・作家になろうと思った理由_2

葛原弘明

曽祖母の死がきっかけです。私は小学生ぐらいだったと思いますが、「死」に対して異様なまでに恐怖を憶えました。学校への登校時には「今見ている画面(風景)のスイッチが切れてしまったら」なんて事を考えた時もありました。女性が男性よりも長生きすると聞いた時には「大人になったら女になろうか」なんて事を考えた時もありました。
(なんか気持ち悪くなって後になって考えを改めましたが…(^^;)

中学3年の高校入試が終わって授業が暇になった(というか、だらけていただけ?)
時に先生に隠れて書いたRPG物がやや好評だった事。

そんな事があって、「自分が生きた証として出来るならば読者の心に残る作品を書き上げたい」というのが私の小説を書く理由になっています。


ゆきの翔

まず元題である「作家」になろうと思った理由。
これは、私は小さいときからゲームが好き(特にRPG)だったから。
ゲームをやっていて、こう言う話があるんだな、と思っていたと今は懐かしく感じます。
で、本格的に、と言うか目覚めたのは、小学校の4年の時だったかな? 忘れたけど(失笑)
国語の授業で、藁半紙いっぱいに島の地図が描いてあり、先生が、「この地図を使って物語を書いてみて」と言ったんです。
普通の授業ではこんなことしませんよね? でも、それが今ではいい思い出です。
私に作家と言う道を兆してくれた、ありがたい恩人です。

で、何故に小説なのか……これは簡単。絵が下手だから(きっぱり)。練習しても巧くならない。
絵の巧い友人が少し、羨ましかった。が、負けないぞ!文字でしか伝わらない表現もあるんだ!
と心に誓っています。

テストの最中、問題用紙の裏に話や詩を書いていた、という逸話も有ります。そんな経験ありませんか? あの緊張感が堪らないんです。見つかったら何を言われるか分からないスリリングとサスペンスの連続!!(某ドラマみたい……)
今もまだそれらは残っています。今読むと恥ずかしい。

やるからには、プロは目指しています。例えそれが「高嶺の花」だとしても、諦めない。
誰がなんと言おうと、これだけは譲れません。文章を書くのが好きな人間として。


はちみつ

私が作家になろうと思った理由は、学生時代に書いた物語を、友人達がとても喜んで読んでくれたからです。自分が誰かを楽しませたり出来たということがとても嬉しかったのです。
私もまた、多くの素晴らしい作品を読んで、元気が出たりドキドキしたりしてきました。
僭越だけど、自分の作品も誰かに元気をあげられたらと思っています。
子供の頃から物語が好きだったので、自然に書き始めていたのですが、一番の動機は、やはり友人のあの笑顔だったと思います。


黒川哲行

小学校の時、国語の授業で、「原稿用紙2枚に自分の好きな話を書く」っていう課題を与えられ
たのだが(下の余白にはイラストをつける)、普段は授業なんてうわのそらの俺もそればかりは
やけに熱中したのが記憶に鮮明だな。
で、どういうストーリーを思いついたかと言うと…

主人公は転校生の男子で勉強出来まくり、
スポーツも得意で、体育の時間に野球をやっていきなり本塁打を放ち、
それで、意中の女の子といちゃいちゃして終わり【^m^】。

多分、クラスで一番、クソつまらない話を書いたのは俺だろうよ。でも、俺は思うんだ。
生まれ変わるのなら、
シェイクスピアの話に登場するロミオやハムレットなんかにはなりたくねぇ。
ましてや、安っぽい友情やら、恋心やら、
夢やらを切り売りしている最近の漫画やジュニアノベルなんかの世界には、
生まれ変わりたくない。

自分が生まれ変わりたい世界を子供なりに想像して築いたんだろうな。
それが生まれて初めての創作の悦びだった。


美雨

何故書くのか?良い質問だよね。私も良く考えます。

1 子供の頃から本を読むのが好きだった。
2 文章でもオブジェでも絵画でもなんでもいいから、一から作品世界を
  構築できる行為に喜びを感じる少女だったから。
3 祖父・父親ともに文章を書くことを好きで、文章のエッセンスみたいな
  ものを教わっていた。役にはたってないけど。
4 他人はまだ知らないことで自分が知っていることがあれば教えたい。
5 他人は思っていても口に出せないことを、人よりも少し早いタイミングで
  表現する傾向があるから、発信しときたい
6 文章を読んで慰められたり励まされたり楽しい時間を過ごしたので
  他人にも同じ影響を与えることができたらなあ、と思ったから。
7 最初は周囲の友人や教師に表現が面白いと誉められたから。
8 大人になると、編集者や作家志願の人に「君は書くべき人物だ」
  などど言われ いい気になっているから。
9 問題提起したいことがあるから。
0 なんだかんだ言って、10歳のころから決めてたんだもーん。


