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「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
2021/01/19 08:29
そうげん   <sougen0202@gmail.com>
https://textsgn.web.fc2.com/index.html

「今週気付いたこと」というのは伊集院光さんがパーソナリティを務められてるラジオ放送『深夜の馬鹿力』の冒頭で毎回語られるテーマです。わたしが前に立てたスレッドは後半、そのときどきにしていたことの報告文のようになりましたので、今回は創作に関してわたし自身が「気付いたこと」も絡めとりながらスレッドを進行する予定です。創作に関連性の薄い話題ばかりではクリックしてくださった方にも悪いですから。書き込みたい方は、どんどん書いてくださって構いません。書き込みがなくともスレッドは粛々と継続いたします。よろしくお願いします。
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月と言われてます
 2021/10/20 18:57

【悪口ばっかのそうげんさん】
.

2021-10-20 18:54



自分のことは完全に棚にあげて、

私については「どんな悪口言ってもOK」って姿勢で、

ずっとそうやってて、

それが平常運転で、

『ごはんパトロール』のそうげんの「仕事」になってんじゃん!!




んで、「いつもいつも、いかにももっともらしく糾弾してくる」んだけど、

毎度一方的に《横から、ややこしく、面倒にされてる》。




今回もそう。



話の「前後」も、「流れ」も完全無視で、

【言葉尻】ばっか追求する。


都合よく「切り出して」「編集」するその技法が、

【醜聞専門の週刊誌】のやり口みてぇで、、、



いかにも『ごはんパトロール』そうげんの「仕事」らしく、

きったない。




↑ のほか、ダンゴレスしときました。

そうげん
 2021/10/20 19:33

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
喫茶店で【他の人の悪口しかいわない】二人連れなんかのテーブルは、たいてい声が大きくて、その質も耳障りなものが多いから、一人しずかに本を読んでいたくても集中力が切れてしまいます。

【  】の部分がポイントでして、悪口・愚痴・イライラ・不満・憤懣をにじませる声だと、店内の雰囲気に合わないなと思うことがよくあります。居酒屋とバーの会話のトーンの違いとか、落ち着いている高級料理店と廉価帯の食堂の雰囲気の違いとか、そこに居る人が立てる音ひとつ違いますよね。穏やかな感じに歓談されてるテーブルばかりだったら、その声のざわめきもいいBGMになると思ってます。過ごしやすい雰囲気の日もあれば、まったくダメな騒々しい日もある。途中までよくっても、周りを気にせず勝気にしゃべりまくるお客さんが来ると、わたしは尻尾まいて店を出ることにしてます。あと会話が日本語として耳についてしまうと、読んでる本の文字列と干渉してこちらの読みが浅くなってしまうのもあります。

今回の引用は、この作家でごはんが初訪問者にどう見られてるだろうかという疑問に端を発したものです。
アリアドネさんの作品欄に書くことではないし、なにもアリアドネさんにつけられてる感想のみについていっているわけでもありません。

そうげん
 2021/10/26 16:46

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
映画『DUNE 砂の惑星』を観てきました。約2時間半。けっこうなボリュームですけど、これはPart.1。一部あたり2時間を超えて数部作つづく作品を映画館で観るのは、『ロード・オブ・ザ・リング』以来です。しかしPart.2以降の作品が制作されるかどうかは1の売り上げ次第ってとこでしょうか。海外の興行成績を見る限り、次が作られる気配は濃厚と見ておりますが。

夜勤から上がってそのまま外出、そして用事を済ませて映画館に行ったので当然寝不足。冒頭1時間のうちに四回意識が飛びました。寝たのは一瞬みたいでストーリーにはついていけてました。後半1時間半は頭がすっきりして集中して観ることができました。もういちどちゃんと確かめたいから、二度目の鑑賞にも足を運ぼうかと思ってるところです。

原作本が気になって、ハヤカワ文庫の旧版の中古価格を検索してみました。軒並み値上がりしています。一冊2,000円くらいの値が付いてるのもあって手が出せないなあと思ってます。新訳がいま書店に並んでますので、砂の惑星三分冊だけでも買って読もうかと思います。

そうげん
 2021/10/31 16:23

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
●ファイナルファンタジーXIV禁止事項
https://support.jp.square-enix.com/faqarticle.php?kid=68216&id=5381&la=0&ret=rule

