いところを見せても意にも介してくれない。高春が舌打ちしたとき、リサの携帯が鳴った。
「よろしい。出たまえ」
 電話はすぐに終わったが、リサの表情はすっかりかたくなっていた。
「市長、異星人の宇宙船がシティ上空に到着するようです。もう、ここから視認できます」
「もうきたのか、壁の遮光をオフにしてくれ」
 リサが壁のパネルをいじると、部屋の壁が透明化した。普段であれば、眼下にシティ全体、上空にはクリスタルドームを通して美しい星空と、母なる地球が見える。しかし今は、工業都市を浮かべたような巨大な宇宙船が威容をはなっていた。その宇宙船はゆっくりだが確実にシティ中央ビルディングに近づいてくる。あの宇宙船が真上にきたとき、何かが起こるに違いない。高春はそう考えて手に汗握った。横目で見ると、リサも同様に考えているのか、緊張した面持ちで空を見あげている。
 それから三十分――
「市長、行ってしまいましたね、宇宙船……」
「ああ、止まる気配なんてまったくなかった。何だったんだ? まるで眼中にないようだった」
 二人が顔を見合わせていると、再び携帯が鳴った。慌てて出たリサの表情がしだいにゆがんでいく。電話を切ったあと、納得できないという様子で、リサは首をかしげた。
「どうした?」
「よくわかりませんが、宇宙船が停止したそうです。コペルニクスクレーターの近くで停止し、着陸船らしきものが切り離され、月面に降下中とか」
「そこには基地も何もない。どうしてそんな場所に」
「わかりませんが、月面で異星人を出迎えている一団がいるとか」
 あれほど注意したのに、やはり勝手な行動をとる輩がいる。高春は頭に血がのぼっていくのを感じた。
「どこの国のやつらだ! 何かあったらどう責任をとる気なんだ!」
「そう熱くならないでください。今は正確な情報が必要なはずです。テレビカメラがその様子をライブ中継しているそうです。今番組をつけます」
「まったくなってない。この部屋は最前線のはずだろ、民報に先を越されるなんて……」
 リサはそれにはこたえず壁のパネルを操作する。眼下に見えていたルナシティが消え、かわりにテレビ中継の映像がうつしだされた。
 映像には月面の大きなクレーターがうつっている。そしてリサの言った通り、滑らかな円筒型の着陸船らしきものが、今まさにクレーターの真ん中に着陸しようとしている。その周りには、異様な格好でそれを見あげている一団と……
「何だあれは?」
 予想もしなかったものが目に入り、思わず声が出た。
「木造帆船のように見えます」
 高春も同じ意見だった。頑丈そうな竜骨と特徴的なマスト、博物館でしか見たことがないが、大航海時代のキャラベル船が、一団の背後に浮かんでいる。水はおろか、空気さえない月面に、なぜキャラベル船があるのか。漫画のような光景に混乱していると、アナウンサーの声が聞こえてきた。
《たった今、現場に高精度カメラが到着いたしました。異星人の着陸船と、それを出迎える正体不明の一団、一体何が起こっているのか、この映像で明らかになるでしょう》
 切り替わった映像を目にして、高春は崩れ落ちるように椅子に座った。きっと今この瞬間、人類は皆同じ気持ちだろう。
「何一つ理解できない。誰か教えてくれ」
 リサは困惑した表情で黙っている。
「リサ、私の頭はどうかしてしまったのだろうか…… 確認したい。君には一体何が見えてる?」
 少し疲れたように肩をおとし、ゆっくりとこたえる。
「大きな猫のような異性人が、宇宙服のようなものを着て、月面におり立っています」
「で、どんなやつらが出迎えている?」
「あれは『うさぎ』に見えます。タキシードを着た二本足のうさぎたちが、異性人を出迎えています」
 高春は引きつったように笑う。
「私にも同じものが見えているよ。どういうことだ?」
 リサが口を開きかけたとき、それを遮ってルナポリス長官のケイベルが、勢いよくドアを開け入ってきた。
「おお、どうしたケイベル?」
「どうもこうもない。ルナシティの市民たちがビルの周りに集まって、この状況を説明しろと騒いでいる」
 見た目は屈強な黒人、声はチューバのように低い。
「馬鹿なのか? 私が知っているわけないだろう。きっとこの状況を説明できる人間なんて、世界のどこにもいない」
「だったら知るために行動すべきだ。月面クルーザーは用意できてる。現場に使節団でも派遣しろ」
 高春は腕を組み、数秒考えたあとで、指を鳴らした。
「なるほど名案だ。それに正論だ。いつまでもここでテレビを見ていては、支持者に何を言われるかわからない。すぐに使節団をおくろう。ケイベル、君も現場に行ってくれ。異星人と謎のうさぎを、今夜のディナーに招待する」
 それから八時間後、銀河の端、シンクニカ惑星からきたと主張する猫型異星人と、スミス高春は迎賓ビルで握手を交わした。それは人類の念願だったファーストコンタクトであった。
「すると、あなた方シンクニカ星人は、銀河知的生命体連盟の使者であり、うさぎたちにある重要な件を伝えるためにきたと、そういうことですか?」
「ええ、その通りです」
 最高の食材とコックを集め、急いで用意させた数百種類の料理、その中から、こともあろうにキャットフードを選んで食べるあたり、もはや巨大な猫にしか見えない。だが、頭は恐ろしくよいらしい。まだ人類と接触して数時間だというのに、すでに言葉を使いこなしている。
「しかし一体、あのうさぎたちは何なのです? なぜ月にいるのですか?」
 巨大猫は急にキョトンとした顔になり、キャットフードを食べるスプーンが止まった。
「今のは、比喩表現か何かですか? すいません。月うさぎのことを知らないと聞こえましたが」
 高春は赤面した。きっと、とてつもなく恥ずかしい無知をさらしてしまったのだ。だが、知らないものは知らない。恥をかくのであれば、早い方がいい。そう自分自身に言い聞かせた。
「恥ずかしながら……」
 すると興味深そうな目をして髭をいじる。
「こんなに近くにいながら、月うさぎを知らなかったなんて。いや、実におもしろい」
 それから三十分、巨大猫は月うさぎについて語った。
 月うさぎは、月の地中深くの巨大な空洞を住みかとしている。その空洞はルナシティよりもはるかに大きく、内部には地底湖があり、ルナ・アリリアと呼ばれる光る鉱石で仄かに照らされている。月うさぎ最大の特徴は、彼らが「半霊生物」だということだ。高度な知性を持ち、食べたり飲んだりする。だが彼らには、通常生物の常識が通用しない。その気になれば食べなくてもよい。死にはしない。むしろ死という概念と無縁の存在だ。そしてときに、空間をこえて宇宙のどこにでも出現する。当然のことながら、月うさぎのこのような特徴は銀河系の中でも稀有であり、神に近い存在として、多くの知的生命体から一目おかれている。
「なにより、月うさぎの描く絵は大変芸術的です。高いものだと、鉱山惑星一個と同等の値段で取り引きされます。銀河知的生命体連盟は、何よりも芸術を尊重します。ですから連盟での月うさぎのランキングは常に上位なのですよ」
 人肌に温めたミルクを美味しそうに飲みながら、巨大猫はそう締めくくった。高春はディナーに記者たちを同席させたことを後悔していた。ファーストコンタクトどころではない。これは人類にとって、己のアイデンティティを崩壊させる大事件だ。少なくとも今までは、人類は太陽系の支配者だと自負していたし、異星人がいるのなら、自分たちに興味を持つはずだと信じていた。しかし蓋を開けてみれば、すぐ近くに上位の生命体がいて、異星人はそちらに夢中で眼中にさえ入れてもらえない。その事実が今、全世界に放映されている。
 しかしそうであれば、ここからはいあがりアイデンティティを取り戻さなければならない。スタート地点がどん底であると知り、高春は極度のプレッシャーから解放され、同時に心の底からふつふつと熱い何かが湧きあがるのを感じた。
「あなたは、銀河知的生命体連盟の使者と言いましたね。ぜひ我々人類もその連盟に加盟したい。お力添えいただけませんか?」
 各国首脳と相談などしていない。ただの一市長が決められるようなことではない。しかし今こそが、自分の手で歴史を作れる最大のチャンスだ。多額の金をベットしたときのように不安と期待が入り混じり、鳥肌が立った。
「いいでしょう。実は先ほど月うさぎから、推薦状を受け取ったのです。あなた方地球人は、我々の当初の目的ではありませんでしたが、多少なりとも独自の文化をお持ちのようです。それに、我々にとっても都合がよいのです。これから起こる重要案件、ぜひあなた方地球人に一役買っていただきたい」
 驚くほどあっけなかった。人類が長年夢に見ていた異星人との交流は、今ここからはじまるのだ。だがやはり、どこなくすっきりしないのは、実力を認められたのではなく推薦だということ。そして気がかりなのは「何かをやらされる」ということだ。
「どのようなことでしょうか?」
「実は先日、銀河知的生命体連盟の盟主、惑星国家キンナーにおいて、二万年ぶりに新しい女王が戴冠されました。女王は、各有力惑星国家へのあいさつのため、銀河系を渡り歩いております。今からあなた方の時間で十五年後、女王は最後の締めくくりとして、月うさぎに会うためここにきます。ですから、あなた方地球人で歓迎式典を開いてください。女王はもちろん、他の惑星国家代表も出席します。キンナー人はあなた方地球人と同系種ですし、ちょうどよいでしょう。それに、これは大変なチャンスです。連盟に加わったばかりのあなた方は、無名で階級も最低です。しかしその式典を成功させれば、惑星国家として名が知られ階級もあがるでしょう」
 恐ろしいほどの大役だ。見ると、周りを取り囲んでいる記者たちはメモをとることも忘れ息を飲んでいる。果たして人類に可能なのか、そして自分がここで決めてしまってよいのか、もちろんよくはないだろう。だが、もう四十年以上人類をやっている。失敗を恐れて、この申し出を断るような種族でないことは、よく理解していた。
「ぜひ、やらせていただきます。ですが申し訳ありません。具体的なイメージがわきません。どのような式典にすればよいのでしょう?」
 巨大猫は満足そうに笑い、口の周りのミルクをなめた。
「それについては月うさぎと相談し、大方決まっているのです。あなた方地球人も芸術を愛する種族と聞いています。特に音楽はなかなかのもので『ピアノ』とかいう楽器は芸術性の高い音楽を生み出せるとか。音楽には種族の壁がありません。まさに銀河共通言語です。ですから最高の演奏者を一人選び、ピアノのコンサートを開いてください。そのほか細かいことは全ておまかせします。もし芸術性の高い音楽を披露できれば、その演奏者は比類なき栄光を手にするでしょう」



