・エンターブレインえんため大賞

株式会社エンターブレインが東放学園と共に行っているこの賞は、比較的歴史が浅く、また出版媒体である文庫(ファミ通文庫)がまだまだ発展途上にあるという点から、今が狙い目とも言える賞の一つだろう。
《エンタテインメント》を標榜してはいるが、しかしさらに細かいジャンル指定はないようだ。つまり、『面白ければなんでもあり』という性質の賞であることが予想される。また、主催者がゲーム関連に強い会社だけに、例えば『電撃ゲーム大賞』よりさらに《ゲーム的》な面白さを持った作品を受け入れるだけの懐を持っているのではないかと思われる。これはある意味、最近のライトノベルの潮流にマッチした賞であると言えはしないだろうか。
だが良いことばかりではない。最近の潮流に近い、ということはすなわち、それだけ大勢の競争相手が存在することが容易に予想される。また、同じことを理由として、文芸的な作品が受け入れられるかどうか一抹の不安を拭えない。向き、不向きが如実に現れてくる賞なのではないだろうか。
ともあれ、幅広い《面白さ》を受け入れてくれる賞は貴重だ。競争相手の多さを苦にしない気骨あるチャレンジャーにお勧めしたい。

PRIZE DATA

規定枚数250〜360枚(四百字詰め原稿用紙換算枚数)

関連レーベルファミ通文庫

主催エンターブレイン


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