作家でごはん!鍛練場

『虫かごシステム』

弥言著

今朝のロフテッド軌道弾道ミサイルのニュースを見て、書いてみた短編SFです。
はやりの「ミサイル防衛システム」「ドローン」「AIネットワーク」とかいろいろ考えてつくった物語です。

軍事オタクではないので、銃火器とか自衛隊の階級とか、会話とか自信ないです。「そこはおかしい」ということは、結構あるのではと思います。詳しい人は教えてくれたら嬉しいです。
あまり文学的な要素はありませんが、「画がイメージしずらい」などありましたら教えて欲しいです。

ちなみに以下は認識してますが本文で説明するとくどくなるので書いてないやつです。長編に作り直すなら入れようと思います。
ヒューマンドラマや人物の背景深堀などはないですが、広げられれば、そういうところも考えて作り直そうかと思います。

・バルカン砲はシステムが重すぎてドローンで飛ばせるわけない
 →プリマ―薬莢とか、樹脂化とかで軽量に成功した前提です。目をつぶってください。
・プラズマジェットエンジンは大気圏内では力不足
 →十分力のあるエンジンが開発された前提です。目をつぶってください。

「艦隊司令部から入電。弾道ミサイルは本土直撃コース、本艦へ弾道ミサイル破壊措置命令が下りました」
 舞木光三輝(まいきみつてる)一佐は、額に滲む汗を素早く拭った。衛星からの映像で弾道ミサイル発射準備が進んでいたことは知っていて、この事態を想定し準備もしていた。しかしいざ、「本土直撃コース」という言葉を聞くと、自分の重責に押しつぶされそうになる。特に舞木が艦長をつとめる「護衛艦かぶと」は日本が威信と生き残りをかけて開発した、新型ミサイル防衛システムが搭載されているのだ。
 舞木は緊張した面持ちで艦内マイクを手に取った。
「虫かごシステム展開」

管制官がスイッチを押すと、甲板の格納庫屋根が開き、そこからおびただしい数のドローンが飛び出していく。正式名称「ドローン・シールドシステム」が「虫かごシステム」と呼ばれるのは、この光景が「かごから放たれた虫」のように見えるためだ。
舞木は司令部の窓からその様子を手に汗握って眺める。護衛艦かぶとは「装甲を厚くした巨大タンカー」のような艦だ。砲塔も無ければミサイル発射管も無い。艦内の殆どはドローン格納庫になっている。
「風は大丈夫か?」
「風速十五メートル、ドローン発艦の許容値内です」
 そう答えるオペレーターの市村浩二(いちむらこうじ)の声はいつもと同じ、実践でも練習でも何一つ変わっていない。
「発艦の瞬間が一番問題なんだ。ここをクリアできれば……」
 舞木は部下に聞こえないよう呟く。艦内に格納されているドローンは一万五千機にもなる。システムの能力を最大限に発揮する為には、この内の八十パーセント以上を発艦させなければならない。出口付近でドローン同士が衝突し、詰まるような事態は避けなければならないのだ。
「ドローン全機、発艦しました」
 市村の報告に、舞木はホッと胸を撫でおろした。