 第一章 工場に住む少女

 関東の奥地、標高三百メートルの山間で、朽ちた戦艦のようにそびえるのは、四重禁(しじゅうきん)工場だ。明治初頭までこの場所は、倫理的罪を犯した者が、追放されて落ち延びる場所だった。その後、各種鉱石が採掘されおおいに活気づいたが、全てをとりつくした今は、どうにか稼働するこの工場以外、人工の音は聞こえてこない。
 その工場の一角、絶え間なく続く振動と、コンプレッサーから出るエアー音、快適とは程遠い家具組み立てラインに、雛野明音(ひなのあかね)はいた。帽子からはみ出た明るい茶色の髪は木屑だらけで、白い肌は機械油で汚れている。ほこりだらけのつなぎを着て、電動ドリルを操る姿は、とても十八歳には見えない。
 無味乾燥な「エリーゼのために」がスピーカーから流れると、動いていたコンベアが一斉に停止し、コンプレッサーは沈黙した。一日の作業が終了した合図だ。疲れきった様子の作業者は、オイルで汚れた軍手を脱いでゾロゾロと更衣室に向かっていく。
 明音はその流れに逆らって、工場の奥へと進む。慣れた足取りで暗い通路を進み、さびついた鉄骨階段を駆けあがると、作業者用の休憩所がある。その前に設置されたロッカーに、木屑まみれのエプロンと真っ黒になった軍手を押し込んだ。
「変わった色だよね、地毛? やっぱり染めてるのかな?」
 煙草を片手に声をかけたのは、門田誠(かどたまこと)だ。きちんとアイロンがけされた作業服、安全靴も磨かれている。三十五歳という若さで幹部に選ばれ、家族を残して、単身赴任してきたばかりだ。
「地毛のわけないじゃないですか! 染めてますよ。紅茶で」
「え、紅茶で?」
「濃い紅茶をいれて、薬品を髪に塗ってから浸すとこうなるんです。きれいでしょ?」
 自慢そうな表情でくるりと回ってみせる。少しカールしたセミロングの髪がふわりと広がり、大量の木屑がこぼれた。
「あ……」
 まき散った木屑を見て、明音は恥ずかしそうに顔を赤らめたあと、照れ隠しなのか、腕を組んで「ふふん」と得意げに笑ってみせた。
「うん、きれいだよ。木屑もいい感じだ」
 それを聞くと、してやったりという顔でにやりとする。
「いいんですか? 十八歳のこんな美しい女性に『きれいだよ』とか言っちゃって、奥さんが知ったら家庭崩壊ですね」
 片手を胸にあて「きれいだよ」のところだけ演劇風にする。
「私の妻は心身ともに大人の女性だよ。十八歳の少女に嫉妬したりしないさ」
 明音は悔しそうに歯を軋ませた。
「なんだ? おもしろそうな話をしているじゃないか」
 しんどい顔でえっちらおっちら階段をあがってきたのは、人のよさそうな白髪の老人、宮内浩二郎(みやうちこうじろう)だ。
「門田くん、君は優秀な人材だ。だがもし、明音ちゃんを弄んだら許さんぞ。この子はわしらの娘だからな」
「おじいちゃん、門田さんがしつこく私を口説いてくるの」
「妻子がいるというのに、こんな若い娘に手を出そうとは、実にけしからん」
 宮内はさびだらけのパイプ椅子に腰かけると、わざとらしく怒った顔をした。その様子を明音はキャッキャと喜んでいる。
「あっそうだ!」
 突然コロッと真面目な顔になると「私、急いでるの」とロッカーからバックを引っ張り出した。
「あー例のピアノかね? ずいぶん気に入ってるようだな」
 宮内が言うと激しく首を縦に振る。
「だって、世界に一台しかない名器なのよ。こうしちゃいられない」
 明音はお疲れさまも言わず、軽やかな足取りで休憩所の階段を駆けおり、暗い工場の奥へと走り去った。
「あれ、雛野さん更衣室と逆の方向に走っていきましたよ。大丈夫でしょうか? 暗いし、危ないんじゃ」
 門田は身を乗り出して、心配そうに目で追った。
「まぁ大丈夫さ。あの子にとってこの工場は文字通り家だからな」
 門田はそれを聞くと眉をピクッとあげて宮内の横に座り、煙草を手にした宮内に火を貸した。
「と、言うと本当なんですか? あの子には両親もいない。帰る家もない。ずっとこの工場に住んでいるというのは」
「そうか、門田くんは最近この工場にきたから知らんのだね」
 宮内は美味しそうに煙をはく。
「ええ、噂を聞いただけです。十五年前に施行された特殊業界救済政策、それでここにきた孤児が彼女だった。違いますか?」
「察しの通りだ。今はもう閉鎖されたが、あのころはまだグランドピアノ組み立てラインがフル稼働していた。だが出荷前の調整をする調律師が足りなかった。そもそも、調律師というのは子供のころから訓練しないと、そう簡単にはなれない。最近じゃデジタルピアノが登場し、調律師になろうなどと考える若者もいない。必然的に深刻な後継者不足となってしまった。だから政府の政策に乗っかった」
 特殊業界救済政策は、伝統工芸をはじめとした一部業界の後継者不足解消と、児童養護施設を出た孤児たちの職業定着率の向上を一挙に解決するため施行された。すなわち、児童養護施設の孤児たちを業界にあずけて訓練し、後継者に育てようとしたのだ。
「全てが悪いことばかりではありませんでした。ですが、結果的には失敗でした」
 宮内もうなずく。
「ああ、子供にきちんとした生活と一般教育を受けさせるための政府支援金が、スキャンダルで政権が吹っ飛び消えてしまった。結局、子供たちは自力で生活しなければならなくなった」
 二人はしばらく無言で煙草をふかす。
「そう考えると不思議なもんです」
「何がだね?」
「普通、そんな境遇におかれたら非行に走りますよ。それなのに、あんなに素直に育っている。驚きです」
「ここの工場は特別なのさ。世間から隔離されていて仲間意識が強い。この工場を家と考えている者も少なくない。皆あの子のことを、娘みたいに思って育ててきた。もちろん、わしもその一人さ」
「なるほど、だから『おじいちゃん』と呼ばれているんですね」
「あの子は門田くんを気に入っているようだ。もう君もあの子の家族みたいなもの。きっとすぐに『お父さん』とか呼ぶようになるだろう」
 門田は顔をほころばせた。そして短くなった煙草を灰皿に押しつける。 
「ところで、雛野さんはどこで寝泊まりしているんです? 本当にこの工場ですか?」
「ああ、閉鎖されたグランドピアノ組み立て工場さ。正確には工場の屋根の上、夜勤管理者用の宿直小屋に住んでる」
 宮内は「もう一本」と煙草を手にとり、遠い目をしてふかしはじめた――
 そのころ、休憩所を出た雛野明音は、走りながら、器用にセミロングの髪を一つに縛っていた。そして小さな梯子をのぼり、身を縮めてキャットウォークを通り抜けていく。しばらく歩くと、天井付近の通路に出て、その先のさびついた天井クレーンの上を渡る。ここ四重禁工場は、もう七割が廃墟になっているが、増築に増築を重ねたせいで、まるで巨大な立体迷路になっていた。
「この扉が、いつも重い……」
 そうつぶやきながら、明音は赤さびでかたくなった鉄の扉に体重をかけ、ゆっくりと開ける。そこから屋外に出ると、まるで蜘蛛の巣のように建物をつなぐ空中歩廊があらわれる。もうすっかり日は落ちていて、歩廊は月明かりに照らされていた。かたい安全靴で歩いていくと、一歩ごとに甲高い音が響き渡る。歩廊を渡りきった明音は、そこから猿梯子をのぼって見晴らしのいい鉄筋デッキへとあがった。
 ――本当に今夜は、月がきれい。
 夜空に向かって生えるたくさんの蒸留塔(じょうりゅうとう)と、白い蒸気を吐き出す煙突の間から、白く輝く満月が顔を出している。満月の中心から少し左上「虹の入り江」と呼ばれる場所には人工的な光も見える。
 ――私の世界はこの工場だけ。なのに、あんなところまで人がいるなんて、まるでおとぎ話みたい。
 ルナシティ、かつては富裕層のために建設された観光都市だったが、今は惑星国家キンナーの女王を迎えるため、急ピッチで準備が進められている。明音は静かに瞳を閉じて、瞼の裏側に夢のルナシティを見る。きらびやかなドレスをまとい、夢の国のようなアーケードを歩く。そして人類史上最大のコンサートホール、ルナホールで何万人もの聴取と美しい女王の前でピアノを弾くのだ。
 ふと、冷たい風が明音の頬をくすぐった。やはり五月の夜は冷える。東側のプラントからただようダストの匂いが鼻につき、意識が現実へ引き戻される。明音は色あせた現実にため息をついた。
 ――いいじゃない。こんな私だけど、妄想くらい自由にさせてよね。
 そう心中で不満をもらしデッキをおりる。廃墟となっているピアノ工場の中を歩き、修理工房に入った。
 暗闇の中、手探りで配電盤を開け、一番大きなブレーカーをあげると、黄ばんだ蛍光灯が点灯し、前近代的な設備の工房が姿をあらわした。羽音が聞こえて見あげると、小さな蛾やタマムシが、蛍光灯の周りを飛び回っている。明音は天窓が開いていたことに気づきハンドルを回してそれを閉め、すぐとなりの柱にあるスイッチを入れて中央のスポット照明を点灯させた。
 やはりこのピアノは美しい。明音はカバーを外し、うっとりとした表情で眺める。通常よりも奥行きがあるボディは、落ち着いた印象で、流線型のカーブはとても自然。「箱」というより「一本の木」のように見える。このピアノこそ、世界に一台しかない名器「フォルスタン」だ。
 二ヶ月前のこと、弦やハンマーの老朽化でオーバーホールが必要になり、この修理工房に運び込まれた。明音は、憧れの名器との出会いに心躍らせ、嬉々として修理に励んだのだった。
 お客が引き取りにくるのは明日の午後、修理自体はもう終えていて。あと残るはハンマーの調整と調律だけ。厳密には、工場で調律しても、移送が乱暴であれば弦が緩み、また調律が必要になってしまう。だが修理の完成度や個々の癖を見極めるために、工場での一次調律は欠かせない。
 明音は鍵盤の蓋を外し、慎重にアクションメカニックを引き出す。アクションメカニックは、鍵盤でハンマーを動かす一体物の機構部分で、ピアノの心臓部である。長い歴史の中で数多の技術者が最高の音を追い求め、工夫を凝らし、改良を重ねてきた。ピアノの歴史とは、まさにアクションメカニックの歴史である。そしてその到達点が、今目の前にある。明音は鳥肌が立つのを抑えられなかった。
 外したアクションメカニックを作業台にのせ、一つ一つの鍵盤を指で押し込み、ハンマーがまっすぐにあがるか目で確認する。少しでもずれているものがあれば、それを調整していく。地味で根気のいる作業だ。
 ふと気づいて柱の時計を見ると、午後十時、作業開始から三時間が過ぎていた。明音は、食事をとっていなかったことを思い出し、ポットでお湯を沸かしてカップ麺にそそいだ。湯気や匂いがピアノにつかないよう、工房を出て塗装の剥がれた鉄階段に座り、一人まばらな工場の明かりを眺めながら麺をすする。
 異星人がルナシティを訪問してから十年以上がたち、世の中は未来へ向かって加速し続けている。だが、この四重禁工場と共に歩んでいる明音は、日を追うごとに流れる時間が緩やかになり、過去に取り残されていくようだった。
 残ったスープを側溝に流したあとは、冷たい夜風にあたりながら、しばらくまた空想にふけった。
 休憩を終えると、明音はすぐに調律をはじめた。アタッシュケースからチューニングハンマーと音叉を取り出し、フェルトで軽く音叉を叩く。その音叉の音程に合わせて「ラ」の音を調律する。そしてその音を基準にして、一本一本、チューニングハンマーを回して弦の張力を調整していく。
(ねぇ、今までどんな人があなたを弾いたの?)
 明音は優しくピアノに語りかけた。いつごろからだったか、鍵盤を叩きながら話しかけ、チューニングハンマーを回して返ってくる音を聞くと、ピアノがこたえているように思えるようになった。伸びと艶のある返事があることもあるし、どことなく悲しい音が返ってくることもある。明音はそうして三時間、フォルスタンとの会話を楽しんだ。
 全ての作業が終わり、時計を見ると、午前二時を過ぎていた。早く寝なければと明音は急いで道具を片づけ、ピアノに布をかける。ブレーカーを落とし、部屋の外に出たところで足を止めた。
 振り返ると、作業場の天窓から月明かりが差しこみピアノを照らしている。わずかなほこりが宙を舞い、誘っているように見えた。明音はゆっくりとした足取りで、工房に戻ると、ピアノのカバーを外し、椅子に座った。照明は必要ない。真っ白い象牙の鍵盤は、月明かりを反射して浮きあがって見える。その鍵盤に手をおき、十分に長い時間、指先から伝わる熱や、中に対流する空気の流れを感じた。やがて全てが一つの点に収束したことをたしかめると、鍵盤の底をていねいに叩き、ため息のような旋律を奏でた。

 *
 セルゲイ・ラフマニノフ作曲、ヴォカリーズ(ピアノ独奏版)
 ロシアに生まれた作曲家、ラフマニノフは苦悩の作曲家であった。貴族の家系であったが幼少期に家は没落、それを機に両親は離婚してしまう。青年時代、音楽学校を抜群の成績で卒業した彼であったが、発表した交響曲第一番は失敗し「エジプトの七つの苦悩」にたとえられ容赦なくこきおろされてしまう。
 のちに不滅の名作となった「ピアノ協奏曲第二番」を完成させるまで、彼は失敗を重ね、深く傷つき心を閉ざしてしまう。そんな彼の生きる道しるべとなったのが、グレゴリオ聖歌だったのかもしれない。「人類史上最古の音楽」そう呼ばれるグレゴリオ聖歌の厳かで落ち着いた調べを、彼は好んで自身の曲に取り入れていた。
 このヴォカリーズにも、グリゴリオ聖歌の調べが随所に取り入れられ、怪しくも神秘的な雰囲気を醸し出している。「ヴォカリーズ」は歌詞をともなわない母音だけの歌曲という意味だが、女神のため息のようなこの曲は人気が高く、ピアノ独奏版をはじめ、さまざまな楽器に編曲された。
 *

