作家でごはん!鍛練場

『きっと誰もが (原稿用紙14枚)』

ダティトワ著

いろいろと言い訳はあるのですが、それらを最初に垂れ流すのも格好悪く、かと言ってあとで饒舌に語ってもやっぱり格好悪いな~と思う見栄張りなので、結局全部は明かさないでしょうね。
ただ記憶の片隅に残って欲しいなとは願っています。

あ、感想をいただけるなら甘口でお願いします m(_ _)m

 そこでは『見える』らしい。
 一種の都市伝説だといっこ下の後輩はちびりと冷や酒を舐めながら言った。
「都市伝説ねぇ」
 世の中はその手の話に溢れている。スマホで検索すればどれだけヒットするだろうか。いちいち信じていたらキリがない。
「そんなに馬鹿にしたもんでもないよ。特に原さんにはね」
 後輩はキャラクターデザインの入った小振りのクッションを抱きかかえる。垂れた黒い耳が特徴の犬のものだ。確か後輩の昔の彼女との思い出の品らしい。
「俺にとって?」
「そ、愛しの容子さんの」
 後輩はちろりと一瞬僕の様子を窺う。ふざけた口ぶりだが、どこまで笑いにして良いのか推し量っているのだ。僕と容子が別れて三年になる。僕は未だに過去を過去にしきれていない。
「まさか容子がそこで『見た』って言うのか?」
「そういう話を聞いただけだよ」
「容子がああなったのもそれが理由だって言うのか?」
「原さん、ちょっと興奮しすぎ。落ち着きなよ」
 後輩はクッションを僕の顔前に掲げて振ってみせる。掴んでいるところから出来た皺が犬の顔まで届いていて口を大きく開けて笑っているように見えた。
「ああ、悪い」
 湧き起こる想いを無理矢理御して僕は俯く。後輩はふうと大きく溜め息を吐いた。互いに黙り込むと一人暮らしには大きめのリビングにエアコンの音が響く。
「きっと『見た』からだよ。だから原さんのせいじゃないよ。よく知らないけど」
 無責任に言って無責任に笑う。僕は後輩のこの投げやりな感じが居心地良い。
「そうかもしれないな。俺もよく知らないけどな」
 無理におどけて無理に笑った。頭の中は妙に冷めていた。

 深夜まで後輩の部屋で飲んで、少しの仮眠の後、明け方に自分の部屋に帰ることにした。じゃあ、またなと言う僕に後輩はベッドから手だけ振って見せた。普段は底なしのくせに珍しく酔いつぶれていた。体調でも悪かったのだろうか。
 明け方の白っぽい陽光が雲の裂け目から差し込んでくる。今日は雨だろうか。空一面を雲が覆っている。もっとも色は灰色よりも白に近い。
 容子は一年前に自殺した。二年も前に別れて連絡もずっと取っていなかった僕が最後に彼女と話した相手だった。
 突然の電話に僕は色めき立った。一方的にたいして納得できる理由もなく振られ、ショックを引きずり続けていた。何度彼女の方からヨリを戻しに来るのを思い描いただろう。遂にその時が来たのかとスマホを持つ手が震えた。
「久しぶり、元気にしてた?」
「ああ、まあ。どうした?」
「うん、ちょっとね、いいことがあったんだ。でも元気で良かった。あれから落ち込んでいるって噂で聞いて、気にしていたの」
「まあ、ちょっとは落ち込んだけどさ。何? いいことって? 俺に関係あることか?」
「うん、本当に良いこと。泣けちゃうくらい良いこと。恥ずかしくてとても言えないけどね」
「何だよ、気になるな。教えてくれよ」
「ハハハ。でも本当に元気で良かった。じゃあね」
「え、教えてくれないのかよ」
「うん、じゃあね」
「ああ、じゃあ、またな」
 切り際にくすりと微かに鼻を鳴らした音が聞こえた。この後すぐ容子はビルから飛び降りたらしい。もっと何かを言えたんじゃないか、もっと何かを聞けたんじゃないか。最後の会話を思い出すたびにそう思う。容子の声は妙に明るくはしゃいでいて、まるで泣いているみたいだった。

 アパートに近づくにつれ、少しずつ道を歩く人が増えてきた。今日は平日の水曜日だ。僕や後輩みたいに会社の都合で休日になっている人以外は通勤・通学の時間帯だ。アパートの向こうには急行が止まる駅がある。
 川沿いに出て下流に向かう。人の数は増していく。午前七時半。今がピークかもしれない。アーチ状に張られた大きな橋を渡る。下流側から来た人も加わり人混みと言っても許されるぐらいにはなってきた。周りの人に釣られて僕も早足になる。服の下でじわりと汗が浮かぶのが分かった。
 前が詰まりだし人の流れが緩やかになる。何故だか訝しんでいるとすぐに分かった。橋の中程で女が一人立ち止まって上流の方を見つめていた。他の人たちは彼女を避けて通らなければいけなかった。露骨に舌打ちするものもいる。僕は好奇心で女の顔を覗き込む。
 あからさまに僕に対する舌打ちで我に返った。僕も女と同じように立ち尽くしていた。女が泣いていたのはある意味予想通りだった。強張りが一切なく、力の抜けきった表情を見たときに思考が止まったのだ。憑き物が全部落ちて、晴れ晴れとした幸せに満ちた泣き顔だった。
「どうかしました?」
 女に問い掛ける。女は虚ろに僕を見る。
「ずっと見たかったものに会えたんです」
 女は震える声で応える。そして顔をくしゃくしゃにして大きく笑った。

「その女は『見た』のかもしれないな」
 後輩は煙を三回にわたって吐きながら呟いた。翌日、僕は会社に出てきた後輩を捕まえて喫煙所で橋で出会った女の話をした。
「『見た』って例の死ぬ気にさせるやつか?」
 後輩の部屋で聞いた都市伝説を思い出す。とは言っても注意して聞いたわけでもなく酒も入っていたので細部はあやふやだ。後輩はタバコをくわえる。先の赤が強くなり包み紙が短くなる。
「どこでいつだっけ、それ?」
 後輩はぼそりと言う。顔を窺っても表情は特にない。
「お前、まさか……」
「ハハ、原さん、心配してんの? 俺だよ、大丈夫だって」
 確かに後輩はふてぶてしいくらいの奴だ。しょっちゅうやらかすミスで会社のみんなに迷惑掛けてもへらへら笑って済ましている。だから同僚は皆、悪く言っているようだ。
 喫煙所のドアが開き、二人の同僚が入ってきた。僕ら二人がいるのを見て露骨に顔をしかめる。後輩は面白そうに口の端を上げる。僕は足下に視線を逸らす。足下のコンクリートにはアリが這っていた。何でこんなところになんて考えたりもした。

