・直木賞の選考について

トッポ

 あのデビューもしていない人間の質問にしては、ちょっと早すぎると思うのですが、直木賞の選考基準でよくわからないことがあります。

江戸川乱歩賞とか取っていて、人気もあって、それなりの数も出版されているのに、直木賞が取れない方っていますよね。
それなのに、「えっこの人が」っていう人がとったりして、直木賞の選考って不思議です。
あたしはこの本にお金なんか出したくないって思うような人とか、こんな人いたのっていう人があっさりもらってますよね。


アキタ

 よくわかってる人なんていませんよ。
 また、そもそも客観的な物差しがあるようなものではないのだから、ある人から見て「おかしい」と思うことがあるのは当然でしょう。

 えー、以前、知り合いの作家さんが直木賞候補となり、新宿の飲み屋で皆でその結果を待つということを経験したことがありますが、落選するとやっぱガクッと来ますね。
「今回はほぼ確実」と事前情報が流れていただけに、特に。
  候補作の全てを読んでもいないのに「なんでだよー!」と思えてきてしまうのでありました。


ラー

筒井康隆、小松左京、眉村卓、広瀬正、星新一、小林信彦。
どなたも直木賞は受賞していませんが、文学史上に残る作品を残しています。直木賞は人情話が受賞しやすく、奇想天外なストーリーは排除されてきました。


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