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三人称単一視点での主観、客観描写について
2017/08/20 01:05
ミニクロ

端的に言いますと、下記の例文を三人称単一視点で書いたときに「カメラ視点での客観的な表現」として成立するのかどうか、皆様の意見をお伺いしたいです。

例)-------------------------------------------------------------------------------------------------------
目が覚めたとき――正確には目を覚まされたとき、Aは眼前にある銀色が何なのかすぐに理解できなかった。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

A主観の言葉が多く入っているのですが、これらをカメラが客観的に解説するような文というのはそもそも間違っているのでしょうか?

現在猛勉強中でして、用語などの認識に誤りなどあるかもしれません……。
合わせてご指摘いただけますと幸いです!
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八月の鯨
 2017/08/20 14:09

三人称単一視点での主観、客観描写について

>>例)-------------------------------------------------------------------------------------------------------
>>目が覚めたとき――正確には目を覚まされたとき、Aは眼前にある銀色が何なのかすぐに理解できなかった。

↑ この1行。たった一文なのに、ど〜〜もヘンテコリンな感じが否めなくて。。


鈴原さんによる基本的な直し

>Aが目を覚ましたとき――正確には目を覚まされたとき、彼は眼前にある銀色が何なのかすぐに理解できなかった。

↑ は、ワタシもまず考えたんだけど……

そう直しても、ま〜〜だ据わりが悪いし、たった一文なのに妙〜〜に回りくどいし、なんか不自然??

“目を覚ましたとき”“目を覚まされたとき”“眼前”
とまあ、一文の中で三回も「目/眼」なんだ。

そして、文法的には「サ行五段活用」であるらしいんだが、“目を覚まされたとき”って書き方に、どうも引っかかる。

“それ単体”であるなら、別に引っかからない(かもしれない)んだけど、「目を覚ましたとき」の直後に在るもんだから、違和感覚える。

たぶん……
【一文の中に、自動詞と他動詞(なのか?)が混在しているせい】じゃないだろうかなー??

一々言葉で(書いて)説明すんのが面倒なんだけど、
文章分ければ、ここまで違和感はない・・気が。。


たった一文でこうまで違和感覚えさせる文章って事は、
おそらく、「続き」はもっと凄いのだろう。

「視点」だの「文章論」だの、ハウツーに凝り固まるタチの書き手は、とかく
読む側のことをちっとも思いやらない、分かり難く・ひねくれた文章を平然と書いて無自覚なのは・・

なんでなんだろう??

シンプルに書く方が「楽」だし、簡単だと思うのになー。。

maintenance
鈴原
 2017/08/20 15:40

三人称単一視点での主観、客観描写について
 再訪します。少し気になるところあり。
 例文 − 目が覚めたとき――正確には目を覚まされたとき、Aは眼前にある銀色が何なのかすぐに理解できなかった。−

 この例文がそもそも地の部分でよくない気がします。視点ですとか、一元とか人称ですとかの以前に。

 「目を覚まされたとき」の部分もあまりよくない気がします。
 とゆうのは、基本は、「目が覚める」や「目を覚ます」は主格自発の行動を示す表現であり、この部分について基本は「起こされた」とする並びの言葉が良いような気がしますた。

 また、当例文では最初に主語がないのも違和感を感じます。(ここでは御作の流れの前後が記述されていないためかもですが)

 また、作者様は「視点」と人称のありかたなどについて、混乱しているような気がします。

 三人称で視点を固定する場合であっても、「彼は」と主語の入った文章を書くことが、三人称では特に重要な気がします。

 わたしも、専門の理論や用語はよくわかっていないとこあり、申し訳ないのです。

鈴原
 2017/08/20 15:55

三人称単一視点での主観、客観描写について
 すいません、自己フォローで。
 ただ、上記の例文は別として、趣味の創作小説では、わたしといえば、けっこう、そこは自在に書いていたりするので、よけいなひっかかりなく読めるもので、読んで楽しければ良いように考えているところもあります。
「何人称うんたらかんたら」ですとか、「視点」ですとか、あまり考えずに書いていることもあります。

