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企画案たたき台
2019/09/14 00:56


とりあえず思いついた企画案を書き込んでみるスレッドです。
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 2019/09/14 03:32

企画案たたき台
企画案:描写力アップ企画「千の木の葉」

その昔、とある高名な哲学者はこのように言った、
「見たまえ、この世に同じ木の葉はひとつとしてない」と。

よろしい、ならば描き分けてみせよう、この千の木の葉を。

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 2019/09/14 01:23

企画案たたき台
企画案:説明力アップ企画「身近なものを説明しよう」

描写ではなく説明を。この企画では
「カップ麺のつくりかた」
「駅までの道のり」
「自己紹介」など、
日常的な物事を徹底して説明することで、
創作に必須の説明力を養います。

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 2019/09/14 01:31

企画案たたき台
企画案:リレー創作企画「ごはんサーガへの道」

テーマは「最近のごはんの動静」
参加者は一回につき最低八万字を書く。
巻数が合計で140を超えたらゴール。

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 2019/09/14 01:43

企画案たたき台
企画案:即興三語回避小説

参加者は前の人が出した三語の要素を避けて小説を書く。
このときなるべく難しいものを選ぶのがコツ。

例。
「ハッピーエンド、バッドエンド、メリーバッドエンド」
「一人称、二人称、三人称」
「時間、空間、概念」

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 2019/09/14 01:56

企画案たたき台
企画案:オンからオフ会

参加者は現地集合の直前まで、このサイトにふだんのテンションと態度で感想を書き込む。

そのあと実際に会う。

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加茂ミイル
 2019/09/14 10:42

企画案たたき台
企画案:お米に感謝しよう企画「白いご飯が食べた〜い!」

人はどんな時に「白いご飯が食べた〜い!」と叫びたくなるのか。

個性的なシチュエーションを考え、短編小説にする。

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 2019/09/14 22:00

企画案たたき台
>>お米に感謝しよう企画

どっちかというと縛り系の企画ですね。
これで想像力が刺激される人もいるかな?

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 2019/09/17 20:30

企画案たたき台
企画案:24時間鍛錬企画「夜になってもdisられつづけろ」

参加者は朝の六時から自作の執筆模様を24時間動画配信。

それをごはんユーザが視聴して随時率直なコメントを書き込む。

翌日の六時までに100枚の作品を完成させ鍛錬上にアップできれば感動のフィナーレが訪れる。

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 2019/09/17 23:45

企画案たたき台
企画案:創作と翻訳企画「そうだグーグル翻訳に聞こう」

参加者は30枚の短編を日本語で書き、グーグル翻訳で全編英訳したものを鍛練場にあげる。

参加者は他の参加者の英語テキストを翻訳し(このときグーグル翻訳を使用してよい)、日本語にならない箇所は適宜意訳して作品を仕上げる。

なお、著作権はグーグル翻訳に属するものとする。

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 2019/09/21 02:03

企画案たたき台
企画案:感想鍛練企画「確変」

二万字の作品が百文字の感想で済まされるのも珍しくない今日の小説投稿サイト。

この比率を本企画では逆転させます。

百文字の作品に最低二万字の感想を書くことで、批評が本来持っている創造性を開花させましょう。

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加茂ミイル
 2019/09/21 03:59

企画案たたき台
ハーブティーで朝食を

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 2019/09/21 04:59

企画案たたき台
バンベリーなんてこわくない

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 2019/09/22 05:30

企画案たたき台
企画案:読書会企画「シェイクスピアを本当に読まない」

シェイクスピアの「ハムレット」をこれまでに読んだことがない人のみ参加可能。

それぞれが何となくの内容を予想し、作品を読まずに五千字の感想文を書き鍛練場にアップする。

なお、この企画に参加した者は今後生涯にわたり「ハムレット」を読んではならないものとする。

読むべきか、読まざるべきか、それが問題だ。

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加茂ミイル
 2019/09/23 10:32

企画案たたき台
企画案:瞑想企画「作家はご飯」

ここで少し発想を転換して、作家はご飯と考えてみる企画はどうでしょうか。
もっと詳しく言えば、作家は読者の心のご飯である。
作家はごはんであり、彼から紡ぎだされる言葉のひとつひとつは米一粒に値する。
そんな世界観を瞑想してみる企画です。

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 2019/09/24 00:49

企画案たたき台
真面目な話、宇宙的な数の穀粒が脱穀され精米となり
社会へと出荷される過程にはなにか圧倒されるものがある。
それは神的であると同時にひどく暴力的で、無慈悲だ。

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加茂ミイル
 2019/09/25 04:17

企画案たたき台
企画案:瞑想企画「作家にご飯」

作家にご飯を与えている自分の姿を想像してみる企画。
あなたならどんな風に作家にご飯を与えますか?
あなたと作家の関係は?
与えられた作家の反応は?
そんなことをいろいろ無駄に想像してみる企画。