 鼓動のように定期的な和音の中から、グレゴリオ聖歌の旋律が浮かびあがり、波のように押しよせる。
(もっと大きく、もっと遠くまで)
 明音は一度大きく息を吸い込むと、指先の芯で鍵盤を叩く。名器フォルスタンは、まるでその意思をくみとりこたえるように、シャープな動きで打弦する。弦からあふれ出る響きは、やがて工房全体を満たし、外へと広がっていった。
「あの音は?」
 倉庫の入り口で、夜勤生産用の部品を数えていた門田が聞くと、屈んで作業していた宮内が「明音ちゃんだ」とチェックリストから顔をあげて笑いかける。
「本当ですか、うまいですね」
「ああ、そうだろう。わしらの自慢だ」
 二人は作業に戻ったが、しばらくすると門田がまた手を止めた。
「どうしたね? 部品が足りんか?」
 門田は「いいえ」と言って立ちあがる。
「正直笑えない。いくら何でも、うますぎます。本当に雛野さんですか?」
「この工場でこれだけ弾けるのは明音ちゃんだけだ。もしかして、門田くんは音楽の心得があるのかね?」
 門田は倉庫を一歩出て、目の前の工房に視線を向けた。
「ええ、こう見えて私は、大学までピアノを弾いていました。プロになることを夢見ていた時期もあったんです。力及ばずその夢は諦めましたが、耳には多少自信があります。この演奏は、普通ではありません。そのへんにいるプロなんかより、よっぽどうまい。何より、この響きは楽器が鳴るとかいうレベルじゃない」
「そりゃそうだ。ピアニストは、ピアノを道具として使うことしかできない。あの子は違う。その気になれば一から作ることだってできる。ピアノのことを知りつくしているんだ」
「電気は消えているようですが、二階のあそこが工房ですね。のぞいてみましょうか?」
 その提案に宮内は首を横に振る。
「いや、やめておこう。どうやら夢中で楽しんでいるようだ。あの子には、ピアノを弾くくらいしか楽しみがない。今日のところはそっとしておこう」
「そうですか、ではまた次の機会にしましょう」
「ああ、忘年会ではいつも弾いてくれるか――」
 急に宮内が言葉を止めた。
「ん、どうかされましたか?」
「いや、歳かな…… 今おかしなものが見えた気がした」
「おかしなもの?」
「いやな、一瞬あの建屋の上にうさぎが立っていたように見えたんだ。だがほら、やっぱりいない。もう歳かもしれんな」
 その視線の先を急いで門田も追った。
「何もいませんね。本当にうさぎだったんですか? それなら月うさぎだったかもしれませんよ。存在が公になってからは、彼らも堂々と地球にくるようになりました。非常に稀ですけどね。そういえば先日のニュース見ましたか? 月うさぎが東京の画材店に突然やってきて、絵の具を買っていったとか」
「本当かね?」
「ええ、店主は月うさぎに『この店の青色が好き』と言われたらしく、宇宙一の画材店になったと大喜びですよ。月うさぎが地球にくる目的は、食事か画材の調達らしいです」
「だとすると、こんなところにくるはずないな。ここにはいい絵の具も、美味しい料理もない」
「そうですね」
 二人は笑いながら作業に戻った。

つづく

わたしが音楽家になった日(SF版)第一章まで ©弥言

執筆の狙い

プロローグから第一章までです。

以前ここに載せた「わたしが音楽家になった日」をSF版に改稿してます。
なにか気づいたことなどあれば教えて欲しいですが、一番気になってるのは、これってジャンルはなんだろうってことです。

ジャンルがはっきりしないから、もう一度書き直そうかなと思い始めました。
青年主人公を別に設定して、主人公の女の子を萌えキャラヒロインにして、一緒に月をめざすような、全体的にもっと軽いライトノベルに改稿するのもありかと思ってます。

弥言

153.222.185.164

感想と意見

弥言

タイトルで「SF版」って言っておきながら、執筆の狙いで「ジャンルはなに?」と聞くのは自己矛盾していることに気づいたので、修正と補足です。
タイトルは「SF版」ではなく「SF風(SF要素あり)」の方が正しいです。

ガチなSFとして出せばカテエラになると思っています。
ライトノベルに改稿すれば、SF風ライトノベルとして普通にある分野な気がしています。

2018-01-13 11:36

153.222.185.164

河田春嶽

拝読しました。うさぎが実際にSFとして登場するのは、ありがちなようで実は斬新で良いと思います。プロローグだけ見るとジャンルはSFファンタジーにあたりますかね。ただちょっと思ったのは、第1章の冒頭で文体も含めていきなり重厚になり、雰囲気がガラッと変わるので少し戸惑いを覚えます。これならばどちらかに統一した方がいいのではないのでしょうか?第1章は音楽の話として世界観が上手に構築されていただけに、上手く調和が取れていない気がします。

あと、銀河知的生命体連盟というネーミングはなかなかセンスがあると思いました。ザ、SFという感じて素敵ですね。翠星のガルガンティアというファーストコンタクト物のSFアニメを思い出しました。

2018-01-13 12:04

1.75.212.192

マルクトガル

拝読しました

弥言さんの作品を眺めていると、どの作品も自分が書こうとしている物語の情景がハッキリと見えてるタイプの書き手なのだなと毎回感じます。
今回の物語もキャラクターの思考や動きは勿論ですがその世界の設定をしっかりと掴んでいるのだと感じました。それだけでもSFとしてはアリのような気もします。(後は吐き出す時の説明次第?)

ただ、これも毎回思うのですが……僕の好みではない……なぜだろ?と考えたりもしますが単純に好き嫌いの問題もあるし、何より、せっかく濃厚な情景が浮かんでいるはずなのに意図的にそれを削っている気がするのでした。
勿論、弥言さんの場合。台詞が魅力的だし、それだけでも色々な場面を想像させる事が出来るほどにキャラクター同士のやり取りが心地よいテンポで書かれているのですが、それにプラスオンして見えている世界の風景を出してもいい気がするのでした。確かに情景説明が剰りに多いとジャンルものの枠を越えてしまうし読みやすさや狙う年齢層との齟齬が生まれるのかも知れないけれど。僕には弥言さんが物語の面白さよりも文体の面白さに興味が向くタイプの書き手ではない気がするので……それって多分、上手い文章を書きたいって考える書き手よりも強くて深い世界観を持って作品に向かう人だと感じるので、やっぱり、せっかく面白い世界観を手に入れているならもう少しだけ読み手にもその風景を明かしても物語のテンポは悪くならない気がするのでした。

ありがとうございました。

2018-01-13 16:57

49.104.29.20

ぷーでる

プロローグは、未来的なSFっぽい。
でも、1章からは、SFらしさが欠けてきた感じです。
1章から何故か、昭和30年代っぽい光景????

無味乾燥な「エリーゼのために」がスピーカーから流れると、動いていたコンベアが一斉に停止し、コンプレッサーは沈黙した。一日の作業が終了した合図だ。疲れきった様子の作業者は、オイルで汚れた軍手を脱いでゾロゾロと更衣室に向かっていく。

<< この部分が何だか、昭和っぽいのです(汗)

ただ、この表現が悪いとは言ってはいません。これをどうやってSFに持っていくのか?
作者の筆力次第なのかも。

2018-01-13 17:58

133.232.179.128

夜の雨

『わたしが音楽家になった日(SF版)第一章まで』拝読しました。



二つの話が進行していって、一つになるという感じですね。
まずは「SF」としての月に人類がシティを建設していて、そこで繁栄しているところへ、異星人がやってくる。
もう一つは、地球の片田舎の工場で働いている少女の物語。
この二つの話がシンクロするのが「音楽」というか「ピアノ」の演奏に関係があるという展開です。

わかりやすく書くと「少女のシンデレラ物語」の様相があります。
読んでいる最中で「ディズニー」の世界に入ったような気がしました。


御作の良いところは描写力ですね。
物語を読んでいると、映像が見えてきます。
キャラクターもしっかりと設定してあるので、「少女のシンデレラ物語」がイメージできました。

第一章のラスト近くで月のウサギが少女の働いている工場、ピアノを弾いている建物の上にいたということが書かれて、ちょうど、よいところで終わりました。


ここまでは、よいところがたくさんありました。
この先どうなるのか予想しにくいですが、上に書いたようにディズニー映画の「少女のシンデレラ物語」の雰囲気がありますので、奇をてらうのではなくて、王道で、書いたほうがよいかもしれません。

ただ「SF」作品という枠組みがありますので、片田舎の少女がシンデレラ物語のように、きれいごとで、活躍してしまうのではなくて、「アナと雪の女王」というアニメ映画のように、主人公に何か、「別次元の秘めた力がある設定」にしておくと、御作に厚みが出ると思います。

「アナと雪の女王」の場合は「触るものを凍らせるという力」があり、すべての物を凍らせてしまいます。
それを「真実の愛」で克服するというテーマでした。
「愛とは自分のことよりも相手のことを考えることだ」ということで、相手を心から思いやる「真実の愛」です。

御作に「SF」作品という枠組みがあるのなら、「ピアノ」を演奏会で成功させるというエピソードの中に、「少女の持っている秘めた力」が関係するというような、とんでもない設定を期待しています。


御作のテーマはまだ読み手の私たちにはわかりませんが、テーマを深く考え、100%描くには、どういった構成にすればよいのか、キャラクターの個性に何が必要か、などを考えて、作品の全体を構想するとよいと思います。

―――――――――――――――――――――

「プロローグ」から「第一章」までを読んだ限りでは、かなりの出来なので、完成後に公募に応募すると、よい結果が得られるのではないかと思います。



頑張ってください。

2018-01-13 19:50

58.94.229.120

reon

高い文章力とモチーフはいいと思いました。
とてもレベルが高いです。
ただ描写が足りず、読者が世界観に入り込み辛くなっていると感じます。
また文体は純文学で内容はライトノベルと少し違和感を感じます。
内容を純文学的にするのはいかがでしょうか。
失礼します。

2018-01-13 20:06

106.133.84.168

(SF版)という謎タイトルがすでに面白かったので読んでみました。

とにかく文章が上手すぎて、特にプロローグのほうは既存のプロのものと並べられても私には区別できないと思います(笑)

ジャンルは、このまま書いていけばふつうは、(ピアノ小説<音楽小説<芸術家小説<主人公が天才もの小説<ヤングアダルト~一般向けエンタメ)÷SF要素
くらいのカテゴリー分けになりそうです。このままだとたぶんラノベにはならないでしょう。

内容についてですが、馬鹿にされている地球の文化を発信して宇宙人を見返そう、というストーリーは単純ですが面白いと思います。もしかすると少女のサクセスストーリーよりもそっちに惹かれる読者のほうが多いかもしれません。(言い方は悪いですが、文化的ルサンチマンをぱーっと解消したい欲望を持っている読者ってわりと多いと思うんです)
ただ前者の大筋と後者の少女個人の筋って、簡単には両立せず、微妙に摩擦がおこる気もするんですね。そこを作者様であればどのように料理していくかが気になりました。
後者のほうに関して言えば、これからライバルとかが登場して面白くなっていくんでしょうね。
ただ、芸術家小説とか天才小説って傑作の作例が多いので、それだけ頭一つ抜けた作品を書くのも難しいだろうなあ、と思いました。

難点ですが、この内容にしては一章の文章がすこし硬すぎるでしょう。プロローグの文章くらいに柔らかく、分かりやすくすると良いと思います。ただ、そうしたときに、たとえば今のようなピアノにかかわる繊細な表現がなお可能か、は未知数です。
それと、タイトルの(SF版)というのは、今触れた文体のズレから、もともとあった一章に今回SFっぽいプロローグを付け足したのかな、と推測しました。

全体として、とても上手い方、客観的な立場から面白いエンタメが書ける、という実は意外と少ない才能を持っている方なんだろうな、と思いました。
自分も書き手として参考になりました。読ませていただいてありがとうございました。