 仕事上のものとは別です。

ドリーマー
 2017/08/20 16:48

三人称単一視点での主観、客観描写について
>目が覚めたとき――正確には目を覚まされたとき、Aは眼前にある銀色が何なのかすぐに理解できなかった。

1 Aが目覚めた時、眼前に銀色の球体があった。
2 Aはそれが何なのか、すぐには理解できなかった。
3 Aが目覚めたのは彼の意志ではない。

一文に複数の情報が入っているので、主観と客観が混じるのではないでしょうか。
無理に一文にしないで、二文か三文に分けるのもアリだと思います。

maintenance
ミニクロ
 2017/08/20 16:55

三人称単一視点での主観、客観描写について
>鈴原様
確かに「目を覚まされたとき」という表現は適切ではないですね。
ご指摘ありがとうございます!

主語に関しましては、「Aは」が倒置される形で主語になるのではと考えているのですが、
そもそもこの認識自体が間違っているのでしょうか……?

>>また、作者様は「視点」と人称のありかたなどについて、混乱しているような気がします。
こちらについても、「Aは」を主語としたときには問題ないのかと思うのですがいかがでしょうか?

質問ばかりで申し訳ありません。
自分がどのあたりから理解できていないのかも探り探りとなっているため、
厳しくご指摘頂けますと幸いです。
趣味の創作小説といえど、基礎的なルールを知って損はないと考えています。
皆様のお力添えを頂きたいです。

maintenance
ミニクロ
 2017/08/20 17:05

三人称単一視点での主観、客観描写について
>ドリーマー様
なるほど、すっかり失念しておりました……!

二文に分けたとして、下記のような文章は不適切に思われますか?

Aが目覚めたとき、眼前には銀色の球体があった。
どうやら誰かに起こされたようだ。

maintenance
八月の鯨
 2017/08/20 17:33

三人称単一視点での主観、客観描写について

ワタシのレス、聞いちゃいねぇのよく分かるから、
かえって遠慮なく書けていいんだけども・・


>Aが目覚めたとき、眼前には銀色の球体があった。
>どうやら誰かに起こされたようだ。

↑ 最初の文章の方が、引っかかりはあれども「まだ小説っぽい」じゃん??


他人に文章指南されて、ただ単純に(唯々諾々と)従うと、
「どんどこ文章稚拙になってくだけ!」とゆー、
このサイト“あるある”。


この稚拙一文をこねくり回して、出来を云々する事に、
意味があるんだろうか??
(あんましなさそう…)

そういう事やってると、どんどん文体おかしくなって崩れてくだけなんで、
「きちんと1本書き切って、鍛錬場に上げる」方が実になるよなー

(他人事なんで、どうでもいいがな)





そんなんなら、まだ「自分のポリシーが頑とあって、曲げない人」の方がいいよ。。

maintenance
そうげん
 2017/08/20 18:39

三人称単一視点での主観、客観描写について
わたしも思うことを書いておきます。

ミニクロさんの質問に、わたしも意見を描いてみたいと思いました。

しかし、冒頭の一文で躓くのです。

>端的に言いますと、
下記の例文を三人称単一視点で書いたときに
「カメラ視点での客観的な表現」として成立するのかどうか、
皆様の意見をお伺いしたいです。

この一文に、わたしが感じる問題点は集約されています。

「(三人称)単一視点」
「カメラ視点」
「客観的な表現」

この三つを具体的に考えてみてほしいのです。

(三人称)とは、一人称でもない二人称でもない。

三人称で人物が描かれるとき、書き手はどの位置から見ているのでしょうか?
「カメラ視点」というとき、そのカメラを実際に手に持って移しているカメラマンなのか、あるいは多くのカメラ映像を編集するディレクターなのか、あるいはそのカメラで撮られた映像を眺めている観客的な立場に置いての描写なのか。

そうげん
 2017/08/20 18:40

三人称単一視点での主観、客観描写について
カメラに映りこむのは、三人称の主人公ひとりだけではない。しかも「その人物の視点」にありながら、「カメラ視点まで」を充たすということは、書き手はどこを見て、何を描こうとしているのか。