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 2019/09/25 21:59

企画案たたき台
ヤマシタトモコの「違国日記」に
そんな感じの場面があるんだけど
これが萌えすぎて瞑想にならない。

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加茂ミイル
 2019/09/25 22:55

企画案たたき台
企画 文学テーマパーク

僕は気が付くと、人の気配のないテーマパークの中に一つぽつんと立っていた。
広大な敷地にいくつものパビリオンが立ち並んでいる。
目に飛び込んで来た看板には、「夏目漱石館」「三島由紀夫館」「太宰治館」などと書かれている。その向こうにもまだたくさんのパビリオンがあった。
はるか遠くで、垂直に近い急角度の線路の上をトロッコが物凄いスピードで下って行く。
しばらく歩いて行くと、「江戸川乱歩館」という看板を立ててあるパビリオンが目についた。
僕はその中に足を踏み入れた。

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 2019/09/26 06:23

企画案たたき台

人気がないあたりが現実を素敵に反映している、と僕は思った。

ここはもう大勢が騒ぐ場所ではないのだ、と僕は考え、
どちらかと言えば記念館か博物館のような、
それどころかほとんどお墓に近い、
遺体の安置所にも似た空間なのだ、と思った。

半世紀もすれば、ここはまず間違いなく廃墟となるだろう。

そしてあとには廃墟好きのマニアが、ときたまふらりと訪れるだけになるだろう。

そしてその時になったら、たぶんまたここにやってくるのだろう、と僕は思った。

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加茂ミイル
 2019/09/26 13:11

企画案たたき台
企画 一億躁ワナビー状態

21世紀の初頭までは、作家を目指す人は少なくないと言いながらも、割合からすれば少数派であった。
ところが、ある時期から、ワナビーが増加し始め、
人口の大半が作家を目指し始める。
もちろん、彼らの大半は昼間は仕事をして、空いた時間で執筆をするというスタイルだ。
ところが、ワナビーがあまりにも増えたために、
作家を目指すということ自体から特別意識が失われ、
作家が職業であるというのは特別なことだが、作家を目指すこと自体は何ら特別ではないという、ワナビーにとってあまり面白くない風潮になって行く。
以前は作家を目指しているというだけである程度の排他性と自尊心を得られたのだが、次第にそれもなくなっていった。
やがて、街には廃人と化したワナビーたちがあふれ、昼夜なく徘徊を始める。
皮膚は黒くただれ、衣服はぼろぼろ、人と見れば襲い掛かる。
そこに一人のソルジャーが現れた。
彼女はスタンガンを手に、彼らワナビーたちに立ち向かう。

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 2019/09/27 05:13

wannabe of the dead

なんでこんなことになってしまったのか……そう思いながら私はまた一人、目の前に現れたワナビを木刀で打たおした。
深い夜の森のなか、地面に倒れたワナビの低いうめき声があがる。

──やっぱり、どう見ても生きた人間には見えない。
これは人なのか、別のなにかなのか。
それともこの二つは、もともと同じ一つのものだったのか。

たとえば、さなぎと蝶のような。

でも、いまはとりあえず、あの子のことが心配だ──旅館にいるはずの真樹のことを思い出して、私はまた走り出す。

やっぱり最悪の修学旅行になっちゃったな……そう思って、すこし涙がでた。

そして、それから急に全身がよじれるほど笑えてきたのだった。ほんとうに、なんでこんなことになってしまったのか……。


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 2019/09/27 05:12

wannabe of the dead



ほんの数時間前、つまりは高校の修学旅行の初日の夜、私の周囲にいたワナビが突如として狂暴化した。
意味の分からないうめき声をあげ、両手を中空に突き出し、焦点の定まらない目で人を襲った。
その体はたちまち鮮血にそまり、服は引き裂け、黒くただれて変色した肌があらわになった。
その姿は非常に醜かった。

私はもとからワナビというやつが大嫌いだった。

私の家族は両親も、三つ離れた姉もワナビではなく、むしろそれとは正反対の人間で、
そのため私は比較的ワナビに対して耐性がつかずに育った。

ところが高校に入ってみると、まずは教師が全員ワナビだったので、すぐに嫌いになった。
それからクラスメイトもたいていワナビであることが分かり、そのうち話もしなくなった。
陸上部は部員も少なく練習も厳しかったけれど、ワナビがいないので入部した。
高校に入って二年、私に告白してきた三人の男子はみんなワナビだったので平手打ちにした。
私のほうから告白した部活の先輩は、付き合ってみるとワナビであることが分かり殴って別れた。

