快適な環境で創作している自分を思い描く最近駅前に新しくオープンしたカフェ。室内は高級なアンティークで飾られている。料金がバカ高いので、そう気軽に入れる店ではないが、私はベストセラー作家になってから羽振りが良く、近頃はこの店に通い詰めている。フロアは広々としていて、隣のテーブルとの距離が十分に保たれている。波打つ木目が美しいマホガニー製のテーブルに向かって私はノートパソコンに文字を打ち込んで行く。メイド姿の美しい若い女性が私の側に来て、穏やかなオレンジ色の間接照明に照らされながら注文を尋ねる。私は、ブルーマウンテンコーヒーを注文する。「以上で」と言いながら私はメニューを伏せる。ウエイトレスは心のこもった笑顔を残して立ち去る。店内にはスローテンポのジャズ音楽が流れている。そのメロディーに呼応するように、清らかな文章が泉のように私の胸に湧き出して来る。
快適な環境で創作している自分を思い描くかなりいいね
作家でごはん!