飯田橋

本って、大嫌いだったんですよ。
活字なんて、読もうとする前にあくびが出たし、漢字を見ただけでくらくらするし、昔から落ち着きのない人間だったから、じっと本を読んでいることができなかったんですね。
いまでも、その落ち着きのなさは続いていて、ゴロゴロと姿勢を変えながら本を読む人だったりします。
その間、タバコも本代以上に消費するという非常にコストの高い本読みですな。

それがどうして作家になろうと思ったか……。
正直言って、自分でも不思議な縁だと思いますね。
私は、酒、タバコ、コーヒーがとにかく好きで、とくにそのなかでも酒が好きで好きで、誰も相手にしてくれないときにはひとりでバーに行くんですな。
そのとき知り会った人が、酒飲みながら本読んでるんですわ。
店のおねえちゃんに聞いたところ、いつもスポットライトのあたる席を陣取って、スコッチを舐めながら本を読んでいるそうで。
そのおっちゃんと、飲み仲間になったのがきっかけですな。いろいろと面白い本を貸してくれたから。

そのとき初めて読んだのが、書名は伏せますが、ミステリーだったんですよ。
いやあ、こんなに面白いものが世の中にあるとは……。
それが、21歳の夏のことでした。
それまで、ミステリーはおろか、作家という商売のことさえ考えたことなかったんですよ。
なんて遅い目覚めなのかしら。

それからというもの、当時暮らしていた四畳半一間の部屋の半分を本で埋め尽くすくらい読みふけりました。ミステリーばかり。
まあ、当時は誰がミステリー作家なのか知らなかったのもあって、間違って買ってきては埃を被せてしまった本もあるんですけどね。まあ、そんなわけで、中毒が始まったんですね。

それから四年後、どういうわけか、自分で小説を書き始めました。今見なおすと、恐ろしくしょぼいです。でも、当時はそんなことなど意に介さず、江戸川乱歩賞という高名な賞に出していたんですね。
実は、その小説を書き出す直前まで、文学賞という存在を全く知りませんで、作家になる方法も知らなかったんですね。
乱歩賞に気づいたのは、読み終わって面白かった本に“江戸川乱歩賞受賞作”という文字を見つけたからでして。それ以外の文学賞に至っては、提出した後に気づきました、はい。

思えばそれからわずかに一年ちょっと、何事もやり通したことのない私が、いまだに夢中になって三作目を書いているということは、きっと、面白いからでしょうね。
ええ、面白いっす、書くことは。
活字拒否症も、すっかり完治いたしました。

人間、やりたいことをやるのが一番さとバーで本を読むおっちゃんも言ってくれました。
もしかしたら、その人との出会いでとんでもない道へと迷い込んでしまったのかもしれないけど、
小説というもののおかげで毎日が楽しいですね。

よし、俺は作家になるぞ!


赤毛

 私が作家になろうと思ったのは、ズバリ空想するのが大好きだからです。
20歳になった今でも私の空想壁はとどまるところを知らず、何か感動する事に遭遇すると、空想せずにはいられないんです。
 始めは空想するだけだったのですが、中学生の頃辺りからそれを文章にして1人で読み返すことが楽しくなりまして、それ以来作家という職業を漠然と夢見るようになりました。
 実は最近まで押し迫りつつある就職活動の波(赤毛はただ今大学3年生です)のなかで、作家という道を諦めかけ、地道に公務員の道を歩もうかなと考えた時期もありましたがでも結局は駄目なんです。いい音楽なんかが耳に聞こえてくると、私の頭の中は空想でいっぱいになってしまっていて…。
 やっぱりこれは生まれ持ったものというか、一生抜けられない気がします。
そんな状態で地道に公務員なんかやれるか、と思いまたこの道へ戻ってきました。
 結局のところきれい事ないい方かもしれませんが自分が生きているという証が小説を書くということでしか表現できないんですよ。
  同じ夢を持っている人がこんなに沢山いるかと思うと、嬉しく 思う反面、危機感を感じますね。


レイジ

参りました。このテーマ、今までのを全部プリントアウトしたら、30ページありました。
でも、読み応えありそうです。
ちなみに、ボクの応えは一言。「敗者復活戦」です。


ましほ

書いているときが一番しあわせだから。
興味のない仕事で人生の大半の時間を拘束されるのはつまらない。
でも働かないと生活できない。
好きなことをしてお金がもらえればこんなにラッキーなことはない。
「生きるための職業は、魂の生活と一致するものを選ぶことを第一とする」(阿部次郎)


