・共同出版

スッタラコッタ

色々と送ってみたんですが、2つの2大共同系出版社から声がかかっています。
それは120〜130万円を支払ったら、300〜1000部本を流通してくれるということです。
高額なので少し決めかねています。
こういうのは実際どうなんでしょうか? 
出版された方とかいらっしゃったら意見をお聞きしたいです。


name

共同出版というのは、本来個人と出版社の両方が費用を受け持つ形での出版ですよね。私自身は出版の経験は無いのですが、以前出版事情についていくらか調べたことがあるので一言書かせていただきます。

出版社により多少の差はあれども、単色刷りで1000部刷っても、60〜80万円程度でそれなりに良いものが出きるそうです。紙の種類や版型などにより、多少金額が高くなっていくことはあります。

スッタラコッタさんが話を持ちかけられているのは、共同出版というスタイルであるようですが、自費で出す金額よりも明らかに高額を要求されているところから見ると、私見では、出版社側に利益があがる計算をされているように思われます。

よくある、コンテストなどから共同出版が持ちあがる場合、相手側が過剰に作品をべた褒めするのは、疑ってかかった方が賢明なようです。作家に出版費用をださせて収益をあげようと、コンテストを行うこともあるためです。さらにひどい場合は、印刷は一応するものの、流通させずに倉庫にしまっておくという事態もあるようです。

ある程度出版についての知識を持っている方たちは、出版社名で、悪質な出版をしていると見ることもあるので、作家の名前を落としかねません。
もう少し、詳しく調べられてから検討されるのが良いと、私は思います。


アキタ

値段がいくらだろうと「共同出版」に乗ったらあかん、ということなのです。プロの作家を目指すのなら。


スッタラコッタ

まず私はプロになる気はありません。お金もあんまりいりません。
内容も詩・散文・思想なのでなかなか本にするまでいけません。
色々な賞も送ることが出来ません。フォーマット自体で切られます。
だから自分で創ろうかなと思っているんです。
まったく商業とはかけ離れたものです。
要するに現時点の人類では誰もお呼びでない文章だと思っています。
ただ、ほんの少しは理解できる可能性のある人たちがいるとは思うので、必ず何かの形で出版しようと思っています。
一応、詩とかの新人賞などにもだしてみようと思いますが、審査員のみんなにはあまり理解できないと思っています。
だから作る分のお金だけ80万くらいならどうにかと思って。
あと、文章で売れてるものも売れてないものもまったくといっていいほど興味がありません。


VAIN

むむ。それならオフセット印刷に出して同人誌即売会に行った方が安いし有意義ですぞ。
同好の人とも知り合えるかもしれないし。
しかしそれならそれで最初からそういうレベルの話と書けばいいのに。

今時カラープリンターがあれば売れるだけ本が作れるし、HP上で売っても良いですし。
インターネットというのはそういう可能性も広げる良さもあるのですよ。


アキタ

 「共同出版」とか「協力出版」は、言ってみれば「自費出版」の一形態です。
 違いは「流通」という点です。
 「自費出版」は、本が出来たらあとのことは著者=依頼主が全て管理することになります。
 「共同出版」「協力出版」は、流通には一応乗ります。
 「流通」とはISBNコードを取得し、本屋さんで注文すれば買えるようにはなるということです。販売管理は出版社がやってくれます(その本は「出版社の商品」ということになる)。
 その分の手数料などのことを考えれば、通常の自費出版よりも割高になるのは当然と言えます。

 最近この手の共同出版が流行っているのは、依頼者としても「自費出版」よりは、流通に乗るということや一応手続き上「出版社に認めてもらった」というお墨付きになるので「作家願望」をくすぐるというこのもあるからなのでしょう。
 もちろん、出版社にとっては自費出版を請け負うよりも利幅が大きいわけですから、あらゆる機会に営業を掛けてくるわけです。

 「作家願望」をいたずらにくすぐるような甘言で依頼主に変な期待を抱かせるようなやり口は感心しませんが、そのメリット、デメリットを理解して利用するのは有りだと思います。
 つまり、自費出版のつもりであるなら、予算との兼ね合いもありますが、共同出版を利用するのも一つの手だと思います。
 私の最初のコメント「その目的によると思うのですが」は、そういう意味なのです。
 その目的が「プロ作家への一歩」ということならば「やめときなさい」という答えを用意していたわけです。

 スッタラコッタさんとしては、自費出版を請け負ってくれる出版社にあくまでも「自費出版」としての見積もりを出してもらって、予算に合うところを選ぶということになると思います。