 こうして頭を下げたのはさっきから何度目だろう。見つめる革靴はやけに傷が目立つ。「本当に申し訳ありませんでした」
 同僚がまた言うもんだから上げかけた頭をまた下げなくてはならなくなった。
「こう度々だとこっちも相手を考えないといけないからね」
 取引先の担当者は厳しい目つきを変えようとしない。初老の白髪頭はともかくその腹を引っ込めないと威厳も台無しだななんて考えてみる。ダメだ、口元が緩んでしまう。
「本当に申し訳ありませんでした」
 今度は僕から頭を下げた。もちろん顔を隠すためだ。
「原もこう言っていますし、今回は……」
 同僚は済まなさそうな声で言う。内心どう思っているかなんて手に取るように分かった。

「原ちゃん、たぶん担当代わるから」
 取引先からの帰り、運転する僕に同僚は言う。
「そうか」
「そうかじゃねえよ」
 吐き捨てるように呟いて同僚は僕から顔を背けた。怒りが少し湧く。会社で僕や後輩は使えない奴等って言われている。後輩はやる気がない分まだマシだ。僕はやる気があってできない。今日みたいに受注の変更があっても、他の報告書の仕事が入ると忘れてしまう。メモを取ってもそのメモを捨ててしまう。いつ間でも上達しない。結局は合わないんだろうなと思う。
「おい、信号!」
 言われて慌ててブレーキを踏む。急に前方に体を引っ張られる。目の前のハンドルをしっかりと掴んでこらえる。
「いてーな。しっかりしろよ!」
 同僚は僕をひと睨みしてまた顔を背ける。助手席側から夕日が差し込んでいる。眩しくはないのだろうか。僕は目を細める。街路樹は黄金色の輪郭を持っている。奥に続くビルの向こうには周りを同じ色に染める、丸く赤い太陽がある。何かを言いたげに僕を見つめていた。
「おい、信号」
 同僚はうんざりした声を出した。僕はアクセルを踏んだ。

 後輩の自殺はしばらく職場を騒がせた。陰口をたたいていた連中は自分が何らかの原因なのかもしれないと思ったのか、しおらしくなっていた。葬儀では後輩の友人に久しぶりに会った。やはりというか場にそぐわない派手な髪色をしていて、自殺の理由は思い当たらないようだった。
 都市伝説のことも聞いてみた。やはり知っていて、でも後輩には似合わないと言った。
 アパートに帰り、喪服を脱いで缶ビールを開ける。いつも後輩はへらへらしていた。本当に何も感じていなかったのか。周りがそれに気付かなかっただけで心の奥底で鬱積したものがあったのかもしれない。前の彼女との思い出の品のクッションをいつ間でも使っていた。会社で陰口を言われるときに口の端を上げていた。そんなつまらなくてどうでもいいことがサインだったと、何故だか確信に近い考えが頭を支配する。
 二缶目を開ける。後輩はたぶんあの橋に行った。都市伝説によるとそこで『見える』のは人によって違うらしい。何を見たんだろう。女は言っていた。『ずっと見たかったものに会えた』と。後輩が見たものは何なんだろう。
 三缶目を開ける。容子もきっとあの橋に行ったんだ。そして『見た』んだ。一体容子は何を見たんだろう。何で最後に僕に電話をしてきたんだろう。
 続けざまに四缶目を開ける。麻痺してきた頭でボーッと考える。僕だったら何が見えるのだろう。それが女が言っていた『ずっと見たかったもの』だとしたら僕は何を目にすることが出来るのだろう。逆に僕が見たいものは何だろう。自分の身を滅ぼすくらい見たくてたまらないものって一体何なんだろう。分からないのに胸が熱くなる。目も熱くなる。
 知りたい。

 時間をきっちり見てアパートを出た。朝はまだ肌寒いのが二日酔いの体でも分かった。橋に向かって歩を進める。駅とは反対方向だからすれ違う人ばかりだ。でも人の様子は気にならない。周りの景色も頭に入ってこない。僕が見たいのは、僕が知りたいのは一つだけだ。心臓の音が大きく頭に響く。その僕だけのリズムで足を進める。
 何が見られるのか。何が見たいのか。それを知りに行く。でも本当は最初から分かっている気がした。
 希望? そんな安直なものでもなくて。
 絶望? そんな単純なものでもなくて。
 言葉にするのが難しいけど、きっと誰でも心の中にあって、きっと誰でも求めていて、きっと誰でも拒絶していて、きっと誰でも気付いている。
 大きな白い橋は墓標のように感じる。反対側に向かう人波を掻き分けながら進む。心臓の音は聞こえなくなり、代わりに呼吸が静かに深くなっていく。橋の中央で立ち止まる。また舌打ちをされた。僕は女が見ていた上流側ではなく下流側を見る。まだ低い位置の太陽が強烈な明かりで襲ってくる。目を閉じる。防ぎきれない光が目蓋の裏を赤く染める。
 さあ、と勢い込んで振り返る。女が見ていた上流側だ。この場所でこの時間にこちらの方向に見えるものを知りたいんだ。
 川が山の方に続いていた。山の稜線もはっきりとしている。何か変わっているものはないかと目を凝らす。
 ピリッ。
 紙が破ける音に近いかもしれない。本能的に一つの山の中腹を見た。緑の山の真ん中に小さな裂け目が出来ていた。それが次第に広がっていく。周りの景色をどんどん巻き込みながら広がっていく。
「あ、あ、あ」
 声にならない呻きが漏れる。
 奥にはまさしく僕が見たかったものが広がっていた。

