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本日の気付き(創作関連) 4枚目
2022/11/14 04:25
そうげん   <sougen0202@gmail.com>
https://twitter.com/sougen2022

スレッド1枚目 https://sakka.org/opinion/thread/index.cgi?mode=past&no=1664
スレッド2枚目 https://sakka.org/opinion/thread/index.cgi?mode=past&no=1753
スレッド3枚目 https://sakka.org/opinion/thread/index.cgi?mode=past&no=1814


前スレッド。同一IPにて、BOSE、k、初心者、ホテルオクラ、ムーブメントの各名義を使用し、ラスト駆け足で三枚目を過去スレッドにお送りくださってありがとうございました。

ここは文藝関連についての日々の気付きを綴っていくスレッドになっています。創作全般、範囲は絞りませんので、なにか気になること、興味のあること、ふと面白いと感じたこと、なんでも構いませんので皆さまお気軽にご利用ください。
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風呂糸
 2023/06/20 19:06

本日の気付き(創作関連) 4枚目
記事は削除しました。失礼いたしました。

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そうげん
 2023/06/21 15:46

本日の気付き(創作関連) 4枚目
風呂糸さんへ

削除前の記事を見逃してしまってました。
申し訳ありません。

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風呂糸
 2023/06/23 00:03

本日の気付き(創作関連) 4枚目
>申し訳ありません。
一面の大嶋さんの感想欄で、浮離さんが時制と情報の出し方の曖昧さを指摘していますね。それについて私見を書いたんですが、創作スレの画面で読み直したら、他人の褌で相撲を取っているようで恥ずかしくなったんです。それですぐに削除しました。
だから、どうぞお気になさらず^^

せっかくなので創作に役立ちそうな話題を。
NHK Eテレの『言葉にできない、そんな夜』という番組をご存じでしょうか。
芸能人の他にプロ作家や映画監督などをゲストに招いて、好きなのに好きだと言えない気持ちとか、夢をあきらめた時の気持ちなどを、言葉で表現するという描写の勉強みたいな番組です。
自分ならどう表現するか考えたり、ゲストの表現にハッとさせられたりと、なかなか刺激になります。
番組Twitterには、特に印象に残った表現の動画がアップされているので、もし未視聴でしたら一度チェックしてみてください^^

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夜の雨
 2023/06/24 21:15

情報提示の方法。
せっかくなので創作に役立ちそうな話題を。
NHK Eテレの『言葉にできない、そんな夜』という番組をご存じでしょうか。

上のような「情報の提示」は。
「何曜日の何時にやっているのか」を書いておくと、いちいち、調べる必要がありません。

文章表現の勉強になると思いますので、情報提供ありがとうございます。

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そうげん
 2023/06/27 04:44

本日の気付き(創作関連) 4枚目
風呂糸さん、夜の雨さん

民放であれば後追い視聴できたんでしょうけど、夜勤者のわたしには夜のNHK・Eテレの番組はちょっと見られそうにありません。ただ風呂糸さんのおすすめ通り、Twitterに上がっていたショート動画をすこし見てきました。それだけでは番組の流れがよくわからなくて、気になるばかりで本編を通して見てみたくなりました。

(ヨコですけど)佐藤さん
わたしも佐藤さんの立ちあげられたスレッド拝見させてもらってます。
たしかにわたしも自分の書きこみレベルというか、偏差値をかなりさげてました。なにをしても変わらないので、わたしも通常運転に戻ります。企画、どんなものになるか楽しみにしています。

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風呂糸
 2023/06/27 23:28

本日の気付き(創作関連) 4枚目
>夜のNHK・Eテレの番組はちょっと見られそうにありません。
火曜日の午後2時30分から再放送がありますが、私もリアルタイムではなかなか見られないので、もっぱら録画して時間があるときに見ています。

ちなみにこの番組は昨年パート1が放送され(私はパート2で番組を知ったので1は未視聴ですが)、最近パート1が書籍化されました(https://www.shogakukan.co.jp/books/09389115)。
リンク先にあるように、顔ぶれが豪華だったので思わず購入してしまいました^^
まだ読み始めたばかりですが、三島由紀夫や太宰治の作品の一節について、プロ作家が私見を述べていたり、自分の作品の一節をどういう意図で書いたのか語っていたりと、なかなか興味深いです。

