作家でごはん!鍛練場

『20170512-さらばクッシー』

あでゅー著

むかし釧路川で見た二つのコブを元に書きました。
クッシーどこへいったのでしょうね?



 たぶん一度は聞いたことがあると思う。北海道東部の屈斜路湖には、クッシーと言う謎の生物が住んでいるらしいと言うことを。体長三から四メートルはあろうかと言う代物で、見た目は首長竜に近いが、背中に二つのコブが付いていることから明らかに違う謎の生物だ。僕の予想では、そう大きくは違わないだろうと思うのだが。
 僕ら××高校の生物部の有志は、クッシーの姿をひとめ見ようと、一九九七年の夏休みを利用してキャンプ場にバスでやって来た。メンバーは、僕、竹下仁(ひとし)と、本郷武士(たけし)と、佐竹直之(なおゆき)。三人とも二年で百七十センチほどでメガネを掛けている似た者同士だ。
 屈斜路湖に着くと、さっそくテントをはった。と言っても、一応取説は付いていたけれど、やってみると難しくて、三人でテントをはるのに二時間もかかってしまった。汗だくで、ようやくでき上った時はうれしくって、記念にとった写真は今も大事に持っている。
 それから海水パンツに着がえ、湖を泳いだ。だが、湖底はゴツゴツした岩で足を着くとひどく痛かった。本当にこれが海水浴場かと首をひねった(ここは海でないから湖水浴場と言うのだろうか?)。湖底に砂をひけばいいのだと思うが、透明度が落ち、生態系にも影響しかねないから、やらないのだろう(もっともカルデラ湖なのでたび重なる湖底の噴火で弱酸性に傾いており、ほとんど魚などの生物はいないようなのだが)。我慢して浅瀬で水浴びをしていたが、すぐにあきてしまった。おとなしく冷えた身体を、砂を掘って砂湯をつくり温めた。
 飯は、おもにレトルトのカレーとシチューを食べた。自炊してもいいのだが、僕たちはクッシーを見つけることを目的に来たから、料理に時間をかけるわけにはいかない(そのキャンプ場には、肉や野菜、それに各種調味料が売っていて、お金さえあればなんでも手に入るのだが)。それなら、なぜ海水パンツを持って行ったのかと思うかもしれないが、クッシーは水生生物だと考えると、必需品だ。

 僕たちは、無理して昼寝をして、探索をはじめたのは夜中になってから。頭にヘッドライトともし、服の下には濡れてもいいように海水パンツをはいた。そして、一晩千円で借りたボートに乗って、中島めざしてこぎだした。中島と言うのは、ちょうど湖のまんなかに島があって、湖の全周五七キロに対して、島の全周は十二キロ。なかなか大きい島だ。僕らは、この中島にクッシーがひそんでいると検討をつけた。
 岸からこぎ出して、約三十分。僕らはヘトヘトになってようやく中島に到着した。途中こぎ手を代わるためにボートの上に立ったが、ちょっと怖かった。だが、一人でこぎ続けるには、僕らの体力はたらなかった。
 三十分ほど休憩して、よれよれの僕らは中島の中を探索を開始した。ヤブを分け入って三十分ほど行くと、とつぜんなにも生えていない場所へ出た。それは、なにかがいることを暗示していた。僕ら三人は急に無口になりひとかたまりになり身体を震わせ耳をそばだてた。
 ここにいては、クッシーはきっと出てこないだろうとの本郷の意見により、僕らはヘッドライトを消してヤブの中に隠れてクッシーの登場を待った。
 一時間が立ち、二時間が立ち、六時間ものあいだ息をひそめてクッシーの登場をまったが、結局表れたのは名前のわからない一羽の鳥だけだった。やがて、夜が明けて来て、ボートを返さなくてはいけない時間となり、仕方なく僕ら三人はボートをこぎ出した。
 体力が限界近くになり、こぎ手をひんぱんに代えた結果、やらかしてしまった。僕は、ボートからバランスを壊して落ちてしまったのだ。まわりは月明かりがかすかに見える程度で、どちらが上かもわからない。無我夢中で手足をバタつかせたのだが、ついに力つきる。思い切り水を飲み込んで、僕の身体は湖の奥深くに沈んで行った。