そんなわけで、学校の友達と言えば、同じ陸上部の仲間くらいだ。

特に、真樹は親友といえる。

この修学旅行でも、最終日の自由行動ではタイミングをみて一緒になろうと言っていた。
今夜だって、彼女の部屋に行くねとラインで連絡していたのだ。

ところが、担任の新橋が急な思い付きをして、夜の森に行ってみんなでキャンプファイヤーを焚こう、
ついでに太宰なんとかの朗読会をやろう、などと言い出したせいで、計画はおじゃんになってしまった。

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 2019/09/27 05:14

wannabe of the dead

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新橋がキャンプファイヤーの盛大な火を背景にして、太宰何とかの『人間失格』という小説を大声で朗読している最中、
私は自分の世界一みじめな修学旅行について考えていた。

一番悲惨なのは、私の学校にはワナビが多すぎるせいで、修学旅行の行き先が京都でも沖縄でもなく、
北海道のはしっこにある「文学テーマパーク」に決まってしまったことだった。
「文学テーマパーク」がある北海道の街は着いてみると中途半端に開発が進んでいて、この土地の雄大な自然が肌に感じられるわけでもなく、
九月の東京とくらべるとたしかに涼しいな、というくらいの気候の土地を、一面どんよりと曇った空がおおっていた。
初日は「最終日のお楽しみ」であるところの「文学テーマパーク」のとなりに位置する「北海道文学館」にクラスで行ったのだが、
そこでは北海道の文豪のパネルを延々と見る羽目になり、
名前を聞いたこともない文豪が下手な字で書いた手紙を前にして狂喜するワナビのクラスメイトを横目に、
私のテンションは異常なまでに低下していた。
この調子では、明日の「世界文豪館」もきっとつまらないだろうし、
最終日の「文学テーマパーク」にいたってはもっとつまらなくて、
私の修学旅行は最悪のものになるだろう。

ちなみに私の姉はワナビの数が少ない学校にいたらしく、修学旅行も京都だったらしい。

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 2019/09/27 05:22

wannabe of the dead

あーいいな京都、私も金閣寺とか行きたかったわー、などとぼんやり考えていると、

いつのまにか太宰何とかの朗読が終わっていて、新橋が私のほうを指さし、興奮してなにかを喋りたてているのに気づいた。

新橋は最後列に座っていた私にむかって、
おい山田、お前はこの作品の良さがなぜわからないのだ、
お前のようなやつこそ人間失格だ、と顔を異常なほど真っ赤にして妙な言いがかりをつけたかと思うと、
不意に白目をむき出しにして両手を突き出し、いかにも正気を失った様子で私のほうに近づいてきた。

私は、ワナビを絵にかいて適当に彩色して3D加工したようなこの中年男のことがもちろん大嫌いだった。

私は、ちょうどホテルのお土産屋さんで買った木刀(洞爺湖)を持っていた。

私は、目の前にまで近づいてきた新橋の口蓋がゆっくりとひらき、そこから赤くぬらぬらした舌が這い出してきて、私の額に触れたのを感じた。

私は正当防衛ということにして、新橋を木刀(洞爺湖)で滅多打ちにした。

それから気が付くと、周囲のクラスメイトは一人残らず白目をむき出しにし、両手を突き出してこちらにせまってきていたので、
私はその場から逃げ出すことにして、真樹がいるはずのホテルに向かった──というわけだ。

もしワナビが全員狂暴化していたとしたら──

真樹が危ない。

あの子どんくさいからなあ、と私は心の中でため息をつき、木刀(洞爺湖)を握りしめて、駆ける脚を速めた。
これまでに感じたことのないスピードが出ているような気がした。

(つづく)

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 2019/09/28 07:26

wannabe of the dead

*

走っていくうち、周囲の空気が徐々に湿り気を帯びてきた。
道が微妙にぬかるみ、どこかで水のはねる音が聞こえる。
道のわきの草丈が高くなり、虫の鳴く声がいっそう騒がしくなる。
どうやら、このあたりは湿地帯になっているらしい。

あれ、こんなところ来るときに通ったかな?

そんなことを思った瞬間、道の先にぽつんとある電灯の下に、人影が見えるのに気づいた。
奇妙なほど体を前屈させた人影。
私と同じ、高校の制服を着ている。
白い長袖シャツに紺のスカート。
そこからすらりとのびた、形のいい脛。
そのすべてが、土と泥でべったりと汚れている。
濡れそぼり、絡まりあった長い髪が、顔の正面を隠している。
そのまま、両手を前方に突き出し、低いうめき声を上げながら、私のほうに近づいてくる。

「ヒロ……ミ……ヒロ……ミ……」

そいつは、なぜだか私の名前を呼んでいる。

どうして?

右膝に当てたプロテクターを見たときから、私はすべてを悟っていた。

絶叫が喉をつく。

私はわめきながら、泣きじゃくりながら、そのことに自分でも気づかないまま、真樹のところに走り寄り、そして──

ワナビと化した彼女の肉体に、全力を込めて木刀を振り下ろしたのだった。


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作家でごはん!