町田真紀

 俺が作家になろうと思ったのは、自分の創作への欲求を解消するための「手段」 として、自分にも可能なものを選んだためです。
 俺の「目的」はあくまでも「創作すること」。
 小説を書くことはそのための「手段」あるいは「道具」だと俺は考えています。
 作家になることだけを真剣に考えている人が読んだら、とても怒りそうですが・・・


タカオ

 「作家」って仕事が限定して「小説家」かって聞かれたら、やや返答に 困るけど、基本的にタカオは小中校時代はマンガ家になりたかった。
 (マンガ家ってのも、一応ジャンル的に「作家」だよな?)
 で、基本的に絵を書くのも見るのも好きだったモンだから、小五ン時に、クラスの本棚で某元祖RPGのノベライズの表紙のイラストが メチャ・ヨかったもんで、それで小説ってのを初めて読んだってのがキッカケ。

 それから中学、あがって、知り合いになったコが小説書いてて、読ませてもらって誘われるままにノってしまって現在に至るわけだけど。

 結局、今もマンガ家か小説家かってのは選びきれないハンパ者だけど、 共通してるのは「自分の中の世界を表現したい」ってコトだね。
 このテーマのページ、今ンとこ載ってるの全部読ませて戴いたけど、 中にはやっぱり、ボクみたいに、表現の手段の一つ(ってのは小説家一路な人には失礼な意見か)って考えてる人も、ちょっとはいてくれて、安心した。

 んー。でも、どっちにしても、毎日定時に満員電車の人の山に潰されるコトなく、好きな時間に起き、活動が出来るこのシゴトってのは、かなーり、魅力的(じゃない?)。
 
 どっちにしても、自分の創り上げる世界が誰かに評価されるって、それだけで十分幸せなコトだと思う。
 生活の金銭的なことがどうのってのも(かなり)大切だけど、自分の人生を豊かに出来る手段を自分自身が持ってるってコトは、それ以上に素晴らくイイんじゃないかな。


水嶋和泉

少年時代の和泉は内向的な子供でした
クラスのみんなが運動場を駆け回っている間、図書室で本を読んでいるような子供だったのです
他にも理由はあるでしょうが、そんな子供はいじめの対象になりやすいわけで・・・・・・
(いじめられても安易に『復讐』を考えなかったことだけは自分でえらかったと思います)
要するに空想の世界に逃げ込んだわけです
小説のヒーローに自分を投影し、自分ならどう行動するとか、そんな具合です

転機は高校入学と共にやってきました
単なる義務感だけで通い始めた高校に『文芸部』と言う部があったのです
既にいくつかの文章を活字にしていた自分はその部に入部し、衝撃を受けたのです
二つ上の、女性の先輩が書いた小説を読んだとき、感動したんです
『こんなにも多くの感動を文字に込められるものなのか』そう思いました
次の瞬間には、それまで自分の内側へのみ向けられていた心のベクトルが外側へと向いていました
『自分も人を感動させることの出来る小説を書きたい』
今思えば青臭い話ですが、私の作家を目指すきっかけは、すべてここから始まったのでした


アルファ

 初めまして、アルファと申します。
 私が「小説」を書こうと思ったのは、中学生の時です。
 友人に「私、小説を書いてるの」と告げられて、それまで頭にある物語をどう表現したら良いか分からなかった私は、即座に筆を取りました。
(教えてくれた友人は半年も経たない内に書くのを止めたけど)
 ですが、自分的に文書きへの興味は小学生の時からあったようです。
 授業で「詩」を書き、全員の「詩」を壁に貼り出した時、私だけが心の部分を詩で表現した感じでクラスの皆から馬鹿にされて悔しい思いをしました。
(なんで馬鹿にするのか分かりませんでした。でも、悔しくて悔しくて。二度と自分の中身《心》を見せるものは書くまいと思いました。たぶんあれが文章を自分で書くという考えを遠ざけていたのかも)
 作家を目指すようになったのは、小説を書き始めて2年が過ぎてからです。
 丁度、小説から1歩退いたような生活を過ごしだした時期でした。
 それまでに書いた自分の小説を読み返して「自己満足では駄目だ!」と叫ぶなり、封印。
 自分を見つめ返すようにじっくりと書いたものを投稿しました。もちろん、かすりもしませんでした。読書家の友人に見せた所、投稿した雑誌に、似た設定のものが既にあると言われました。ですが充足感はありました。その時に、目標が出来あがったのだと思います。
 「目指せ、受賞!!」
 「作家」はその時に付いて来る「名誉」だと思っています。<プロ作家の事です
 小説を書く行為自体、親に散々馬鹿にされながら学生時代を過ごした私ですが、社会人になった現在も書きつづけています。
 「なれたらいいな」、ではなく「なりたい」または「なる」を掲げて。