「不快な表現」のトピックの「★ポイント」を押して出てくるテキストがなかなかよいです。このところ作家でごはんの各コンテンツにおける投稿・書き込みの一部が2ch(5ch)の書き込みのようになってきてますし、読まない人は読まないだろうけれど、読んでもいいよという人は目を通してみてください。

>不快な表現と判断するガイドラインは以下のとおりです。

・暴言/誹謗中傷/侮辱/脅迫などの攻撃的な表現
・過度な批判/非難/否定/嘲笑などの他者を刺激したり軽視したりする表現

の下の「★ポイント」を押すと、新たにテキストが表示されます。

そうげん
 2021/12/09 14:45

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
映画『ロードオブザリング』が公開される前年に読み始めていた邦訳の《時の車輪》シリーズ(ハヤカワ文庫で刊行)が、先月11月下旬にAmazonプライムでドラマシリーズ『ホイールオブタイム』として配信が開始されました。国内で刊行済みの第12部までは読了しております。今回のドラマ版第一シーズンでは、原作の第1部の内容がカバーされます。しかしアメリカはじめ世界的に広がりを見せているポリティカル・コレクトネスに配慮してのことなのか、世界観に独自の改変・アレンジがなされているように感じました。本来閉鎖的な地域として設定されるはずの物語の開始地点トゥー・リバーズのエモンズ・フィールド出身のキャストが、白人・黒人が入り乱れていて特色ある地域性が売りと思われる世界の魅力がこれでは数段低下してしまったのではないかと感じています。今後、荒廃地近くの北方にすむ民族もあれば、南方の港町付近に住む民族も登場します。それぞれに地域色が豊かなはずでした。当然地域によって住民が描き分けられるだろうと思っていたのですが、ポリコレの思想が支配的になってしまうとその描き分けも不十分になってしまうのではないかと危惧しております。異能者と護衛士の関係は原作よりも踏み込んだ設定がなされました。ドラマとしては当然有り得る表現方法と思いきれば受け止められる範囲でしたのでこれは別に構いませんでした。アンドール王国のエレイン、未来を予見するミン、そしてアビエンダ。三人の女性をどのような役者が務めるのか。エグウェーン、ナイニーヴのイメージが、邦訳版の挿絵のイメージから離れてしまったので期待しすぎずに待ちたいと思います。

そうげん
 2022/01/18 05:53

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
『新潮2月号』に掲載されていた村田沙耶香さんの「平凡な殺意」の内容に触発されて、小説も読んでみることにしました。おととい文庫を8冊まとめ買いして(うち6冊が村田さんの小説でした)、さっそく芥川賞受賞作の『コンビニ人間』(文春文庫)を読みました。文庫150頁の記述に、読みながらこちらの心臓を貫くような衝撃を受けました。いまは講談社文庫の『授乳』を読んでいて、三つ目の「御伽の部屋」を残すところ15頁となったところです。中短編3作読み終わって、村田さんの主人公の人柄がわかってきた気がします。短期集中で買った本を順に読んでいくつもりをしています。あと川上未映子さんの『愛の夢とか』のなかの「十三月怪談」も読んでみました。(でしょさんがあげてらした作品です。)読み終えてから改めて二人の過ごしている精神世界と現実の乖離のさまを思ってみると、背筋の方から静かに冷えていくような心細さを感じました。読みたい本がある状態はいいものですね。しばらく読み続けようと思ってます。

(久)
 2022/01/27 11:07

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
色々とリニューアルされたのですね。
お疲れ様です。

精力的に読書なさってらっしゃる様で、羨ましい限りです。
今後ともよろしくお願い申し上げます!


今さらですが、『3月のライオン』の最初の方の巻を読みました。
将棋漫画だったんですねえ。少年サンデーで連載中の『龍と苺』も気になっています。
結構前の作品なら、『月下の棋士』とかも面白かったです。

勝負モノって、やっぱり熱くてイイです!!

PS;『龍と苺』で思い出しましたが、『響〜小説家になる方法〜』はご存じですか? 私は小説版を読ませていただきました。

(久)
 2022/01/27 12:48

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
そう言えば、漫画版『文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS.京極夏彦 (2)』がもうすぐ発売ですね!