ところで中日新聞の6月26日付の夕刊に、豊崎由美さんがこんなことを書いていました。
小説を一本の瓶に例えると、小説にはそれぞれ「ここまでは読めていなければならない」という読解の水位(レベル)がある。わかりやすく書かれている小説は水位が高く、難解な小説は水位が低い。つまり水位によって瓶の空いている空間が異なり、その空間が自由な解釈が許される余地になる。要するに読解の水位に達していなければ、独自の解釈など噴飯ものなのだ。
同じ文書をプロはどう解釈するのか、上記の本を読んで少しでも読解力を上げたいものです^^

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 2023/06/27 23:40

本日の気付き(創作関連) 4枚目
分かりやすく書かれていても解釈可能性の広い作品は普通にあるだろうし、難解であることが解釈の射程を狭めている例だってあるように思うんですが、そのあたりはどうなんでしょうね。(そもそも作者の意図=解釈の対象というのもナイーヴすぎる気がする)(お邪魔してしまいすみません)

最近はブログで日常のこまごましたことを書いて膨らませる練習をしています。

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風呂糸
 2023/06/29 12:39

本日の気付き(創作関連) 4枚目
>分かりやすく書かれていても解釈可能性の広い作品は普通にあるだろうし、難解であることが解釈の射程を狭めている例だってあるように思うんですが

>わかりやすく書かれている小説は水位が高く、難解な小説は水位が低い。つまり水位によって瓶の空いている空間が異なり、その空間が自由な解釈が許される余地になる。

同じことを言っていると思うんですが?

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 2023/06/29 20:23

本日の気付き(創作関連) 4枚目
「分かりやすく書かれている小説」
=全部説明してくれている小説
=言葉が瓶になみなみいっぱい表面張力あげあげ
=もはや解釈の余地なし、
みたいなイメージなのかと思ってました。

豊崎先生の言いたいことは分かるのですが
(要はお前らもっと鍛錬しろということなのでしょう)、
瓶の比喩が新奇で面白かったので何か広がらないかなと思いコメントを投げてみた感じでしたー。

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風呂糸
 2023/06/29 22:19

本日の気付き(創作関連) 4枚目
解釈の違いがあったのは、豊崎さんの言葉をまるまるコピペしたのではなく、要約して書いたから、つまり私の要約の仕方が拙かったせいもあると思います。
それはともかくとして^^;

解釈の違いというのも、それはそれで面白いものですね。
分かりやすく書かれている小説は、読者層も広いので、読者一人一人の経験値によって様々な解釈が生まれる(解釈の射程が広がる)という意味だと思います。
例えば、楽しいと書かずに楽しさを、悲しいと書かずに悲しさを、表現するのが心情描写の基本ですよね。プロはそこを自然に表現していて、けっして説明はしていないので、読解力が低いと言葉に込められた想いを掬い取ることができないと思うんです。
小説を書く上でも読解力はあるに越したことはないので、少しでも高められたらいいなと思っています。

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 2023/06/30 19:08

本日の気付き(創作関連) 4枚目
あー、なるほど。それでしたらたしかに私の理解に近くなりますね。

裾野が「広い」、あるいは、奥が「深い」。豊崎先生の「瓶」はどんな形をしているのかな、と、そんなことを考えてしまいました。

>例えば、楽しいと書かずに楽しさを、悲しいと書かずに悲しさを、表現するのが心情描写の基本

仰る通りだと思います。国語の授業で「行間を読みなさい」と言われるときの「間」のこと、ですよね。それはたしかに読解力の問題、小説を読むことを通じて鍛錬されていく部分なのかなと。

もしかするとそうした「理解」と「解釈」は別なのかもしれませんが、
(国語の問題としてこの「水位」に達すれば正解ですよ、といえるのが「理解」で、その先にある「空白」を満たすのが「解釈」?)
いずれにしてもまずは読みのレベルを上げるのが先決なのだろうなとは思います。
掲示板でこのような文字だけのやり取りをするのも良いトレーニングになりそうですね。

興味深い情報を共有していただいて、ありがとうございました。

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清少“浮離“納言ゲルニカ
 2023/06/30 19:39

トレーニングとは 1
ちょっとわからないんですけど、いいですか?