 僕が気が付くと、クッシーらしい恐竜が心配そうにのぞいていた。そして、本郷と佐竹はクッシーの隣で、やはり心配そうにしていて、僕は思わず笑ってしまった。
「ゴホ。なに三人で心配そうに見ているんだ?」
 その時の本郷たちとクッシーの顔は、ホッとして力が抜けたようだった。
 僕は、もうろうとした頭で必死で考える。もしかして、僕はクッシーに助けられたのか? そして、僕の言葉がわかるようなクッシーの表情。まさか、僕たちと同等な知能を持って、僕たちの言葉がわかるなんてことは……。
 思わず、僕はクッシーに向かって話しかけた。
「もしかして、君が助けてくれたの?」
 僕のその言葉に対して、クッシーはコクリとうなずいた。
「……。ありがとう」
 クッシーは、右前足で気にするなよと言うようなジェスチャーをした。
「な、クッシーは僕たちの言葉がわかるんだ。驚くべきことだ」
 本郷は、目をキラキラさせてそう言った。佐竹も興奮ぎみに何度もうなずいた。

 この時の僕の思考は、さらに想像をめぐらせた。もしかしたら、何億年もの間、恐竜は進化して我々と同等な知能を持っていたのではないかと。だが、人間と恐竜たちの間には大きな違いがある。それは、我々は言葉が話せるし、文字だって持っていることだ。
 イルカとクジラは、人間と同等な知能を持っていると言われている。だが、言葉も文字も持っていない彼らは、その知能を使いきれていない。それと同じように、このクッシーも十分に知能を使いきれていないのではないかと。あらためて人類に神が与えたエコひいきの大きさを思う。だが、それが進化ではないのかと言われれば、うなずくしかないのだが。
 もしも、犬が言葉を話して、文字を持ったら。
 もしも、牛が言葉を話して、文字を持ったら。
 もしも、イルカが言葉を話して、文字を持ったら。
 もしも、恐竜が言葉を話して、文字を持ったら。
 今、地球を支配して、君臨したのは彼らだったかも知れない。そして、人間は家畜となって肉にされて売られるんだ。そう思うと、ぞっとした。

 でも今、恐竜が僕の命を救い、心配してくれた。そのお返しとして、せめて僕たちは彼らの生存のジャマだけはしないようと話し合った。



 あれからクッシーは僕たちに気を許したのか、生体観察をさせてくれた。きっと、僕たちはクッシーに害を与える存在ではないことがわかったためだろう(だが、いくら生体がわかっても、クッシーの安全のためにどこにも発表はできないのだが)。
 体長はおよそ三メートル。皮膚はアザラシのような毛でおおわれており、実際の年齢はわからないが、たぶん成獣だろう。寿命はとうぜんわからないが、希望的推測でカメなどと同じで四〇〇才くらいだとうれしいのだが。それから性別は、チンコが付いていたから、たぶんオスだろう。
 クッシーのほかに少なくともつがいのメスがいるのだろうが、警戒して姿を表さないから、個体数やつがいの確認、それと生殖能力の有無はわからなかった。
 クッシーが食べているのは主に水草、それがなくなった時は樹々の葉っぱなどをなどをしぶしぶ食す(決して肉食ではなかったのが僕のラッキーだったことだ。もしも、そうなら今ごろはクッシーの胃袋の中だったろう)。食べる量は一晩でおよそ一キロ。決して少ない量ではないが、そのくらいは湖のまわりだけ、四五頭は補えるだろう。
 食事をする時間帯は、夜中から明け方まで。だが、これは人間に見つからないようにするためだろう。おそらく、四六時中食べていられると思われる。
 冬の植物が少ない間は、冬眠をして過ごすのだろう。そうすると、中島以外に別の巣穴があるはずだが、僕たちにも決して見せようとはしなかった。
 このように、弱酸性で魚が少ない湖でも生きていける生体であることがわかった。