三人称単一視点と、カメラ視点(しかも、カメラ映像と書き手の)の二重の視点問題が、これ以上の意見の案出を拒んでいます。


あと、視点問題。
分類はなされてあっても、ひとつひとつの描き方に個体差はあります。

あと、

「正確には目を覚まされたとき」

という字句が、誰かの(働きかけで(いやおうなしに))起きることを促されたのだとしたならば、

別の表現の模索もありな気がします。

一瞬、目を覚まされた、を「(あなたさまが)目をお覚ましになりました」
のような敬語の表現の緩いものを見えてしまって、「?」となりましたので。

「カメラが客観的に解説する」というとき、カメラが語ることは、カメラに人格を与えて、そこから解析するような文章になるならわかるけど、例文の場合は、その場面をカメラを通してみている「なにものか」の視点でありますね。

視点と描写の関係は、個別の作品でこまかく異なるものですから、ただ三人称単一視点といっても、文章構成によっていかようにも変幻可能なものでしょう。

このあたりで、終わっておきます。
ありがとうございました。

ミニクロ
 2017/08/20 19:38

三人称単一視点での主観、客観描写について
>そうげん様
大変貴重なご意見を頂きましてありがとうございます。

私の理解が追い付いているか不安ではあるのですが、大まかに書かせて頂くと、
私の"視点"に対する認識にブレがあるといったところでしょうか。

確かに"カメラ視点"とはいったいどの立場にあるのか考えたときに
私は明確な答えを出すことができませんでした……。

ひとまず、"カメラ視点"を整理し直し、その立場をハッキリさせることから始めてみます!

「覚まされたとき」という表現に関しては私の語彙が不足しておりました。

問題点が浮き彫りとなったことで、自分の課題を見つけることができました。
本当にありがとうございます。

maintenance
そうげん
 2017/08/20 19:57

三人称単一視点での主観、客観描写について
ミニクロさまへ

視点が複数混在しているというか、二つの要素があるのなら、
双方を取り込む形での表現方法の模索もありだと思ってます。

それは一文においてなら、ブレに見えるかもしれません。

でも、たとえば、句点(。)を挟んでのものであればどうか、
章を隔てればどうか。

三人称で描きながら、のちに、自筆の手紙なり私信なりを記載する章をつけて、まったく異なる視点での表現を可能にするのと同様に、

小説自体、自身でカスタマイズしながら、
これまでにないものを描くなら、その新奇のモノを
どのように表現すれば、受け入れられるんだろうか、って
考える取り組みは、いいなと憧れますよ。

たとえば、誰かと話していて、とっさに「いいわけ」したときに
「仕方ないって思ってる自分」は

自分の利害からの「思い」と、
相手をイラつかせない「気遣い」と、

また、同時に、でも
「いいわけよりも、そのままを話した方がよかったのかな」

という思いにかかる「良心」とでもいうようななにか。


「思い」「気遣い」「良心」

この三種が気になるのはどうしてか、それはどこから発生して、
心に迫るのか、というその土台のありか、というのも、

たったひとつの「いいわけ」が

複数の意味合いを孕んだりするので、

文章はただ、上から下へ流れるのに、
読みは複雑に分岐する。

視点の説明もひとりひとりいってることがちがう。
難しいけど、面白いですね。文章を書くってことは。

しつこく再訪してしまってごめんなさいです。
ではでは。

ミニクロ
 2017/08/20 20:11

三人称単一視点での主観、客観描写について
>そうげん様
あなたの一字一句がとても勉強になります。
「しつこい再訪」だなんて、とんでもないことです。

私のためにお時間を割いて頂き、本当にありがとうございます。
また別の機会がありましたら、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

maintenance
弥言
 2017/08/22 00:23

三人称単一視点での主観、客観描写について
基本的には三人称(三人称完全客観、三人称多元、三人称一元、疑似三人称)としては典型的な地の文ではないだろうと思います。まーでも意味はつたわると思うので、間違っているとまでは思いません。