<了>

きっと誰もが (原稿用紙14枚) ©ダティトワ

執筆の狙い

いろいろと言い訳はあるのですが、それらを最初に垂れ流すのも格好悪く、かと言ってあとで饒舌に語ってもやっぱり格好悪いな~と思う見栄張りなので、結局全部は明かさないでしょうね。
ただ記憶の片隅に残って欲しいなとは願っています。

あ、感想をいただけるなら甘口でお願いします m(_ _)m

ダティトワ

220.145.105.155

感想と意見

七篠

 読みました、が、「なんだこれ……」というのが率直な感想です。死んだ愛する人に会えるというオチかと思っていました。
 甘口でと言っておられるので指摘はしませんが、わかりにくい描写が多かったように思います。
 最後に一つだけ言うとすれば、オチもあやふやな作品は記憶には残らない、とだけ。

2017-10-06 00:14

180.145.187.31

アフリカ

拝読しました

うん。

これは気持ちいい。

このテンポは気持ちいい。

そして、闇ってどんな黒色だったかな……と読み終えた途端に考えて、もう一度読んでみました。

「それ」を、見たいのに見たくない。
この感覚は違うか……
見たくないのに見たい。
とにかく僕は見えていなかったのだと見えた後に気付くのかも知れないな……と、感じました。

今回。映画とダブるイメージをイベントの感想では勝手に押し付けてるのですがセブンやファイトクラブが素敵なのは、映画は終わったのに心が終われない感覚。最近観たのではディストラクションベイビーズもそんな感覚でしたが映画は終わってもずっと心の中で約束って曲が痛々しい音のままに流れ続けてて……結局僕の好きなものはハイ、チャンチャンッ♪て最後にきれいに纏めた感じで~す。という感じではなくて支払った金額以上の余韻とかをずっと残してくれる作品が好きなのかも知れません。そんな風に考えると御作のような終わり方は完全に僕の大好物になっているのでした。

好きなところは

僕は御作の中で意図的に最後まで突き付ける曖昧な『それ』で恐らくそれは説明した瞬間に魅力をなくして威力をなくして単なるそれに陥る。だからこその冒頭都市伝説でだからこその〆の見たことによる抗えない現実だと。

んで、途中何度も使用される繰り返す言葉のテンポも好きです。あえて引っ張り出さないけれど、このやり方は面白いと感じたし上手い使い方だとも感じました。自分達は意識して日常的に使っている効果的な表現を隠してると思うんです。でも、それって勿体無いことなのかも知れないなと素直にかんじました。

それと

この作品がUPされたのを見付けた瞬間に僕は猛烈に感動したし、ニヤニヤしてしまいました。

時間が無いので、もう一度来ます

応えてくれて

本当にありがとうございます

2017-10-06 06:53

49.104.7.230

偏差値45

読解力がないので、十行で挫折です。

2017-10-06 12:40

219.182.80.182

偏差値45

>あ、感想をいただけるなら甘口でお願いします m(_ _)m

申し訳ないです。見落としていました。
余計な事を書いてしまった。
謹んでお詫び申し上げます。

2017-10-06 12:44

219.182.80.182

ダティトワ

七篠 様

感想ありがとうございます。
ラストについてのご意見は耳に痛いです。
オチという表現を使うのはいささか自分には抵抗があるのですが、そこは書けなかったのではなく、あえて書きませんでした。
それでも誘導できるようなものを用意した気にはなっていましたが七篠様のオチ予想を見るに不十分だったと思われます。

実はラストをぼかして余韻を引きずるというのはよくやる手で、実際自分自身もその手の作品に惹かれるところがあるようです。
もちろん七篠様のようにきっちりと書いてあるのを好まれる方がいらっしゃるのは知っているのですが、今まで周りの読み手にはぼかして余韻も好物という方が多かったのでその人たち向けの作品になってしまったかもしれません。
以前純文大手雑誌に載った方からもきっちり書けと言われたことがあり、力のある読み手や書き手ほどそう思われる傾向があるのかもしれませんね。

重ねて感想ありがとうございました。
参考にさせていただきます。
では。

2017-10-06 17:22

220.145.105.155

ダティトワ

アフリカ 様

感想ありがとうございます。
良かった~、間に合ってくれて。
でも卑怯ですよ、あんなことを言われたら自分みたいな小心者の見栄っ張りはこうして作品を出さずにはいられない。
何を出すかも悩みました。
もしかしたら偉そうに語ってしまった創作論が詰まった作品を求められているのかと戦戦恐恐しましたよ~。
日々創作論を蓄積している中途半端な身としては現在進行形の作品がそれにあたるのですが、公募に出したいし長編だし、何しろできてないし……。
新しく書き下ろすにもどんなものができるか分からないし、何より時間的余裕がなさそう。
てなわけで、大昔に書いたものを晒すことにしました。
時期的には七年くらい前のだと思います。
ちょうどドラマ「都市伝説の女」がやっていた頃の気がしたんですが今調べたら五年前に放送していたんですね、ちょっと記憶が混乱しているのかな。
何となくメッセージ性がありそうなのを選んだのはわざとです。
もちろん今回のために書き下ろしたわけではないのでドンピシャリではないけど何かを感じ取って欲しいなという意図はあります。
言葉の繰り返しは出す前に読み返したときは気づかなかったのですが、ご指摘で、ああ、確かに、と気づきました、かなりくどいですよね~。
昔は文章が詩的になっていたときがあって繰り返しが出るのはたぶん自分の文章に酔っていたんじゃないかとは今になって思います。

もう一度来てくださるんですよね?
その他の作品の感想についてはそのときにしたいと思います。
お待ちしています。
では。

2017-10-06 19:26

220.145.105.155

ダティトワ

偏差値45 様

正直に、正直に申しますと、悪質な叩きや荒らしのように思えました。
違っていたらごめんなさい。
では。

2017-10-06 20:16

220.145.105.155

七篠

 気になってもう一度読んでみました
 喫煙所での後輩とのやりとりに何か隠されているように思いましたが、やはりわからずじまいでした
 自分が理解できていないのだと思うので、他の作品も読んでみたいです