>わかりやすく書かれている小説は水位が高く、難解な小説は水位が低い。つまり水位によって瓶の空いている空間が異なり、その空間が自由な解釈が許される余地になる。

>分かりやすく書かれている小説は、読者層も広いので、読者一人一人の経験値によって様々な解釈が生まれる

>楽しいと書かずに楽しさを、悲しいと書かずに悲しさを、表現するのが心情描写の基本ですよね。プロはそこを自然に表現していて、けっして説明はしていないので、読解力が低いと言葉に込められた想いを掬い取ることができない


結局、どっちなんですか?

“分かりやすい“ 方が解釈の自由度があるんですか?
“難解“な方が“行間“とする解釈の自由度は含まれたものなんですか?


>解釈の違いというのも、それはそれで面白いものですね。


は結構なんですけど、結局のところどっちも一緒みたいな話になってるというか、書き手目線なのか、読者目線なのか、文脈捻れてる気がするんですけどどうなんですかね。

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清少“浮離“納言ゲルニカ
 2023/06/30 19:49

トレーニングとは 2
概ね、“読み手”側の話に着地してるらしく見えなくもないことはわかるんですけど、だとすればなおのこと論旨として根拠が捻れてる気がする、ということですね。


>楽しいと書かずに楽しさを、悲しいと書かずに悲しさを

引用する上でその性質の取り上げ方が何だか捻れてる感じしませんか?
単純に、逆さまっぽいだとか。

>いずれにしてもまずは読みのレベルを上げるのが先決なのだろうな

というのが論旨の軸とするなら、という前提ですけど。
そうじゃないとするならなおのこと、論旨から噛み合ってない気がするのはあたしが馬鹿なだけですかね。

だとしたら失礼な言いがかり的横槍に違いないですすみません。


個人的には“理解“のない“解釈“って、ただの屁理屈のことなんじゃないのか、なんて思ったりもします。

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 2023/06/30 22:03

本日の気付き(創作関連) 4枚目
トヨザキ先生が「本当は何を言いたかったのか」はひとまず措くとして。

私は瓶の比喩を、(1)あらゆるテクストは読者に一定の読解力を要求する、(2)その要求するレベルが高い作品ほど、解釈の余地=可能性も大きく広がっている、(3)ゆえに手前の解釈を披露したいならまずは読解力をつけたまえ盆暗諸君、という意味にとっています。

私はこの主張のうち、特に(2)に疑問を持っていますが、それもひとまず措くとして。

では、なにが「読解(理解)」=トレーニングすべきことで、なにが「解釈」=個人の創造性を発揮すべきことなのか? 

これは完全に私見なのですが、風呂糸さんがおっしゃる「言葉に込められた想い」、私が言うところの「行間」、これは「理解」の対象であって「解釈」の対象ではないのかなと思っています。理由は簡単で、正解があるものだからです(逆に言うと、どうしたって解が一つに絞れないような場合には、それは解釈の対象だということになります)。

>個人的には“理解“のない“解釈“って、ただの屁理屈のことなんじゃないのか、なんて思ったりもします。

これは私も同意見なんです。あるテクストが「なに」を「どのように」語っているのかを把握する行為が「理解」だとすれば、それは無論読者がテクストを相手にまず最初に真摯に行うべきことで、それなくして解釈はありえないのだろうと思います。

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清少"浮離"納言ゲルニカ
 2023/06/30 22:10

あっぱれ
(2)、(3)の連動性でOKです。

文脈理解できました。
どうもありがとう。

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そうげん
 2023/07/01 01:12

本日の気付き(創作関連) 4枚目
作品は作品としてまず把握されるべきで、その水位が高い作品は作品はあくまでのハードルは低くて少しの読み手の意識による充填で事足りる。しかし水位の低い作品は作品把握のためには読み手がその意識を総動員して充填しなければそもそも一個の作品としてのトータルの姿を立ち上げることができない。
作品の解釈は、作品が作品として捉えられてからのことではないかとわたしは思いました。
水位の高い作品は、読み手の意識を注ぎ続ける前に作品全体の姿が見えてくるから、各人各様に、その解釈を自由に走らせることができる。
しかし水位の低い作品は、作品の姿を捉えるまでにすでに読み手の意識の消費を要求するから、その消費された意識のベクトル(方向性・熱意(力))によって、ある程度解釈の幅が限定されてしまう。よって、達意の読み手にとっては、解釈の幅は前者に比べてさほど広くない、
ということかなと、みなさんのやり取りをうかがって感じた次第です。

