・ファンタジア長編小説大賞

ライトノベルでは屈指の歴史ある新人賞。「スレイヤーズ!」の神坂一を初めとして、今のライト系の風潮を形作ってきた書き手を多数輩出した新人賞である。また、大賞がめったに出ないことでも知られている。
時には重厚なファンタジー作品が受賞することもあるが、一般的な傾向としては、ライトノベル的な作品……キャラクターの明確さ、話の明快さ、読みやすい文章、と言った伝統的なライトノベル像に合う作品が求められている。「若い読者を対象とした、夢に満ちた物語」と募集要項にある通り、夢に満ちた楽しい娯楽作品こそがこの賞で求められている、と言って良いだろう。
受賞傾向は異世界ファンタジーめいたものでほとんど占められている。しかしその分、自ら世界を作り出す、そして魅力的なキャラクターを作り出すという要求は、他の新人賞に比しても強烈に示されていると言って良いだろう。
瑞々しい感性を持つ若い読者に素直に共感してもらえる作品を書くことは、実は大人の読者を相手にするより遥かに難しいものなのかもしれない。 (解説:辰田淳一)

PRIZE DATA

規定枚数250〜350枚

関連レーベル富士見ファンタジア文庫

主催富士見書房


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