(1)と一緒に小説版も購入したのですが、妨害にあって(苦笑)、最初の井戸の暗号のあたりまでしか読めませんでした。

続きも面白いでしょうか。ストレイドッグスシリーズ一挙発売なので、すごく楽しみです!!

そうげん
 2022/01/28 04:32

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
将棋漫画は初めて読んだのは何だったでしょうか。小学校低学年のときには詰将棋の本を買ってもらってたので、父親や伯父さんあたりに将棋の遊び方を仕込まれたようですね。なぜか高校の後半は囲碁部所属でしたけど(といいつつ半分くらいは帰宅部)。『3月のライオン』。アニメにもなってました? そうそう『月下の棋士』は当時連載とか、ブックオフで立ち読みとかしたような……、『龍と苺』は今週もサンデーを読んだので最新話までフォローできてます。出てくる将棋のトップがまったくその筋の人みたいで、なかなかすごい。特に竜王。主人公の苺の快進撃がどこまでつづくのか、満田さんの野球漫画『MAJOR』も、あの頃の野球界の雰囲気がありながらも、最終的にメジャーリーグまで行ってしまうわけで、もう令和のわたしたちにとっては、リアルに10代で九段四冠(竜王・王位・叡王・棋聖)を実現してしまってるわけで、『龍と苺』はそれ以上を描いてもいいし、描かれるんだろうなと思います。中学生の女子がプロ棋士相手に下剋上って、なかなか面白いです。たぶん3月のライオンとは描かれ方も作り手ののねらいもちがうのだろうと思いますけど、少年漫画誌に載るものだから、それに拠った傾向になるだろうとは思います。

そうげん
 2022/01/28 04:43

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
ストレイドッグス。えーっと、途中で止まっております。『文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS.京極夏彦』。ああ、どちらの作家も一冊も読んだことがなくて。過去の仕事で一緒に働いていた十代の子にお薦め本を訊いたら館シリーズの名前が出てきました。ミステリは読まないのでそのままスルーしてしまったことが。京極さんは図書館でちらっと見ることはあったけど、小中時代、夢枕獏さんなど読んでたことがあったので、もうそういう世界観のを珍しいと思って読む時期を過ぎてしまっていて、本腰入れて読もうとなりませんでした。でもなー。作品を読んでなくても、漫画で表現される内容は別物ですしね。小説版もあるんですね。そうかー。

そうげん
 2022/01/28 12:45

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
どんなテーマが扱われているかより、どのように書かれているかを重視してしまいます。考証面でも文章の扱いについても厳格なタイプとされる森鴎外よりも、若干幻術めいた手練手管の諧謔で読み手を包み込んでくれる印象がある幸田露伴の文章のほうに魅力を感じてしまって、たまーに密度の濃い文章を読みたくなります。何かを読んでいて触発されて、「蒲生氏郷」をちょっと読んでいました。書き手の書きぶりといかに波長が合うかが、自分の読書にとっては最重要ポイントなんだなと思いました。大正・昭和初期の書きものに好きなものが結構あって、寺田寅彦の随筆は二十五年も前、まだ自分で文章を書こうなんて思ってない時期、かつての日本のことをもっと知りたいなと思ったころに岩波文庫で繰り返し読んでました。寺田寅彦、幸田露伴、『帝都物語』にも登場してたなという共通点に思い当たって、幸田露伴の『五重塔』とか『幻談』なんかもそのころ初めて読んだけど、あまり意味が取れなかった。文芸文庫で『運命・幽情記』を買って読んだときにその文章に惚れてしまって、ヤフオクで安くなってた全集を買ったのも十年くらい前で、でもいまだに目を通した作品は全体の三分の一ほど。評論とか随筆とか史伝とかそういうのに集中しています。命が尽きるまでに全部読むことはできるのかできないのか。根詰めて読む気もなくて、読みたいなって思ったときにそのときどきの自分の感覚で読むものを決めてます。いまはたまたま蒲生氏郷だったというだけのこと。しかし現代の作家のなかに自分にとっての文体モデルがいないですね。この人みたいに書きたいというのがない。でも書いてみたい塊はある。どう書くかは自分で発見していくしかない感じです。