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風呂糸
 2023/07/01 11:39

本日の気付き(創作関連) 4枚目
>文脈捻れてる気がするんですけどどうなんですかね。

ああ、確かに。

>わかりやすく書かれている小説は水位が高く、難解な小説は水位が低い。つまり水位によって瓶の空いている空間が異なり、その空間が自由な解釈が許される余地になる。
>分かりやすく書かれている小説は、読者層も広いので、読者一人一人の経験値によって様々な解釈が生まれる

こっちは読者目線だけど、

>楽しいと書かずに楽しさを、悲しいと書かずに悲しさを、表現するのが心情描写の基本ですよね。プロはそこを自然に表現していて、けっして説明はしていないので、読解力が低いと言葉に込められた想いを掬い取ることができない

こっちは書き手目線になってますね。

>「分かりやすく書かれている小説」=全部説明してくれている小説
ここに過剰反応してしまいました^^;
全部説明されたら、そもそも読み解く必要はないので、読解力なんていらないんですよね。でも小説は説明ではなく描写で読者に想像させるように書かれているし、なんて考えていたため、つい脱線して書き手目線になってしまいました。

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風呂糸
 2023/07/01 11:49

本日の気付き(創作関連) 4枚目
>“分かりやすい“ 方が解釈の自由度があるんですか?
>“難解“な方が“行間“とする解釈の自由度は含まれたものなんですか?
分かりやすく書かれた小説は水位が高く、難解な小説は水位が低いというのは、豊崎由美さんが英文学者の若島正さんに言われたことで、ご自身も書評講座で受講生に伝えている言葉だそうです。

分かりやすく書かれた小説については、前述したとおりです。
難解な小説については、まずその作品を読み解ける力がないと楽しめないと思うんです。つまり楽しめた読者には、その作品(作者の意図)を読み解ける力があるということなんだろう。結果的に読解の水位が低くなる(解釈の射程が狭くなる)ということかなと。
これが正しいかどうかはわかりませんが、わたしはそのように解釈したわけです。

浮離さんの質問にちゃんと答えられているかどうかわかりませんが、こういう話ができてよかったです。

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清少“浮離“納言ゲルニカ
 2023/07/01 22:02

“小説“ する場所であること
そうげんのスレを乗っ取ってるつもりはないんですし、むしろそうげんだって光栄でしょうし、有用な話題を提供してくれたお二方には賛辞を惜しまないものなんです。


これって、このスレに書き込んでる人だけの話?

まさかぁ、そんなはずないですよ。
だって、今このサイトはめっぽうつまんないですし、つまんないのに見てる人なんて結局ここのこと好きなんですから、つまんないぶん色々見て回るしかないですもん絶対見てますよ。

あたしは生意気なことに、ここの“読む“ っていう姿勢について、ひいては“感想“ っていうその目的ないし解釈について常から違和感を拭えずにいるものですから、お二方の考察については一定の“役割“ のようなものを認めてありがたく感じさせられたものなんです。



なにそれ馬鹿なんじゃないの

なんて、しょっちゅう酷いこと思ってる極悪人として、足らない言葉と示唆のあり方に触れてそれを丁寧に振る舞ってもらえて勉強になりました。


どうもありがとう。

maintenance
そうげん
 2023/07/02 11:50

本日の気付き(創作関連) 4枚目
枠があるんだから、創作関連の話であれば、賛同こそすれ反対などしませんよ。これからも、面白い、有益な視点があればご紹介いただければと思っています。

わたしはいま市販の小説を読むとき、読む速度を極度に落として、自分の文章を推敲するときのペースまで緩めて読むので、まったく捗(はか)がいかないんですが、そうしてはじめて味わえる文章の魅力があるのでそうしているのですけど。すると、ごはんに投稿されている作品の文章が物足りなくて同じ読み方をすると読みすすめられなくなってしまう。さいきん感想を書けないのはそういった原因もあったりします。数行で気持ちが逸らされてしまって読み続けられなくなる。