 格納庫から飛び出たドローンは、底部に備え付けられた小型プラズマジェットエンジンを吹かす。そして互いに連携しながら最短ルートで急速上昇していく。指定高度に達したドローンは水平に広がり、プロペラによるホバリングに切り替える。瞬く間に空に碁石を並べたような「壁」が現れた。
「ドローン各機、配置につきました。壁は十二キロメートルの正方形、各ドローンの配置間隔は百メートルです」
「発射された弾道ミサイルは先程と変わらず、一発だけだな?」
「はい。壁を二枚にしますか?」
 市村は、質問の意図を瞬時にくみ取ったようだ。舞木は頷く。
「壁の面積は半分でいい。その代り壁を前後に一枚ずつ配置する。壁の間は三十ミリバルカン砲の射程距離、四千メートルにしろ」
 空中に浮かぶドローンは、AIを搭載した浮遊砲台と言っていい。各ドローンはミサイルを撃ち落とすため、三十ミリバルカン砲のタングステン弾、三百発を備えていて、毎秒八十発の連射ができる。三秒程度の連射で弾切れになるが、マッハの速度で飛来する弾道ミサイル相手では、どの道撃てる時間は二秒程度しかない。しかしそのような短時間でも、数百ものドローンが一斉に砲撃すれば、千から万の銃弾を浴びせることができるのだ。
「まったくいつ見ても見事なものだな」
 司令部の窓から空を見上げて言う舞木に、市川が同意する。
 世界に先駆けてAIネットワークを導入したことにより、各ドローンは相互に連携し、瞬時かつ高度な群行動が可能になっている。一度作られた巨大な壁は、一糸乱れぬ群行動により、見る間に二枚に作り直されていく。
 鉄砲隊を前後に配置するようなこのフォーメーションは、AIネットワークがあってこそ成り立つ。人間では後衛が発砲した弾が前衛の味方に当たり、ナンセンスでしかない。しかし、AIネットワークでは、全ての機体が、全機体の位置と行動予定を把握することができる。それにより、前衛の間を縫って後衛が射撃したり、前衛が一瞬避けたりすることが可能になるのだ。

「司令部より入電、SM3は迎撃に失敗。目標は不定期にブーストし、加速しながら飛来しています。こちらにも数秒で到達!」
 その報告を聞き、戦闘指令所は、緊張に包まれた。イージス艦のミサイル、SM3が迎撃に失敗したことはうなずける。ミサイル防衛システムは、弾道ミサイルが自由落下することを前提に作られているのだ。不定期にブーストし加速するなど初めから想定していない。
「そしてそれは、あの二枚の壁も同じだ!」
 舞木はそう言い放つと、司令部の窓から空を見上げた。
「おい…… あれは一体誰の指示だ?」
 舞木は自分の目を疑った。確かに、ドローンの壁は二枚の正方形だったはずだ。しかし今空に浮かんでいるドローンの陣形は、大きく変わり長いトンネルを形成している。
「ミサイル来ます! 到達まで四秒、三秒、二、一・・・」
 ドローンが作ったトンネルの中央付近から、突如激しい閃光が放たれた。慌てて目を逸らした数秒後、遅れて大地を揺さぶるような音が護衛艦かぶとを襲った。

 祝勝会であいさつした艦隊司令部の三月直人(みずきなおと)海将はご満悦だった。弾道ミサイルから本土を守れただけではない。日本が威信をかけて開発したドローン・シールドシステムをこれ以上ない形で宣伝できたのだ。
「すでに各国からのこのシステムを欲しいと注文の嵐です。つまり日本の未来は明るいわけであります。自ら判断し行動したドローンシステムに乾杯!」
 祝勝会に参加した人たちは大いに喜び盛り上がった。しかし舞木は一人、命令もなく勝手に行動したAIネットワークに不安を感じていたのだった。

おわり

虫かごシステム ©弥言

執筆の狙い

今朝のロフテッド軌道弾道ミサイルのニュースを見て、書いてみた短編SFです。
はやりの「ミサイル防衛システム」「ドローン」「AIネットワーク」とかいろいろ考えてつくった物語です。

軍事オタクではないので、銃火器とか自衛隊の階級とか、会話とか自信ないです。「そこはおかしい」ということは、結構あるのではと思います。詳しい人は教えてくれたら嬉しいです。
あまり文学的な要素はありませんが、「画がイメージしずらい」などありましたら教えて欲しいです。

ちなみに以下は認識してますが本文で説明するとくどくなるので書いてないやつです。長編に作り直すなら入れようと思います。
ヒューマンドラマや人物の背景深堀などはないですが、広げられれば、そういうところも考えて作り直そうかと思います。

・バルカン砲はシステムが重すぎてドローンで飛ばせるわけない
 →プリマ―薬莢とか、樹脂化とかで軽量に成功した前提です。目をつぶってください。
・プラズマジェットエンジンは大気圏内では力不足
 →十分力のあるエンジンが開発された前提です。目をつぶってください。