スッタラコッタ

VAINさんもアキタさんも為になるお言葉ありがとうございました。
スッタラコッタとしては80万円くらいに抑えられるなら印刷・登録・書店での取り寄せ・ネット販売・軽く営業・新聞などを含めた自費出版+いいおまけみたいな感じだととらえました。

同人誌の印刷は安いけど最悪で、もし品質を良くしたら60万〜70万はかかったりします。資本主義経済と本の在り方ですよね。バランス良いのは作者負担80万〜90万のラインまで価格が下げられれば賢いですね。ただでさえ印刷屋と組んで印刷代が浮くくせに100万以上になってくると非常に詐欺臭いです。こういう金額の計算は調べればシビアに出るものですね。

おっしゃっているように作家だけで生きていくならこういう形はやめたほうがいいとは思います。
自分は作家だとビンビンに胸をはって賞をとるまでがんばるのが、一番作家としては美しいとは思いますが、結局いつまでも本は出せずに作家になれない人よりはこのあらゆる雑踏本の飽和状態の中へ、身銭を切ってダイブしてみる感じもまた楽しいとは思いました。この先もっと本のタイトル数は増えていくと思いますよ。全体の売り上げは落ちていく一方なのに。大変だね。つまらなそうな本ばっかり売れてるし。

自費出版だけっていうのはちょっとね。それだけはずいぶんむずかしいですよね。


アキタ

 あ、共同出版として120〜130万円という値段は妥当なのか?ということですか。

 相場を知ってるわけではないですが、自費出版で60〜70万に対して共同出版120〜130万円というのは、個人の感覚では、その差額は大きく感じられますが、ビジネスとしては「登録・書店での取り寄せ・ネット販売・軽く営業・新聞など」を考えれば、まあ、妥当な線かなとは思います。ちゃんとやることやってくれるなら。
 総合掲示板の方では「250万」なんていう例もありましたから、むしろ良心的な数字だったのもしれません。

 いずれにしても、共同出版に変な幻想を抱いていないということならば、これは契約の問題ですから、80万という条件を提示して、それで請け負ってくれるところを探す他ないですね。
 しかし、考え方としては、80万で請け負ってくれるところがあったとしても、その出版社が見たことも無いようなところなら、少しくらい高めであっても新聞に広告を載せているような大手の方が確実かもしれません。少なくとも新聞広告を出してくれるという点は確実でしょうし、自分の目で確認することも可能なわけですから(って、無い袖は振れませんけどね)。


G.P.S.

はじめまして。私は『THE ANSWER』という本を共同出版し、9月に大岡玲氏による書評が毎日新聞にかなり大きく掲載されました(ちょっと自慢です)。
出版費用は200p/120万円で、その他に、広告出稿、チラシの作成、献本作業などトータルで200万円近くかかりました。初版500部で、書評掲載後500部増刷となりました。増刷後は費用はかかりません。

私の場合は、どうしても出版したいという強い思いがありながら、内容が小説でも評論でもエッセイでもないため、どこにも受け皿がなく、共同出版を選びました。出して良かったと思っています。

その理由は、
@大新聞に書評が掲載されたことで、大きな自信になった。
A著名人も含め、読者から様々な感想を聞くことができた。
B広告出稿や著名人の献本先リストの作成など、個人の力ではできなかった。
などです。

特にAは、生原稿の状態では、他人は読んでくれないし、読者の感想というのは、物を書く人間にとって最大の「エサ」なので、やはり「本」にして良かったと思っています。それに自分が書いた「本」を手にする、というのは(手段はどうであれ)やはり得がたい経験です。

ただ、毎日に書評が載っても本が書店に並ぶわけではないし、編集者は「編集」してくれないし、文句を言い出せばきりがないです。


季節の小箱

某社のコンテストに応募したら、2年続けて、入賞はしなかったけど、よい作品なので共同出版はどうか、という手紙がきました。
全国のどの書店からでも注文して買ってもらえるというのなら、やってみたいと思ってしまったのですが、共同出版で可能なことは、出版社によって違うのでしょうか。


アキタ

 「全国のどの書店からでも注文して買ってもらえる」というのはどこも同じですよ。
 上でも書いてますが、自費出版の一種としてメリット/デメリットを理解した上で踏み切るのなら良いのですが、プロ作家への道としてはお勧めはしません。