2018-01-13 21:34

118.103.63.135

弥言

河田春嶽さま

感想ありがとうございました。
すぐ下だったので、河田さまが書かれた宗教の話も読ませていただきました。
後ほど感想を書きに行きます。

〇うさぎが実際にSFとして登場するのは、ありがちなようで実は斬新で良いと思います。プロローグだけ見るとジャンルはSFファンタジーにあたりますかね。
>探せば似たようなものがあるのかも知れませんが、わたしもパッとは思いつかない設定だと思っています。
 わたし、妖怪とロボットが戦ったりするSFとファンタジーを混ぜ合わせたようなものが好きで、よく書いてます。

〇第1章の冒頭で文体も含めていきなり重厚になり、雰囲気がガラッと変わるので少し戸惑いを覚えます。これならばどちらかに統一した方がいいのではないのでしょうか?
>やっぱり人に読んでもらうと違うものですね。
 全然気づきませんでした。確かにアニメからドラマになったような強すぎる違和感があります。わたしは心の準備ができてるので気づきませんでした。
 ありがとうございました。

〇銀河知的生命体連盟というネーミングはなかなかセンスがあると思いました。ザ、SFという感じて素敵ですね。翠星のガルガンティアというファーストコンタクト物のSFアニメを思い出しました。
>「銀河知的生命体同盟」もどこかの作品で使っててもおかしくない言葉です。でも、銀河連盟とか、銀河連邦とか、そんな言葉が多いですかね。
  好きです。彗星のガルガンティア。アニメで見てました。あれこそSFラノベですね。作者を尊敬します。

お読みいただきありがとうございました。

2018-01-13 22:43

153.222.185.164

弥言

マルクトガルさま

感想ありがとうございます。

〇弥言さんの作品を眺めていると、どの作品も自分が書こうとしている物語の情景がハッキリと見えてるタイプの書き手なのだなと毎回感じます。
>頭の中は比較できないので、皆さんがどうかはわからないですが。わたしは「小説を書いている」のほとんどの時間は、ぼーっと空想しているか、調べ物をしているか、画像や動画をあさっています。
 登場人物はgoogleの画像検索でイメージに合ったキャラのイラストを探し、じいっと見つめながらどんな声で何を話しそうか考えます。顔が見えると、イメージもわきやすくなります。

〇今回の物語もキャラクターの思考や動きは勿論ですがその世界の設定をしっかりと掴んでいるのだと感じました。それだけでもSFとしてはアリのような気もします。(後は吐き出す時の説明次第?)
>SFとしてありですか。ありがとうございます。

〇ただ、これも毎回思うのですが……僕の好みではない……なぜだろ?と考えたりもしますが単純に好き嫌いの問題もあるし、何より、せっかく濃厚な情景が浮かんでいるはずなのに意図的にそれを削っている気がするのでした。
勿論、弥言さんの場合。台詞が魅力的だし、それだけでも色々な場面を想像させる事が出来るほどにキャラクター同士のやり取りが心地よいテンポで書かれているのですが、それにプラスオンして見えている世界の風景を出してもいい気がするのでした。確かに情景説明が剰りに多いとジャンルものの枠を越えてしまうし読みやすさや狙う年齢層との齟齬が生まれるのかも知れないけれど。僕には弥言さんが物語の面白さよりも文体の面白さに興味が向くタイプの書き手ではない気がするので……それって多分、上手い文章を書きたいって考える書き手よりも強くて深い世界観を持って作品に向かう人だと感じるので、やっぱり、せっかく面白い世界観を手に入れているならもう少しだけ読み手にもその風景を明かしても物語のテンポは悪くならない気がするのでした。

>たぶん仰る通りです。わたしはなにより「読みやすさ」を考えているので、例えば俳句のように、テンポよく進まないと思ったら描写も次々削っていきます。
 これはわたしのこだわりでもあったのですが、最近では揺らいできました。読みやすさばかりを考えるというのは、読み手を軽く見ているということでもある気がします。
 この辺はこだわりを妥協する必要がありそうです。でも、それでいいのだと思います。こだわりは大切ですが、極端すぎるのもよくないです。極端な素人のこだわりなんて、たいてい自己満足なので、いろいろ指摘されていくと、落ち着くところに落ち着いていくのだと思います。

間違ってたらすいません。もしかして〇フ〇カさんだったりするのかな。
「毎回感じます」と書かれているので初めての方ではないのかな、とちょっと思っただけです。

お読みいただきありがとうございました。

2018-01-13 22:59

153.222.185.164

弥言

ぷーでるさま

感想ありがとうございます。

〇プロローグは、未来的なSFっぽい。でも、1章からは、SFらしさが欠けてきた感じです。1章から何故か、昭和30年代っぽい光景????無味乾燥な「エリーゼのために」がスピーカーから流れると、動いていたコンベアが一斉に停止し、コンプレッサーは沈黙した。一日の作業が終了した合図だ。疲れきった様子の作業者は、オイルで汚れた軍手を脱いでゾロゾロと更衣室に向かっていく。<< この部分が何だか、昭和っぽいのです(汗)
ただ、この表現が悪いとは言ってはいません。これをどうやってSFに持っていくのか?
作者の筆力次第なのかも。

>狙いの方向としては必ずしも間違いではないのですが、匙加減が全然違ったようです。
 世の中はすさまじいスピードで変わっているのに、山の奥のこの工場だけは、時代に取り残された場所だった。ということを言いたいのですが、近未来に対して昭和となると、ちょっと差が激し過ぎました。
 原因は、わたしのサボりです。近未来より少し遅れた工場の中(現代よりは進んでいる)というのが、どういう場所なのか? 設定を作りこむのが難しくてサボったのです。なので、現代の古臭い工場の風景を調査してそれを書いてしまいました。反省です。

ご指摘ありがとうございました。

2018-01-13 23:04

153.222.185.164

弥言

夜の雨さま

毎回丁寧な感想ありがとうございます。

〇二つの話が進行していって、一つになるという感じですね。まずは「SF」としての月に人類がシティを建設していて、そこで繁栄しているところへ、異星人がやってくる。もう一つは、地球の片田舎の工場で働いている少女の物語。この二つの話がシンクロするのが「音楽」というか「ピアノ」の演奏に関係があるという展開です。わかりやすく書くと「少女のシンデレラ物語」の様相があります。読んでいる最中で「ディズニー」の世界に入ったような気がしました。

>さすがですね。まさしくその通りです。シンデレラを骨格にしてます。
灰かぶり⇒木くずかぶり
月うさぎ⇒魔法使い
キャラベル船⇒かぼちゃの馬車
継母たち⇒二章で出てきます

〇御作の良いところは描写力ですね。物語を読んでいると、映像が見えてきます。キャラクターもしっかりと設定してあるので、「少女のシンデレラ物語」がイメージできました。
第一章のラスト近くで月のウサギが少女の働いている工場、ピアノを弾いている建物の上にいたということが書かれて、ちょうど、よいところで終わりました。

>他の方で描写が足りないと感じている方もおられるようなので、その辺は好みもあるかと思います。
 ただ、わたしにしては書いている方です。いつもはもっと削ります。


〇ここまでは、よいところがたくさんありました。この先どうなるのか予想しにくいですが、上に書いたようにディズニー映画の「少女のシンデレラ物語」の雰囲気がありますので、奇をてらうのではなくて、王道で、書いたほうがよいかもしれません。ただ「SF」作品という枠組みがありますので、片田舎の少女がシンデレラ物語のように、きれいごとで、活躍してしまうのではなくて、「アナと雪の女王」というアニメ映画のように、主人公に何か、「別次元の秘めた力がある設定」にしておくと、御作に厚みが出ると思います。「アナと雪の女王」の場合は「触るものを凍らせるという力」があり、すべての物を凍らせてしまいます。
それを「真実の愛」で克服するというテーマでした。「愛とは自分のことよりも相手のことを考えることだ」ということで、相手を心から思いやる「真実の愛」です。

>なるほど。参考になります。実は「アナと雪」はまだ見てないです(汗)。王道であればあるほど、テーマは重要になってくるので、よく考えようと思います。


〇御作に「SF」作品という枠組みがあるのなら、「ピアノ」を演奏会で成功させるというエピソードの中に、「少女の持っている秘めた力」が関係するというような、とんでもない設定を期待しています。

>夜の雨さんの作品も結構さいごすごいことをしますよね。たしか紙芝居屋の話で、最後に怪物が暴れだしたのはびっくりしました。

〇御作のテーマはまだ読み手の私たちにはわかりませんが、テーマを深く考え、100%描くには、どういった構成にすればよいのか、キャラクターの個性に何が必要か、などを考えて、作品の全体を構想するとよいと思います。

>やはり全体が大切ですね。ありがとうございます。

〇「プロローグ」から「第一章」までを読んだ限りでは、かなりの出来なので、完成後に公募に応募すると、よい結果が得られるのではないかと思います。頑張ってください。

>ありがとうございます。今は他の作品をメインで執筆していますが、これも頑張ろうと思います。書きたいものはたくさんあるのに、時間がないです。大学時代に作家を目指せばよかった。

お読みいただきありがとうございました。

2018-01-13 23:14

153.222.185.164

弥言

reonさま

感想ありがとうございます。

〇高い文章力とモチーフはいいと思いました。とてもレベルが高いです。
>ありがとうございます。はげみになります。

〇ただ描写が足りず、読者が世界観に入り込み辛くなっていると感じます。また文体は純文学で内容はライトノベルと少し違和感を感じます。内容を純文学的にするのはいかがでしょうか。
>やはり描写が足りないと仰る方が複数いるところをみると、削りすぎたのだと思います。
 わたしは読みやすさ(テンポ)を重要視するあまり、描写をなるべく削ろうとする癖があります。たぶんわたし自信がせっかちで、テンポの悪い作品を読むとイライラしてしまうからだと思います。
 ですが、本を読む方はじっくり腰を落ち着かせて読む方も多いはずなので、その辺はもうちょっと考えて書こうと思いました。

 書き方と内容があっていないのは、本当にそうですね。実はうすうす気づいてはいたのですが、なおそうとしてませんでした。
 この作品の内容を純文学にするのは、簡単ではないと思いますが、実はうさぎを使った純文学作品を書いてみたいと思っておりまして、違う作品で実践しようと思います。

ご意見ご感想ありがとうございました。

2018-01-13 23:20

153.222.185.164

弥言

獏さま

お読みいただきありがとうございました。

〇(SF版)という謎タイトルがすでに面白かったので読んでみました。
>あんまり気にしてませんでしたが、たしかにかなり謎でした(汗)

〇とにかく文章が上手すぎて、特にプロローグのほうは既存のプロのものと並べられても私には区別できないと思います(笑)
>そういっていただけると嬉しいです。もちろん、フィーリングの合う合わないが大きいと思いますが、良いと思う方がいたのなら嬉しいです。

〇ジャンルは、このまま書いていけばふつうは、(ピアノ小説<音楽小説<芸術家小説<主人公が天才もの小説<ヤングアダルト~一般向けエンタメ)÷SF要素
くらいのカテゴリー分けになりそうです。このままだとたぶんラノベにはならないでしょう。
>詳細に説明いただきありがとうございます。大きくは一般エンタメってところですかね。参考にさせていただきます。

〇内容についてですが、馬鹿にされている地球の文化を発信して宇宙人を見返そう、というストーリーは単純ですが面白いと思います。もしかすると少女のサクセスストーリーよりもそっちに惹かれる読者のほうが多いかもしれません。(言い方は悪いですが、文化的ルサンチマンをぱーっと解消したい欲望を持っている読者ってわりと多いと思うんです)ただ前者の大筋と後者の少女個人の筋って、簡単には両立せず、微妙に摩擦がおこる気もするんですね。そこを作者様であればどのように料理していくかが気になりました。

>だいぶわかります。ジャイアントキリング的なものって、やっぱり燃えますし、日本人なら、同じ日本人が世界で活躍したりしていると嬉しくなったりします。
 今回の作品は、それを目指して進む話ではなく、少女が成長し、その結果として異星人を見返すことになりますが。最初からそっちを狙うのも面白いとおもいます。全然違う作品にはなりますが。

〇後者のほうに関して言えば、これからライバルとかが登場して面白くなっていくんでしょうね。
>ライバルは出ます。人類を代表するピアニストを選ぶ大会が行われるので、主要各国の政治的思惑もバックにした嫌なやつが出てきます。

〇ただ、芸術家小説とか天才小説って傑作の作例が多いので、それだけ頭一つ抜けた作品を書くのも難しいだろうなあ、と思いました。
>これは激しく同感です。けっこうもうやりつくしている感があります。


