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歴史小説に挑戦してみたいです
2021/03/04 17:43
美茂香

歴史が好きなんですけれど、
なかなかプロのようにかっこよい言い回しで書けないです。

でも、素人の方でも、詳しく昔のことを知っていて、
いかにもな感じで書ける人もいたりして、
すごいなって思います。

私もいろいろ勉強して歴史小説書けたらさぞかし爽快だろうなって思います。
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青木 航
 2021/03/24 15:38

歴史小説に挑戦してみたいです
 今頃見付けたのですが、他に書く人も居ないようなので、取り敢えず何か書いてみましょう。
 しかし、カモさんスレ立てるの好きですね。殆ど席巻してるじゃないですか。

 興味無いのも多いですが、ここなら何か書いてみてもいいかなと思いました。

 基本的に私、小説が好きなんじゃ無くて、歴史が好きなんだろうなと思います。
 歴史小説だけじゃなくて、歴史好きの方のブログは色々読んでましたね。凄い知識量でとても太刀打ち出来ない人が多いですね。

 だから、最初の頃書いたものは小説と言うよりもブログに近かった。ただ、エビデンスの無い想像が入ってしまうんで、歴史好きの方のブログの範疇には入れて貰えないなと言うところでしたね。

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青木 航
 2021/03/24 16:24

歴史小説に挑戦してみたいです
『霊界放談』と言う、会話だけのものを書きましたね。霊界で将門と信長が話し合うんですね。どんなつもりで居たかとか、ぶっちゃけトークですよね。

 これ、或サイトに投稿した時『将門に付いての小説を書いてみたら』と言う声を頂いたと思うんですね。ショートショートみたいのは何回か書いたこと有るけど、長編小説なんて書けないよなと思っていました。

 地元に『千方神社』と言うのが有りまして、子供の頃から『千方様』と言う呼び名で馴染んでいました。千方様って殆ど神社と同じ意味に思っていました。それほど地元に馴染みの有る存在だったんです。

 それまで読んだことも無かったのですが、神社に掲げられている縁起を読んでみると、『将門を討った藤原秀郷の六男でこの地を治め善政を施した為祀られた』と書いて有りました。
『そのくらいのことで神様として祀るかよ。なんか眉唾だな』と思いました。

 しかし、ここで将門と千方が繋がりました。調べてみると『千方神社』と言うのは市内にもう二ヶ所、隣町にもう一ヶ所、合計三社有るだけで、決して良く有る神社では無いと言うことを、この時初めて知りました。

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青木 航
 2021/03/24 16:52

歴史小説に挑戦してみたいです
 一方、『藤原千方』を検索してみると、『四鬼を従えて朝廷に逆らった悪の将軍』の伝承と、それに題材を取ったゲームや漫画やアニメしか出て来ない。
 伝承の伝わって居る場所は伊賀だし、時代も壬申の乱の頃とされているので、最初は同姓同名の別人だろうくらいにしか思わなかったんですね。

 でも、歴史好きの私はふと気付いたんですね。 
『壬申の乱の頃、藤原を名乗る豪族なんて居る訳無いだろ』
ってね。
 何故なら鎌足は、天智天皇から大織冠を授けられ、内大臣に任ぜられ、「藤原」の姓を賜った翌日に逝去したのですが、天智天皇も間も無く死に、跡継ぎの大友皇子を大海人皇子が討って政権を奪ったのが『壬申の乱』です。
 この時、鎌足の遺児は史人(後の不比等)ひとりだけで13歳。当初、隠れるように生きなければなりませんでした。
 藤原が増殖し始めるのは不比等の子の時代からです。それは、黒岩重吾の『天風の彩王・藤原不比等』を読んでいたから分かりました。