 共同出版をしている出版社が主催するコンテストは、営業目的です。
 もし、共同出版の話が来たことを「ある程度評価されてる」と受け取ってらっしゃるならそれは間違いです。あくまでもお客さんとして営業を掛けられているだけです。
 もちろん、それを承知の上で、どんな形でも良いから本にしたいということなら、むしろ共同出版をしている複数の出版社に持ちかけて費用など条件を出させて比較してから選んだ方がいいでしょう。


いまだ発展途上人

 ごく一部の例外ですが、その手の共同出版を手がけている出版社に応募した場合、「共同出版」ではなく、完全に無償で出版してくれることもあるようです。
 けれど、それはあくまでも、ごく一部のケースであり、さらに、作品が極めてすぐれている場合に限られます。つまり、他の文学賞に出して受賞するのと同じかそれ以上にむずかしいことのようです。
「締め切りのない文学賞」と思って応募し、「共同出版」の話が来たら、「あ、やっぱり落選か」と思ってあきらめる、というのもアリかと思います。但し、「締め切りのない文学賞」みたいなのは、最近、いくつかの出版社が始めていますから、ことさら共同出版をやっている会社に応募する必要もないでしょう。なにしろ相手は、「中身を読みもせずに共同出版を持ちかける」というやり方のところが大半なのですから。


ろくでなし

共同出版をしようとある出版社で話がすすんでいます。
ほかの出版社も気になります。
どこで出版しても書店に並ばないという条件や営業活動なしという状況が同じならいいのですが・・・。
みなさま、創作活動はどんなことになっても続けていきましょう。
世にのまれないよう、データを押し込み、そこから生まれる感情は財産以外の何物でもありません。


ポン

自分も今、某社から共同出版を持ちかけられています。
原稿は凄く褒めて頂いて、評価を頂いているのですが、やはり共同って時点で信じるべきじゃないのでしょうね。本当に良かったら企画出版ですもんね。
今後、向こうから交渉される予定なのですが、やはり断った方が良いのかなと思ったり。
微妙です。ちなみに作家志望でもないし、プロでやる気も全くありません。
自費でコミケで売った方が良いかなと思ったりも…。


アキタ

 共同出版は、自費出版の一形態に過ぎません。自費出版してでも本を出したいという気持ちがあるのなら話に乗ってもいいと思うのですが、そうでないならメリットは何もないでしょう。
 原稿を買うというわけではないわけですから、いくら褒めてもらってもそれはセールストークだとしか言えません。


なつめ

このトピックの趣旨とは違うのですが、「自費出版」と「同人誌」はどのように違うものなのですか?
自費出版や共同出版と比べ、同人誌の扱いが低いように感じられるのですが……。
同人誌の方がコストがかからない分、本としての完成度が低いということでしょうか?


いまだ発展途上人

 自費出版も同人誌も、「必ずしも読者側の需要がないのに本を作る」という意味では同じですね。でも、成り立ちがまったく違うと思います。
前者はケースはさまざまで一概に言えません。それに対して後者は、趣味の仲間、あるいは作家を目指す仲間などが自分たちの切磋琢磨のために出す本という性質があるかと思います。

>自費出版や共同出版と比べ、同人誌の扱いが低いように感じられるのですが……。

 そんなことはまったくないと思います。「扱いが低い」を「製本の質が低い」と置き換えればその通りかも知れませんね。文芸部の学生などが出している同人誌では、あまり金はかけられませんから。「扱いがどうのこうの」というのは、その内容によるところが大でしょう。たしかに、学生が書いた同人誌(文芸部の機関誌を含む)を何度か読んだことがありますが、水準に達している作品は皆無といっても良いのは事実ですね。
では、自費出版や共同出版はそれ以上のレベルかというと、あまり読んだことがないので分かりませんが、やはり期待は出来ないでしょう。


アキタ

 同人誌は「同人で自費出版する雑誌」だと思います。
 もし、自費出版の書籍と扱いが異なるとすれば、それは単行本と雑誌の違いによるものだと思います。


とむ

私も某舎の小説に応募した事があります。トップにならないのに共同の手紙が数回。過去に出版した人のカタログが郵送されてきました。よくよく見ますと500部程度の印刷で、再刷して
いる人はわずかしかいない。販売力は無いとみました。会社側間違い無く儲かるね。

確か80万くらいで印刷する話でした。通知も応募者のほとんどに郵送していると感じる内容でした。くすぐる言葉が列記されていた事も止めた原因でした。


SAI

私も今、某出版社に協力出版を持ちかけられています。
共同出版と協力出版とではどう変わってくるのですか?
何も判らないので何か教えていただけると助かります。
宜しくお願いします。


アキタ

>共同出版と協力出版とではどう変わってくるのですか?