 クッシーは、遊び好きである。ビーチボールを投げると、鼻先をポンとあてて返してくる。間違って変なところへボールを飛ばしても、なんなくひろうと言う、運動神経の良さだ。しかし、地上での運動には体力的に限界があるようで、すぐにバテテしまう。やはりその巨体は、水中で生きるようにできているようだ。クッシーは水中でさまざまな曲芸をやって見せた。だが、人に見つからないような水音が立たない比較的おとなしめのものだが。
 クッシーは、好奇心がなかなかおうせいである。僕たちがパソコンをやっていると近づいて来て画面をのぞく。どうやら、文字も読めるようで、ページを読み終えると、次のページをさいそくする。どこで文字を覚えたんだと質問すると、看板を指さした。なるほど、立て掛けられた看板は、無数にある。クッシーほどの知能があるならば、読み取ることは難しくないだろう。きっと、知能指数は二百を越えていると思われるが、文字が読めても、あのヒレではボールペンを持てないし、パソコンのキーだって小さすぎて打てないので、それを証明することはひどく困難なのが残念である。



 ある日、クッシーは僕たちに地図をさいそくした。なぜだと言うと、クッシーは答えた。俺たちは、もうここには住めない。どこか遠くへ行くんだと。ジェスチャーと表情からそう読み取れた。
 おそらくクッシーの祖先は、数万年に渡って屈斜路湖にすんでいたのだろう。アイヌだけがいたころは、そっとしてくれだだろうが、本州の人が大量に押し寄せる今の時代となっては、もはや住みやすいところではなくなったのだろう。それに、クッシーを捕獲しようとするやからもでてきている。
 僕たちは、悲しみをおさえて地図を買って来た。そして、見やすいように釧路川を赤くぬりつぶして、途中にはダムがないから海に出られると教えた。クッシーは、その地図を読み終えると、ありがとうとジェスチャーした。そして、君に出会えてよかったと表現した。

 最後にクッシーの姿を見たのは、夏休みが終わる三日前。僕らは、涙を流して別れをおしんだ。クッシーも泣きそうな表情だった。僕たちのバスが屈斜路湖から離れていくのを、四つのコブがいつまでも見送っていた。

(終わり)

20170512-さらばクッシー ©あでゅー

執筆の狙い

むかし釧路川で見た二つのコブを元に書きました。
クッシーどこへいったのでしょうね?

あでゅー

106.161.96.50

感想と意見

ポキ星人

 これだけ滑稽に書くなら、ナンセンスのほうを目指した方がいいです。

2017-05-14 16:57

120.75.28.199

あでゅーさんはいろいろな作風を試していて、試行錯誤している感じが伝わってきます。と、いうのも
私も、小説全然うまくかけねーなーと悩みながらキーボードを叩いている口でちょっと共感しているからなのですが。

作者が最終的にどこを目指しているのか知らないのですが、先行作品に「遠い海から来たCoo」があるのでオススメです。
後はE.T.とか未知との遭遇(見てない)とかでしょうか? イリヤの空、UFOの夏(これはちょっと違うか?)とか。
こういう話は結構な数にあるので、気に入った作品のプロットや人物配置を真似すればいい感じに書ける気もします。

ただ、この話の中にあるような不思議現象の裏側がいろいろ暴露されつつある現代にあっては(ネッシーもサメの死骸だったんでしたっけ?)
題材がちょっと古い気もします……。一世代前のブームなので、逆に新しく感じるのか? なんともです。

2017-05-14 17:33

180.197.184.117

岩作栄輔

拝読しました。
タイトルにロマンがありますね。クッシーは本当にどこへいったのでしょう。
夢があって少年SFっぽくてよかったです。
なんともいえない最後のサヨナラシーンは、余韻を残して素晴らしい。
この短さでこの雰囲気を作れることは凄いことだと思います。