 秀郷の六男とこの伝承の悪の将軍とは別人と言う見方が多かったのですが、伝承の時代設定の異説に平安時代中期・村上天皇の時代と言う説が有ることが分かりました。

 これだと、秀郷の六男・千方が生きた時代と符合する訳です。秀郷の六男が鎮守府将軍に任じられた記録も有ります。

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青木 航
 2021/03/24 17:15

歴史小説に挑戦してみたいです
 もうひとつ、二人の千方を結び付ける糸を見付けました。望月三郎兼家と言う男です。
 秀郷に協力して将門との戦いで手柄を立て、甲賀十六ケ村の郡司に任じられ、後に伊賀の郡司も兼ねたと言うのです。
 そして、伝承ではありますが、甲賀三郎兼家は甲賀忍者の祖、藤原千方は伊賀忍者の祖と言う説が有ります。
 甲賀三郎兼家についてはかなり怪しげなのですが、甲賀の水口と言う所に鴨長明筆の甲賀三郎兼家の石碑が有るので、居たことは確かでしょう。鴨長明は平安末期の人で、時代的にはそんなに離れていない訳ですから。

 では、何故、千方は何故、悪の将軍としての伝承を残されたのか? 朝廷、藤原摂関家に取って都合の悪い人物だったからではないか。

 誰かを悪人に仕立てる。それは、勝者によって昔から繰り返し行われて来たことですし、今でも、SNSを中心に日常行われている事です。

 草原(かやはら)では、善政を施した領主・神として祀られている千方と四鬼を従えて朝廷に背いた悪の将軍である千方。この二人の千方をひとりの人間として繋げる作業が『坂東の風』です。
 因みに、千方を討ったとされる紀朝雄については全く架空の人物です。つまり、伝承は、意図的に作り出された千方に対するネガティブ・キャンペーンなのです。

 調べれば調べるほど面白い記録が出て来る。そのひとつが、今丁度提示している信濃での『千常の乱』です。

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青木 航
 2021/03/24 18:03

歴史小説に挑戦してみたいです
この時期に満仲が信濃に行っていたと考えられる傍証があるのです。

 鬼退治と言うと息子の頼光が有名ですが、満仲にも鬼退治の話が有るのです。

 坂田金時の父・金末を引き連れて戸隠山の鬼神を征伐したとされるのが、この時期のことと思われ、

『鬼神が金末を取ておさえるところを満仲が走りよって鬼神の首を水もたまらず打ち落とし、金末を引き起して鬼神の首を持たせ、都をさして上っていく。満仲の御手柄天晴れ、並みの男の出来ることではないと皆して感心しない者はなかったのだ』

 こう結ばれているところを見ると、源氏の祖を称えて鎌倉時代に作られた逸話と思われ、「鬼切の太刀」の伝説に繋がって行きます。

 満仲はこの時期に信濃に居て、誰かと争ったのではないかと推測される理由です。

 平維茂が信濃守の時のこととされる「紅葉狩」の伝説も鬼退治なのです。

『紅葉伝説は、長野県の戸隠、鬼無里(現、長野県長野市)、別所温泉などに伝わる鬼女にまつわる伝説。平維茂が鬼女・紅葉と戦い、討ち捕る話』

 因みに、「紅葉」とは満仲の父・六孫王・経基の局だったと言うことで念が入っています。

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青木 航
 2021/03/24 18:23

歴史小説に挑戦してみたいです
『諱いみなと呼ばれ忌み名に通じるため、本名を呼ばれることは悪いこととされていたのです』良く見る説明です。
 でもね。当時、正々堂々の戦いをする際は、官姓名を名乗った訳ですよね。
『やあやあ、良うく聞け。我こそは、前さきの鎮守府将軍・藤原秀郷が六男・六郎千方なり』ってなもんですかね。敵にわざわざ諱を教えてやる訳です。一番諱を知られたく無い相手だと思うのですが。
 また、源満仲が『多田のまんじゅう』と呼ばれていたことは、あちこちに書かれています。満仲と言う諱が広く知られていて、それを音読みすると『まんじゅう』と読めることを皆知っているから、『まんじゅう』と言うあだ名が成り立つのではないでしょうか。

 安倍晴明についても、『あべのはるあき』と知られていて『せいめい』が成り立つ訳です。逆に、晴明が、住所や官職で呼ばれていた記載を見付けることは逆に難しいのではないでしょうか。
『諱を呼ぶことは命を奪うのと同じ事で、例え主君でも憚られ、太郎や次郎と呼んでいました』などと尤もらしい回答をして「ベストアンサー」とされていた方も居たように記憶しています。
 ノーベル賞を受賞した先生が「教科書を疑え」と仰っていたのを思い出しました。
 確かに諱は日記や物語には書かなかったのだと思います。しかし、録音が残っているはずもないので調べようもありませんが、案外、中・下級の官人や庶民は、私達が芸能人やスポーツ選手を呼びつけにして会話するように『将門が攻めて来る言う噂やで』とか
『今度の武蔵守は源満仲らしいで』とか言っていたのではないでしょうかね。

