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以前からずっと悩んでいる問題があるので相談させていただきます。
小説の中に知的障害者を出すとします。
これは大変難しいことだとおもうのです。
知的障害者に対する差別というのは微妙なところが有ります。
普段、そういう方達に接していない人は(私も含めて)いきなり出会えば、驚くでしょう。
もっとあからさまな言い方をすれば、嫌悪感を覚える人もいるでしょう。
そういうことを、登場人物の一人の考え方として出してしまうのはやはりまずいのでしょうか。
電撃文庫のブギーポップシリーズの一巻には、精神障害者としてキャラクターが描かれているシーンがあります。
精神障害者のような登場人物がでてくる小説は、最近一般的になっています。
というより、ジュニア小説の登場人物はたいてい、どこかヘンという風に描写されています。
そういう人物をバカにしたり、蔑む表現というのはよくありますね。
でも、知的障害者を登場させて、その人を馬鹿にするのはどうなのでしょうか。
知的障害者の方を無条件で登場人物がすべて受け入れて、めでたし、めでたし、というのはありえないとおもうんです。
自分と違う特長を持つ人を受け入れるのには、時間がかかるし、受け入れられないこともあるとおもうんです。
名無
私には身体的・知的に障害を持つ叔母がいます。
はっきり言って、一目でわかります。
「異形」のひとです。
でも、本人は何も悪くありません。
責任は、当時の医学にあります。
で、その叔母が老いたら介護するのは私です。
叔母は明るい性格で外出好きなので、よくご飯食べに行きます。
そういう時、「ま~。こんなひと連れて出て」みたいな目で見られるなんてしょっちゅうです。
私はまったく気にしません。
私の住む地方では、「そう言う者が、そういうもん」(他人を馬鹿にし蔑む人物こそ、蔑まれるべき馬鹿である)と言いますし、もし一言でも言葉に出したら、告訴してやる、と思いながら一歩一歩歩いていますから(爆)
さすがに叔母がどう感じてるかは、怖くて聞けませんけれど……。
ま、それは置いておいて、現実的なアドバイスとしては、知的障害者の人権を擁護している団体を検索して、どう思うか問い合わせてみたらいかが?
はっきり、「そういう表現を含む作品を弾劾するかどうか」聞いてみるのが一番ではないでしょうか。
新人賞等では、よほど作品として優れていない限り、差別的な表現に頼ったもの、差別を肯定したものは震い落とされると聞きました。
そこらのリスクをどう受けとめるかは、ご自分で判断なさるしかないと思います。
名無しのごんべえ
まず、僕の思うのは『その小説の主旨がどこにあるのか』で、身体障害者の問題がスポットのあたる描写の少ないわりに、本で得た知識だけを盛り込んで、いかにも障害者を知ってるように書いてしまうのであれば、駄文に終わる恐れが多いのではないでしょうか。
例えば、ライトノベルに身体障害者問題を提示する形で書くとすれば、(身体障害者問題が主旨の部分であるという意味です)ライトノベルらしき独自の世界観を形成しながら問題提示をしていけばよいと思うし、逆にアダルト向けならより現実に近い世界観の中で身近な問題から物語を発展させるのが模範的書き方だと思います。
問題ある人間は社会的批判を受けやすいのは事実ですし、批判にはそれを擁護する勢力があるのもしばしばです。
でも、正直な感想、その辺の社会問題はもはや書き尽くされている感がするので、よほどな斬新さが無い限り、読み手として面白くない部分であるのも事実です。
だから、一キャラクターで終わる登場人物であれば、あまり弄る必要が無いというのが、個人的な感想ですが、どうでしょうか。
偉そうなことを言って、すいません。