水野さんの近作がほとんどコメント、つかなかったのも悲しかった。内容は荒かったけど、基本ができている書き手なので部分を読んでも面白い。まあ小説は書き手と読み手の相性なんですかね。そういうわたしは今朝TRPGにコメントをつけたんですけど……。

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そうげん
 2023/08/29 13:19

本日の気付き(創作関連) 4枚目
いまさらに人とPS5で『モンスターハンターワールド』を遊びはじめたんですけど、誰かと一緒に遊びはじめるとゲームに向かう意欲って持続するものなんですね。オンラインで人とがっつり遊ぶのって、99年の韓国製の某MMORPGからはじまって、ドリームキャストで『PSO』を連日固定メンバーで潜ってアイテム掘りをしたほかは、ほとんど経験がなくて。なにしろ『モンハン2G』で初心者のときに、いきなり大型モンスターの狩猟に駆り出されてそこでさんざん足を引っ張って共闘者の負担になってしまったのがトラウマで、モンハンはもう二度と人とは遊ばないと決めていた。でも、今回どうしても一緒に遊びたいからと誘ってもらって十数年ぶりに遊んでみるとこれが面白い。わたしは片手剣使いなんだけど、操作はぜんぜんおぼつかなくてコンボがちゃんと決まらないんだけど、それでも遊んでくれる友は貴重だったりして。年齢のせいもあるのか、モンハンって一狩り、多くて二狩りしたらそこで満足して終わってたけど、いまはけっこう連続して狩りに向かってもそう負担になってなくてね。友の存在って大きいなと感じた。まあ発売日に購入しながら、まだ上位★7のあたりをうろうろなんですけど。プレイ総時間は70時間。ぜんぜん初心者でありますよ。

maintenance
そうげん
 2023/09/30 12:10

本日の気付き(創作関連) 4枚目
昨日の金曜ロードショー枠での初回2時間放送、アニメ『葬送のフリーレン』をリアタイしたんだけどよかった。作画に違和感がなくてずっと漫画を読んできていたわたしも、これはアニメーターさんの方に多大なリスペクトがあるんだろうなと想像することができた。おかしな改変もなされていないし、ザッピング的に短い時間に無数のカットを挿入して時間経過を示す作法も、アニメ版でもしっかりと踏襲されていた。この部分はフリーレン原作の中でも気に入っていたポイントだったから、アニメでどうなるだろうと思っていたけれど、1カット1カット入魂の一枚絵になっていてこれもよかったというか、安心してしまった。

ラストの馬車の荷台の中でのフリーレンとフェルンのアップで描かれるカットはその日で一番気合の入っているシーンだったんじゃないかと感じた。キャラクターに力が感じられた。

サンデー派としては、今回のアニメ化とても喜ばしい。

がちゃがちゃしてなくて、落ち着いた雰囲気で進行していくストーリーもよかった。これでまた作品を知る人が増えるといいなと素直に願っている。

maintenance
そうげん
 2024/03/07 11:37

本日の気付き(創作関連) 4枚目
小説の「神視点」。
https://koubo.jp/article/10677

公募ガイドのこのサイトに載っているのがいい例。
この作家でごはん内で、神視点といいながら、ただの一人称小説の視点人物「私」を作中に登場させたうえで、「私=神」という図式にしたがる人が複数人出ているけれど、「私は新世紀の神になる」、あるいは「すでにして神だ」という、謎の全能感に支配された狂人のさまよえる自己の表出にしか見えないのだけど、そのあたりどう考えているのだろうか。

maintenance
 2024/03/07 12:31

本日の気付き(創作関連) 4枚目
リンク先にある例で、

>諸君は、発狂した山椒魚を見たことはないであろうが、この山椒魚にいくらかその傾向がなかったとは誰がいえよう。諸君は、この山椒魚を嘲笑してはいけない。

と語っているのも敢えて言うなら作中の「私」であって、作者ではないよね、ということだと思いますにゃ。

「神=私」ではなく、小説の中では「私」という語り手だって神視点を取りうる、ということですにゃ。

もちろん、「謎の全能感に支配された狂人」を一人称の語り手に設定することもできるけど、その場合ははじめ「神」と思われた語り手が徐々に「信頼できない語り手」の正体を明らかにする捻った構造になるだろうにゃああ。

maintenance
そうげん
 2024/03/07 13:56

本日の気付き(創作関連) 4枚目
獏さん、返信ありがとうごとうございます。

この作中の「私」が、作品が描いている世界観、その舞台の中における一行動人物の私であるか、語られる世界から見て外部に位置する世界を俯瞰するメタ視点をもった私であるかによってかわってくると思います。