ただ、屈斜路湖の描写はもう少し手をくわえたほうが良いのでは、と思いました。
湖底はどちらかと言えば泥地のような気がしたものでしたが、場所によっても違うのでしょうか。
砂湯は僕も何度も入りました。観光客のいなくなった夜とかに。でも砂湯がどんなものなのかは詳しく書かないと知らない人にはイメージしにくいと思いました。

2017-05-14 18:41

118.241.242.109

あでゅー

ポキ星人様

滑稽ですか? まじめに高校生なったつもりで書いたんですが。
知能の高さは別にして、クッシーが釧路川をくだって海に出たことはありえることだと思います。
それに私は、コブが二つ付いた生物が釧路川を行き来しているのを見ています。
だからこの話は、十分に考えられる話だと思います。
それに、想像するだけで楽しいじゃないですか。
妄想にお付き合いくださり、ありがとうございました。

2017-05-14 18:51

106.161.106.167

あでゅー

水様

私は、試行錯誤はしていません。一人称で主人公が思うだろうことを書きなぐっています。
だから、気持ちよく、量産できるです。

「遠い海から来たCoo」はぜひ読みたいのですが、私の環境では容易に買えないし、もし買えたとしても読みづらくて嫌になると思います。
すみませんが、作家でごはんにいるあなたたちの文章をお手本にしてます。
しかし、それも私の下手さ加減から満足にお手本にできないのですが。

『プロットや人物配置を真似すれば』と書いてありますが、その通りだと思います。
しかし、それをやると文章が長くなって、収集がつかなくなって放棄したくなるような気がして。
単に集中力(思考能力?)が続かないからとも言えますが。すみません。

『題材がちょっと古い気もします』。。。すみません。古くって。でも、町おこしだとかには、十分な題材かと思います。
それに、書いてみたい題材だったんです。私的には、結構満足です。

自己満足の文章にアドバイスをくださり、ありがとうございます。

2017-05-14 19:43

106.161.106.167

あでゅー

岩作栄輔様

『僕たちのバスが屈斜路湖から離れていくのを、四つのコブがいつまでも見送っていた。』
いいでしょう? 名シーンですよね。笑い

>ただ、屈斜路湖の描写はもう少し手をくわえたほうが良いのでは、と思いました。
>湖底はどちらかと言えば泥地のような気がしたものでしたが、場所によっても違うのでしょうか。
私の泳いだところは、ゴツゴツした岩でしたが。。。

>砂湯は僕も何度も入りました。観光客のいなくなった夜とかに。でも砂湯がどんなものなのかは詳しく書かないと知らない人にはイメージしにくいと思いました。
分かりました。説明文を入れたいと思います。

もしかして、砂場は人工的に埋めたのかも知れませんね。
あたたかい言葉、ありがとうございました。

2017-05-14 20:28

106.161.106.167

岩作栄輔

追記

『僕たちのバスが屈斜路湖から離れていくのを、四つのコブがいつまでも見送っていた。』
・・・たしかに良いですよ。名シーンです。

砂湯はがくせいじ

2017-05-14 20:41

118.241.242.109

岩作栄輔

・・・すいません、ボタンを押してしまいました。

砂湯は学生時代に何度かはいりました。当時は観光客用に大きな木枠が埋め込まれていてお湯が底から沸いていました。
一帯の砂はあとから盛られてたものだったのでしょう。それを掘れば、湖水が滲み出してそれがお湯。
砂湯の脇にあったキャンプ場の屋外水道からはお湯が出ていたので、あそこらへんの地熱で水道管が暖められたのだと思いました。
あまり人の知らない名所を作品にして下さり、ありがとうございました。