2017-10-06 22:44

180.145.187.31

瀬尾辰治

ダティトワさん、はじめまして。

冒頭の意見、そして感想を書きます。

一行目は分かります。
しかし、三行目の語尾でつまづきます。
それは、前に台詞が書かれていないのに。
……言ったと書いているからです。
これが、……こう言った。
そう書かれていたら、後に続く台詞で分かります。
ただ、冒頭を読んでいても、前触れもなく突然台詞がはじまり、二人登場しているらしい事は分かるのですが、
それに呑んでいるのも分かるのですが、何処で呑んでいるのか、それが見えてこないです。そして男か女、若いのか年配なのかも分かりません。

それに後輩が抱いているのは、その後輩の物?妙に分かりづらいです。
あと、難しい漢字を使っていますね、読めないです。それに冒頭の、いっこ 。それより一歳、の書き方がいいと思います。

ただ、風景を書きながら進むストーリー、そういうのは好みです。
冒頭が分かりよければ 、最後まで読めたと思います。

2017-10-06 23:05

49.98.85.218

アフリカ

https://youtu.be/xTcW6Pknri0

https://youtu.be/p4eS1oGjihI

全く違うタイプの映画の話ですが……

説明が足りないと思われるところに面白味があるタイプと、説明が足りない為に面白さが弱くなるタイプがあると思うんです。

例えばこっちのトンネルの場合は家族が死んだ経緯やその後の苦悩は潰れた廃車のワンカットだけでしか説明しません。キャラクター達もあえてその事を話したり訊いたりしない。(予告や事前情報なしには家族が存在したのかさえも解らない)ですが、この事が後の展開に大きく影響を与えます。観客は解らない(知りたいのに理解出来ない)状態でグッと物語に乗り込みたくなると言うか、乗り込まざるえない状況に陥ります。そうしないと(キャラクターに成りきらないと)物語の重要なキーとなるキャラクターへの愛情の表現に戸惑うから。観客は前のめりになって登場するキャラクターそれぞれに自分をあてはめてダブらせて説明されなかった部分を想像し穴埋めします。


一方、そっちのトンネルは冒頭から重なるトラブルに少しずつ説明がされていきます。こちらのタイプはこの手の物語の定石だとは思うのですが、情報が出される(説明される)タイミングが剰りに普通と言うか、観客に対して親切すぎる程に早めに出てくるので危機感と言うか絶望感がドンドン削がれていきます。そして結末近くでは『結局間違いなくハッピーな方向でしょ?』と言いたくなるほどに今現在の観客向け?と言うか、ギリギリまで、極限まで観客を追い込む事をしません。勿論、この作品を生み出した国のこのジャンルに対する雰囲気が他国とは異なっていることもあるのですが国内でヒットしても他国には……って感じです。


って、なんの関係もない話を出してるようですが……

小説の中で行われる説明って一体なんなんだろ……
って、感想のやり取りを眺めてて感じたので出してみたのですが。
御作、僕にはサイズや内容からしてキチンと理解できるし不足しているとは思えなかったのですが、そうではない人もいる。
難しいですね……

他者の感想欄でも出したのですが、最近のエンタメだけに限らないのだろうけど、音楽、映像、文章、どのジャンルも分かりやすい。(細かく説明しているとかではなくて)定石に乗っ取って創られている感覚が僕には凄く強く感じられます。多分それは観客一人一人の望みに合うジャンルが次々に生まれて、それを守るために事前の情報の重要度が高まっている。のだと感じます。つまり、この映画をみるならこのジャンルのある程度の知識は初めから持っていて下さい。みたいな?
今で言うスター・ウォーズシリーズやマーベルみたいな知らないなら調べてから観たら良いでしょ?的な?作品は加速度的に増えていくのかもな……

んで、映画の楽しみ方って、小説の楽しみ方って、どんなのが正解なんだろうな……

2017-10-07 09:16

49.98.75.84

ダティトワ

七篠 様

再読までしていただいてありがとうございます。
喫煙所のやり取りは、同僚が現れてからの反応の方にむしろ象徴的なものを含ませていた気になっていました。
そういうものを繰り返し描いたり、あるいはストレートにそれらしい言葉にする場面が必要だったかもしれません。
おそらく七篠様は今作の主人公には共感されてないだろうなというのはオチ予想からも推察できました。
職業作家を目指す身としてはそういう方にも説得力を持たせるために工夫すべきでしたね。
実は今作はかなり昔の作品で直近のとはだいぶ書き方も変わっています。
むしろ説明過多になって苦情が来るくらいなので今だったら七篠様にも納得していただけるものが書けるかもしれません。
今後鍛錬場にあげることがあれば今作と比較して一言をくだされればと思います。
では。

2017-10-07 17:11

220.145.105.155

ダティトワ

瀬尾辰治 様

初めまして、感想づけありがとうございます。

>一行目は分かります。
しかし、三行目の語尾でつまづきます。
それは、前に台詞が書かれていないのに。
……言ったと書いているからです。
これが、……こう言った。
そう書かれていたら、後に続く台詞で分かります。
ただ、冒頭を読んでいても、前触れもなく突然台詞がはじまり、二人登場しているらしい事は分かるのですが、
それに呑んでいるのも分かるのですが、何処で呑んでいるのか、それが見えてこないです。そして男か女、若いのか年配なのかも分かりません。<