七星明宇

小学生のころ、漫画屋になりたいと思いました。
しかし、絵が致命的に下手だったので、小2で断念。
その後、ぼんやりと小説書きになりてーなどと思って生きていました。
事件は高3の3者面談の時に起こりました。

先生「○○はお話作るのが好きなのか?」
母親「ええ、小学生のときになんか書いて、学級通信に載ったことが」
(小6のとき、自由課題作文で書いた話が、原文ママ全文掲載されたことがある)
予想もしていなかったこのやり取り。俺の心は燃えました。
「よーし、ならなってやろうじゃないか」

しかし、ほんとに俺って単純だな。


綾乃

ただ、字を書く事に興奮を感じた。そして、小さい頃からお話を作るのが好きだった。
文章を書いていると、体温が上がります。


葵みさき

もともと想像(頭の中で)するのが多くて、それが面白い話だと誰かに話したくなったんです。
んで、最初はその方法を話す事で表そうとしたんですけど、上手く出来なくて・・・。
それから親戚にコバルト文庫を進められるまではずっと漫画かいてました。話す変わりにって。
でも、やっぱりだめで・・・・(苦笑)で、その時に文庫っていうモノにあったんですね。
それで文庫と言うものに感動して・・・こういう表し方もあるんだって。
小5のときのはなしです。それから今(中3)まで、ずっと小説かいてました。
いろいろありましたけど・・・。
今の将来の夢は昔と同じでやっぱ小説家です。


浅斗

僕も、かなりの妄想家でした。今もそうですけど。
それで、自分を主人公に置き換えて、妄想しまくってた。
作家になりたいと思ったのは、最近ですけど、妄想家だったからだと思います。
でも、「少年H」を読んでから、作家になりたいと思ったのも事実ですけど。


なっちん

小さい頃から本は好きなほうだったんですが、当時の私は作文が嫌いでした。
字も汚いし、消しゴムのカスで汚くなるし……。
でも、詩はよく書いていました。
詩って短いから、日記の宿題に詩を書けば、すぐに宿題が終わりますからネ (^_^;)

 そんなきっかけですが、だんだん詩が好きになって、中学時代にいたっては、「詩人になること」がひそかな夢となっていました。
 でも、なかなか、自分が納得する作品ができず、「俺って詩の才能ないんじゃないか」と思うようになり、詩人の夢は諦めました。
(今でもたまに詩は編んでいますが……)

 そんな「詩人への夢」を見ていた中学時代に出会ったのが、『風の大陸』です。この本が私の波長とあっていたのかどうかは定かではありませんが、この本と私とが一体となる感覚がすごく心地よかったことを、今でも強烈に覚えています。
 その後は、第二の『風の大陸』を求めてファンタジー小説を読み漁った時期が2~3年くらい続きました。
 最近はそれにすっかり飽きて(嫌いになったわけではありません)、一般向けの本を読むようになりましたが、『風の大陸』を読んだときの印象がどうしても忘れられず、その感動を自らの物語で伝えていきたい、と思ったのがきっかけです。


桃井洋

私の中では常に恐怖が渦を巻いています。
終わり、死ぬことへの恐怖です。
体が動かなくなり、心が止まってしまうことへの恐怖です。

ただ終わっていきたくない。
取り替えのきくような社会の歯車で、終わりたくない。
なにか、俺は俺だけにできることをしたい。
自分の場合は、それが『書こうとする』原動力なのかもしれません。

それがたまたま小説という形なだけで、本当はなんでも構わないのかもしれません。
自分を『普通』やら『世間一般』の中に埋没させずにすむのなら。


モリオ

 俺が小説を書こうと思った理由,それはずばりカッコよくなるためです。
 ……これだけでは意味不明ですね。では,説明を。
 俺は,昔から批判をするのが大好きでした。特に好きなのが,素人の作品です。素人の方(俺もですが)の投稿した小説なんかを読んで,それを批判するのが好き、というよりはそのような作品を見ると批判せずにはいられません。それは,今でもです。ここのページの小説なんかを見て,文句を言ったりしてます。
 しかし,あるとき思いました。
 じゃあ,俺はどうなんだ?と。
 俺は,果たして他人の作品を批判するに値するだけのものが書けるのか?と。
 この言いかただと語弊があるかもしれませんが,とにかくそれで俺は思いました。
 それなら,俺は他のやつらと違うという証拠を見せてやる。
 こいつになら批判されても仕方が無い,というものを書いてやる。
 かっこいい批判をしよう。
 それが,俺が物を書こうと思った一番の動機です。
 ああ,もちろん本は大好きです。本というか活字大好き。
 口で言うだけ言って,じゃあお前は?と聞かれたらなにも持っていない,そんな人間にはなりたくなかったのです