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青木 航
 2021/03/24 18:58

歴史小説に挑戦してみたいです
 前に書いたものを貼り付けたらかっこなしのルビが後についちゃいました

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ルイ・ミモカ
 2021/03/24 19:09

歴史小説に挑戦してみたいです
青木さんの知識の豊かさを尊敬しています。

私は、いろんなドキュメンタリー番組などを見て、もっと歴史の勉強しようと思います。

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青木 航
 2021/03/24 19:48

歴史小説に挑戦してみたいです
 自分で書いた文章ですが、正直、読んでるだけでワクワクしえ来るんですね。
 でも、このサイトの殆どの方に取っては、ふーんてなもんで、せ最近40枚で書いてるMさんの文章が美しいとか芸術的だと思う感覚しか無いんでしょうね。
 正直、私には気取った文章にしか見えなないんですけど、ま、私の方が、芸術も文学も理解しないどうしようもない奴と言う事になるんでしょうね。

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ルイ・ミモカ
 2021/03/24 20:18

歴史小説に挑戦してみたいです
私は青木さんの世界観が好きです。

整った美しい文体で、格調高い雰囲気を生み出しているように感じられました。

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ブロンコ(羨望の
 2021/03/24 20:41

歴史小説に挑戦してみたいです
《警告》



青木くん、メンテパスワード設定して誤字メンテ覚えてくださいお願いします




爆裂級に馬鹿っぽいです
ハアハアするイッヌみたいです






ネ加茂くん


石鹸番長はERROR待てないから石鹸しちゃうのくそわかりみなので心配無用です
はりきってどうぞ
さみしくなんかないよ

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青木 航
 2021/03/24 20:42

歴史小説に挑戦してみたいです
 たまにはブロンコちゃんの言うこと正論。ついでに&#40572も直してね。

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ブロンコ(羨望の
 2021/03/24 20:48

歴史小説に挑戦してみたいです
ちゃんつけはキモじじいのセンス丸出しだよ
飲み屋できらわれるよ
きらわれんの慣れてるからいっかおまえの場合

ついでのやつわかんない

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青木 航
 2021/03/24 20:55

歴史小説に挑戦してみたいです
 本気じゃねえよ。おちょくっただけ。 
 ところで、ブロンコって、フォードの車の名前にしても、アメリカ製ドラマにしても60年くらい前なんだな

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青木 航
 2021/03/25 10:00

歴史小説に挑戦してみたいです
「藤原千方は存在した」と言う前提で書き始めました。数有る秀郷流支族の系図の中でも一部にのみ記載の有る存在です。秀郷の子とするものと孫とするものが有ります。
 以前に書いたように、推論の根拠としたのは、「公卿補任」です。
 千方は、「公卿補任」では文脩と並んで、千常の子の位置に記載されています。そして、「實者千常舎弟 鎮守府将軍云々」とのコメントが付けられています。
 これを以て、千常の弟、つまり秀郷の子であるが、何らかの事情が有って、千常の養子若しくは猶子となっていたと言う設定になりました。
 調べているうちに、もう一つ興味深い情報に接することが出来ました。
 宇都宮の栃木県立図書館だったと思いますが、確か、宇都宮大学の先生の著書だったと記憶しています。秀郷に関する研究の中に、千方が一時期「太郎」を名乗っていたと言う記述を見付けたのです。
 千方が秀郷の子として記載されている系図では、六男となっています。千常の猶子となっていたと言う記載も有ります。
 ということは、秀郷の六男であった千方は千常の猶子となり、実子の文脩を差し置いて千常の跡継ぎとして扱われていた時期があったと推測出来ました。
 後からこの著書をもう一度読み込んでみようと思ったのですか、題名も著者名も記憶していなかったので、見付かりませんでした。ハードカバーでそこそこ厚さは有ったのですが、後ろ三分の二ほどは白紙でした。自費出版で、未完のまま書籍化されていたのかも知れません。ご自身で撤去したのかもしれませんし、私の記憶違いで、他の図書館に有ったものだったかも知れません。