 宅急便と宅配便の違いです。
 厳密には、「共同出版」は「複数の書き手が共同して一冊の本を出す」のことかもしれませんが、まあ、お金を出して出版するということでは同じですね。
 どっちの呼び方にしろ、サービスを利用する側なのですから、複数の会社に問い合わせるなりして比較したり、不明なことは直接問い合わせるべきです。大事なお金を使うのですから。


ぱんだ

私は、先日某社から230万でどうかという”営業”をかけられ、もちろん断りました。彼らの言葉巧みな攻めには少しグラッときたのですが、実際のところ、担当者は原稿を読んでもいないということが話の流れでわかりました。
下請けのライターに読ませ、感想文なる手紙を郵送してきました。90%が褒め評価で、残りの10%で「まだやはり荒いところがあり、編集上の作業が必要」なので、企画出版には至らず、協力出版で。。。」という内容でした。そして、頼みもしないのに電光石火の早業で担当者が見積書を作成して郵送してきました。
結局、こちらが経済的に無理と突っぱねると、態度を一変させてこの話は消えてなくなりました。(笑)

私が頭にきたのは、協力出版とは、費用の分担で、作家と編集社でお金を出し合うと言われたことです。
さらに、作家の負担は1/4で、残りの3/4は出版社もちであると、まことしやかに言われました。
実際には、100%作家の負担で、自費出版と変わりはありません。流通してくれるといっても、彼らの指定の本屋のみに限られ、作家の家の近所の寂れた本屋さんなどだそうです。

結局、作家本人が本を買い、その売り上げは出版社のものになるという、なんとも馬鹿馬鹿しい
システムとなっているのです。結局、出版に疎いシロウト相手にしか成り立たない商売なんですが、世の中には、私も含めて「つい、フラフラと」話に乗ってしまうシロウトさんがゴマンといるのです。


SAI

ぱんださんレスありがとうございます。
私も某社です。審査会に掛けられたとかで協力出版と言う通知が来ました。
やはり私も「編集が必要なので・・・」と言われました。
審査結果の書類にはやはり甘い言葉がありました。
一瞬グラッと来ました。費用は180万という高額ですから。
1000部を最低でも3年で売るつもりでいると言っていました。
確かに提携書店は300店舗からあります。
でも実際にそれだけ売るにはどうかと思ったので部数を少なく出来ないか聞きました。
すると「部数を少なくして出版しているところもあるけれど、そういう出版社は本当に売る気があるのかどうかが判らない」と言っていました。
「実際費用的に・・・」と言いましたけど審査結果が来た日から毎日電話が来ます。
でも書店に置かれるのは一ヶ月と言う事です。
焦ったりしてもいけないのかなと思い始めています。
現実は厳しいですからね。
コストが一番物を言いますよね。
もっと自分を磨いてみようと思います。


およよ

某舎から共同出版しようとしている者です。
出版のことを知らないので、「まずは動いてみるか」と原稿を持ち込んだのです。
しかし、やはり経費が高いなぁと思い、また、共同出版でなくても出版できるのではと人から勧められ、契約は交わしていない状態です。
「まずは動いてみるか」から「では、情報収集を」に路線変更してこちらに参りました。

こちらで見られる通り、甘言の多いやり取りで、関係が始まりました、これに自己顕示欲が程よく刺激されると、契約しようかなぁとなるのでしょうが、それに加えて、“本を流通させてくれる”のと“広告を打つ”というのが魅力的でした。
しかし、それも詐欺とまで言葉を強くおっしゃる人までいるとなると...。不安の風にあおられてます。

ここで、先輩諸氏にお教しえいただきたい。
本屋や広告で見た本の題名、装丁がよろしい。内容も面白そうだと仮定します。
その上、読んでみると、「まっいいかな」とまで思ったとします。
その下に、出版社が某舎とある。
お求めになりますか?
「あやや、だまされたねー君ぃ」って思う?

出版において新聞や雑誌の広告はどれほど人に影響力があるか、考えたことある方はおいでですか?