弥言

124.84.83.158

感想と意見

ただの読書好き

もっと小説を読んでください

2017-05-14 17:03

120.75.28.199

SFをあまり読まない私には楽しめました。オチも納得です。最近の技術動向をいろいろ取り入れようとされてるのもいいと思います。
ただ、私はAIにもドローンにも銃器にも詳しくないので、事実と反する部分があっても指摘できません。

後、一個伺いたいのですが、ドローンにプロペラの他、プラズマジェットエンジンを搭載しているのには何か理由があるのでしょうか?
プロペラで上昇すればいいじゃん、と思ったのですが。 

2017-05-14 17:44

180.197.184.117

弥言

ただの読書好き様

ご感想ありがとうございます。確かに私の読書量は多いとはとても言えないのが正直なところです。
ご指摘ありがとうございました。

2017-05-14 18:01

124.84.83.158

弥言

水様

ご感想ありがとうございました。
さっかでごはんでは、あまり書いている人がいない分野だと思っているので、そうなんだろうと思っています。
楽しんでいただけたのなら嬉しいです。

>プロペラで上昇すればいいじゃん
 なるほど。この辺り難しいところだなと思っています。リアリティを持たせるため、色々それっぽい説明を入れたいのですが、実際にそんな技術は夢で嘘説明になるので、詳しく語るとぼろが出ます。
 一応、プロペラでない理由は、迎撃高度への到達時間を考えていました。ネットの情報では、低高度での迎撃を担当するパトリオットは高度30Kmくらいで迎撃するようです。ドローンのプロペラで上昇したとして、一体どれくらいの時間でそこまで上昇できるのか?と考え、ネットで見た「高速ドローンの最高速度(上昇とは限らない)では時速140Km」なので、そのスピードで上昇すると20分くらいかかります。仮にミサイルをよく発射している某国から発射されたとすると、到達時間は十数分のはずで、ドローンが迎撃高度に達するまでに本土にミサイルが落ちることになります。弾道ミサイルの場合、よく「日本に到達するまで十数分!」と言われ、時間については敏感だと思ったので、特殊なジェットエンジンをつけて凄く早く上昇できると誤魔化すことにしました。
 ただ実際、ドローンやヘリコプターはそれほど高い高度までそもそも飛べないはずで。その辺は指摘されると痛いところです。まあ、SFはそれっぽく見える嘘科学なのでその辺は許して欲しいところです。

貴重なご意見、ありがとうございました。

2017-05-14 18:18

124.84.83.158

プラズマジェット載せなくても、ミサイルなりロケットなりでドローンを指定空域まですっとばしてから展開させた(クラスターミサイルならぬクラスタードローン?)方が早くて効率も良く稼働時間なんかも向上するんじゃない。

あと、バルカンでの迎撃は苦しすぎる(反動、弾速、弾着誤差などなど)、せめてレーザーでなんとかならんか?


  全体的にとにかく浅い。知識より知恵を大事に。

2017-05-14 18:39

122.22.117.87

弥言

熊様

ご感想ありがとうございました。

>ミサイルなりロケットなりでドローンを指定空域まですっとばしてから展開させる
 なるほど。それは考えていなかったです。稼働時間はこちらの方がよさそうです。ありがとうございます。

>バルカンで迎撃は苦しすぎる
 そうなんです。特に反動はあると思います。実はレーザーも考えたのですが、人工衛星のレーザーでミサイルを破壊しようとした、アメリカのスターウォーズ計画と被るなと思って辞めました。ドローンからじゃなくて衛星から撃てば?と指摘されるかと思いまして。
 レールガンも、はやりなので考えたのですが、連射ができないし、未来感が強すぎる感じがしたので結局今実用化されているもので探しました。
 思い付いた経緯も、対艦ミサイルを撃ち落とすファランクス、20mmバルカンをそのまま空中に浮かべたらいいんじゃない?から始まったのでこうなっています。

