作家でごはん!鍛練場

『美術室のひととき』

そそぎ著

平和な状況、日常で起きた些細な謎を解決する掌編が書きたくて書きました。ちなみに初めて書いた作品です。

 山井先輩は謎めかす。
ただそれに尽きる。本当に彼は何なんだろうか・・・・・・。



*ぷろふぃーる*
山井 優
やまい ゆう
男。
同じ学校の二年生。
美術部所属。
好きなことは将棋(なのに何故将棋部に入らないのか)。
柔らかな笑顔。


*ぷろふぃーる*

女。
一年生。山井先輩のひとつ下の後輩。
美術部所属。
好きなことは読書。
我ながら眼鏡が似合うと思っている。



 そんな感じで暇に飽かせて私と先輩のプロフを作ってみた。うん、特にさしたる特徴も気づくこともないかな。
 それはさておき、今日は部活がないので早く帰ろう。気が付いたらもう終学活は終わっていて、私は掃除の邪魔になっていた。ものすごい目付きで私を睨んでいたクラスメイトに軽く謝罪し、そそくさと教室を出ていく。一年生の教室は四階立ての校舎の三階なので、階段の登り降りは運動不足の私にはちょっとキツい。そんなことを考えながら、一階の下駄箱まで降り、上履きとスニーカーを履き替えると、昇降口に立っている先生に挨拶をしてから足早に校門を出て、家に向かおうと、した。
 そう、向かおうとしたんだ。でも・・・・・・誰でもこれは思わず立ち止まってしまうと思う。だって・・・・・・。
 だって、学校の門の前に大量のガス風船があって、しかも近くにいる小さな女の子が号泣してたんだから。
 そのまま放っておくわけにも私の良心が疼くのでとりあえず、女の子に声を掛けてみる。
「どうしたの?どこかいたいの?大丈夫?お母さんは?」
この時私は、自分の事をあまりにも考え無さすぎた。そして、女の子のことも考え無さすぎた。
「うう・・・・・・おねーさん、不審者でしょ!あっち行って!」
案の定、女の子は取りつく島もなくにべもなく私に向かって『しっ、しっ』と手を払った。
 そうだった。私は、子供に接するのが苦手だったんだ。質問し過ぎた。
後悔とともに私は、家に帰っていった。
 そうだ。明日、先輩に訊いてみよう。彼ならこの小さくも深い謎もそつなく解いてくれるだろう。

* * *

そして、次の日、放課後。
「・・・・・・だから、わからないんですよ。なんで大量の風船があったのか、なんで女の子は泣いてたのか。」
「ん?なんでわからないの?」
私は現在製作中の木彫レリーフを削りながら、質問している。
ていうか、そんなさも当然のように『なんでわからないの?』って言われても。わからない理由がわからないみたいに言われても。私には分かる理由がわからないですよ。
「だから、君は風船と女の子を同じ謎として扱っているから駄目なんだよ。
「女の子は女の子、風船は風船だ。
「まず、風船に関して言えば、それはただの自然現象だよ。ほら、風船を誰かがどこかで一斉に放すだろう?それも、風船の紐を下でひとつに結んで。
「多分、結婚式の披露宴か何かがあったんだろうね。で、まあ、とにかく風船を放す。
「そうして放たれた風船はしばらく風邪に乗って流れるよね。ここ最近は穏やかな天気だったし、風船は割れずに残って漂っていたんだろう。
「そしていずれ、ガスが抜けて低空に漂って漂って、この学校の校門の前に偶然漂着したのさ。」
・・・・・・うん。分かりやすく語ってくれたのは嬉しいんだけど、女の子について全く、触れてないよね?
「・・・・・・じゃあ、女の子はその説明だとどうなるんですか?」
「え?そりゃあもちろん、ただの迷子だよ。」
「じゃあ・・・・・・妙に私を警戒してた理由は?」
「いやぁ、全く、最近の幼稚園の教育はとてもよく出来てるよね。」
正直、誤魔化されている気しかしない。
「ちょっ・・・・・・先輩?説明になってないですよ?」
「言えるわけないでしょ、君の目付きがとびきり悪いなんてこと。」
「・・・・・・」
・・・・・・。しょうがない。先輩の謎の態度はともかく、これで一見落着、の筈だ。

*fin*

美術室のひととき ©そそぎ

執筆の狙い

平和な状況、日常で起きた些細な謎を解決する掌編が書きたくて書きました。ちなみに初めて書いた作品です。

そそぎ

118.8.148.89

感想と意見

November Rain

ざっと見たけど、あれこれオカシイです。(ごめんなー…)

冒頭の「プロフ」は、余計だし「邪魔」なんで、余分な「贅肉」と蛇足は取っ払って、さっさと「話の本題」に入った方が得!


