作家でごはん!鍛練場

『素敵な窓から君を』 式著

執筆の狙いsite

夏。

蝉の鳴き声が風になびく白いカーテンの外から聞こえる。
そのカーテンを貫くように差しこめる日の光は、僕にとってあまりにも眩しい。
今日の気温は今年の最高気温となるそうだ。
クーラー無しの僕の部屋。
天井が低く、この季節は最悪。
汗が文字どおり吹き出しながら夜を過ごす今日この頃。
扇風機と外からの風が僕の快眠アイテム。
そんな事を考え僕は微笑む。

ベッドからのっそりと起きて光合成をする訳でもないがカーテンを開ける。
紫外線が僕の肌を刺激する。
朝の光は一日のはじめにはやはり必要不可欠なようだ。
窓から頭を突き出して辺りを見渡す。
今日もいるようだ。
視線の先は去年できた俗に言う高級マンション。
その四階位か。
僕の二階部屋から良く見える位置に彼女はいつも居る。
彼女はいつもそこに立っている。
彼女は清楚な感じで、いつも微笑んでいる。
きっと眺めが良いのだろう。
本当にいつも立っている。

僕は彼女に向って手を振ってみる。
彼女は少しこちらを向いて微笑んでくれた―
毎日、毎日


そんな事が何日か続いた。
僕はふと思う。


彼女は何故毎日あそこに立っているのだろうか。
彼女の窓は閉まっているが、カーテンは開いている。
その奥は良く見えない。
電気はついて無く、なんだか薄暗い。
彼女の部屋は僕の部屋と丁度向き合った状態になるので、
朝日は入り込まない。
くらいだろうに…と心配する僕。
少し彼女が気になっていた。


僕は彼女が笑った姿を想像するようになった。
僕は彼女がはしゃぎまわる姿を想像するようになった。
僕は彼女とおしゃべりする事を夢見るようになった。
僕は彼女と一緒に遊ぶ事を夢を見るようになった。
僕は彼女と出かける事を夢見るようになった。
僕は…


変だろうか。
話した事ない人の声を想像して、性格を想像して、心を想像して…






気が付いたら、彼女の部屋の前にいた。
トクン、トクンと静かに心音を聞く。
インターフォンを鳴らす。
蝉の鳴き声だけが響きわたる。
も一回。
鳴らす。
蝉の鳴き声だけが響きわたる。

ドアのぶに手をかける。
重いドアが開く。

「ごめんください。」
頭のなかはフル回転。
どうしよう…
開けちゃった…
どうしよう…
どうしよう…



返事はない。
心音のみが頭の中で鼓動する。


こんな時、僕は変に勇気が出てくる。
スリッパを履き、彼女の元へ。



顔くらいは覚えてくれるかな。
へへへっ。
妙な期待で心が包まれる。
不法侵入とかそんな事は気にしなかった。
子供だから許されると思った。

「ごめんなさい」

これでどうにかなるはず。


彼女の部屋の前。

「失礼しまーす」

ドアノブに手をかける。
中からは、もわぁっとした空気が流れ込む。

彼女を僕は探す。
いた。
心の中では胸が躍る―


























はずだった。

部屋からは異臭に満たされていた。

部屋には三脚が転がっていた。

部屋にはロープが垂れさがっていた。

部屋には白い服を着た少女がいた。

やせ細っていた。

カーテンが揺れる。

日光が日を差す。

何故?

心地よい風が地を離れた彼女を揺らしたー



END

素敵な窓から君を』©式

執筆の狙い

小説、物語を初めて書いてみました。
即興で書いてみたのであまり内容はまとまっていませんが…(-_-;)
今度、改めて推敲してもっと良いものにしようかな、と思っています。


主人公の「僕」の感情等をもっと丁寧に描写できたら良いなと自分としては思っています。
オチもべた過ぎて…orz


あー、小説家って難しいのですね(笑)



<m(__)m>

式 (07/31 23:59)

感想と意見

高野ショウ

はじめまして。読ませていただきました。
初めて書いた小説ということで、甘口で感想を書かせていただきます。

まず、この作品とほぼ同じ内容の有名な都市伝説があるのですが、ご存知でしょうか? 「星をみる少女」で検索すればおそらく出てくるのですが。

>彼女は何故毎日あそこに立っているのだろうか。

ストーリーについては、前述の都市伝説を知っていたことがあり、ここでほぼ展開が読めました。「たぶんあの話を題材にした小説かな」と思って、そのスタンスで読み進めました。
だから『執筆の狙い』で、もしかして知らない?という可能性が頭をよぎり、オリジナルとして感想をつけるべきか、都市伝説を前提に感想をつけるべきか、困惑しました。

そこで、話の内容は他の方に見ていただいて、技術的なことだけ書きたいと思います。

>くらいだろうに…と心配する僕。

…(三点リーダー)はふたつ重ねて……と使うのが原則です。同様に、

>心の中では胸が躍る―

―(ダッシュ)もふたつ重ねて――と使います。
この辺は基礎中の基礎で、ごはんの『執筆の基礎』のほうにも載ってます。ここに挙げた以外の執筆に有益な情報もありますので、ぜひご一読を。

それと、読んでる時に気になったのは「僕」の人物造詣です。特に年齢ですね。

>子供だから許されると思った。

この文章で小学生くらいかなとわかりますが、できれば冒頭のほうで、それを示す描写がほしかったです。

文章は読みづらくありませんでした。
初心の方が上達するには、色んな文章を読んで、表現の仕方や文章のリズムを吸収していくのがいいと思います。
頑張ってください。応援してます。

失礼します。

08/01 09:05

石野モアイ

 はじめまして見ました、で私に言えること。

 まず、ムダな余白を減らしませう。

 次に、もっと正しいニホンゴを綴りませう。
 
 >汗が文字どおり吹き出しながら夜を過ごす今日この頃。
 >部屋からは異臭に満たされていた。
 >日光が日を差す。
 >あー、小説家って難しいのですね(笑)(ねらい)

 そして、即興で書いたモノであろうとなかろうと、他者に読んでもらうつもりの作品なら、投稿前に「これ以上は不必要」と言いきれるほど推敲しておきませう。

 >今度、改めて推敲してもっと良いものにしようかな、と思っています。

 まぁ、だいたいこんなところです。

08/01 13:58

ペテン師

行間を無駄にあけるのは今現在よく使われている手法ですね

小説としては異端な手法なので毛嫌いする方もいます。
それはさておき、
この作品は普通に物語になっています。が、
これを推敲しても、もっと良い作品にはならないので、別の作品を数多く書くことをお奨めします。

08/01 22:43

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