>知識より知恵を大事に
 ありがとうございます。胸に刻みます。

お読みいただき、ご提案もいただきありがとうございました。

2017-05-14 18:58

124.84.83.158

GM91

バルカン砲の集団砲撃によるカタルシスを書きたいのなら、そのお膳立てについてもっとしっかり練った方がいいと思います。
前半はドローンの発艦がどうので、オチはAIの自律判断に対する危惧とかになっていて、結局何の話やねん的な違和感があります。

設定で気になった点

1)発艦の瞬間が一番問題
自動化されてるんですよね?
それとも時々不具合起こしたりするんでしょうか?

2)装甲を厚くした巨大タンカー
フネでないといけないんでしょうか?
神戸空港みたいなんが丸々ドローン基地、とかでもよさそうな気もします。

3)AIを搭載した浮遊砲台
ヒコーキで空中から展開する方がラクかなあ、という気もするんですが、どうですか?


好き勝手書きましたがこういうテイストは好きなので、めげずに頑張ってください。

2017-05-15 21:35

124.37.59.242

弥言

GM91様

ご感想ありがとうがざいました。

〉発艦が問題
時々事故が起こるという前提でこういう一文を入れました。
空母のように考えれば、発艦と着陸が1番難しいとよく言われるので。

〉船でないといけないのか?
おっしゃる通り、陸上の基地でもどこでも構いません。
船を選んだ理由は2つありまして、1つは単純にかっこいいと思ったからです。もう1つは、今回の短編には入れてませんが、この先の展開を考えていました。このシステムはミサイル防衛用の仮面を被った空母である。そして実は、日本政府は後々これを空母として戦争で使うつもりでいる。しかし、敵(人間)の定義を曖昧にセットしてしまったために、この空母が人類の敵になってしまう。。。みたいな流れもできるなと思ってました。

〉ヒコーキで空中から展開
そうですね。これについては、前でも似たような提案があり、やはりドローンがジェットで飛んでいくことに非効率感があるのだな。と思いました。ヒコーキで展開は現実的ですし、多分楽だと思います。

SFはこういうことを言われてなんぼの分野だと思ってるので、全然良いです。私が尊敬している海外のSF作家さんも、新作を出すたびに「こんな天体はありえん」とか「このロケットの構造じゃ安定しない」とか、山のように来ると聞いてます。特に今回みたいなものは、従来のものより優れていているシステムを設計するってことなので。結構難しいものだったと思ってます。現実的なだけでは小説として面白くならないので、かっこよさとか、奇抜さとか、本質的な危うさも必要ですし。
あ、でもご指摘の通り、ストーリー性は貧弱だったとは思います。その点はせっかく読んでいただいて申し訳ないなと思います。

こういうテイストが好きと言っていただいて、嬉しいです。ありがとうございました。

2017-05-16 00:17

124.84.83.158

弥生 灯火

時事を踏まえてのパロディですね、楽しく読ませて貰いました。
難を言えば、オチでしょうかね。この短さでのSFではよくある類いのオチかと。だから悪い、と言うわけではないんですが、
このオチにしてしまうと、市村や舞木の緊迫したやりとりが浮いてしまう気が。
例えば、AIネットワークに擬似人格を与えて、舞木らとの会話に参加させるとかしたらどうですかね?
命令通りに従う印象を読者に与えて、でも何処かでオチに繋がる不穏さも出す(言うは易し 笑)

ではでは、好き勝手な感想、失礼しました。

2017-05-17 01:32

116.64.8.207

弥言

弥生 灯火様

おおー素晴らしいですね。そうしましょう。

AIが段々変わっていくのを、機械の挙動とかで表現するのはだるいなと思っていたところでした。
それにただの反逆ってだけでは無い要素も入れられそうです。このシステムは各ドローンが個別に電子頭脳を持っているので、経験値の違いでその内個性を持って来るはずです。個別の電子頭脳が口論したり、仲間を集めたり、ネットワーク全体の意思決定方法を民主的に変えたりと。ネットワークの中に社会ができて来る様子もできそうです。