そうげん
 2022/01/28 16:58

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
アニメ『平家物語』を3話まで視ました。原作が古川日出夫さんの『平家物語』らしいけれど、古川版を見たことがないのでアニメと古川版の異同がよくわかってません。3話まで見た限り、男性社会のなかで女性がどう動くか、男性の権力闘争の描かれ方は武力によるものよりも、昼夜わかたず行われる政治的な活動に力点が置かれているようでした。徳子の運命はだいたいの人ならわかる通りで、そのシーンは伏線として予知という形でシーンがはめ込まれてました。しかしこの雰囲気では、戦乱のシーンはそう多く取られなさそう。むしろ人間関係の目まぐるしい変化の中から、平家物語の世界観を示そうとされているようで、剣戟とか、名乗りとか、武張ったところも魅力に思っていたから、今回のアニメは山田×古川版平家という、別枠として楽しむほうがいいのかなと思ってもいます。ってわたしも平家物語は岩波で第一巻しか読めてないんですけれど(全4巻です)。

久方ゆずる
 2022/01/28 17:25

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
館シリーズは黒猫館まで。
百鬼夜行シリーズは、女郎蜘蛛の理(だっけ?)まで。
読みました〜。
あまり、お薦めしにくいですが……(笑)

最近は漫画版も出版されているので、探しやすくなりました。
面白いミステリーは好きですが、このところ、読むのが苦しくなってきました……。
年かなあ。良い事の様な気も致しますが(苦笑)

『MAJOR』はアニメを観たりしておりました! 面白いですよね(^-^)/

そうげん
 2022/01/28 19:07

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
うちの両親がいっつも夜の9時になると2時間物のサスペンスを見るような環境だったので、人が殺されるとか、しかも恨みつらみがつのって、みたいな生々しいのを自分のなかに入れたくなくて、テレビのついてる部屋から避難していた十代の環境が、ミステリもサスペンスも読まないわたしのような人間の素地を作ったような気がします。でも、ファンタジーとか伝奇の、超常現象と戦ったり、人が殺されたりは好んでたのでよくわかりません。むしろそういう現実に対する反動で、ファンタジー分野の闘争には興味津々だったのかもしれませんけど。

○○殺人事件、みたいなタイトルにあまり惹かれなくって。推理とか謎解きにもあまり惹かれなくて、なんででしょうね。一冊読んでみたら感覚がかわるのでしょうか。

『MAJOR』は息子の代のセカンドになって、男女混成チームの野球話になって、親子関係とか、ファーストありきの二世代間の物語になって、しかも前作の指導陣が障壁となって立ちふさがってくる場面もあって、実質三世代(?)みたいな描かれ方をされてもいて、吾郎や寿也の想いと、子供たちのあいだの関係性とかも丁寧に描かれていて、そういうところもファーストとはちがった楽しみ方ができてました。でも、あざといような、中学生女子のサービスカットもおおくて、それに関してはちょっとげんなりしてました。こういうのがみたいんでしょ? みたいなのかもだけど、もう自分の年齢だと見ることに罪悪感を感じてしまってため息が出てしまう。まあサンデーを読むボリュームゾーンから大きく外れてる自分ですので仕方ないですけど。しかし作者様の事情により、MAJOR2ndは無期限休載となっているのでありました。

久方ゆずる
 2022/01/29 09:22

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
あ、そうなのですね……。
ややこしい本をお薦めしたみたいでスミマセン&#10549;&#65039;
結構、ヤバい内容ですし……。多分。はい。

>しかし作者様の事情により、MAJOR2ndは無期限休載となっているのでありました。<
そうだったんですか!
事情は分かりませんが……残念!

そうげん
 2022/01/29 18:23

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
起きてから気分がなかなか乗ってこないから、アルバム『コンスピラシーオブワン』をヘッドフォンで聴きながら、届いたばかりの砂川さんの『ブラックボックス』(講談社)の冒頭を読み始めてました。先輩と自分の仕事に向かう動機づけが異なること、目標と思いながらも、自分と彼との間には明確に差があって、そこには積極的に仕事を選んだ人間と、消極的にいわば消去法的に仕事を選んだ人間との間に横たわる溝の存在が感じられる。どんな話になるんだろう。仕事に持って行って休憩時間にも読むつもりです。音楽を聴いているうちにすこしずつやる気が充填されてきたようです。今夜もひと晩がんばろう。

久方ゆずる
 2022/01/30 10:11

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
>積極的に仕事を選んだ人間と、消極的にいわば消去法的に仕事を選んだ人間<