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青木 航
 2021/03/25 10:10

歴史小説に挑戦してみたいです
 藤原氏の実質的な祖は、鎌足ではなく不比等です。藤原の姓は大織冠と共に、鎌足が死の直前に天智天皇から賜ったものです。

 鎌足には二人の男子が居ました。兄の真人は僧となり定恵と名乗って唐に渡っていましたが、帰国後間も無く死亡してしまいます。
 史《ふひと》は、父が死んでも、内大臣の子でしたからそれなりの待遇を受けられる身分です。
 しかし、僅か3年後には天智天皇も崩御してしまいます。そして、間もなく壬申の乱が起こり近江朝は滅び、大海人皇子が武力で帝位に就きました。天武朝となり、滅びた天智朝の重臣・鎌足の子・史《ふひと》は13歳だったため、辛うじて罪を免れたものの、中臣の姓に戻ってひっそりと生きることになります。

 黒岩重五著「天風の彩王ー藤原不比等」はこう言う場面から始まります。その後、史《ふひと》は天武天皇が新設した大舎人となり、天武天皇の死後、皇后であり後継天皇となった持統天皇の許で出世を重ねて登り詰めます。
 藤原四家の祖も光明皇后も不比等の子です。ですから、実質的な藤原氏の祖は不比等と作者は言っていますし、私もそう思います。
 他にも、黒岩重五の著書には古代史を扱ったものが何作も有ります。壬申の乱を描いた「天の川の太陽」、「落日の王子 蘇我入鹿」などです。

 一方、北方謙三はバイオレンスの描き方が上手く、テンポの良いハードボイルドもので有名な作家ですが、歴史小説については、南北朝時代のものを多く書いています。
 後醍醐天皇の子・大搭宮・懐良親王を扱った「武王の門」にはぐいぐい引き込まれた記憶が有ります。北畠顕家を扱った「破軍の星」もワクワクしながら読みました。バサラ大名・佐々木道誉を扱った「道誉なり」も面白かったです。

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青木 航
 2021/03/25 11:05

歴史小説に挑戦してみたいです
 小学校高学年から、やたら小説を読みました。この頃は日本史にも歴史小説にも全く興味がありませんでした。
 日本の小説「やたら、じめじめうだうだしたものばかり」と勝手に決め付けていて、殆ど読む気になりませんでした。辛うじて読んだのは、夏目漱石の「坊っちゃん」、芥川龍之介の「羅生門」くらいですかね。殆どは、海外小説を翻訳した文庫本でした。
 作家として最初に好きになったのは、へミングウェイでもモーパッサンでも無く、O・ ヘンリーでした。面白いし、短編だから読み易い。それに加えて、彼が受刑者だったと言うのも興味を惹く一因でした。
 ロシア文学は、「罪と罰」「戦争と平和」等も読みましたが、感動するよりも疲れただけでした。そのうち面白いと思った作家が、サマセット・モームです。
 画家のポール・ゴーギャンをモデルにした小説「月と六ペンス」。感動しました。「人間の絆」、「サミング・アップ」など読み漁りました。また、連作短編小説「アシェンデン」は、実際にスパイとして活動していたモームの実体験に基づいた小説ですので、リアリティーを感じ、緊張感の有る作品でした。

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青木 航
 2021/03/25 11:53

歴史小説に挑戦してみたいです
 大学生の時、ニューヨーカー派の作家、J・D・サリンジャーを知りました。短編ナイン・ストーリーズ収録の「バナナフィッシュに最良の日」。長編の「ライ麦畑でつかまえて」の他グラースサーガと言って、グラース家の人々ひとりひとりを主人公にした別々の小説が有り、その小説群が「グラース家物語」になって行くと言う構成です。

「バナナフィッシュに最良の日」に登場するシーモア・グラースは、グラース家の長男であり、「ライ麦畑でつかまえて」の主人公、ホールデン・コールフィールドも、グラース家と関わり有る家の一員です。