あーこれは結構深いテーマで長編が書けそうだな。時代はAIからAIネットワークにちょうど移り始めてる頃だし。

ご感想ありがとうございました。

2017-05-17 12:44

126.200.66.204

童子繭

弥言さん

難しいのやりますね 描写はしっかりしているけど AIのありようとか問題とかこんなに短いのにまとめるのは難しいですよね
エクスマキナって映画すっごい面白いから見てください

勝手に防衛システムが自分で判断して、解決したのに なんだか怖いってことなんですかね 阿保なんで ちょっと難しかったです

昔沈黙の戦艦とか大好きだったけど 北朝鮮どうなるんだろうね・・・在日アメリカ人の偉い人がこっそり帰国しだしたらやばいらしいですよ

2017-05-17 20:09

27.120.134.1

弥言

童子繭さん

感想ありがとうございます。

心で感じるより頭で考える方タイプなんで、まーこういう方が趣味にあってんす。
エクスマキナ存在知ってたけど見てなかった。今、ググってちょっとあらすじ見たら面白そうっすね。
登録しているdTVにもあったから週末見てみます。
沈黙の戦艦もいいっすね。あそこまでハードボイルドなのは書けないけど。面白い。

北朝鮮に占領とかされたら将軍様マンセーなものしか書けないだろから困る。

2017-05-17 23:40

124.84.83.158

蠟燭

拝読いたしました。
とてもタイムリーでリアリティを感じました。ドローンの使い道はこれからも広がると思いました。
小説の技法とゆうか、質問なんですが、
登場人物がフルネームである意味はなんですか?その名前はどこから付けたのですか?
登場人物が複数いたら識別するのに必要だとは思うのですが、そうだとすると苗字で事足りるはずなのに、なぜフルネームなんですか?
初心者な質問でごめんなさい。

2017-05-22 01:53

153.175.221.76

弥言

蠟燭様

ご感想ありがとうございました。

私も今年書き始めたばかりなので初心者ですよ。一応4月に初めて長編を書き公募には出してみましたが。結果はまだまだ先です。
なのであまり信用ならないかも? でも私が思っていることを書いておきますね。

>フルネームを使う理由
 別にフルネームでなくても構わないはずです。仰る通り、本編ではフルネームでなくても問題ありませんでした。
 どうしてフルネームになっているのかというと、それはこの作品がどのようにして作られたか?によります。
 私は今、いくつかの長編小説を公募用として同時進行で書いています(まだどれもラフですが)。その中の一つに、この「虫かごシステム(その作中では違う名前)」がチョイ役で登場します。
 弾道ミサイルのニュースを見て「あ、このシステムはミサイル防衛につかえるんじゃね?」と思い、このシステムが出て来るシーンを切り取り、情景描写や心理描写を削ったり、ミサイル防衛用にシステムに設計しなおしたり、セリフを削ったり変えたりして本作を作りました。そういう経緯なのでフルネームが残っています。他のシーンで使っているのです。


>名前のつけかた
 これは趣味ですよね。一応私が気を付けているのは下記です。
 ・難しい漢字はつかわない
 ・出来る限りカッコいいのがいい
 ・年齢が何となくわかる方がいい(例えばおじいさんなら~三郎みたいに、如何にも昔の名前みたいな)
 ・あだ名を複数つけやすいのがいい
  例えば本作とは違いますが、陽菜子(ひなこ)という名前の人物を出しました。
  友達によって「ひなこ」「ひなっち」「ひな」「ヒヨコ」など呼び方を分けることで、誰が言ったセリフなのかわかりやすくする目的があります。
  ちなみに「雛子」にすると、中国では「雛=売春婦」らしいので、そういうことも考えた方がいいかもしれないです。