渡瀬ゆあ

1人子だったから、昔から1人遊びが多かったんです。
人形遊びなんかでも、自分でいろんな話を考えて、演じて、遊んでました。
それがきっかけで、将来は小説家か女優になろうと思いました。
女優は、実は1度舞台女優になったのですが、あることをきっかけに体力が落ちてしまい、舞台には上がれなくなってしまったのです。残念なことに。
でも、今度は私の頭の中にいる「俳優」たちを活字で躍らせるべく、執筆しています。


じゃんじゃん

 私の場合は、「自分の中にある物語を形にしたい」というのが一番の理由だった気がします。
 
 小説を書きはじめたのは、子供のとき友達が書いていたからです。
「私も!」と思って書いてみると、これが楽しくて楽しくて。
 それで勉強の合間に書き続けたけど、忙しくなるといつのまにか書かなくなりました。
 でも、社会に出て、「私、このままOLでいいのかな」と思い、「私の本当にやりたいことって、何だろう」と考え、たどり着いたのが小説でした。

 私の中に眠るたくさんの物語を、多くの人に知ってもらいたい。今はそう願っています。


阿部マサ

私もみなさんと同じように自分が世間と馴染めないことの言い訳として小説を書いています。
人生OK、幸せ過ぎて困っちゃう、というような人間なら何もわざわざ小説など書こうと思わないでしょう。頭の中が生き生きしてて、現実は普通か普通以下、そんな人々が小説を書いてこます。世の中で小説とはまったく意味をなさないもの。無意味なもの。でも私はその無意味が好きなんだな。今日び、有意味でないものなんて、また有意味でないことをしようとする人なんて……いるか。でもとにかく無意味好きにはたまりません、小説って。この実用主義・合理主義・健康至上主義が蔓延しきった現代社会で、どこまで無意味を貫き通せるか、それがスリリング。
インタレスティング。


阿部

小説は誰でも書けますよね。
システマティックに小説作法を身につけることはそう難しいことではないし、そうやって身についたテクニックで個性的な小説を書くことも充分可能です。
というようなことを高橋源一郎氏は言ってましたが、私も同感です。
今日び、いずれの芸術分野でもそうですが、「作り手(ここでは作家)だけがこれを創作しえる」という考え方はもう通用しません。
オリジナルの存在しない世界、これが現代だと思います。
だからこんな世界で今さら小説を書こうとするのは、どう考えても己の私利私欲・傲慢からだとしか考えられないのです。
書く必然性が存在しない。
そのことがよく問題にされてますよね。
活字離れと言いながらも活字過多の現代社会の中に、さらに自分の小説を投げこむなどという業腹なこと、ほんとに謙虚な人ならしません。
誰でも書けて、しかも必要とされていない。
小説。
もはやカッコイイから書くんだ、などと言えない(言ってたけど)。もはや自分の物語を世に広くひろめたい、などと言えない(言ってたけど)。もはや自分自身の内奥を誰かに伝えたい、などと絶対言えない(言ってたけど)。
良い批評家、良い読者になることが、実は、今一番必要とされていて、かつ困難なことなのに、書きたい、などとほざく私。
どうすればいいんでしょ。嗚呼。



千代十三

司馬遼太郎の死から。


しーる

自分の中に生まれた世界を形にしたい。
もしくは、口下手で上手く言えないけど思っていることを、テーマにして語りたい。
基本的にこの2点でしょうか。
まぁ、自分本位なものです。
漫画家を目指した時期もありましたが、絵がヘタレなのと(文章もヘタレですが)
同じ展開でも、かくのにかかる時間と枚数が、どちらかと言えば文のほうが得なので。
単純すぎ。

おかげでストーリーばっかり追ってて、描写がヘタクソなのですが……。


亜生依

ある本とであって、わたしの気持ちとか人生観が180度回転しました。
そんなふうに他人に何らかのいい影響を与えるような本を書きたいとおもいました。
小さい子には夢をもってほしいし。
とにかくわたしの書いた本からいろいろ考える人になってほしいんです。