自分は創作において文章についてそこまでこだわっているわけでもなく偉そうに語るのも何だか気恥ずかしいのですが解説してみます。

>> そこでは『見える』らしい。
 一種の都市伝説だといっこ下の後輩はちびりと冷や酒を舐めながら言った。
「都市伝説ねぇ」
 世の中はその手の話に溢れている。スマホで検索すればどれだけヒットするだろうか。いちいち信じていたらキリがない。
「そんなに馬鹿にしたもんでもないよ。特に原さんにはね」
 後輩はキャラクターデザインの入った小振りのクッションを抱きかかえる。垂れた黒い耳が特徴の犬のものだ。確か後輩の昔の彼女との思い出の品らしい。
「俺にとって?」
「そ、愛しの容子さんの」
 後輩はちろりと一瞬僕の様子を窺う。ふざけた口ぶりだが、どこまで笑いにして良いのか推し量っているのだ。僕と容子が別れて三年になる。僕は未だに過去を過去にしきれていない。
「まさか容子がそこで『見た』って言うのか?」
「そういう話を聞いただけだよ」
「容子がああなったのもそれが理由だって言うのか?」
「原さん、ちょっと興奮しすぎ。落ち着きなよ」
 後輩はクッションを僕の顔前に掲げて振ってみせる。掴んでいるところから出来た皺が犬の顔まで届いていて口を大きく開けて笑っているように見えた。
「ああ、悪い」
 湧き起こる想いを無理矢理御して僕は俯く。後輩はふうと大きく溜め息を吐いた。互いに黙り込むと一人暮らしには大きめのリビングにエアコンの音が響く。
「きっと『見た』からだよ。だから原さんのせいじゃないよ。よく知らないけど」
 無責任に言って無責任に笑う。僕は後輩のこの投げやりな感じが居心地良い。
「そうかもしれないな。俺もよく知らないけどな」
 無理におどけて無理に笑った。頭の中は妙に冷めていた。<<

上はご指摘があったこの作品の冒頭です。
「一種の都市伝説だと((いっこ下の後輩はちびりと冷や酒を舐めながら))言った。」
最初のご指摘にはこれで十分でしょうか?
確かに「~都市伝説だ、と」言うふうにもっと分かりやすくする手もあったかと思いました。
どこで呑んでいるかは「後輩はキャラクターデザインの入った小振りのクッションを抱きかかえる。」のところである程度は連想できるかなという甘えがありました。
その後に後輩に昔彼女がいたことを書いているので素直に考えると後輩は男で、キャラクターデザイン入りのクッションを持ち込んで抱きかかえるのは普通の居酒屋やバーだとかなり勇気が要ると、自分の常識にがんじがらめになっていたのかもしれません。
「いっこ下」としたのは理由はよく覚えていませんが、一人称だから普段使いの言葉にしたかったのか、もしくは直前に「一種の」という言葉を使っていたので「一」が繰り返し使われるのを避けたかったのではと考えています。

創作へのデータ集めとして知りたいのですが、瀬尾様はご年配でネット小説はあまり読まれずに、このような説明不十分で負荷が掛かるものとは縁遠かったのではないですか?
自分の目標として作家でごはんがあり、瀬尾様のような方にも手に取ってもらうものを目指しているので、プロの作品でどういったものを普段は読まれているかをお教え願いませんか?
よろしくお願いいたします。

2017-10-07 17:15

220.145.105.155

瀬尾辰治

ダティトワさん、返信ありがとうございます。
自分では、いくつから年配を指すのかは疑問ですが、自分から年配といえば年配です。

次に、ネット小説には縁遠いと言うほどではなく、小説サイトで書き始めたのは、
オリオンという小説サイトです。そこが、ガラケーからスマホに切り替えるときに、オリオンを止めたから、筆歴は5年ほどだと思います。現在は仕事の合間、星空文章と某小説サイトで書いています。だから、縁遠くはありません。

どういった物を読まれているかについて。
これは、小説を買おうと思い、本屋に出かけても冒頭を読んだだけで面白くなく、買わずに出てきます。
ただ、ネット小説でも、自分の好みに合う物は続きを楽しみしたものです。(以前には一作品ありました)。

プロの作家、現在読んでいる物。
以前に読んだ小説は「悪名」というタイトルでした。面白いから一晩で読みました。
現在読んでいるのは、スポーツ新聞の記事です。書き方は随分参考になりましたし、自分ならこう書くといった参考にもなっています。
あと、各賞の講評です。これは参考になるときもあれば、逆の場合もありました。

自分がこんな風に意見と感想を書くのは、面白そうやのに。と、思ったときだけです。
素人の自分が長々と書いてしまいました。

2017-10-07 20:27

49.98.85.218

ダティトワ

アフリカ 様

自分は森博嗣さんが小説を再び読み出した切っ掛けです。
S&Mシリーズではなくて、実家近くの図書館で借りた「堕ちていく僕たち」という名の短編集がやたら心に響いたんですよね~。
あのときは人生で三番目くらいに凹んでいて、だからこそ余計にだったのでしょうけどね。
数年前に文庫本を改めて買って読んでみたけどそこまで感じ入らなかったです (○´∀`○)
あ、あとありがちですが、乾くるみさんの「イニシエーション・ラブ」は文庫を持っていたりします。
以上、メフィスト雑話でした。

流れに乗って最初の感想欄から。

>「それ」を、見たいのに見たくない。
この感覚は違うか……
見たくないのに見たい。
とにかく僕は見えていなかったのだと見えた後に気付くのかも知れないな……と、感じました。<

実は今作を書いたとき自分の頭の中では最後の情景がはっきりと見えていて、それを「見たくないのに見たい」と思ったみたいです。
それまでいろいろと周りに振り回されて必死にあがいてきたけど、もしって考えたときにそれが浮かびました。
ま、今作を書いて、一年くらい経ったぐらいに読んだ漫画に似たようなことが書いてあって、「お、俺、盗作なんてしてないからね!」とちょっとツンデレキャラみたいに言ってしまったかはご想像にお任せします (*´▽`*)
他の方への返信にも書いたのですが、自分もアフリカ様と同じく余韻が大好物で、それで安易にはっきりさせない方法へ逃げてしまったのかもしれません。
映画での喩えは思いつきませんが、本当に心に残るのってただはっきりさせないだけじゃないですもんね。
そしてアフリカ様の言われる「はっきりさせたら魅力がなくなってしまう」というのが真実かもしれません。
先ほど書いたとおり自分の中での痛々しい願望がありまして、それが他の人の目に晒されて唾棄されしまうのは耐えがたかった。
だから要は逃げたのかもしれません。
当時の自分は読んだ人それぞれに情景があり、それぞれにとってはそれぞれが正しいから自分の考えている情景を示して打ち消したくないなんてもっともらしいことを思っていたような気がしますけどね。