アキタ

 180万とかのお金を払って、何冊かの本が出来て……それでおしまい。という可能性は大いにあります。それでも構わないなら、共同出版に踏み切っても別に良いと思いますよ。
 いろんな「甘言」があるでしょうが、「原稿を買う」というのではない以上、それはセールストークでしかないのです。
 出版社側が「内容が面白い。これは売れるぞ」と思えたとして、原稿料を払おうとしないのは何故なんだろう?……ということです。


およよ

アキタさん。返信ありがとうございます。

以下の事柄は、共同出版と別の板と重複するところもありますが、私が素人である故にこちらで、ご教授願いたいと思います。
目障りと思われる方、お許し願います。
職業としての作家は、作品の原稿料と印税と両方を収入源になさっているのでしょうか?

例えば、ある作品が「小説」等の雑誌に載って、原稿料をいただいて、作品が載った雑誌が売れる度に印税がいただけるのでしょうか? となると、作品を載せた方々各々印税は1%くらいですか?

持ち込みは許される実力の認められた方だけが、持ち込んだ原稿に原稿料。
本にして印税が入るのですか?

出版業界のビジネスモデルを理解し切れていないので、すいません。

出版社の収益は、雑誌に掲載する広告収入。雑誌や小説や実益本などの売り上げ。
株取引などの本業以外の収益はひとまず脇に置いておくと、この2点でしょうか?

支払いは、事業維持費以外に、広告費用と作家への原稿料と印税だけ?
出費は低いですね、出版社は儲かりますね。
私の理解はあっていますか?

ゴッホとかマチスの話もありますし、出版社にいる方だけに作品の価値判断を委ねて、好機を待っていると、足もと見られるし、動いても足もと見られる。
世に問うとはかくもつらいことなんですね。

出版業界のビジネスモデルをご存じの方ご教授願えないでしょうか。
いつの日か、経験を重ねた後、その経験からお役にたてる日もあるとは思いますが、今は、なにぶん未熟なため、宜しくお願いします。


アキタ

 私は、特に出版業界に詳しいというわけではないですが。
 職業としての「作家」の定義としては、まあ、確定申告の職業欄のところに「作家」と書いている人ということになるんじゃないでしょうか。
 広義には「作品を買ってもらえる人」全てがプロの作家だと思います。
 但し、生活をどのように成り立たせているかは別問題で、作家だけで食えていけるけれど兼業という人もいれば、専業だけど作家だけじゃ食えないかっらバイトしてますという人もいるでしょう。

 「原稿料」は、書いたことに対する報酬です。
 「印税」は、販売されるものに対する一定の権利です。
 それらは契約で決まってきます。
 「作品が載った雑誌が売れる度に印税」が発生するというような契約は有り得ないと思います。雑誌の場合は、普通は原稿料のみのはずです。
 印税は、単行本が出版される際に「発行部数×定価×印税率」で算出されるのが普通で、印税率は10%前後が一般的なようです。発行部数に対して計算しますから、結果として売れなかったとしても、印税はもらえます。
 逆に、単行本であっても、「買い取り」といって原稿料のみで印税は付かないという契約もあったりします。
 出版社側としては、売れれば儲かりますが(当たり前ですな)、売れなければ、利益は全く出ないという可能性はあります。ですから、必ず出版社が儲かる仕組みだとは言い切れないと思います。

 自分のお金なら、どのように使おうがその人の自由です。また、共同出版からベストセラーが生まれる可能性だって無くはないと思います。(実例があるのかどうか知りませんが)
 しかし、自腹を切ってお金を出すということは、「本を出す」という「商品」を買うことです。それなりのまとまった文章が書けて、お金さえあれば、誰にでも出来ることなのです。それが「出発点」だと思います。


およよ

アキタさん。ありがとうございます。
誰にでも出来ることの、紙一重の違い。厳しい限りですね。

本を出す限りは、皆さま、ベストセラーでないといけないのでしょうね。
ベストセラーになるかならないかは、カジノで儲かるか擦るかを考えるのに近いと思うので、考えても仕方ないと、私は脇に置いてます。
100万円で、本を出すのと、エルメスを買うのと、どちらが懸命だろうと悩みます。

腑に落ちる言葉って、それを発した人との架け橋になってくれますよね。
私の作品にその力が備わっていたらいいんだけど・・・。
その力を試すのに、自分のお金を出すか、出版社に出してもらう好機を掴むかのどちらかなんですよね。
他には、ない。ですよね。出版業界で働いてて、コネで本出しちゃわない? ってものあるかもしれないが、それも私には関係ないです。
場所借りて、個展開いて、壁に言葉とかイラスト貼付けても、出来るって言えば、出来るんでしょうけれど。やっぱり、お金は掛るし。