〇難点ですが、この内容にしては一章の文章がすこし硬すぎるでしょう。プロローグの文章くらいに柔らかく、分かりやすくすると良いと思います。ただ、そうしたときに、たとえば今のようなピアノにかかわる繊細な表現がなお可能か、は未知数です。それと、タイトルの(SF版)というのは、今触れた文体のズレから、もともとあった一章に今回SFっぽいプロローグを付け足したのかな、と推測しました。
>他の方の指摘でも、プロローグと第一章の落差が指摘されました。どちらに合わせるというのは難しいですが、現時点で問題なのは間違いないようです。
 ピアノの描写はやはり欲しいですが、ファンタジーよりなのか、SFなのか、リアリティ求めるのか、中途半端になっているような気はしています。
 もうちょっと考えてっ見たいと思います。

〇全体として、とても上手い方、客観的な立場から面白いエンタメが書ける、という実は意外と少ない才能を持っている方なんだろうな、と思いました。
自分も書き手として参考になりました。読ませていただいてありがとうございました。
>そういっていただけると自信になります。ありがとうございます。お互いがんばりましょう。

お読みいただきありがとうございました。

2018-01-13 23:33

153.222.185.164

とても読みやすかったです。
設定ジャンルはSFファンタジーで私もいいかと思います。

ほかの方が既にご指摘の通りプロローグと第一章では、話が破綻するほどではないですが違和感があります。

なんというか……プロローグはマクロスとかガンダム風できたのを、第一章は天空の城ラピュタ風になった感じです。

正直、私はどっちも好きなので「まあ、いいかー」と思って読めましたが、気になる人はこのあたりが気になるかもしれません。

もし補うとすれば、プロローグか第一章内で、もう少しルナシティと地球の関係性を描写すれば和らぐ気がします。

プロローグと第一章の間では15年の時がたってるとおもいますが、「なぜグランドピアノ組み立てが廃れる方向性だったのに、調律師を政府が擁護しようとしたのか?」の伏線が弱いので、プロローグでスミスかリサにピアノ優遇策を敷くように発言させたり、宮内に話してもらうようにしたりするのはどうでしょうか?

追記)「アナと雪の女王」ですが、英語版ので見ると日本語版のと全然違うお話です。もし見る機会があれば吹き替え版だけでなくぜひ英語版もご覧ください。

2018-01-14 00:49

116.0.177.37

こんばんは、水と申します。
冒頭の外交的なやりとりは、多分作者が詳しくないんだろうことが死ぬほど伝わってきました。
ただ、ピアノ工場のシーンは凄くいいと思います。作者の見識と興味が伝わってきて、とてもいきいきしたいいシーンになっていると思います。

ジャンルはわかりませんが、自分は冲方丁の「マルドゥックスクランブル」を連想しました。ハヤカワSFから出版された作品で、作者は確か角川スニーカーの出身です。
ライトノベルとSFの中間のような感じでしょうか。ただ、最近はジャンルを飛び越えた作品(ホラーかファンタジーか?、エンタメかミステリかラノベか?)みたいな作品がたくさんあるので、ジャンルを意識して書くよりも、作者がどういう話にしたいかというほうが重要なように思えます。
ちなみに自分も、話を書くときはラノベチックにするか現実チックにするか凄く悩みます。それで、凄い中途半端なキャラ造形になります。

終わりについてですがかなり続きが気になります。少女の成長を主軸に添えて、現実にはないSFチックな世界とそこに生きる人々のあれこれを描くものになるのかなという予感があります。

全く別件ですが、ピアノの天才少年少女の描写は恩田陸の「蜜蜂と遠雷」が圧巻です。かなり勉強になると思います。

2018-01-14 20:12

180.197.20.114

弥言

奏さま

感想いただきありがとうございます。

〇とても読みやすかったです。設定ジャンルはSFファンタジーで私もいいかと思います。
>ありがとうございます。最近はちょっとやりすぎかと思ってきたのですが、「よみやすさ」には大分気を使っています。
 SFファンタジーですね。参考にさせていただきます。

〇ほかの方が既にご指摘の通りプロローグと第一章では、話が破綻するほどではないですが違和感があります。
 なんというか……プロローグはマクロスとかガンダム風できたのを、第一章は天空の城ラピュタ風になった感じです。
 正直、私はどっちも好きなので「まあ、いいかー」と思って読めましたが、気になる人はこのあたりが気になるかもしれません。
>わかりやすい例えです。これは私は気づいていなかったのですが、みなさんから指摘を受け「確かにな」と思っております。

〇もし補うとすれば、プロローグか第一章内で、もう少しルナシティと地球の関係性を描写すれば和らぐ気がします。
>たしかにそれは一つの手だと思いました。月と山奥の工場で、雰囲気が変わるのはしかたないと思いますが、クッションがあってもよかったと思います。

プロローグと第一章の間では15年の時がたってるとおもいますが、「なぜグランドピアノ組み立てが廃れる方向性だったのに、調律師を政府が擁護しようとしたのか?」の伏線が弱いので、プロローグでスミスかリサにピアノ優遇策を敷くように発言させたり、宮内に話してもらうようにしたりするのはどうでしょうか?
>プロローグの中では難しそうですが、門田と宮内の会話の中で、それとなく理屈を説明することはありだと思いました。
 ま、このあたりは難しいのですが。うまくやらないといかにも「説明のための会話」になって読者を覚めさせてしまうので、うまくやろうとおもいます。

追記)「アナと雪の女王」ですが、英語版ので見ると日本語版のと全然違うお話です。もし見る機会があれば吹き替え版だけでなくぜひ英語版もご覧ください。
>英語は苦手ですが(汗)字幕スーパー見ながらがんばります。

お読みいただきありがとうございました。

2018-01-14 21:17

153.222.185.164

弥言

水さま

お読みいただきありがとうございました。
記憶違いかもしれませんが、前に「虫かごシステム」で感想をいただいたことがあると記憶しています。

〇冒頭の外交的なやりとりは、多分作者が詳しくないんだろうことが死ぬほど伝わってきました。ただ、ピアノ工場のシーンは凄くいいと思います。作者の見識と興味が伝わってきて、とてもいきいきしたいいシーンになっていると思います。
>仰る通りで詳しくないです。まぁもちろん調律やら工場やらも詳しくないのですが、そこは本を読んだりしてかなり調査しました。外交的なやりとりは調査せずに雰囲気だけで書いちゃいました(汗)
 もちろん「リアル=面白い」は必ずしもそうではないので、どこに力を入れるかという問題はあるのですが、ピアノと外交でちょっとギャップが大きすぎたと思っています。

〇ジャンルはわかりませんが、自分は冲方丁の「マルドゥックスクランブル」を連想しました。ハヤカワSFから出版された作品で、作者は確か角川スニーカーの出身です。
ライトノベルとSFの中間のような感じでしょうか。ただ、最近はジャンルを飛び越えた作品(ホラーかファンタジーか?、エンタメかミステリかラノベか?)みたいな作品がたくさんあるので、ジャンルを意識して書くよりも、作者がどういう話にしたいかというほうが重要なように思えます。
>ハヤカワのSFは好きで結構読んでるのですが、「マルドゥックスクランブル」はまだでした。今度読んでみようと思います。

〇ちなみに自分も、話を書くときはラノベチックにするか現実チックにするか凄く悩みます。それで、凄い中途半端なキャラ造形になります。
>そうですね。名前の付け方とかでも迷います。ラノベだったら「筋肉太郎」でもわかりやすくていいかもしれないですが、現実チックな話にその名前だと違和感にしかなりません。
 まぁ慣れなんですかね。

〇終わりについてですがかなり続きが気になります。少女の成長を主軸に添えて、現実にはないSFチックな世界とそこに生きる人々のあれこれを描くものになるのかなという予感があります。
>続きが気になると言われて嬉しいです。わたしは「成長する」というのがとても大切だと思っています。成長する主人公は読者に勇気をあたえます。
 そういう主人公を書いていきたいと思います。

〇全く別件ですが、ピアノの天才少年少女の描写は恩田陸の「蜜蜂と遠雷」が圧巻です。かなり勉強になると思います。
>知らなかったです。情報ありがとうございました。

2018-01-14 21:27

153.222.185.164

弥言さん

>「説明のための会話」になって読者を覚めさせてしまう

ってところ、よく分かります。

宮内に全てを話させると、それこそちょっと重たくなると思いますので色々散りばめて伏線を張るのがオススメです。

> 関東の奥地、標高三百メートルの山間で、朽ちた戦艦のようにそびえるのは、四重禁(しじゅうきん)工場だ。明治初頭までこの場所は、倫理的罪を犯した者が、追放されて落ち延びる場所だった。その後、各種鉱石が採掘されおおいに活気づいたが、全てをとりつくした今は、どうにか稼働するこの工場以外、人工の音は聞こえてこない。
 その工場の……(略)

ってことで、今は周りに人工的な音がないのは「(鉱石を)全てをとりつくした今は……」ってだけになってますが、このあたりにルナシティに絡んで四重禁工場一体が栄華を極めていた描写なんかを交えたり、

> ルナシティ、かつては富裕層のために建設された観光都市だったが、今は惑星国家キンナーの女王を迎えるため、急ピッチで準備が進められている。明音は静かに瞳を閉じて、瞼の裏側に夢のルナシティを見る。きらびやかなドレスをまとい、夢の国のようなアーケードを歩く。そして人類史上最大のコンサートホール、ルナホールで何万人もの聴取と美しい女王の前でピアノを弾くのだ。
 ふと、冷た……(略)

ってところで、ルナシティがキンナーの女王を迎えるために注ぐために地球を踏み台としてる描写を入れるっていう手もいいかもしれません。

富裕層の観光都市だったのがキンナーの女王を迎えるという大義名分のために、特権階級の住むところに変わっていったことや、綺麗な水、空気、貴重な鉱石の中でも地球にしかないものをルナシティに集結させていき、十五年という短い間でルナシティと地球の関係性が地球>ルナシティがルナシティ>地球へと変わってきたことを示唆するだけでも、ルナシティと四重禁工場の関係性が繋がるかと思います。

2018-01-14 22:19

116.0.177.37

弥言

奏さま

再訪問ありがとうございます。

実は例を示していただいて、表現以前にわたしの頭の中にあった世界(設定)と、読者が想像した世界(設定)にギャップがあったことがわかりました。
正直に言うと「なぜグランドピアノ組み立てが廃れる方向性だったのに、調律師を政府が擁護しようとしたのか?」の伏線と言われて。
どうしてそんなところを気にされたのかよくわかっていなかったのです。

わたしの頭の中では、調律師を政府が擁護したのは、純粋に「調律の技術が、世代交代で消えてしまわないため」であって、ルナシティから圧力がかかったわけはない(無関係)。という設定でした。
ですから、例えば「染色の職人」や「着物の帯を織る職人」「農業」なども地球の政府主導で、平等に後継者があてがわれ、調律師も偶然その中の一つだった。特別というわけではないという感じです。

対して奏さまは、ルナシティから調律師を育てるようになにかしらの圧力がかかり、政府が特別扱いせざるおえなかった。という設定と理解されたようです。


「設定をきちんと伝えられなかったのは、わたしの説明不足でした」と言ってもいいのですが。読者がそのようにとらえたということは、そっちの設定の方が自然で、すんなり理解できる良い設定ということなのかも知れません。
ただ、この設定を見直すかどうかは、よく考えようと思います。なぜなら、この物語は地球でNo1のピアニストを決めるコンクールへと発展します。最高の舞台をつくろうと考えているルナシティ側は、純粋な実力だけでNo1のピアニストを選ぼうとしますが、地球側にはそれ以外の思惑があります。どこの国も、自分の国のピアニストを代表にしたいと画策しますし、大国ならばルナシティに便宜を図るように圧力をかけたりします。もちろん、主人公はそういう不利な状況を実力で覆していくわけですが。
15年たち、ルナシティと地球がどのようなパワーバランスになっているのか?というのは、物語のいろいろなところに波及するので、かなり重要な設定です。全体を見渡して考えようと思います。

長くなりましたが。もし「ルナシティ>地球」になっていて、調律師は圧力によって擁護されていると。そのように設定を見直す場合。
アドバイスいただいたように、会話だけではなく。一章の冒頭や、明音が月に思いをはせるシーンで説明を入れるのは良さそうだと思いました。