田中

小説を書くのが好きだからです。でも作家というのとは、違うな。
職業作家になりたいとか、名前を売りたいというのとは違います。


菊池とおこ

今、悩みがありましてこちらを覗いてみたのですが、みなさんいろいろ考えていらっしゃるんだなあと思ってなんとなく嬉しくなりました。

自分がなぜ初めて小説を書こうとしたのかは、もう遠い昔なのであまり定かではありませんが、
今、なぜ小説(あるいは文章)を書いているのかは、自分の感じる真実を形にしたいからです。
ひとがどう感じていようと、自分がどうしてもこころに迫ってリアルに感じることを書きたいからです。
それが誰かのリアルに触れて、何かを感じてもらえたり反応を返してもらえたりしたら、すごく嬉しいです。
ひとが分かり合うということは、逆に非常なる僥倖だと思っているから。

あるオンライン出版社のメールマガジンに、つい最近エッセイを書かせていただくようになったのですが、その編集者の方に
『読者は作家の作品に何を求めているかよくかんがえてください。
 箇条書きにすると、
 自分が生きるための希望、夢、喜び、やすらぎ、癒し、
 悲しみや苦しみから教訓、
 自分が知らない知識や情報、
 そういったものを求めています。
 これらの要素がない原稿はただの文字の羅列です。』
というメールをいただきました。
どうもよく分からなくて悩んでいます。
わたしは読者の求めるものを書く、というスタンスでものを書いたことがないし、逆にそれは作家の不遜ではないかという思いもあります。
また、読者としてそういうものを求めて本を読んだこともないのです。
実用的な内容のものや、きわめて対象者や目的がはっきりしている記事・コラムのようなものなら理解できるのですが、
文学や小説においてもそれは成り立つのでしょうか。
わたしのようなスタンスは、ひとりよがりなのでしょうか(そうではないと思っていますが。)


アイジ

僕の場合は「これしかねぇ!」と思ったからです。
ほかのことはやっていても生きているという実感が持てずに、空虚な時間を過ごしていましたが、原稿用紙に向かっているときだけ、充実した生を感じられるのです。あー、空が青い。


望月真人

人の書いた作品が面白かったから。
だから自分も書いてみたくなった、ということです。
そして、今でも「面白い」と思わせてくれる小説があるからです。
かなわないなとおもいつつ、この人達に追いついてみたい、追い越してみたい。と、おもっています。


冴芝香里

はじめまして。私の場合、小学4年の頃に、友達がノートで小説を書いているのをみたのがきっかけです。
で、みんなで一つずつ小説を書いてみよう!ということなり、遊びのつもりで書きはじめました。
でもそのときは絵かきになりたくて、文章には興味がありませんでした。
だからそれきり遊びで文章を書くことすら、しなくなっていました。
でも、小6になって、どこかに埋もれていたノートが出てきたとき、『もういちど書いてみよう』と思い、そしていつの日か、小説家志望となってました。


片原愛美

はじめまして。
私が作家を目指し始めたきっかけは、ジブリにやられたからかも。
あの「耳をすませば」を小4の頃見て、雫に憧れた。
文才は結構あったことにビックリ。小5後半から中2最近までは漫画家を目指すが、やっぱ作家の道へ移動。
……子供って相手にしてくれるのかなぁ。今年の冬から投稿始めて力をつけたいと考えてるんだけどなぁー。母の言葉が脳裏はよぎるよぅーっ
「どうせ子供は相手にされないんじゃない?」
ま、頑張るさ!!


どん亀

初めて書き込みさせてもらいます。
私の場合、最初は漫画家になりたかったんです。中学生のときだったですかね。
しかし、美術の成績が1、よくて2みたいな感じだったんですわ。よくよく考えてみたら、そんなんでなれるわけないわな、と。で、そのときにドラクエⅢの小説版を初めて読んで。
この方が、まだ可能性はあるかな?というのが、きっかけですかね。
情けない……。


ざしきわらし

最初は某ファンタジー小説を読んで、「やってみたい」と思ったからでした。
いまでは「自分の中にあるものを形にしたい」の一心です。


三剣弘樹

僕は現在15歳の少年ですからほかの人みたいに個性的な意見を持ち合わせていませんけど、やっぱり小説を読んでて面白いからですね。富士見書房のとか。自分もこういう作品を書いてみたいとおもうから。それが理由ですね。


uika

 まだ字も読めない頃から、大きくなったら絵描きか小説家になりたいと言っていました。マンガの存在もアニメの存在も知らず、絵を描くことが大好きだったので絵描きは分かります。しかし何故、文字も読めずに小説家になりたいと言っていたのかは未だに謎です。
 協調性がなく、独りで考え事をしていることが多かった幼少時代。ごっこ遊びが大好きでした。大人の真似をして遊ぶのではなく、時分達で創った空想世界で芝居を演じるように遊んでいました。その頃は小説を書くなんて事はまったく思っていませんでしたが。本もまったく読みませんでした。
 小学校三年生の時、読書好きな子と同じクラスになりました。自分が読みたかったからではなく、その友人と競うように読みました。彼女がいなかったら今でも本に興味がなかっただろうと思います。今もかけがえのない親友です。友よ、ありがとう。
 当時はミステリーにはまっていましたね。ルパンやホームズです。後にポアロに。今ではファンタジーが好きですが。基本的には何でも好きですが。