いろいろナンセンスなこともあるかも知れないですが。私なりにこんな感じで考えてはいます。
読んでいただきありがとうございました。 

2017-05-22 23:23

124.84.83.158

蠟燭

なるほど、これは長編小説の一端なんですね。長編ならフルネームがあって然るべきで納得です。

名前の付け方、とても興味深いです!特に雛にはそんな意味が、とても勉強になります。

僕は名は体を表すと思っていて、不思議と名前はその人の雰囲気を形づくると実体験で思います。苗字も含みます、その先祖の生き方まで背負ってる感じがして、、
僕の主張はいらないですね、失礼しました。

たしかにラインハルトやロイエンタールって名前ならカッコいいに決まってますもんね。
質問にお答えくださりありがとうございました。
あまり私的にコメントのやりとりが続くのは憚れるので、この返信は不要かと思います。

公募が良い結果であることをお祈りいたします。

2017-05-23 00:12

153.175.221.76

弥言

蠟燭様

>名前はその人の雰囲気を形づくると実体験で思います。苗字も含みます、その先祖の生き方まで背負ってる感じがして

そうだと思いますよ。結構登場人物の名前を考えるのは楽しい時間です。
いい名前が思いつくと、命がやどるような気にもなります(気のせい)

銀英伝の登場人物は二つ名も含めてかっこいいです。
書こうとする分野にもよりますが、私にとっては、あの本に見習うべきものが多くあります。

ありがとうございました。

2017-05-23 00:34

124.84.83.158

ビッコー

恐れながら感想というよりか質問を書かせていただきます。

結論から言えば非常に面白かったです。
不必要な描写がとても抑えられているのに、描かれている景色が見えてきます。次の流れが見えない発想で思わず考えさせられてしまいました。AIネットワークのドローンへの応用というのは、多分すごい汎用性がある発想だと思います。
どれをとっても素晴らしいものだと思います。

ただ、SFというジャンル上その物語は科学的であり、理論的である必要があるかと思います。
そこで質問なのですが、SM3で迎撃失敗した後、「そしてそれは、あの二枚の壁も同じだ!」というセリフがあります。
ではなんのために「虫かごシステム」は考案されたのでしょうか。もちろん既存の方法で対応できない事象のために考案されたのだと思いますが、このセリフだとまるで「SM3が突破されたからもうだめだ!!」みたいな印象を受けてしまいました。
多分、実際にこの方法を採用した場合、一番の利点は作中でも書かれているように「AIを搭載した浮遊砲台」である点なのだと思います。しかし、既存の方法と同じようにミサイルに対して垂直方向に射撃するのであれば浮遊砲台である必要がないように感じます。

ぐちゃぐちゃ書きましたが、要するに弾道ミサイルって自由落下的に落ちてくるわけですから、AIさんに勝手に計算してもらって落下地点上空に待機。ミサイルの侵入方向に水平に射撃するのが最高率なように思います。
ただ、もしこのように行ってしまうと、「対象が加速しているから失敗する」という前提が崩れてしまいます。
だからこそ「なんでそんな方法で撃ち落とそうとしているんだろう」という疑問が強まりました。

AIさんスゴい!って思うために、その前段階で「虫かごシステムスゴい!」って思えれば、最後の見え方が更に怖く感じると思います。


まあ、これは物語が面白い、面白くないという話とは関係のない話だと思います。
私はとても楽しく読めました。
失礼なお言葉もあったかと思いますが何卒ご容赦ください。

2017-06-02 01:52

126.36.3.161

弥言

あー。一面の「私が音楽家になった日」にコメントくれるのかもと思っていましたが、こっちにでしたか!
確かにこっちはSFです。読んでいただきありがとうございました。

>「SM3が突破されたからもうだめだ!!」みたいな印象を受けてしまいました。
 これは指摘の通りですね。虫かごシステムとSM3でそれぞれ何が出来て何ができないのか?ちゃんと性能を考え線引きしてないからこうなります。失敗です。
 システムをチートにしなきゃいけなのですが、チートにするとハラハラドキドキ感がなくなるので欠点もつけなきゃいけなくて、それにも失敗しています。
 味方じゃなくて最初から恐ろしい敵にすればよかったのかも知れないです。