物語の一登場人物である「私」が、他者の心の中まで入り込んでその説明をするようなことが、アマチュアの小説であると頻繁に起きる。この人物はこう考えた。一方、あの人物はこう考えた。それで進んでいきながら、かれらと同じ舞台に立つ人間に「私」という一人称視点をもつ存在は登場しない。「私」はその舞台全体を捉えて俯瞰することのできる観客の立場に立ちうる「語り手」の立場を出ては、立場的に矛盾が生じるよねと思うわけでありました。


>「神=私」ではなく、小説の中では「私」という語り手だって神視点を取りうる、ということですにゃ。

これについて間違いないと思います。

maintenance
 2024/03/07 18:13

本日の気付き(創作関連) 4枚目
「その舞台の中における一行動人物の私」と「語られる世界から見て外部に位置する世界を俯瞰するメタ視点をもった私」は、実際にはしばしばオーバーラップします。そして、その二つを媒介するのが「過去」という時制、ということです。

鍛錬場で私が例に挙げたのはワトスンですが、他にヘミングウェイの『日はまた昇る』の語り手である「ぼく」(ジェイク・バーンズ)などもこれにあたります。バーンズは地上的な視点(するとその時……)と俯瞰的な視点(あの時……)を行き来して、物語のことであれば何でも分かっているように振舞いますが、注意深く読むと彼の信頼の置けなさが分かる仕掛けになっています。

「私=神」視点はあくまで極論であり、実際のところ「神視点」のほとんどの作例はあくまで疑似的な神の視点に立っているか、神性をあとから裏切るような構造になっている。その理由はおそらく、何でも分かっていてすべてを明らかにしてしまう神様の語りにはどこか面白くないところがあるからなのでしょう。

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そうげん
 2024/03/08 04:32

本日の気付き(創作関連) 4枚目
わたしは、神視点で思いだすのは、志賀直哉の「小僧の神様」ですね。

話を伺うに、獏さんは神視点を誤解してらっしゃるように思われますよ。

maintenance
 2024/03/08 15:00

本日の気付き(創作関連) 4枚目
了解ですー。

また勉強してきますね。

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“PiS“の浮離
 2024/03/08 18:21

本日の気付き(創作関連) 4枚目
>「私=神」視点はあくまで極論であり、実際のところ「神視点」のほとんどの作例はあくまで疑似的な神の視点に立っているか、神性をあとから裏切るような構造になっている。


ようやくそこきましたか、なんですよ。
言い逃れるつもりならぶっ飛ばしてやろうかと思ってました。


とはいえ、その言い方だとやっぱりわかんない人にはわかんないんだろな、っていう感触しみじみなのあたしだけですか。

え? あたしに言われたくない、と。

ごもっともでえす。


まあ、
“小説“って、“言葉“って、まったく味わい深くめんどうくさいですよね。

どいつもこいつも不機嫌にもなりましょうものですよまったく。




っていうか、

せっかくならもっと目立つようにやりたまえよけしからんなあ少しは“役割“ってものを負う気概持てないんですかインテリジェンスだって装い方あろうってもんです実際。

なんてな。


あっちもこっちもクズばっか出張るんじゃつまんないんですよいつまでもそんなんばっかじゃ。
せめて物言わぬ閲覧者の皆様方に向けてくらい少しは罪を自覚してくださいです。




頼んだぞおしゃべり諸君。

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アーメン
 2024/03/09 19:07

本日の気付き(創作関連) 4枚目
保坂和志、磯崎憲一郎、岡田利規、青木淳悟、柴崎友香、山下澄人らが、語りの視点と人称に仕掛けのある小説を書いていることをご存知でしょうか?

三人称多元視点でなくては見えないはずのことを一人称一視点のまま語ったり、その逆のことが行われたりしている。

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