 ま、生い立ちなんてこれくらいにして。
 ストーリーは、本当に小さい頃から考えていました。ごっこ遊びの延長だと思います。
 ある程度成長して、それらを形にしてやりたいと思いました。実のところ、漫画でも何でも良かったんです。形にできれば。
 なので漫画か小説がかきたいと思いました。ゲームのシナリオライターにもなりたいと思いました。
 一番手近だったのが小説だったという所なのでしょうか。私は趣味で漫画ではなく絵を描いているのですが、どうも苦しい。私には文章を書くことしか出来ないのかも知れない。そう思いました。
 それで今までちまちまと書いてきたのですが……。何時までたってもへたくそです。小説を書くのが楽しい。頭の中に住む住人達を形にしてやれるのは嬉しい。もっと上手くなりたい。皆に読んでもらいたい。あわよくばそれで飯を食っていきたい……。
こんな感じですね。
 小説を書いて御飯が食べられなくても、他の事をやりながら地道にやっていけばいいのだし。そんなこんなで、小説を書いています。

 小説家になりたい理由は、私のなかの住人達を知ってほしい。それで御飯も食べたいから、だと思います。
 たったそれだけで終わることを、だらだらと書いてしまって申し訳ないですな。


黒岩広樹

気づいたらそれしかなかったから。音楽が作れれば作曲家になりたいだろうし、絵が描ければ絵描きやデザイナーを目指していたことでしょう。
でも大事なことは「そうなりたい」と思ったきっかけではなく、今現在自分がそのために何をしているか、なのではないかと。


矢伝文人

はじめまして、矢伝と申します
私の場合は、もともと空想癖があり、本が好きで読みふけり、とある作家にほれ込んで、「なんか書いて」と背中を押され、デビュー目指して書き出したという複合型です。


Maki

私は3歳でピアノを弾きはじめ、現在に至るまで20年以上の歳月を自分の人生はもちろん、周りの家族はもちろんの事、ありとあらゆる人を巻き込んで、ピアニストと職業を手に入れる為に捧げてきました。そのひとつに15歳の時から、親元を離れて一人ドイツに住んでいるという事もあります。
そんな中で、18ぐらいのころ、どうにもピアノがならなかった時、ドイツにきてから毎日つけていた日記に自分自身が助けられたました。
そして、事実はもっとおおげさにドラマチックに私の中で、勝手にきめられました。
もう、私の中から<音>が聞こえてこない。かわりに私の中から<言葉>が、溢れ出したということ。臭いようですが、ほんとなのでしょうがないです。


鈴女

私が話をかきたい,とおもったのは,昔から本をよむのが好きだったからですね。
あと・・・。
臭いきがするけど,自分の世界をかきたかったから?そういうのが,いいなーとおもいます。


風音

はじめまして。作家になろうと思った理由……。面白そうだから、かな? すみませんこんな理由で。でもはきり言うと今でも時々考えてしまいます。「あんたは何がしたいの?」と。
小さい頃から空想が好きでした。漫画とか読むとその中に出てくるキャラを使って勝手に話を作ったりもしてました(頭の中でだけど)

そんなわたしが小説(本当に宗呼べるかわかりませんが)を書き始めたのは中学生の頃。設定も何も考えずに思いつくままにペンを動かし文を綴っていきました。その時わたしはとても楽しんでいたことを覚えています。そして今も話を書くのは楽しいって思います。時々辛いこともあるけど、でもやっぱり楽しいんですよね。そして高校生の時、人に読んでもらうという楽しさを知りました。その友人の意見は、厳しいものでしたがそれでも感想を聞かせてもらえるのは嬉しかった。

話を書くことの楽しさ。読んでもらい感想を聞く時のドキドキ感。それが今いる場所にわたしを向かわせたのかもしれません。(一種の逃げではないかと考えたときもありましたが)