やはり自分の頭の中にあるものを、言葉だけで表現するのは難しいです。

2018-01-15 22:26

153.222.185.164

弥言さん

ご返信ありがとうございます。

>ルナシティから調律師を育てるようになにかしらの圧力がかかり、政府が特別扱いせざるおえなかった。という設定

と書かれていますが、現時点の弥言さんの文章だとそう取っていいのかもよく分からなかったので仮にそういう狙いで書いているならと深読みして「伏線としては弱い」と書かせていただきました。

ただ、プロローグと一章を見た感じでは「ピアノ」が重要そうであること、電子ピアノが隆盛しグランドピアノが廃れる傾向にある中「ピアニストの育成」ではなく「調律師の育成」を政府が擁護しようと動いている様子につき、「ルナシティがキンナーの女王をもてなすのに、『グランドピアノ』でもてなす方針にでもなってるのかな?」とさらに深読みした次第です。

>地球側には(略)どこの国も、自分の国のピアニストを代表にしたいと画策しますし、大国ならばルナシティに便宜を図るように圧力をかけたりします。

との事ですのでルナシティと地球ではなく、ルナシティとは別に地球内の各国の争いもあるという事ですね。

それであれば四重禁工場がどこの国に属していて、地球の中ではどういう立ち位置の国なのかも補足しないと行けなくなるかと思います。

プロローグの冒頭を読んだ感じだと、政治的な駆け引きというか、損して得取れ、肉を切らせて骨を断つ……といった描写をするのは下調べ不足な感じもしましたので、現実世界のように地球内を細かく割って国家間のやり取りを描くのだとしたら、感じていらっしゃるとおり国家間の関係性をキチンと設定した方がいいかと思います。

新聞を読んだり、歴史書読んだりして肉付けすると比較的やりやすいかと思います。

なお、民間機関がお金を出して擁護するのと、「政府」がお金を出して擁護するのだと、読み手に伝わるその重みが異なります。

また、国家の種類や世界情勢的な立場によっても、国家戦略は変わり、調律師などを擁護する理由も変わってくるかと思います。

そのあたりまで踏まえた上で、読み手にストレスを与えない文章にするのであれば、かなり細やかに登場人物や背景描写に気を使わないといけないように感じます。

ただ、そう指摘してますが、私にもそこまで頭は回りません(きっと途中で挫折する☆)。

できたらかなり読み応えのあるいい作品になるかと思うので、頑張ってください!

2018-01-16 11:27

116.0.177.37

音代 佳汽

拝読しました。

SF小説は苦手なのですが、音楽が気になったので、読ませていただきました。


皆様がもう色々と仰ってるので、私なんぞが言うことも無いし、重なってることとなるのですが…。


プロローグはライトなSF感がたっぷりと言った感じで、私は少し苦手でした。ちょっと銀魂を彷彿として…すみません。文体は軽くてそういう意味では苦なく読めたのですが。

第1章以降の方が、個人的に好みの感じで、興味をひきました。ちょっと埃っぽいような雰囲気が良いですね。世界観が素敵です。

プロローグも一章のような重厚な空気感があったら、はじめから途絶えることなく入り込めるかなぁと思いました。

読者の完全な好みの問題なので、
勿論、逆に全体的にプロローグのような雰囲気で書かれても良いと思います。

描写が少ない?というご指摘を他の方もなさってると思いますが、
地の文がとてもお上手ですので、
もっとゆったりそれを楽しみたいなと思いました。

拙い感想失礼しました。

2018-01-16 17:06

126.109.252.192

弥言

奏さま

再訪問ありがとうございます。

どのように感じてしてきされたのかも明確に理解できましたのでわたしとしてもすっきりしました。
ありがとうございます。

小説を書くにあたっては、リアルと空想のバランスが重要であると思っています。
リアルばかりでは、説得力はあるが面白くありませんし。楽しい空想ばかりでは、説得力が得られません。
黄金比があるとは思ってませんが、書き手によって、得意な比率はあると思っていますし、一つの物語の中ではあまり比率を変えない方が良いのだと思っています。
今回の作品では、プロローグと第一章で比率が大きく開いていたなと感じています。
その辺を注意して書こうと思えたので、投稿した意味はあったと思いました。

ありがとうございました。

2018-01-16 23:47

153.222.185.164

弥言

音代 佳汽さま

お読みいただきありがとうございました。

〇SF小説は苦手なのですが、音楽が気になったので、読ませていただきました。
>HNにも「音」が入っていますね。楽器とか好きなのでしょうか。苦手なSF冒頭でしたが読んでいただきありがとうございました。


〇皆様がもう色々と仰ってるので、私なんぞが言うことも無いし、重なってることとなるのですが…。プロローグはライトなSF感がたっぷりと言った感じで、私は少し苦手でした。ちょっと銀魂を彷彿として…すみません。文体は軽くてそういう意味では苦なく読めたのですが。第1章以降の方が、個人的に好みの感じで、興味をひきました。ちょっと埃っぽいような雰囲気が良いですね。世界観が素敵です。プロローグも一章のような重厚な空気感があったら、はじめから途絶えることなく入り込めるかなぁと思いました。読者の完全な好みの問題なので。勿論、逆に全体的にプロローグのような雰囲気で書かれても良いと思います。

>好みで全然かまいません。他の方の感想を見ると、プロローグと一章で好みがわかれるようですが、そもそも同じ作品の中で好みがわかれるということは。わたしが「どういう読者に読んでもらいたいか?」を明確に決めずに書いてしまったからだと思います。わたし、小説というのは高度なコミュニケーションだと思ってます。普通に話すだけなら相手の顔が見えますが。小説の場合は、読者の顔の見えないです。しかもあらかじめ「ここでこういう反応をするだろう」と予想して会話を作っておくようなものだと思ってます。相手が違えば話題も話し方も変えなければならないです。例えば、上司と飲みに行くときの会話と、女の子とデートするときの会話と、友達とバカ騒ぎするときの会話は違います。今回の作品は、相手(読者)をきちんと想定していないので、同じ作品の中で好みがわかれるなんてことが起こってしまったんだと反省です。

ただ、埃っぽい世界観を素敵と言っていただいて嬉しいです。励みになります。

〇描写が少ない?というご指摘を他の方もなさってると思いますが、地の文がとてもお上手ですので、もっとゆったりそれを楽しみたいなと思いました。
>いやぁわたしがせっかちな人間なので、そんな感じになるのかも知れないです。本が好きな人は、けっこう腰を落ち着かせて読んでくれるようです。
 地の文は、この先長編になるとボロがでます。表現の幅が足りないことは自覚していて、長くなると同じ表現が何度も出てきたりします。今はまだ一章までなのでばれてません。

感想いただきましてありがとうございました。

2018-01-17 00:03

153.222.185.164

鈴原カヲル

弥言様

こんにちは。拝読しました。
興味ある作品でしたが未完成なので、わからに点が多かったです。よくわからない感じがしました。
文章は当サイトでは抜き出ているように思いました。

ジャンルはよくわからないのですが、いわゆるカドカワやハヤカワのSF小説のレーベルとは異る印象がありました。
そこは、良い悪いではなく、単にジャンルが違うような気がしました。

しかし、御作はこのままで良いのでは、特にジャンルにこだわらなくても良いのでは、とも思いました。
また、良い悪いは別に、作品に重さがない点も特徴な気がします。

少し思ったのは、作者様ももしかしたらご存じかもですが、御作とは作風が異るのですが、
柞刈湯葉の『横浜駅SF』を思い浮かべました。

『横浜駅SF』は2年ほど前ここと同じように投稿サイト(「カクヨム」)にアップされたものです(なので今も無料で読めたりします)が、
この作品はアップされたその年に書籍化され、コミック化され、今、大ヒットしているものの一つで、アニメ化されるかもしれないなと思っています。

そういった作品は、ジャンルにこだわりがなくても、面白さがあるのやもです。

作者様は考えるよりも、もう、行動に移した方がよいのではと、思いました。
頑張ってください。ありがとうございます。

2018-01-17 14:16

49.253.112.66

鈴原カヲル

追補で失礼します。

『横浜駅SF』のことなのです。

この作品の印象は、当作者の意図は知れないのですけども、
「こうしたらうけるだろう」、「こうしたら売れるだろう」、「こうしたら受賞するだろう」とゆうものがあまり感じられないのです。

たとえば「萌え萌えの美少女を描けば売れであろう」などとゆう発想と無縁のものがあります。

かなり思ったまま、自由に、伸び伸びと書かれているのですが、独創性に溢れているのです。

2018-01-17 14:35

49.253.112.66

ダティトワ

こんばんは。
先日はSFについてお教えくださりありがとうございました。
数ヶ月後に自分もSFもどきを書いて晒す予定ですので、厳しいツッコミと温かい励ましのお言葉を比率にして2:8いや1:9くらいで頂ければと思います。

さて、御作ですが、なるほどこれがSFなのかと、しみじみ感じ入りました。
今だってクリーンルームなんかがある一方で町工場もそこら中にあるし、未来的なルナシティと四重禁工場が併存している未来もなるほど納得できますね。
どんなに近代化してもそういうアナログ的なものはなくならいんじゃないかと自分は考えています。
重力が弱いと建物を高層化しやすいのか……、確かに強度はそこまで必要なさそうな気もするしな~。
大本の世界観を作ったらそこから世界を再構築していくんですね、なるほど難易度が高い……。
で、感想なんですけど、ぎこちない、ですよね?
○フ○カさん、いやいや、マルクトガルさんの感想とは反するのですけど、舞台をしっかりと思い描けていないから象徴的な言葉を並べることでそれらしく取り繕っているような感じがしました。
情景描写だけじゃなく、人物の設定や会話内容もぎこちない気がしました。
しっかり破綻なく書こうと力みすぎなんて言ったら偉そうですけど、プロットの段階でここはこれを説明しようとかこう書こうとかきっちり決め込んでいるのかもなと、作者様の高い力量を考えるに思えてしまいました。
設計図を書いてそれに寸分違わず合わせていくよりも、遊びをいくらか設ける方が創作では現実っぽくなって、その遊びから後々派生していくものを利用するとストーリーを組みやすくなったりもしますよ。
て、やっぱり偉そうですよね…… 汗
それで一番知りたいと思われる続きを読みたいかですけど、正直に申しますと否定的な答えになります。
なんて言うか、はっきりとイメージできるものではない月ウサギなどの要素が語られて、ぼんやりとした印象しかないのが現状だったりします。
売りと呼べるものがまだ出てきてないような気がするんです。
ライトノベルの単純な図式、文学・エンタメの人間ドラマ、ファンタジーの幻想、例えばこれらのどれにも当てはまってないですよね。
御作の特徴を一言で言い切れるものがないってことは売りも今のところはないってことではないでしょうか。
なので作品の魅力を感じるにはまだ足りず、続きに関しては気が進まないです、申し訳ない。

P.S.
作者様の前作に寄せた自分の感想で、「いい加減に萌えの要素だけ入れておけば~」と触れたことについて、自分は決して作者様がそうだと言っていたわけではなく、「ノリノリで本気で書かれた」と言っているとおり、いい加減に書かれたとは思っていないと付け加えさせてください。
勘違いされたような気がしたので念のために記します。
では。

2018-01-20 21:08

220.145.105.155

消えかけの蠟燭

拝読しました。
原型の投稿を読んだのも覚えています。その時に作者はピアノを弾いたことがあるかなどど偉そうに僕がコメントしてしたような気がして、思い出すと恥ずかしく。

一部と二部はガラリと作風が変わっていますね。それはSFライトに後付けしたからだと思いますが、結構新鮮でした。これはライトではなくオリジナルの新ジャンルと捉えることも。銀英伝に萌えキャラ登場してしまうぐらいの勢い。

私見ではプロとして通用するような文章力ではないでしょうか。
・天窓をハンドルを回して開けること
こんな些細な文章でも、多分意識して記憶にとどめて置かないと、着想に至らないなと思いました。知らないと絶対書けない。この記述があるかないかで作者の力量を垣間見れます。
・オーバーホール
と聞いて腕時計を思い出すのですが、楽器もこの言葉を使うんだなと、そして調律の記述も知らないと、付け焼き刃では書けないことで、いやはやさすがだなと思います。
・ロシアの作曲家
実際にいた人なのかな?この記述を創作で作り上げたとしたらこれまた凄いなと。モデルがいたのかもしれませんが。
グレゴリオとグリゴリオが混ざってました(細かい)