興味深いです。
読み終わられたら、また感想を置いてください。

生意気にも書いちゃいました!
直木賞の方は読まれないのでしょうか。

そうげん
 2022/02/01 04:45

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
『ブラックボックス』、昨日読み終わりました。ツイッターに読書中にとった手書きメモを出しました(かな〜りの悪筆ですけど。)(言い訳するなら、読みを可能な限り中断したくないからあとから追跡できるぎりぎりのラインで字を崩して書いてます。)まだ鍛練場にあるわたしの最新の作も、社会の規範から外れてからの人生を描くものだったから、自作はストーリーとしての発展はなかったけれど、ブラックボックスはちゃんとストーリーを動かして、エピソードの比較において、主人公の人生についての発見、自己の本来希求していたものにたどり着くという境地を描いているから、一応のカタルシスは示されてあったと思います。しかし闇の中に見出す浄光といったところで、世にいう成功とは無縁のところにあるかすかな希望でした。わたし自身が見ている景色に近い物を描こうとされていることがわかって、砂川さんの他の作にも興味が湧いてきました。おそらく、性別・立場が異なると、本作の受け止めも変わってくるかと思います。彼女の存在が置き去りというか、無に帰すような展開になりますし。おそらくそこについてはこの作の本筋とは離れていたということなのでしょうね。

そうげん
 2022/02/02 09:24

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
直木賞受賞作で直近のものといっては、青山さんの『つまをめとらば』ですけど、これは人に薦められて購入しました。しかしもともと自分が読みたくて購入したわけではなかったため、ページを捲ることなく本棚に突っ込んであります。直木賞に選ばれる作品は、偏見かもしれないけれど、自分にとっては文体がかなり甘いように感じられて、好みからするとひらがなも結構過多なように思われて読みたいと思わせてくれる処がないように感じられます。これは宮城谷さんの歴史物を読もうと思えない心根と一致しているのかと思います。司馬さんのならよめる。吉川さんのも楽しめる。いまは幸田露伴さんの史伝が面白くて、内容に関心がもともとなくても、文章の漢字の密度から興味をもって読み進めていける。知らないことを教えてくれる文章が好みです。内容だけとは限りません。文章表現において、自分が出会ったことのない組み合わせで魅惑してくれる文章に吸い寄せられます。だから同時代のものよりも、過去の時代のもの。いまはもう使われない言い回しで綴られたものなんかに関心が向かいます。直木賞受賞作・直木賞の受賞者の作は滅多に読みません。なかには興味を持てるものもあるのでしょうけど、直木賞だからということで手に取ることはないような感じです。『ブラックボックス』のあと、いまは川上弘美さんの『センセイの鞄』(新潮文庫)を読み始めてます。

久方ゆずる
 2022/02/02 06:38

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
>卑近のもの

この表現はおかしくないでしょうか?


お邪魔致しました。

そうげん
 2022/02/02 09:24

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
ご指摘ありがとうございます。修正しておきました。
この単語。間違って覚えてたみたいです。

そうげん
 2022/02/02 22:00

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
タコピーの原罪がけっこうきてる。

久方
 2022/02/02 22:36

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
タコピーって何ですか??

そうげん
 2022/02/02 22:47

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
ジャンププラスでいま全話無料公開されてる漫画です。
https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496638370192

最新話は9話です。『血の轍』に傾向が似ている、なんだろう、毒親問題とか、いじめとか、貧困とか、あとなんだろう、犯罪や、心が死んでる状態にある人なんかも描かれてて、けっこうダークですけど、描かれることのめったにない局面に向かおうとしてる感もあります。

久方ゆずる
 2022/02/02 23:11

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
ありがとうございます。
一話目を読んできました。意外と絵柄が可愛い……けど……!

