私はよい人間になりたいと常々思っています。
それで、よい人間とはどういうことなんだろうと考えます。

１、悪いことをしなければそれでよい
２、他人や世の中のためになることを進んで行う

１をつきつめれば、他人の邪魔にならないように気をつけながら、何もしないのが一番いいということなのかなという気がします。

でも、２を支持する人は、１だけでは足りなくて、やはり自分から何かしら行動して他人によい影響を及ぼさなくてはならないと考えるかもしれません。

けれど、人が何か善行をしようとする時って、その善行を行う本人の主観や自己満足とかも絡んで来て、その人自身がいいことだと思ってやっていても、される側からするとお節介とか余計なお世話に感じられてしまうということも、時と場合によってはあるかもしれません。

あるいは、正義のため、みんなのため、とは言いながら実はその人が自分がヒーローになりたいだけで、自分がヒーローになるために周りの人たちを利用しているだけということも、時と場合によっては、全くないとは言い切れないところもあると思います。
そういう人は、本人の気持ちとはうらはらに、偽善と呼ばれてしまうのでしょうか。

１からすれば２は出しゃばってやりすぎているように思える場合もあるかもしれないし、２からすれば１は怠け者のように見える場合もあるかもしれません。

ケースバイケースと言えばそれまでなのですが、線引きが難しいところもあり、悩ましいところではあると思います。