三人称の地の文では、語り手(カメラマン)が、物語の中に入り実況します。その語り手にも一応キャラがあります。堅苦しいのもいれば、ライトなのもいます。ですが普通、三人称の語り手はなるべく目立たないようにすることが多いと思います。加えて、語り手は、基本作者の分身で全てを知っているはずなので、まず間違えることはありません。

 「目が覚めたとき――(いいや)正確には目を覚まされたとき」というのは、間違えずに説明できるはずの語り手が、わざわざ間違えてみせ、己主張しているので、なんとなく違和感を覚えます。まーこれが作者の「作風」であるならいいとは思いますが。

普通三人称なら「目が覚めたとき、Aは眼前にある銀色が何なのかすぐに理解できなかった」だと思います。一人称で全てを経験した語り手が、過去を回想している地の文なら、語り手は濃いキャラも多く、老人の言葉遣いだったり「いや、もしかして、あのときの私は〜だと思っていたのかもしれない」なんて語りも普通にあるので、どちらかというと一人称のものかと。
ちなみに。三人称単一視点の文の場合、地の文は大きく分けで二種類にわかれます。一つは風景や行動などの「客観描写」です。二つ目は「心理描写」です。
心理描写はさらに四つの方法が許されており「直接話法」「間接話法」「自由直接話法」「自由間接話法」があります。

自由直接話法の心理描写みたいに考えれば↓の文みたいになると思います。
「いいやきっと無理やり目を覚まされたのだ。Aは眠たそうに目をこする。眼前に銀色のものが見えていたが、何なのかすぐに理解できなかった」

maintenance
弥言
 2017/08/22 00:27

三人称単一視点での主観、客観描写について
あ、言葉を統一しなかったので混乱させたかもしれません。

三人称単一視点=三人称一元視点です。

maintenance
ミニクロ
 2017/08/22 03:12

三人称単一視点での主観、客観描写について
>弥言様
私の三人称に対する認識が定まっていないということなのですね。
三人称における語り手の立場といいますか、役割についても納得しました。
確かに、仰られている事を踏まえると違和感のある例文ですね……!

また心理描写の方法については初耳で、勉強不足を痛感致しました……。
それぞれ調べてみようと思います!

例文が分かりやすく、とても助かりました!
ありがとうございます。

maintenance
弥言
 2017/08/23 23:38

三人称単一視点での主観、客観描写について
ミニクロさん。この辺は勉強しようとしても結構情報は少なく混乱しているし、難しいです。私も最近勉強したのですが、かなり苦労しました。

私の知っていることなら手伝うので、わからなかったら言ってください。

maintenance
ミニクロ
 2017/08/24 00:53

三人称単一視点での主観、客観描写について
>弥言様
やはり独学は厳しいのですね。
この掲示板を利用させて頂いて、良い意味でも悪い意味でも実感しました……。

そう仰って頂けると本当に助かります!
しかし、まだまだ質問できるところまで頭が整理できておらず、もどかしいところです……。

一点だけお伺いしたいことがあります!
弥言様がこういった技法などを学ぶ際に利用された参考書や、
おすすめのサイトがありましたらお教え頂けないでしょうか?
基礎を学べるようなものだと嬉しいです……。

とは言っても、こういった技術は個人の財産という面もあるかと思いますので、可能であればで構いません。

よろしくお願い致します。

maintenance
そうげん
 2017/08/24 06:32

三人称単一視点での主観、客観描写について
よこはいりですけど、

書き方に関連する本は、
自分の書き物のためという事と同時に、
そういう類のを読むのがすきで、
ときおりよんでるうちに、ちょっとずつたまってきました。

関連のありそうな本をざっと本棚からとってきました。


http://sougen01.web.fc2.com/book.html


このなかで、とくに詳しかったのは、
芥川賞はとっていらっしゃいませんが、
大学で創作に関する講義をつづけてこられていた

島田雅彦さんの「小説作法ABC」(新潮選書)が
とても勉強になりました。


https://www.amazon.co.jp/%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E4%BD%9C%E6%B3%95ABC-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E9%81%B8%E6%9B%B8-%E5%B3%B6%E7%94%B0-%E9%9B%85%E5%BD%A6/dp/4106036312