この頃、エッセイ漫画を読む事が時々あって、なかなか厳しい内容でビクッとなります。
このお話は、宇宙人(タコピー)の視点になっているけれど、リアルな感じが辛いですね。

そうげん
 2022/02/03 00:51

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
エッセイ漫画。
リアルな生活に根差した問題ほど、簡単には対処することができず文字通り根の深い問題であることを痛感してしまいそうです。
この漫画もそうですよね。

三月にコミックスの上巻が発売されるみたいで、これが上中下三巻なのか、上下二巻なのかで完結までの話数も変わってくるでしょうけど、それほど長く連載される作品ではないようです。このあとも読んでみて内容がなかなかにヘビーな状態が維持される、さらにギアをあげて行かれるようならば、コミックスの購入も考えようと思ってます。ジャンプ本誌で連載はできない内容だろうなという噂もちらほらとあるようです。

この漫画を読んだ後、昨日発売のサンデー本誌を読んで、『かけあうつきひ』『龍と苺』『舞妓さんちのまかないさん』『保安官エヴァンスの嘘』などの連載漫画群にほっと息をつくことができました。

そうげん
 2022/02/04 04:17

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
村田沙耶香さんの『地球星人』(新潮文庫)を昨夜から読み出しました。現役大学生のアルバイトの塾講師伊賀崎が気持ち悪い。小学五年生・六年生女児を小児性愛の対象として見ていて、知識のないことをいいことに懐柔しようとする場面が描かれていく。しかしリアルの知人から、子供の頃に性的ないたずらをされたというのはいくつか聞いたこともあり、世の中には結構な確率でそういった性愛傾向を持つ人がいるのだと思うと、やっぱりすこしどころかかなり気持ち悪い。これが男性の書き手によって書かれてあったら投げ捨ててた気がする。女性の書き手だからこそ、小学生と大学生の力関係にも現実の男性優位の社会の反映が見えるし、でもやっぱり読みながらけっこう苛立ってる。端的に言ってロリコン気持ち悪い。

そうげん
 2022/02/06 04:51

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
今期の芥川賞受賞作『ブラックボックス』を読み終えた翌日位に、あれ、この作品の傾向って、西村賢太さんの『苦役列車』につながるものかもしれないな、ってふと思いつきました。不遇をかこつ生活のなかで、どん底を経験するというようなところに。刑務所と言えば、丸山健二さんの『夏の流れ』とか、辻仁成さんの『海峡の光』も刑務所を舞台にしていたなと思いました。罪を犯して服役する中で何を見つめるかというところに表現の粋が凝らされるのも見所です。暴力と圧制の狭間で悔悟するのか拒むのか。上記の四作品、改めて読み直したくなってしまった。いまは中村文則さんの『銃』を読み終えて、『掏摸(すり)』を読んでいるところです。

そうげん
 2022/03/03 03:14

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
新潮文庫版、古井由吉・大江健三郎対談集『文学の淵を渡る』の再読をしてました。170ページ目の古井さんの発言、〈文体とは構造であると同時に、音韻でもあるようです〉、という言葉が今回は印象に残りました。日本人は、日本語を扱いながらも、その語法は、平仮名を使い、カタカナを使い、漢字も使い、トータルのバランスで自分の文体を形作っている。子供の頃に朗読して貰った童話とか昔話とか、中高時代に熱心に聴取したFM放送のラジオドラマとか、耳から入ってくる言葉の連なりから世界観を喚起された体験も豊富にあって。「音韻」はわたしも自分の中で重要なキーワードだと思っているところがあります。リズムやテンポだけでなく、50音の内のなにを選択するかというところまで気を配るものも書ければいいのだけどと、これは多少理想論にすぎますけれど。この対談集にはほかにもたくさんの創作のヒントがちりばめられてますが、今回はこの箇所に注意が惹きつけられましたという報告でした。

そうげん
 2022/03/08 12:49

「(今週)気付いたこと」というテーマで綴るスレッド
昨日は京都に行って京都御苑・平安神宮・知恩院・八坂神社と、なんというか中高生の修学旅行みたいなラインナップで一人旅してきました(というほどでもないな、JRで1000円くらいで京都まで行けるから……)。

八坂神社に入ると、どうもいま読んでいる漫画『舞妓さんちのまかないさん』のことが思いだされて、「祇園社」の御朱印が欲しくなって八坂神社の御朱印帖ともどもいただきました。

八坂神社はスサノオ。うちの地元の大きな神社の御祭神は、イザナギイザナミ。地元のほうで御朱印帖を入手するのが筋かもしれないけれど、なぜか祇園社のほうにしてしまった。

これからたまに機会があれば集めてみたいなと思ってもいたり。
御苑の梅。いろんな種類のものが咲いていて見ごたえがありました!

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作家でごはん!