筋はわかるし、オチも納得の範囲ではあるんだけど、
細かい所の曖昧描写が、物語の足を引っ張っていて・・

仮に「推理もの」として眺めると、【いっそ割愛した方が無難な、作者の設定ミス】(話の欠陥箇所)が、
こんだけの短い文章の中に、3つ(ないし4つ・・になるかなー?)堂々横たわっている。。


【この話が起きている現場の状況】を、書き手が鮮明にヴィジュアルイメージできていて・シミュレートできていれば起きないミスで、
話はよりスムーズに流れ、きれいに着地し、
読み手も「安心」できただろう。



重要欠陥箇所3点(ないし、より良くしたいなら4点)、書き出してもいいんだけど、
「それを自力で思いつける鋭敏さが、小説書きに必要な能力」だと思うんで・・

ここは割愛。

2017-11-10 23:16

219.100.86.89

そそぎ

指摘ありがとうございます。

今後(あったら)作品を作る時の参考にさせてもらいます。
また、この駄作を閲覧して頂いて、また、指摘までくださりありがとうございます。

2017-11-10 23:21

118.8.148.89

November Rain

まあ「でっかいミスほど、かえって目につきにくい」ものだし、

「謎解きと推理ものは特にそう」なんで・・

物語をビジュアルでしっかりイメージして、ちょっとカメラ引いて状況を「俯瞰」してみれば、すぐ「分かる」と思うんで、

努力してみて??


作者さん&これ見た外野で、分かんない場合は、

手近な「小説とか書いていない普通の中高校生」にこの記載内容を語りきかせて※、感想を訊くといい・・と思う。
(※「本文は読ませない」方が、さくっと正解出ると思う)
あと、「子育てとPTA経験ある人」と、学校関係者。
もう見たなり問題箇所に気づけるでしょう。

2017-11-10 23:31

219.100.86.89

そそぎ

本当に丁寧にありがとうございます!

私自信、(執筆の狙いに書いたように)あまり小説を書かない、これが初めての右も左も前も後ろもわからないような劣化素人なので、このようなアドバイスは本当にためになります。
以後、鋭意努力していきます!

本当に丁寧にありがとうございました。

次作(と、その前にこの作品の完成ですかね)にうまく反映出来たら良いな、と思います。

2017-11-10 23:40

118.8.148.89

偏差値45

>終学活
なんとなく分かるけど・・・。自分の中では死語になっているいのかな。

>自然現象
風船は視線現象ではない。人工物だからね。


>風邪に
・・・

>これで一見落着、の筈だ。
オチがよく分からないですね。

先輩のユニークさ、魅力を引き出したいのかな。
それだとしたら、もっと奇抜な発想をせるか、理論的な正解を出すか。
この場合は、なんとなく中途半端ですね。在り来たりでは意味がない。普通の人です。

2017-11-11 00:29

219.182.80.182

ペンニードル

そそぎ 様 はじめまして

やりたかったのはウミガメのスープですかね?
最近実写化された?される?米澤穂信先生的な。

なら、”状況”から入ってしまった方がいい気がしました。それからイエス、ノー、イエスノーの積み重ねが無いので先輩の推論はまだ”数多ある可能性の中の一つ”にすぎません。

▪️状況の提示
▪️イエス条件、ノー条件による状況の拘束と解放
▪️水平思考による状況と条件を満たす解答の提示

上記を作中描写やエピソードで読者に提示出来れば及第点になると思います。


謎の根本を磨きたいなら2週間に一度しか反応を見れないここよりもラテシン●ttp://sui-hei.net
で良問を解いて、実際に出題出来る様になれば読み手にエンタメを提供できるかも。

もし、ウミガメのスープがわからない場合は●ttps://m.youtube.com/watch?v=trGNxD5zC7M
こちらの動画を見れば雰囲気掴めるはずです。

2017-11-11 05:27

39.110.185.153

そそぎ

うわ、しばらく見てないうちに感想がたくさん・・・・・・

偏差値45さん>>
終学活につきましては、私の現在通う学校での・・・・・・帰りの会?HR?みたいなものの呼び方です。私の感覚としては、普通にみんな使っている、みたいな感じで使いました。
その他の色々な指摘もありがとうございます。直していきたいと思います。



ペンにードルさん>>

うみがめのスープは、残念ながら不勉強ながら知らないですね・・・・・・知識が偏りに偏っているもので。

さておき、丁寧にもゆーあーるえるまで貼って頂いて、ありがとうございます。

2017-11-11 17:51

118.8.148.89

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