よかったらお確かめください^^

ミニクロ
 2017/08/24 09:08

三人称単一視点での主観、客観描写について
>そうげん様
ありがとうございます!
参考にさせて頂きます。

maintenance
弥言
 2017/08/24 22:44

三人称単一視点での主観、客観描写について
http://ncode.syosetu.com/n8831cl/50/
怪しいところはありますが、私が主に情報を得たのは↑です。

この辺の話がわかりずらい理由の一つが、人によって言葉が違うので混乱するってところがあります。
例えばですが。
[1] 三人称完全客観型
[2] 三人称多元視点
[3] 三人称一元視点
[4] 疑似三人称
この中で、[1]のことを「神視点」と呼ぶ人もいますし[2]のことを「神視点」と呼ぶ人もいます。紛らわしいので私は「神視点」という言葉は使いません。[3]はご存知の通り「三人称単一視点」と呼ぶ人もいます。[4]は存在自体認識していない人もいて、これは三人称の偽物だという人もいますし、これこそが三人称の王道だと信じている人もいます。
 人のコメント解説になっちゃいますが。上のコメントで八月さんが「三人称神視点を混在させない」といっていますが、八月さんは[2]を神視点と呼んでいるようです。また、「一人称でも書ける”文面なんだけど、「私」という表記を避けて、主人公の名前で書いてゆく形式」といっているのは[3]のことだと思いますが、実際は[3]と[4]の間で作品を書いているのかも知れません。
 私はまず[1]〜[4]の違いを理解することがスタートだと思います。それぞれにメリットデメリットがあり、それを理解すれば、自分の作品を書く上でどの形式が一番良いかを決められます。

調べてわからなければ教えます。

maintenance
ミニクロ
 2017/08/25 00:08

三人称単一視点での主観、客観描写について
>弥言様
ありがとうございます!

さっそくサイトを訪問してみました。
なるほど、私が書きたかった方法は「自由間接話法」のようですね。
例文がとても分かりやすかったです。

[1]〜[4]についても軽く調べてみましたところ、以下のような見解を持ちました。
============================================================
[1]三人称完全客観型:全ての登場人物の心理は地の文に書けない。視点人物の知り得ない情報を書ける。本当の意味での客観ということ。

[2]三人称多元視点:全ての登場人物の心理を地の文に書ける。視点人物の知り得ない情報を書ける。
  私はこの視点が全てを知り得て描写できるという意味で「神視点」だと感じました。

[3]三人称一元視点:視点人物の心理のみ地の文に書ける。視点人物の知り得ない情報を書ける。

[4]疑似三人称:一人称に近く、主人公以外の心理は地の文に書けないし、主人公が知り得ない情報も書けない。
  一人称では主人公がカメラを持つのに対し、こちらは肉体的にも精神的にも主人公の分身のような存在がカメラを持っているイメージで、主人公自身を客観的に描写することができる。
============================================================
いかがでしょうか?

[1]〜[3]は視点を変えられるという意味で"視点人物"と、
[4]は視点を変えるのは好ましくないという解釈で"主人公"という表現を用いてみました。

内容的にも体力を必要としそうになってまいりましたので、
ご都合がよろしい時にゆっくりご返信頂けますと幸いです。

maintenance
弥言
 2017/08/25 00:33

三人称単一視点での主観、客観描写について
例えば潜水艦同士の戦闘シーンを書くとします。
[1]を使えば二隻の潜水艦の状況を事細かに書くことができますし、本来誰からも見えないはずの魚雷がクジラの横を通る様子なども書くことができます。特殊な性能の潜水艦同士の戦闘で、びっくり兵器の応酬が面白いような話ならうってつけです。でもそのかわり、心理描写は顔の表情とかでしかできないので、「戦闘の恐怖」を伝えたい場合などは適しません。
[2]であれば、[1]と同じように全ての状況も書ける上、乗り組み員一人一人の心理描写も書くことができます。一番よくばりですが、下手をするとごちゃごちゃになり、相当上手くないと使いこなせません。
[3]は主人公の後ろにくっつく感じなので、主人公が見えている範囲くらいの状況を書くことができます。加えて主人公の心理描写もある程度かけます。また、段落を変えたあと、敵艦内のライバルの後ろにくっつき、相手艦内の様子やライバルの心理も書くことができます。ですが魚雷の様子は誰からも見えないので描写できません。制約はありますがバランスがいいです。
[4]は一人称と同じレベルまでどっぷり心理描写ができます。ただし心理描写できるのは主人公のみです。魚雷はおろか相手艦内の様子はまったく書けません。本来三人称を使うメリットは、主人公の見えない場所を描写できること。なので、それができないならもう一人称の方が自然でいいじゃんと思いますが。一人称では主人公の外見などを書くことができません。疑似三人称は基本一人称ですが、ふっと離れて主人公の外見を客観的に書いたりできます。
 ただ実際の小説では、章ごとに[1]と[3]を上手く切り替えたりしています。続きはまた時間のある時に・・・