2017-05-14 20:46

118.241.242.109

あでゅー

岩作栄輔様

私の場合は、勝手に砂を掘ってそこに湧き出た温泉に浸かったような気がします。
あの砂は、やはり埋め立てたものですよね。
少し湖に入って行くと、すぐにゴツゴツした岩ですから。

でも、最近は火山の活動が、いたる所で活発ですから、不安ですね。
あそこは、今も活発に活動しているカルデラ湖らしいので。
近年では、1938年に酸性塩が噴出して、ほとんどの魚は死滅したとあります。

キャンプ場の水道からお湯が出てましたか。記憶が。。。

もしかして、阿寒近辺に住んでいる方ですか?
非礼があったらお許しください。
ありがとうございました。

2017-05-14 21:36

106.161.106.167

岩作栄輔

追記

僕は小学生の頃、転校で札幌に2年ほど住んでいました。生まれは関西なんですよ。
今は東京ですが、大学のときに友達と車で北海道を回りました。道東はあちらこちらで温泉が湧いていて、
車中泊の旅でしたが、毎日どこかの露天風呂に浸かっていました。なので砂湯には何度も。

小説で町興し。いいですね。
僕も小5の時にクッシーを知って以来、屈斜路湖には憧れました。
今でもその気持ちは引きずって、できたらあそこらへんに住みたいな~と思ってしまいます。

2017-05-14 22:10

118.241.242.109

ポキ星人

冒頭のIP 120.75.28.199 は偽物です。ショートメッセージ欄で「童子繭 - 野足先生、返信しないと殺しますよ」と書いてる人と同じIPですね。

2017-05-14 22:13

180.12.49.217

あでゅー

岩作栄輔様

『できたらあそこらへんに住みたいな~と思ってしまいます。』
阿寒国立公園はいいですよね。私もあのへんでトウモロコシ売りでもしたいものです。
小さい頃は、阿寒の峰をながめながら牛を追ったものでした。
あの頃に戻りたいと思うこの頃。ありがとうございました。

2017-05-15 07:15

106.161.98.140

あでゅー

ポキ星人様

こんにちは。そうですか、偽物ですか。注意しないと。
ありがとうございます。

2017-05-15 07:20

106.161.98.140

カジ・りん坊

『物書き』によっては物語り先行で、どうしても『人物』が書けていないというか『おろそか』になってしまうのかも知れません。
 クッシーの姿をひとめ見ようと『勇んで来た』ワクワクした気持ちや仲間同士の絆的な書き込みが無く。
『三人とも二年で百七十センチほどでメガネを掛けている似た者同士』『汗だくで、ようやくでき上った時はうれしくって、記念にとった写真は今も大事に持っている』『海水パンツに着がえ、湖を泳いだ。だが、湖底はゴツゴツした岩で足を着くとひどく痛かった』など工程のみが書かれているだけで、写真の部分に『うれしくって』とありはしますが、これにしても『テントが出来たことがうれしくて』となると『みんなで協力したことがうれしくて』なのか?好意的に捉えれば『強力』とはなりますが、それまでにそういった『絆』を思わせる書き込みがないので『そのように好意的に捉えて良いものかどうか?』とさえ思えます。

 一番ダメだなと思えるのが『無我夢中で手足をバタつかせたのだが、ついに力つきる。思い切り水を飲み込んで、僕の身体は湖の奥深くに沈んで行った』とあるだけで、死の恐怖感が無い事。仲間のことも考えられていないし、これは作者が次に起こることを知ってしまっているから『予定調和』的な文章に思えてしまいます。
 このあと助けられるのだからこのぐらいの書き込みで良いだろう!風に思えてしまうのです。こういう場面ってキャラクターの個性が出るので(出せる場面であるので)簡単に書いてしまうのはどうなのかな?と思います。