では、後の感想欄から。

確かに小説の説明って難しいですよね~。
人によって説明過多だと言ったり逆に足りないと言ったり。
自分の経験から言うと
①言葉の切れ端やそこまでの流れから全体を先に読み取ってしまう人
②逆に細かい情報を全部追っていって全体像を掴んでいく人
大きく分けると人ってこの2パターンですかね。
優劣はどの状況に置かれるかでも違ってくるので一概には言えない。
①の人は説明過多と言いがちで、②の人は逆に足りないと言う感じですかね。
ちなみに自分はいい加減な勘で先読みをする面倒くさい人だったりします (;-・。・-;)
そして説明量の一つの解決策は、自身がどのタイプの人に読んで欲しいかターゲットを絞るというのがあります。
これは分かりやすいですね、自身の書くものを分かってくれる人向けに書く。
もちろんミステリーやホラーなど、どういう分野にそういう人たちがいるかは知ってなければいけないでしょうけどね。
そしてもう一つの解決策が「過多だと思わせない」です。
先読みする人がなぜ過多だと思うかはそれが必要ないと思うからです。
なら中身がずっしりとあるシーンに説明や描写が適度に盛り込まれたらどうですか?
自分の経験で長編を読んでもらったときに物語の動きが少ないシーンでの説明や描写が嫌われたことがあります。
でも物語の動きがあるシーンも同程度に説明や描写を書いてはいたんです。
なら導かれるのはそういうことかな~、と。
ま、自分も最近そうじゃないかと考え出したことで形にはできてないんですけどね。
あ、でも動きと言っても派手なアクションがあるというのとは違いますよ。
ストーリー上でということで、アクションシーンに説明入れすぎは流れが悪くなるのはアフリカ様の方が達者だから言う必要はないとは思いますけどね。
他には①と②の人の求める量のちょうど中間を狙うというのもありかもしれません。
なんかすごくバランス感覚が難しそうですけど。

>音楽、映像、文章、どのジャンルも分かりやすい。(細かく説明しているとかではなくて)定石に乗っ取って創られている感覚が僕には凄く強く感じられます。多分それは観客一人一人の望みに合うジャンルが次々に生まれて、それを守るために事前の情報の重要度が高まっている。のだと感じます。<

最近の定石に則った作品はなろうなんかでは特に顕著ですね。
定石は外れにくいというのがあるから大きな予算が必要な映画で好まれるのは分かる気がします。
でも小説、それも素人小説投稿サイトなんて関係ないように思えますね。
けどなろうを見ていて、ときに普通のタイトルの作品がランキングに載っていると、中身を知らないのに「なんだ、これ。気取りやがって」と思ったりします。
なろうに関してはそういうのもあるのかな、と。
音楽は聴いていると次にどんな曲調になるのか初聴きでも何となく分かるみたいなのはありますね。
でもそれって昔からかもしれません。
昭和の名曲なんて番組を見ると同じようなのが結構続いたりしますもん。
年齢と経験を経てきて、いろんなものが客観的に見えてきたからそう感じるのかもしれませんよ。
>観客一人一人の望みに合うジャンルが次々に生まれ< の部分は最初は上手くイメージできなかったのですが、より人が込み入った部分に魅力を求めるようになり、冒頭から普通に物語を追っていたら踏み込めない部分なので事前情報ありが有利になっているとか定石を踏むことで余計な説明を省いているで合っていますか?
そう、なのかな……、確かにオタクの人の好みやこだわりは細かいですけど、昔の映画や小説も細かいところを描いていたような気もします、あまり知らないですけど。
定石はたぶんその時代その時代にそれぞれあって、結構それに沿ったものが氾濫していたんじゃないかな、やっぱりあまり知らないですけど。

映画2つの実例もありがとうございました。
とても分かりやすくまとめられていて納得できました。
見ている人への負荷という部分がなろうで見掛けた初心者向けへの入門書作品(?)に書いていたことと重なりました。
今はそういう流れが映画にも来ているんですね、ネットやラノベの世界だけかと思っていました。
自分も負荷が掛かりすぎるのは好物ですけど苦手だったりするんで、たまに気が向いたときにという人でして、そのたまにが年に一作ぐらいの人が増えてきたというぐらいなら分かるのですけど、その程度じゃないのかな~。
映画の方は今はまだ未視聴ですが時間と心に余裕ができた頃に観たいと思います。
ご紹介ありがとうございました。

だいぶ長くなってしまいましたね、申し訳ない。
できればまたお話しさせて欲しいと思うし、今後の活躍も期待していますので、決意に変わりなくとも何らかの形でお会いできることがあれば幸いです。
では、また。

2017-10-07 20:56

220.145.105.155

七篠

 おそらく、自分が主人公に共感できないのは、わたしが後輩に対して強い不快感を持っていて、その後輩を好いている主人公を冷めた目で見ているからだと思います
 では、またいつか

2017-10-08 00:18

180.145.187.31

ダティトワ

瀬尾辰治 様

再訪ありがとうございました。

>次に、ネット小説には縁遠いと言うほどではなく、小説サイトで書き始めたのは、
オリオンという小説サイトです。そこが、ガラケーからスマホに切り替えるときに、オリオンを止めたから、筆歴は5年ほどだと思います。現在は仕事の合間、星空文章と某小説サイトで書いています。だから、縁遠くはありません。<

オリオンですか、懐かしい!
その昔、繋げる(?)のが大変だったような記憶があります。
今はどうなんだろう……。
ネット小説と縁遠いという自分の推測は外れていたわけですね。
しかも五年も続けて書かれている、と。
ごめんなさい、そのような方にネット小説初心者扱いをしてしまって……。

年配という言葉に気を悪くされていたら申し訳ありません。
お名前の「辰治」から勝手に推測しました。
自分にとっては年配だからどうという考えはもちろんなくて、本当にデータ集めのために伺いました。
あと、せっかく文章の細かな印象を指摘されたのにお礼を言ってなくてごめんなさい。
正直に言うと少しだけむっとしたかもしれません。
自分ではそのようにとられるようには書いていない、納得できないという自負があったのでしょうね。
ですが実はそういったちょっと納得しがたい指摘ほど次の段階への鍵があるというのを人生経験の中で学んできていますので、瀬尾様のお言葉をいつか必ず生かしていきたいと思います。