maintenance
弥言
 2017/08/25 00:34

三人称単一視点での主観、客観描写について
あっ返事をわすれてました。
ミニクロさんの理解はわたしのと同じです。

maintenance
ミニクロ
 2017/08/25 01:11

三人称単一視点での主観、客観描写について
>弥言様
安心しました……!
違いをしっかりと認識することができて、
頭の中のモヤモヤが晴れました。

はい!
またお時間あるときに、ご指導のほどよろしくお願い致します!

maintenance
かけうどん
 2017/11/17 22:01

三人称単一視点での主観、客観描写について
書き直します。

maintenance
そうげん
 2017/11/16 09:47

三人称単一視点での主観、客観描写について
主観と客観という二つの用語自体、あることを説明するために、便宜上つくられた言葉であることは前置いて。(wikipediaの「主体と客体」の項目で、カントから、この単語がいまの意味に近くなった、とされます。便宜上なので、「客観」といったさいに、それは三人称の視点者の「主観」が混じったりすることはありますね)

で、村上春樹作品のなかに、

「海辺のカフカ」から「1Q84」へと長編小説が書きつがれる途中だったかに、「アフターダーク」という作品を村上春樹さんが書いています。

これは場面を切り替えながら、
視点自体が、カメラワークそのものです。

それまでにあまりみなかったタイプの作品で、
その視点の扱い方も、小説を書く人にとって、
視点を考えさせる貴重な資料になると思います。


んー、
小説じゃないけど、
聖書って、客観で書かれたテクストだと思うのですけど、どうなのかな。


串田カツ江
 2017/11/16 21:47

三人称単一視点での主観、客観描写について
そうげんさんって物知りなお方ですね。
尊敬します。

maintenance
かけうどん
 2017/11/17 22:01

そうげんさん、返信ありがとうございます。
たしかに便宜上の用語である以上、私の問いが問いとして成立していなかったかもしれません。また考え直します。

maintenance
そうげん
 2017/11/17 00:58

三人称単一視点での主観、客観描写について
主観が突き詰められてこそのの近代文学の発生、といったこともいえるように思うので、近代以降、現代の小説のなかで、客観度を高めていこうとするなら、「近代小説」の枠組みから外れていかなければ無理に思えます。

たとえば、聖書を引き合いに出しました。
いま、試しに「今昔物語集」を見てみました。

これ、各挿話はほぼ語りの口調で、語り手がどうおもったこうかんじた、は、まったくいわずに、舞台描写に終始する。で、唯一、その最後に、この物語は、悪いことをした人にはかならう悪い報いが下されます、的な、仏教的な一文でしめられます。

また、ミルトンの「失楽園」(渡辺さんじゃないほう)も
そういった客観ですし、それらは、今の企画で言うところの「小説」か? という疑問はあっても、「文学」ではありえるわけですよね。


神話とか、伝承、また、
遠野物語の柳田さんや、らふかでぃおハーン=小泉八雲
さんあたりのもの、また御伽草子、あたりが
客観的な書き物としては思い出されます。

串田カツ江
 2017/11/17 01:16

三人称単一視点での主観、客観描写について
そうげんさんのその深い見識はどうやって身につられたのでしょう?
その博識ぶりがうらやましいです。

maintenance

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