そんなわたしは今専門学校の二年生です。これから先の道、本当にいろいろと悩んでます。それでもやっぱりこの気持ちは変わらないと信じたい。ものを書くことを楽しいと感じる気持ちは。一時期、何も物語を書かなかったことがあり「ほんとに好きなの? やりたいと思ってるの?」と思ったこともあったけど、文章を書くのはやっぱり楽しいってわたしは思います。

長々と書いてしまいすみません。一体何が言いたかったんだか、という感じになってしまいましたが、作家ということを考え始めた理由はともあれ、今のわたしは文章を書くことが好きだというわけです。そして密かにあとがきにあこがれてたりします……。


七峰

映画館の前に行列ができるくらい、もののけ姫が流行ったことがありましたよね。
わたしも友達と見に行きました。でも、テレビとかで絶賛されてる映画がすごくつまらなかったんです。なんでこんなん見て喜んでんだ? と思ったんです。

今思えば、ただ単に、私が好むような映画ではなかっただけなんだと思いますが。

でも、そのあとにも映画の件と似たような事があったんだと思います。これのどこが面白いんだ? もっと面白い物語はあるんじゃないの? と、思い始め、よし、誰よりも面白い物語を書いてやるぞ! と、書き始めたんだと思います。もともと小説を読むのは好きだったし、空想するのも好きでした。表現方法として小説を選んだのは、そういう単純な理由です。

「面白さ」を極めたいな、と思って今は書いています。


キャラ

私、堅い仕事についていて、よほどのことがなけりゃ辞める気ありません。母子家庭じゃ冒険できないし。独りなら、それこそホームレス作家になってもいいけど。娘時代は、小説家に対するあこがれくらいはあったけど、長編書きとおすような根性無かったし。
でも、読むほうはめちゃ好きで、子どももそう。で、その子どもが中学生になったとき、読む本がないのね。児童文学はもうあほらしいし、大人ものはちょっと早いし。
ジュニアものを読ませたら、あまりぴんと来ないという。じゃあ、あんたのために、かあちゃん書き下ろしちゃおう!ってやってみたら、プリントアウトする端から修羅場の編集者みたいにむしりとって読んでくれて。
これって、親子のコミュニケーションにもいいじゃない。
「ポップな悪役っていたら面白いと思う」「こいつは絶対ひどい目にあわせて」等々のリクエストに応えて書いていたら400枚の少女冒険物語ができあがってました。
できあがってしまうと子どもが巣立ったようで妙に淋しくなって。3日もたつと次のが書きたくてたまらなくなって。次々と書きつづけてます。
そして自分で生み出したキャラたちに愛着が湧いて、何とか世間に出してやりたくなりました。自費出版が経済的に無理なら小説家になるしかないですもんね。
作品が先にあって、作家になりたくなるってのは順序としてどうなのかなあ。


ティンクル

えーと自分は本を読むのは好きだけど国語は嫌い、という変な子だったのですが、中学校に入って最初の国語の時間に作文を書かされ、嫌がっていたのですが、何時の間にか入学までの自分の周りの様子と心情を書くのが楽しくなって、気づいたら十枚近くの作文用紙が・・・・というきっかけで、「作家も楽しいかも」と思うようになりました。
最初は漫画家になりたかったのですが漫画では表現できない主人公とか、登場人物たちの気持ちとか、場の表現とかしやすいかな?と思い、パソコンのワード使って二年間創作に励んでいます。
赤川次郎さんの小説とか読んで「こんなの書きたい!」と小学生の頃から
思っていたのが中学校になってはっきりしてきたのだと思います。


いらみ

小さいころから本を読むのが大好きで、いつか私もこんな話を書きたい!とかずっと思ってました。まあ、書き始めたのは最近ですが。小学校の卒業文集でも、芥川賞作家になりたいって書きましたねー。


痲未樺

小説を書こうと思ったのは、まず物語をつくるのが物心つくころから好きだったからです。
当時は物語を形にするならなんでもよかったのですが、
小説を書くことについていろいろと知っていくにつれ、小説を書くということのおもしろさを知り、いつしか小説家を志していました。
ちなみに今は長い期間(1週間くらい)小説を書かないと眠れなくなります;


ねじ巻き

私も小さい頃から本が大好きで、文字や文章に対する好奇心や感動が自分で物語を創作するということに結びつきました。
なんて偉そうなことを書いて、置いたはずの筆に手を伸ばしたのは最近なのですが(笑)

小説家に憧れを持ったのは、小学校5年の国語の教科書に載っていた「一枚の地図から」です。
その名の通り、2ページにわたって島の地図が書かれており、その世界を使った物語を創る授業が行われました。
それがもうとても楽しくて楽しくて。
卒業文集は「小説家になる」と堂々と書いてました。


△2000/06/26~2003/8/26

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