あとは難癖レベルですが、孤児である設定。
う〜ん、同情を誘う役割なのかもしれませんが、どうなんだろうなぁ。どれほど作者は孤児に対して思い入れがあるのかなと。別にいいんですよ全然。作者は神なんですから。ただ僕は安易に孤児設定しまう軽さを恐れる。例えばが主人公が孤児でなければストーリーは崩れますかね?帝国軍の劣等遺伝子排除法ではないですが、義眼のオーベルシュタイン並みの背景であればそれは必然と思うし、御作が決して軽いとは言ってないですが、孤児の立場で読んだ場合にどう思うかを斟酌すれば、社会的マイノリティを扱う時はデリケートであってほしいと思いました。(一文が長い)

まぁこうゆう考えをしてる人もいるぐらいに思っていただければ。

最後に、、名器と書かれるとミミズ千匹数の子天井を連想してしまうので助けてください(腐脳)

2018-01-20 23:54

60.126.29.187

弥言

鈴原カヲルさま

感想ありがとうございました。そして返信遅くてすいませんでした。

〇興味ある作品でしたが未完成なので、わからに点が多かったです。よくわからない感じがしました。文章は当サイトでは抜き出ているように思いました。
>骨格だけはシンデレラなんですが、ああいう作品みたいなものを書こう的な方向で書いたものではないので、やはり変な作品だろうと思います。
 文章はありがとうございます。ただ、短い文章なのでまだボロが出てないだけだとも思います。また、ここに投稿されている方々は、あまり推敲せずに出している方がほとんどですし。
 本気になったとき、どれほど書けるのかはわかってないですね。


〇ジャンルはよくわからないのですが、いわゆるカドカワやハヤカワのSF小説のレーベルとは異る印象がありました。
 そこは、良い悪いではなく、単にジャンルが違うような気がしました。しかし、御作はこのままで良いのでは、特にジャンルにこだわらなくても良いのでは、とも思いました。また、良い悪いは別に、作品に重さがない点も特徴な気がします。
>そうなんですよ。自分でも何だろうこれ( ゜Д゜)って感じです。一応は「四月は君の嘘」みたいなピアノコンクールものなんですが、それをアホらしいほどスケールでっかくやったらどうなるかな。みたいな思い付きが始まりです。県大会で優勝し、次は全国だ!みたいな規模が普通ですが、やりつくされた感ありますし。じゃあアホらしいほどでっかく、銀河レベルでやってみようか? みたいな。結果「なんじゃこれ」になりかけてます。
「特にじゃんるにこだわらなくても」というのは発想の転換だと思いました。


〇少し思ったのは、作者様ももしかしたらご存じかもですが、御作とは作風が異るのですが、
柞刈湯葉の『横浜駅SF』を思い浮かべました。
『横浜駅SF』は2年ほど前ここと同じように投稿サイト(「カクヨム」)にアップされたものです(なので今も無料で読めたりします)が、
この作品はアップされたその年に書籍化され、コミック化され、今、大ヒットしているものの一つで、アニメ化されるかもしれないなと思っています。

>「横浜SF?」知らなかったです。今ググりました。確かに相当自由な作品のようです。読んでみます。ありがとうございます。
そういった作品は、ジャンルにこだわりがなくても、面白さがあるのやもです。

〇作者様は考えるよりも、もう、行動に移した方がよいのではと、思いました。頑張ってください。ありがとうございます。

>ありがとうございます。公募もですが、カクヨムとかも面白いかもしれません。いろいろ考えてみようと思います。

お読みいただきありがとうございました。鈴原カヲルさんの作品ですが、実は感想はつけていなかったですが、わたしも読ませていただいたことがあり、実は好印象でした。
軽い感じで読みやすい作品だったと記憶しています。機会があったら、また投稿してください。読ませていただきます。

2018-01-21 00:40

153.222.185.164

弥言

ダティトワさん

感想いただきありがとうございました。


〇数ヶ月後に自分もSFもどきを書いて晒す予定ですので、厳しいツッコミと温かい励ましのお言葉を比率にして2:8いや1:9くらいで頂ければと思います。
>わたしは基本褒めたい人間なので大丈夫な気がしますが、一方でやたら細かいA型なのでちょっとセーブします。

〇さて、御作ですが、なるほどこれがSFなのかと、しみじみ感じ入りました。
今だってクリーンルームなんかがある一方で町工場もそこら中にあるし、未来的なルナシティと四重禁工場が併存している未来もなるほど納得できますね。
どんなに近代化してもそういうアナログ的なものはなくならいんじゃないかと自分は考えています。
重力が弱いと建物を高層化しやすいのか……、確かに強度はそこまで必要なさそうな気もするしな~。
大本の世界観を作ったらそこから世界を再構築していくんですね、なるほど難易度が高い……。

>これは自分でも言い直していますが、SFではなくSF風だと思います。奏さまが上の感想で「SFファンタジー」と言っていましたが、たぶんそのジャンルが一番近そうです。
 SF風のファンタジーだと思います。
 ちなみに、未来に残るアナログの話ですが。わたしはなるべくそういう要素を多くしようとしています。
 手塚治虫がSF世界の構築について、鉄腕アトムの中のおまけページで語っていたのを覚えているのですが。何もかも未来にしたSFはもちろんかけるが、それでは読者がつかれてしまうし、そこに住む登場人物に感情移入しずらくなる。だからわざと未来にそぐわないような、家に住まわせたり、未来にはないような前時代的なものを入れる必要があると言っていました。好き嫌いはあるし、手塚治虫のやり方なので真似でするだけが能ではないと思いますが、一理あるなと思っています。


〇で、感想なんですけど、ぎこちない、ですよね?
○フ○カさん、いやいや、マルクトガルさんの感想とは反するのですけど、舞台をしっかりと思い描けていないから象徴的な言葉を並べることでそれらしく取り繕っているような感じがしました。
情景描写だけじゃなく、人物の設定や会話内容もぎこちない気がしました。
しっかり破綻なく書こうと力みすぎなんて言ったら偉そうですけど、プロットの段階でここはこれを説明しようとかこう書こうとかきっちり決め込んでいるのかもなと、作者様の高い力量を考えるに思えてしまいました。
設計図を書いてそれに寸分違わず合わせていくよりも、遊びをいくらか設ける方が創作では現実っぽくなって、その遊びから後々派生していくものを利用するとストーリーを組みやすくなったりもしますよ。
て、やっぱり偉そうですよね…… 汗

>正直に申します。今までさっかでごはんに投稿し、いろいろ厳しいご意見もいただきましたが、これほどショックな感想は初めてです( ゜Д゜)
 いえ、遊びも含め、そこはわたしが一番こだわっていたところなので。
 コストがかかろうが手間が増えようが、完全無農薬で料理を作り野菜本来の味を感じてもらうことに誇りを感じていたが、お客から「農薬ばっかりの野菜使ってるから濃い味付けでごまかしてるんだろう」と言われた気分です。
 いやぁ、これはわたしにとっては根幹に関わる超大問題です。ぶっちゃけ、どこが悪いのか全然わかってないです。
 あまり、感想をいただいた方に質問を返すことはしない主義なのですが。

 ・どこの会話がぎこちなかったのか?
 ・「象徴的な言葉で取り繕っている」というのは、どの部分で感じられたのか?
 ・人物の設定がぎこちないと思ったのは、どの部分だったのか? 
 
 具体的に教えていただければ幸いです。まったく自覚がないので、どこが悪いのか? どう直せばいいのか? どうしたものやらちょっと困っております。
 具体的なことがわかれば、「あーなるほど。確かにそうだな直さないと」なのか「あーこれはダティトワさんの感覚によるものが大きいかもな」なのか。
 それ以外なのか、まずその辺を知りたいと、わりと本気で思っています。
 

〇それで一番知りたいと思われる続きを読みたいかですけど、正直に申しますと否定的な答えになります。
なんて言うか、はっきりとイメージできるものではない月ウサギなどの要素が語られて、ぼんやりとした印象しかないのが現状だったりします。
売りと呼べるものがまだ出てきてないような気がするんです。

>続きが読みたくないのは、残念でした。月うさぎについては、第二章で登場するのでさすがに本当に登場すれば、イメージはわくと思います。


〇ライトノベルの単純な図式、文学・エンタメの人間ドラマ、ファンタジーの幻想、例えばこれらのどれにも当てはまってないですよね。
御作の特徴を一言で言い切れるものがないってことは売りも今のところはないってことではないでしょうか。
なので作品の魅力を感じるにはまだ足りず、続きに関しては気が進まないです、申し訳ない。

>「売り」に関してはあまり意識された作品ではないですね。
 いろいろ混ざっていて、ジャンルも自分でもよくわからないので、それを知りたいと投稿してみたというところで。まぁおっしゃる通りだと思います。

お読みいただきありがとうございます。
すいません。質問をしてしまいましたが、わたしの今後の活動を左右するところなので、ぜひ教えていただきたくお願いいたします。

2018-01-21 01:08

153.222.185.164

弥言

消えかけの蠟燭さん

毎回ありがとうございます。いつもは朝方に感想つけてもらうイメージだったんですが、今日は深夜でしたね。

〇原型の投稿を読んだのも覚えています。その時に作者はピアノを弾いたことがあるかなどど偉そうに僕がコメントしてしたような気がして、思い出すと恥ずかしく。
>感想いただいたのを覚えています。偉そうだった記憶はないですが、別に偉そうに感想書いても別にOKだと思いますよ。あまり恐縮してても意味無いし。

〇一部と二部はガラリと作風が変わっていますね。それはSFライトに後付けしたからだと思いますが、結構新鮮でした。これはライトではなくオリジナルの新ジャンルと捉えることも。銀英伝に萌えキャラ登場してしまうぐらいの勢い。
>戸惑った方も多いようなので、まぁ難しいです。やはり普段読んでる本のジャンルにもよると思います。
 銀英伝に萌えキャラ出てきたら発狂します。ラインハルトを美少女にしてメイド服着せてもいいかなぁ。オーベルシュタインじゃなきゃいいか。

〇私見ではプロとして通用するような文章力ではないでしょうか。
>長編になればボロがでますよ。表現の幅が少ないので。今もそれで苦労してます。

・天窓をハンドルを回して開けること
こんな些細な文章でも、多分意識して記憶にとどめて置かないと、着想に至らないなと思いました。知らないと絶対書けない。この記述があるかないかで作者の力量を垣間見れます。
・オーバーホール
と聞いて腕時計を思い出すのですが、楽器もこの言葉を使うんだなと、そして調律の記述も知らないと、付け焼き刃では書けないことで、いやはやさすがだなと思います。
・ロシアの作曲家
実際にいた人なのかな?この記述を創作で作り上げたとしたらこれまた凄いなと。モデルがいたのかもしれませんが。
グレゴリオとグリゴリオが混ざってました(細かい)

>部屋の中の配置とか、壁の色とか置物とか、細かくイメージすることにしています。
 一度主人公になったつもりで、部屋に入り、まず何が見えるのか? どのくらいの距離に何があるのか、なにが聞こえるのか?
 そういったことをイメージする時間はけっこうとっている気がします。

 グレゴリオ、グリゴリオ。よく見つけたな。凄いなぁこれ、かなり推敲してますよ。四万円の校正ソフトにかけて何度も読み直して、誤字とか絶対ありえんと思っていたのに。やるな。
 ちなみに。ロシアの作曲家は実在の人物です。曲名も説明も本物です。これがなぁ、いいのかなぁ。ファンタジー+SF+作曲家とかは実在。って結構わけわからん。
 一応パクリにならないようにWEBのコピペチェックをかけました。ライターがよく使うフリーソフトで、Wikiとか、他の人のブログとかを丸々コピペしてたらNG出て引っかかるやつです。

〇あとは難癖レベルですが、孤児である設定。
う〜ん、同情を誘う役割なのかもしれませんが、どうなんだろうなぁ。どれほど作者は孤児に対して思い入れがあるのかなと。別にいいんですよ全然。作者は神なんですから。ただ僕は安易に孤児設定しまう軽さを恐れる。例えばが主人公が孤児でなければストーリーは崩れますかね?帝国軍の劣等遺伝子排除法ではないですが、義眼のオーベルシュタイン並みの背景であればそれは必然と思うし、御作が決して軽いとは言ってないですが、孤児の立場で読んだ場合にどう思うかを斟酌すれば、社会的マイノリティを扱う時はデリケートであってほしいと思いました。(一文が長い)