>プロの作家、現在読んでいる物。
以前に読んだ小説は「悪名」というタイトルでした。面白いから一晩で読みました。
現在読んでいるのは、スポーツ新聞の記事です。書き方は随分参考になりましたし、自分ならこう書くといった参考にもなっています。
あと、各賞の講評です。これは参考になるときもあれば、逆の場合もありました。<

「悪名」という名の小説を紹介していただいてありがとうございます。
名前はどこかで聞いたことがあると思ったら小説よりも映画が有名な作品なんですね。
近いうちに引っ越しをするので、その後で図書館を探ってみたいと考えています。
スポーツ新聞ではないのですが、ネットではよくスポーツの記事を読んでいます。
創作への参考になっているとは自分は思っていなかったですが、いつの間にか血肉になっていたかもしれませんね。
講評は確かに参考になりますね。
自分が批難されているようで、読んでは自作を見返すとかしてしまいます 汗

>自分がこんな風に意見と感想を書くのは、面白そうやのに。と、思ったときだけです。
素人の自分が長々と書いてしまいました。<

おそらく瀬尾様が以前書かれていたオリオンで見掛ける文章に似ていたから面白そうと思われたのだと考えます。
そうですね、確かにケータイ小説っぽい、と今頃自作について気づきました。
どういう人へ向けたものかをもう一度考えないといけないですね。
気づきをありがとうございます。
ちょっとむっとしたのは確かかもしれませんが、プロだから書き手にとって的確なことを言えるわけではなく、むしろ成長途中のワナビだからこそ見える部分も多いと思います。
これで臆されることなく、ごはんで活躍されることを願います。

では、ありがとうございました。

2017-10-08 10:10

220.145.105.155

試練

初めまして
ダティトワ様のコメントに対する返信、すごく勉強になりました。
まず『きっと誰もが』に対する感想を、お話しさせてください。
私が感じ取った、この物語の荒筋
『きっと誰もが持つ「自殺」への衝動。
 あの橋へ行くと、それを後押しする何かが見える
 それに囚われたら、もう後戻りはできない。
 あなたに(読者に)見えたものは何か?』
とおもいましたが、それは
>「はっきりさせたら魅力がなくなってしまう」
>それぞれにとってはそれぞれが正しいから
>自分の考えている情景を示して打ち消したくないなんてもっともらしいこと
のコメントがあったからです。

『きっと誰もが』とあるように、読者の経験からくる情景を
 山の向こうのスクリーンへ、上映して下さいとのメッセージなのですね。
 ごめんなさい、今の私は結構平和で、何も見えませんでした。
 私の勘違いがあるかもしれません。
 ありがとうございました。

2017-10-12 00:38

114.166.126.173

ダティトワ

七篠 様

> おそらく、自分が主人公に共感できないのは、わたしが後輩に対して強い不快感を持っていて、その後輩を好いている主人公を冷めた目で見ているからだと思います <

正直な感想ありがとうございます。
確かに後輩に不快になられての違和感は物語に引き込むためには余計な要素ですね。
気づきをありがとうございます。
でも実はちょっと嬉しかったりもします。
自分の描くキャラクターは、いろいろと思われたり言われたりはあるのですが、ここまではっきりした嫌悪感を持たれるのはあまりなく、それってキャラ立ちしているのではと、後輩についてそこまで書き込んでいるわけではないのに要点を上手く出せていたかもなんて、ちょっと勘違いぽいことを思ったりしました。

> では、またいつか <

はい、またいつかお話をさせてください。
では。

2017-10-14 09:37

220.145.105.155

ダティトワ

試練 様

返信が大変遅れてしまったこと申し訳ありませんでした。
自分が忙しかったのも理由なのですが、返信をどうしようと考えてしまったのも理由だったりします。
粗筋で「誰もが持つ「自殺」への衝動」のところが引っ掛かってしまったんですよね~。
正直に申しますと、他の方への返信でも触れていますが、最後の情景は具体的に浮かんでいて、最初はそれを示すつもりでいました。
ですが、書いていく途中で、この「自身を滅ぼすかもしれないけど見たくて見たくなくて仕方ないもの」と言うのは、誰もが波のある人生を送る中で胸に抱えるもので、それは自分のとは違う場合もあるのではないかと考え始め、こうした結末に変更しました。
で、その、「自殺」への衝動、というのは確かにそうとも取れるのですが、自分の意図としてはあくまでそこまで切実だという程度としての意味合いでした。
実は自分も試練様同様に死のうと思ったことはかつてありませんでした。
うんまあ、あまりにしつこくされたときになんとか振り切ろうとそれらしいことを口走ったことはありますけどね。
これでもとても辛いことや落ち込んだことは何回もありましたが、死を真剣に考えた人なら分かると思うのですが、生物的本能に訴えかけてくるようなあの圧倒的な恐怖を上回ることはなかったです。
今作でも、橋で出会った女は憑き物が取れたような清々しい笑顔をしていて、きっと自分も思い描いていた最後の情景に出くわしたときにはそんな顔にはなるだろうけど、容子や後輩みたいに死を選ぶかは分からない、けどすんなり選べるかもしれない。
だから、「自殺」への衝動、はニュアンスとして合ってはいても、自分にとってはそうとだけとられるのは残念という気もしてしまいます。

ごめんなさい、遅くなった挙げ句にこんな中途半端な返信で。
実際に自殺を選ばなかった人も登場させておけば良かったかなとも思いました。
ありがとうございました、では。

2017-10-19 21:30

220.145.105.155

試練

ダティトワ様
お返事ありがとうございます。
死神によるものでなく、神の側から見た自分自身に起きている現実が映るって感じなのですね。
受け入れて立ち直る人もいるし、支えきれない人も、人それぞれであると。
私はダティトワ様から頂いた、コメントの真意を正しく受け止めている自身がありません。
ですが、心に響く良きイメージを感じます。

ありがとうございました。

2017-10-21 16:58

124.45.142.234

ダティトワ

試練 様

重ねての返信ありがとうございます。
「死神」「神」と拙作を格式高い感じに喩えてくださって恐縮してしまいます。
確かに言われてみれば、都市伝説とは言え人知を越えたものはそういう絶対的なものと絡めると上手く説明できますね。
参考になります。