「ライ麦畑でつかまえて」は、ホールデンの言葉遣いや態度を理由に、1954年、カリフォルニア州の教育委員会が問題とし、学校や図書室から追放された作品です。

当時のニューヨークの高校生達が使っていた語尾に「and all」を付けるスラングが多用されています。

「and all」は、「…… ってな事でさあ」とか「…… ってなもんさ」とか「何かそんなやつ」など、そんなニュアンスで使われていたようです。ところが、市販の和訳本の文章は可愛らしく洒落た表現に変えられていました。

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青木 航
 2021/03/25 12:04

歴史小説に挑戦してみたいです
 この「The Catcher in the Rye」は、1980年代に有名人を射殺ないし射殺未遂した3人の犯人が読んでいたことでも知られており、教育委員会が目くじらを立てた言葉使いなのですが、和訳では、その荒らさがすっかり影を潜めています。

 そして、その訳文と文体がそっくりなのが、芥川賞を取った「○○○ちゃん気をつけて」と言う作品で、その文体の翻訳文との酷似具合にびっくりしました。勿論、「○○○」の部分は伏せ字です。

 ジョン・レノン射殺犯のマーク・チャップマン。ロナルド・レーガン狙撃犯のジョン・ヒンクリー。1989年7月18日に女優のレベッカ・シェイファーを射殺したロバート・ジョン・バルドがいずれも、この「Catcher in the Rye」を読んでいたと言うことです。

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青木 航
 2021/03/25 12:38

歴史小説に挑戦してみたいです
 カモさんすいません。他人が立てたスレッド乗っ取って、自分のブログ化してしまったようです。
 雑感みたいにメモしていたものをベタベタ貼り付けてしまいました。

 最後に懺悔を。

 ああ、神様お許し下さい。
 私は、罪深い事に、このサイトの利用者の方々の多くが神のように崇めている大宰治と村上春樹が大嫌いなんです。

 大宰の『人間失格』、大したこと無い。あの程度の人間失格者なんて、俺を始め、そこいら中にゴロゴロしている。タイトルが大袈裟。
 宿賃が払えなくて、檀 一雄を人質に置いて金作の為に東京に帰ったが、そんなことはすっかり忘れてのんびりしていた。
 走れメロスを読んで感動した子供はアホと言う事になる。
『いや、それは違う。本来文人、特に天才と言うのはそんなもんだ。人格が問題なんじゃなくて、産み出された作品を評価すべきだ』
 文芸好きは、そんな風にのたまうんだろうな。
 村上春樹は食わず嫌い。ノーベル賞の度に空騒ぎしてるだけで気持ち悪い。

 あ、忘れてた。俺、無神論者だから懺悔はインチキでした。

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ルイ・ミモカ
 2021/03/25 16:58

歴史小説に挑戦してみたいです
>「バナナフィッシュに最良の日」

読んだことがあるのですが、意味がよく分かりませんでした。
どういう内容だったのでしょうか?

>大宰の『人間失格』、大したこと無い。

「ワザ」のシーンが、ショッキングだと思いました。
あのシーンは、太宰だからこそ書けたのかなという気がします。
もちろん、ウケ狙いを見抜かれた、というような経験なんて世の中に腐るほどあるだろうと思うのですが、
その時に、ちょっと傷ついた程度で終わる人もいれば、
一生を決定するほどのトラウマになる人もいる、
たかがウケ狙いの道化を見抜かれたくらいで、そこまで神経を病むかっていう話を、太宰は事細かに描写したと思います。
太宰以外に、なかなかこういうことをテーマに書こうとする人はいないんじゃないかなと私は思いました。
私も、そんなのよくあることじゃんと思う部分もあるのですが、
そういう何てことのないことで、ものすごい強迫観念にかられて苦しむ人間の、その病的な心理をうまく描いたんじゃないかなと思いました。
リア充のふりをしている人間が、実は常に他人の視線にびくびく怯えていた、という様子がうまく描けていたと思います。
こういうのは、共感する人としない人に分かれるかもしれません。
私は共感するタイプの読者でした。
私はこの「ワザ」のシーンがこの作品の白眉と思えたので、それ以外のシーンはおまけ程度に思えました。

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