>既存の方法と同じようにミサイルに対して垂直方向に射撃するのであれば浮遊砲台である必要がないように感じます。
 確かに。これでないといけないという絶対的な必要性が無いのは、まぁ間違い無いです。

ただ、個人的には浮いていることでいいことも多くあると思います(バルカン砲を浮かせられるかということは置いておいて)。イージス艦に備えてある対艦ミサイル迎撃用のバルカンは射程が短いもので1500メートル~長いもので3000mくらいですから(本文ではAI補正で4000mにサバ読んでます)。でも、この距離なら破壊しても十分被害を受けます。空中で、しかも海上でできるならメリットは大きいはず。特に核弾頭が積んでる可能性ありなら、地上4000mで破壊しても下は放射性物質で地獄になるので意味は大きいですかね。移動したり密集体形になったり汎用性も魅力的かと。
 あと、私としては空中なら馬鹿みたいに大量の物量を揃えられる(気がする)というのが大きいと思ってます。正直言って、ミサイルをミサイルで撃ち落とすって今のやり方が感覚的に不安なんです。精度がいいといっても殆ど一発勝負でギャンブル感があります。本文でもちょっと書いてますが、仮に密集体形になったドローン全機が3秒間ミサイルに砲撃したとしたら15000[機]×80[発/s]×3[s]=3千6百万発の弾幕を張れるので、感覚的には、引きが悪くても一発くらい当たるだろという気がします。地上にそれだけ集めるのはムズイと思うので、空ってのは、意味があるのかと。もちろん、考えればもっといい方法が沢山あるのだとは思いますが。

こういう話をしていると、小説というよりシステム設計みたいになります(笑)。でも、私はこういう話をするのも考えるのも好きです。SFは最近めっきり人気ないですが、面白い分野だと思ってるんです。ユニークで実用的なアイディアが出れば、SFが時代をリードすることもあるし。

ちなみに、ヒントを得ているもので現在の一部戦車で採用されている「爆発反応装甲」というものがあります。戦車の装甲ですが、ただの壁ではなく、ある距離にミサイルが近づくと、爆発して装甲が外に飛び出します。そして車体から離れたところでミサイルを防ぐというものです。調べてみると、結構SFみたいなものが実用化されてたりしてます。

あっちなみに私、知った風なこと言ってますが、この作品を書くために色々調べるまでバルカン砲が何かも知らなかったです。


こういうのを楽しんでくれる人がいてくれて嬉しいです。物語に関係ない突っ込みはSFの宿命なのでいいのです。
感想ありがとうございました。次はどうかまだ決めてませんが、またこういうのも書こうと思います。

2017-06-02 21:10

124.84.83.158

夜の雨

『虫かごシステム』拝読しました。


文章とかはお上手です。

ドローンを防衛システムに使ったアィデア、またフォーメーション、AIネットワーク、小型プラズマジェットエンジン。

こういうのは、しっかりと書かれているようです。

雰囲気は伝わってきます。

だからなに?

という、感じですね。

SFにしても、「あっと、驚くような面白さ」があるようには思われません。

敵のミサイルがくる。
それをドローンが大挙出動して迎撃する。

この作品がなぜ面白いと感じられないのかというと、人間ドラマが挿入されていないからです。
この短さの中で敵のミサイル迎撃と人間ドラマを挿入は難しいでしょう。



A>『その坂を登る』一面
B>『赤い祠(修正版、第一章まで)』七面

上の二作品は、かなり良かったです。
今回の『虫かごシステム』と、どこが違うかといいますと人間ドラマが入っているか、いないかです。
A,Bは、人間ドラマが入っています。


SSは、ラストをしっかり落とす必要があると思います。
読み手がにやりとするように。

というか弥言様、ご自分の得意分野をすでにお判りでしょうから、そちらで勝負したほうがいいですよ。

まあ、ジャンルを広げるために、今は、勉強という感じで、SSのSFとかを投稿するのは、よいと思いますけれど。



お疲れさまです。

2017-06-25 13:24

58.94.229.120

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