>はい。覚えてますよ。前にも同じところで指摘されました。
 一応、この設定を考えるときに孤児の問題については、自分なりに調べたつもりでいます。日本の養子縁組制度が先進国の中で極端に遅れていて、結局孤児院にあずけられるケースが多い問題。
 十八になると強制的に追い出されて働かなければならないが、手に職をつけられないケースが多いこと。
 そういった人たちを支援するために、同じ境遇で育った方々が援助するための団体をたちあげたこと。
 実体験として理解しているわけではないですが、初めて知ることばかりでした。ただ、デリケートな問題なので、あまり便利に使っていいものではないのは確かだと思います。

お読みいただきありがとうございました。

まぁこうゆう考えをしてる人もいるぐらいに思っていただければ。

最後に、、名器と書かれるとミミズ千匹数の子天井を連想してしまうので助けてください(腐脳)

2018-01-21 01:37

153.222.185.164

弥言

消えかけの蠟燭さん

すいません。最後の感想にコメント返すのわすれてました。

〇名器と書かれるとミミズ千匹数の子天井を連想してしまうので助けてください(腐脳)
>さすがです。そのまま貫いてください(^^)/

2018-01-21 01:46

153.222.185.164

ダティトワ

質問への返答で再訪です。

夕食(夜食?)の鍋を食べ終えてPCの前に戻ってきました。
深夜に一人鍋しながらTVからは録画していたミュージックフェアが流れているというかなりシュールなものでしたけどねw
なおミュージックフェアは和田ア○子特集でした…… 涙
でも深夜に一人鍋は結構良かったですよ(ネギを入れ忘れたけど)、いつかお試しあれ。

最近ごはんでちょいちょい人を怒らせているような気がしますね……、反省反省。
でもまあ何も根拠なしに罵倒しているわけではもちろんないです。
自分の経験から得た持論として、知らなかったり自信がないものは、極端に言葉少なになる、または必要以上に饒舌になるのが人だというのがあります。
作者様の場合は後者に当たるのじゃないかと思ったわけです。
作者様だけじゃなく、描写に走りすぎる人は思い描いている絵がちゃんと伝わったか自信がないから、または細かいところもしくは全体が浮かんでいないので抽象的な言葉や固有名詞を連発してそれらしく取り繕うと言うのがあるんじゃないでしょうか。
言葉を長々と並べて難しく言うことは誰でもできます。
本当に細部と全体を把握している人は分かりやすくそして短く効率良く言葉にして伝えられると思います。

では具体的に
 ・どこの会話がぎこちなかったのか?
から。
……答えにくい、最初の市長と秘書のもそうだし、四重禁工場の明音と新任の上司もそうだし、そこに割って入った人のもそうかな。
キャラづけが強くて、だからと言ってラノベの雰囲気まではいかない中途半端な感じからそう思いました。

次に
 ・「象徴的な言葉で取り繕っている」というのは、どの部分で感じられたのか?
について。
一番象徴的に思ったのは

>>  そのころ、休憩所を出た雛野明音は、走りながら、器用にセミロングの髪を一つに縛っていた。そして小さな梯子をのぼり、身を縮めてキャットウォークを通り抜けていく。しばらく歩くと、天井付近の通路に出て、その先のさびついた天井クレーンの上を渡る。ここ四重禁工場は、もう七割が廃墟になっているが、増築に増築を重ねたせいで、まるで巨大な立体迷路になっていた。
「この扉が、いつも重い……」
 そうつぶやきながら、明音は赤さびでかたくなった鉄の扉に体重をかけ、ゆっくりと開ける。そこから屋外に出ると、まるで蜘蛛の巣のように建物をつなぐ空中歩廊があらわれる。もうすっかり日は落ちていて、歩廊は月明かりに照らされていた。かたい安全靴で歩いていくと、一歩ごとに甲高い音が響き渡る。歩廊を渡りきった明音は、そこから猿梯子をのぼって見晴らしのいい鉄筋デッキへとあがった。<<

のところです。
あとで深く関わってくるとか、ここの記述で表現したい要素とかあったとしても、この羅列が方法として一番良かったですか?
自分は物語全部を知っているわけではないけど違うんじゃないかと思いました。

最後に
 ・人物の設定がぎこちないと思ったのは、どの部分だったのか? 
会話の部分と重なるんですけど、中途半端なキャラづけの強さからですね。
市長も秘書も明音も上司も割って入った人もちょい不自然で、だからと言って記号化するまではいかない中途半端なキャラづけが理由です。


以上並べてみると、二つは作者様がラノベとしてしっかり書くか違うものとして書くかが決まっていなかったのが原因のようにも思えますね。
もう一つは調べごとをしっかりされるゆえかもしれません。
インプットが多すぎて結果としてアウトプットが過多になってしまったと言うふうにです。

ただ今午前5時半。
日の出までもう少し、眠気はすでに吹っ飛びましたw
作者様がこだわって書かれているのは伝わっていたのですが、徹底的にまでこだわっておられるとは思っておらず、失礼な物言いをしてしまいました、申し訳ない。
正直に言うと質問を返されて焦ってしまいました…… 汗
自分は作者様が力がある方だと感じていて、だからこそ必要以上に強くケチをつけたかったのかもしれません。
では、これにて失礼いたします。

2018-01-21 05:39

220.145.105.155

弥言

ダティトワさん

再訪問ありがとうございました。焦らせてしまってすいません。
あの、別に怒っているとかないので、そこは安心してください。

このサイトは、有用な面も多いですが、難しいところも多くあります。
その一つが、感想ををどう受け取ればいいか? という判断です。言われたことを全部気にして右往左往する必要はないですが、本当に重要な指摘ならそれは直さなければならないです。
で、このサイトを利用している人がどのような方々なのかということと、何度も投稿していたり感想を書きあったりしていると、判断は難しくなります。
人間の常として、自分の作品にいい感想を書かれれば、どうしても逆になったとき甘くなります。逆もしかり。良い悪いというか、これは当然あるはずなので、感想をもらったときは、そういう感情成分がどの程度ありそうなのか? 過去に自分がつけた感想等などから推し量る必要があります。

また、単に読んだ方が実は「俺はこうかなって思ってる」という感覚を「一般的にこうなのだ。常識ですよ」に変換されて書かれているようなことも多くあります。正しければ問題ないのですが、読み手の感覚の方がずれている場合もあるように思えます。他人の作品についた感想を見ると、客観的に見れるのでわかる気もするのですが、自分の作品については、自分の作品に対する愛着が邪魔をするので、客観的になれません。読み手がずれているのか自分がずれているのか、判断難しいです。しかもこれは、悪気がない場合がほとんどなので余計に難しい。

その他、小説に向き合う姿勢が自分と合う合わないがあれば、それは感想にも出てくると思います。しっかりプロットを書き頭を使って書かれたなと思う作品を、ライブ感こそ至宝。センスと感覚こそが全て。小説は頭の中からではなく空から降ってくるもの。と信じている方が読めば、自分の信じているものを否定された気になるので、作品の良し悪しに関わらず否定したい気持ちになるはずです。逆もしかりで、発想やセンスに自信がなく、それでも小説家になりたくて努力を重ねて書いている人が、誤字脱字ばっかの一晩で書きました。でも才能とセンスにあふれています。みたいな作品に出合えば、否定してやろうという気にもなります。

また、ここを利用している方々は、程度は違えど「作家になりたい」と努力している人たちのはずです。基本的には少ない椅子を取り合うライバルのはずで、相手の成長に直結する感想をつけることは自分の利益に反するはずです。本気で目指している方であればあるほど、その発想になってあたりまえのはずです。

最後に、実はほとんど読んでないけど、なんか感想書こうと思ったから、他の人の感想を見ながらさも読んだかのようにてきとーに書いた。という場合もあります。これの動機はよくわからないですが。ところどころ読んだ感じがするように具体的な言葉などピックアップし、うまくやられると気づきません。まぁ正しければいいのですが、ずれていると、困ります。


まぁ上記のようなものは、読めば8割くらい、なんとなくわかると思います。言葉の端にそういう感情的なものが見え隠れすることがほとんどです。これはわたしだけでなく、みなさんそうだと思います。あとの2割くらいは、よくわからないです。でもそういう場合でも、自分の根幹に関わらない指摘であれば「まぁよくわからないから、いっか('ω')……」にすると思います。今回のダティトワさんのご指摘は、わたしの根幹に関わる部分で且つ、よくわからなかったので、突っ込んで聞く必要があると思った次第です。

前置きが長くなりましたが。いただいた回答をみて、わたしなりに納得いたしました。

〇または細かいところもしくは全体が浮かんでいないので抽象的な言葉や固有名詞を連発してそれらしく取り繕うと言うのがあるんじゃないでしょうか。
〇インプットが多すぎて結果としてアウトプットが過多になってしまったと言うふうにです。

>この言葉を見てとりあえず、わたしは納得しました。いろんな用語が連発して出てきたので、胡散臭いと思い、難しいことを言ってけむに巻こうとしているのではないかと思えたということですね。
 そのつもりはありませんでしたが、工場のシーンに特別な思い入れがあることは事実です。主人公が工房に移動するまでの数行の文、あれを書くのに二週間以上かかっています。「歩廊」「キャットウォーク」「サル梯子」「鉄筋デッキ」「蒸留塔」「クレーン」この辺の言葉は、プラント設計でもしている人でない限り、すんなり出てこないはずです。わたしはインターネットの他に、プラント関係の本を二冊購入してこの数行を書いています。工場全てというわけではありませんが、この移動ルートだけは、実際に地図も書いています。特別頑張ったところなので、つい欲張って書きすぎているようです。そして他で手を抜いているところもあり、浮いてしまって誤魔化しているようにみえたのかと思いました。ムラの有り無しは結構重要なパラメータ―のようです。気をつけます。

朝方に眠気を吹っ飛ばしてすいませんでした。ぐっすり寝てください。
再訪問いただきありがとうございました。

2018-01-21 11:30

153.222.185.164

ダティトワ

再再訪です。
実は作者様の下調べへの熱量に共感したからです。
自分も美術要素を書くために下調べを漫画の美術史を読むことから始め二年以上かけました。
その間にいろいろと迷走し、手をつけた書籍はふた桁に上りました。
それでいて実際に書いたのはわずか数行でした。
そんなもんですよね……。
なお身についた知識などはわずか数ヶ月のうちに水泡に帰しましたw
まあ主に図書館の本を利用したんですけど、それでも4~5冊は中古などで購入しましたね。
よく創作はお金がかからないという話を聞くんですけど、それって嘘ですよね。
本気でやろうと思えば参考書籍だけじゃなく、書く環境(PCや執筆ソフトや日本語入力ソフトなど)や果ては作品の場面場面に合わせたBGM、詰めていけばさらにさらに出費はかさみますよね。
良かった~、自分だけやり過ぎているのかもとも思っていたところもあり、意外なところで同志に会えた気分です。

感想についてですけど、あれはあれでつける方にも鍛錬の意味があると思います。
なんて言うか書いたことって自分に返ってくるんですよ。
だから創作の基幹に関わるようなことをそれっぽく指摘したら、自身が書くときには当然そこは注意しなきゃいけない。
自身が口にするのって一番(過去・現在の)自身が当てはまることがほとんどじゃないでしょうか。
つまりライバルに指摘して成長させる点もあるだろうけど、そのライバルにとってはそこまで当てはまるものではなく、言った当人が一番恩恵を得るんじゃないかなと思います。
あと、ごはんでアフリカさんと八月の鯨さん(ころころ変わるのでさっと頭に浮かんだので)の感想というか指摘は、自分には分かりやすく納得できる点が多いので見掛けたらちゃんと読むようにしています。
アフリカさんはご存知のようにエンタメへの造詣が深く思わぬ視点に気づかされますし、八月の鯨さんはその心意気と注意点に目を通した(覚えるではない)後に短編を書けば、それがその人の短編の書き方になるんじゃないかと思っています。
自分がつける感想はできるだけ良い面に注視しようとは心掛けています。
欠点を挙げるのは、細かい突っ込みとかが自作に生きる可能性は低いし、根本的な突っ込みがないならそれくらいで良いんじゃないかなって。
自作に取り込めるような長所が一番良いですよね、でもそうなると自分と似たタイプの方にはあまり良いふうには書けなくなります。
弥言さまと自分とは作風や造りは全く異なるのですが、下調べのことと言い、ちょっと似たタイプの書き手のようにも思えています。
と、言う流れで、今回の無礼を水に流していただければと、調子良く言ってみますw
ではでは。

2018-01-21 17:10

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