小説という作品では読み手が感じるものが全てだと思います。
もちろん書き手はその中にこう読み取って欲しいというものを込めますけど、確実にそう取って欲しいのなら何も物語でなく論文で良いし、物語を必ずこう読んで欲しいというのなら最初に注意書きでも書かなければいけないと思うんです。
そういうのをしないで小説という物語にする以上、いったん手を離れたら、そこからは作者の意図とは別の生き物になる。
その時代やいろんな人の好みを経て、様々な形で解釈されていく。
そういった無限の可能性を秘めたものだから自分らは小説に惹かれているのじゃないでしょうか。
そして読み手あっての小説だから、創作理論よりもどういう読み手にどのように映るか、それこそが一番重要だと思われます。
なので試練様も純粋に作者の自分の意図に興味を持たれたのなら良いのですが、優しい心遣いから気を回されたのならかえってそれが一番重要な部分を曇らせて伝わる場合があるかもしれません。

丁寧なコメントと質問をいただいた後にこのようなことを申して失礼だとは感じますが、優しく真面目な方だとお見受けしたのであえて言わせてもらいました。
一面のショートメッセージの方には載せないのでこれをご覧になるかは分かりませんが、もし気づかれましたらご一考ください。
では。

2017-10-22 15:17

220.145.105.155

アフリカ

お疲れ様です

粘着ですがごめんなさい!

最近、三作の商品を同時に読んでます。正確には四本の作品を同時に読んでると言った方が良いのかも知れません。(好きな作家の二作同時出版品があるので)
んで、何故に? 同時に読んでるのかと言うと書き物の構造?みたいなところに興味が向いたからなのですが……
そんなの考える前に面白くて物語にのめり込みたくて仕方ない。それでも我慢してコントロールして書いている作者の思考を探るつもりで読んでます。

更に同時に映画も時間が許す限り眺めてます。古いのから新しいのまで気になるのを片っ端から……

んで、気がついたことを少しだけ伝えようと思って来ました。

先ずは、今、ゴハンで結構頑張って感想入れてる十月さんも出してる「タイトル」の件。
自分が書き物(自分で創る物語)に夢中になっているときは気がつきにくのかも知れないのだけれどやっぱりそれは大切な事だと次第に理解してきました。タイトルが良くないと書店の棚から引き出そうとも思わないし映画の予告も観ることない。でも、タイトルが素敵だとツイツイ手に取る。現実的にこれは本当に大切なことなのかも知れない。傾向として捻るの意味を間違えてるタイトルがついてる作品には面白いものが少ない。レンタル屋さんの棚で永遠に眠る可能性が高いのもこの種。

そして、小説の傾向としてやっぱり人気作家(活躍中)の作品には傾向かある。所謂、ジャンルものに特化してして書き込む作家なのか、オールマイティーにどの層にも受け入れられる作家なのか……パターンは2つ。それも自分がどのタイプなのか探る必要があるのかも?

まだまだ沢山あるのですが
眠くなってきたので
またゴハンに来たときに書きます……

ありがとうございます

2017-10-22 23:49

111.168.149.247

ダティトワ

アフリカ 様

お疲れ様です。
再訪、素直に嬉しいです。

読み手目線でプロの書籍を読まれているとのこと。
そうなんですよね~、プロの作品ってそうしないとテクニック的な面ってなかなか気づかないんですよ~。
自分が思うプロとワナビの一番の違いってそこにあって、ワナビの場合は、ああ、ここはアレを狙ってんだな~、とか狙いとか工夫が分かりやすいと思うんです。
でもプロは文体の癖とかは分かりやすいところはともかく狙いとか工夫って露骨に感じないですよね。
何故かはさすがに自分も良く分かってないのですが、アフリカ様もその点を気にして読まれて何か気づいたらまた教えてください m(_ _)m

タイトルは、自分も結構軽視していましたね。
まあ売れる売れないには大きく影響するだろうけど、受賞して刊行するときにタイトルが変わるというのはわりと目にしますし、公募に出す分じゃそこまで重要じゃないのかな~と考えていました。
でも某賞に応募したときにある人から「このタイトルで落ちるよ」と言われたときから気になり始め、いろいろな賞の予選通過作品を見てみると、何だかみんなそれなりに含蓄がありそうなタイトルなんですよ。
で、最近なろうのランキングをよく眺めているんですけど、そこではある種の定型かつ珍奇な香りがするものがほぼ全部を占めていて、タイトルがいかに大事かってのを思い知りました。
職業作家になればタイトルは編集がつけてくれるなんて話もありますけど、やっぱり作品の顔であり、それをないがしろにするのは大問題なんでしょうね。
ちなみに自分が本を取るとき、確かにタイトルで取りますが、それから内容やら系統だやらを推測して取ります。
だから「君の膵臓をたべたい」なんかはグロなんだろうなとタイトルが強烈なので知ってはいたのですが手つかずで、けれども純愛ものらしいですね……、これは、捻りすぎ……?

人気作家の傾向の話。
確かにコアな人に受ける作家と万人受けする作家っていますね。
コアな人に受けるのは、狭い世界をどこまでも深く書くとかすごく独特な観念があったりする作家に多いのかな。
すごく独特なことを書くけど、それが多くの人に共感されやすい系統、例えばこじれた恋愛観とかなら万人受けする感じですかね。
確かに自分はどうなんだろうとは思います。
とりあえずスタンスとしては万人受けを目指してはいるのですけどね。
アフリカ様はどうなんでしょう。
椎名誠流に言えば超常小説では自分みたいなコアな人から絶賛されていますけど、アウトローの話や文学的な女の情念のこもった話はごはんではわりと多くの人に評判が良かったような記憶があります。
それら以外でもSFぽいのや虫のように簡単に分類しづらいのなどなど、何でも器用に書かれていましたよね。
自分なんかも創作だけじゃなく何事も器用貧乏だと言われることがあるのですが、アフリカ様の小説の場合はより深く抉るように描くこともできている。
大きな可能性を感じるんですよね~、だから目立ちたくないのにアフリカ様には創作論を語りがちなのかもしれません。

まだまだいろいろと気づかれたことを教えてください。
お待ちしています。
では。

2017-10-23 19:06

220.145.105.155

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