 湖の話だけに、物語にはそういった浮き沈みが必要かと思います。湖以外の話であれば起伏が必要だと思います。
 
『仲間』『友情』を強調することで最後の『僕たちのバスが屈斜路湖から離れていくのを、四つのコブがいつまでも見送っていた』はより強く印象に残り、そのコブって、もしかしたら『僕、竹下仁(ひとし)と、本郷武士(たけし)と、佐竹直之(なおゆき)。三人とも二年で百七十センチほどでメガネを掛けている似た者同士だ』プラス『屈斜路湖のクッシー』なんじゃないか!って発想まで飛ばせると思います。

 最後の『僕たちのバスが屈斜路湖から離れていくのを、四つのコブがいつまでも見送っていた』を名場面にしたいのなら、それなりの『振り』が必要で、その振りの印象によって、落ちの余韻具合が変わってくると思います。

 長々と失礼しましたが、これも『この人は書ける人』なのにもったいないなぁと思う気持ちですので、お許しを。

 

2017-05-15 12:02

124.110.104.4

あでゅー

カジ・りん坊様

・人物が書けていない。
仲間をあまり書いていないのは、クッシーの存在感が薄れてしまうと思ったからです。
この物語の主人公は僕ですが、主役はクッシーですから。

・溺れるときの感情がない。
沈んでいく時の心情を書こうかとちらっと思いましたが、くるしいだとか、走馬灯のように記憶が流れていく、なんて余計なことのように思いました。

・四つのコブ。
はじめの方に、クッシーには二つのコブがあると書いてますから、それが四つあることでオスとメスのつがいではないかと想像させようと思いました。完全に不発ですね。。。

・『この人は書ける人』
あまり書き込むと、ぐちょぐちょになってしまいますんで。

やさしい言葉、ありがとうございました。

2017-05-15 13:35

106.161.114.118

大丘 忍

面白いですね。楽しく読めました。色々な小説を試みて居られるようですが、公募に応募していますか。
北海道でしたら、雪の町文学賞に応募できるでしょう。頑張って30枚書けば、北日本文学賞もありま
す。これは一次、二次と次々発表しますので、自分がどこまで行ったかわかるのが良いところです。
すでに、応募されているなら無視してください。

2017-05-15 13:48

221.242.58.46

あでゅー

大丘忍様

こんにちは。
雪の町文学賞は、雪が入っていなくて、
北日本文学賞は、とっても三十枚には届きません。
残念ながら無理です。芥川のように、たんぺんを重ねていく所存です。
お気遣いありがとうございます。

2017-05-15 14:00

106.161.114.118

あでゅー

大丘忍さま

すみません、偉そうなこと言って。
本当は自信がないのです。

2017-05-15 22:56

106.161.112.47

大丘 忍

ゆきの町幻想文学賞は雪にからんだ20枚までの小説です。私のところでは雪は全く降らないので
書くことはできませんので応募した事はありませんが、北海道なら雪は豊富だろうと思いますので、
書くことはできるでしょう。20枚ですから書けますよ。挑戦してみてください。

2017-05-16 09:31

221.242.58.46

あでゅー

大丘忍様

20枚以下で雪の入れた作品は、きっと書けないでしょう。
また、書けたとしてもどうせ落ちるので。
わたしゃ下手ですから。お気遣いありがとうございます。

2017-05-16 11:48

106.161.106.172

あでゅー

今、『盲目の女性(ひと)』を読み返した。
泣いちゃったじゃないか。
もっとも、倒れてから涙もろくなったんだが。

2017-05-16 11:53

106.161.106.172

ラピス

沢山の作品を書かれる力技には頭が下がります。どこからそんなパワーが、と羨ましい限りです。
ネッシー、クッシー、なんとかシー、流行りましたよね〜。懐かしい。
ほのぼのしました。

2017-05-17 19:58

49.106.211.143

あでゅー

ラピス様
最近は、意欲がわかなくて、一か月に一作がやっとです。widows10にクリエーターを入れたら、PCの調子が悪くって、もとに戻したらメールソフトその他が消えちゃて泣いています。
ほのぼのしましたか。。。よかった。

2017-05-17 21:05

106.161.101.170

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