後は、やはり出版社の信頼性だと思うのですが、営業力と誠実な仕事はよくよく見極めないといけないってことですね。


アキタ

 蛇足かもしれませんが。

>自分のお金を出すか、出版社に出してもらう好機を掴むかの
>どちらかなんですよね。

 両者は全く別の次元ですよ。
 後者は、出版社に買われたわけですから、一つの結果は出ているのです。
 もちろん、その後が肝心ではあるんですが、スタートラインが違うということなのです。


のばと

こちらの掲示板にも良く名前が出ている某舎から、共同出版をもちかけられています。
共同出版とういう形態が、営業目的であることも理解しており、自分の作品を早急でなくともいずれ本という形にしたいと思っているものです。
こちらの出版者主催の賞に応募し、とうぜん落選したうえでの共同出版ばなしなのですが、80万で300部という話しをされております。
一度お断りをしたものの、他の方のカキコミを見るとこの金額は安いほうなんでしょうか?
また、数字をだして申し訳ないのですが増刷した場合に限り、印税は7%入ると言う話です。
この条件が話して良いものなのかどうかわかりかねるので教えて下さい。


SAI

>80万で300部という話しをされております。
>一度お断りをしたものの、他の方のカキコミを見るとこの金額は安いほうなんでしょうか?

某舎で出版をした人を知っています。条件は同じで部数も同じでした。
自分で営業をかけなくてはいけないと聞きました。
出版しても書店に置かれる事はないですよ。自社の書店になら置かれますけど。
印税は確かに入るようです。
その人から聞きましたが、どこの出版社も共同出版や協力出版を持ちかけられる人は出版社からすればお客さんでしかないそうです。
記念に出すくらいのつもりなのなら良いのではないかと思います。


アキタ

 あくまでもこの掲示板に出てくる数字としてですが、共同出版で80万は「安い」部類にはいると思います。これまで出てきた数字は120〜250万というところなので。
 また、「7%」は「好条件」とは言えないですが、「不当な条件」というわけでもないと思います。まあ、妥当でしょう。

 でも、300部で増刷しても定価1500円として、
 1500円×0.07×300部=31500円
 うーむ、あんまり夢のある数字じゃないですね。(^_^;)

 共同出版を利用する側は、「お客さん」なのですから、複数の会社に見積りを出させて、条件を比較した上で選ぶくらいのことはしても良いと思いますよ。
 あ、蛇足ですが。決して私は共同出版をお勧めするわけでは無いです。


およよ

作家は、出版するからには、今まで知らなかった人の手に渡り、書いたことに、なにかしら呼応して欲しいと思うはずです。

「売れる」「売れた」ことは、容易に計れない「なにかしらの呼応」があったことの証拠となるので、
出版する者(この場合、書く側)は「売れる」機会を気にかけるわけですよね。
「俺はもうけるんだぁー」って方、考え方ちょっと違うかしら? ごめんなさい。

出版社が出版しようと決めてくれた作品では、この「売れる」機会が一応保証されたと判断するから、「リスクが低い」「一応成功」ということになって、保証されていない共同出版では、「リスクがあるよ」というより、「それ、人に見せる気?」って次元も含まれてると思います。
(これはとっても自問します。)

ここに、書店の片隅にある本を買ったことのある方もいると思うのですが、たとえ、共同出版に問題大ありでも、本があるとわずかなりとも人の目に触れる機会が生まれるわけで、本になってないとその機会もないから、共同出版でも本にするかなぁと思い付いたんです。
が! やはり、不安もあるんで、色々考える視点が欲しくて、お邪魔してます。

私が伺った「その後」とは、売れない場合は、出版した「その後」はほぼ同じですよね。
次がない。次のチャンスまでがんばるしかない。
でも、まかり間違って、少しでも売れちゃった場合、出版社企画と共同出版では、「その後」はどうちがうのかしら? と思ったのです。

共同出版でも、経歴の一つになるのでは。と思ったのは、甘い?
確かに一般的に成功する可能性は低い。

パチンコ屋さんに入る気がしないのは、パチンコで儲かる可能性は、一般的に低いため。

この視点には、共感します。

アキタさんの視点はここからのと、似てませんか?
大人の確かな視点であると思います。

でも、共同出版が頭をよぎるのは、何かが始まるんじゃないかと思ったからなんだけど、「その後」が違いすぎると、やだなーと思いました。

いずれにせよ。賭けないと、リターンもないからとは、思うんですけど...。
うーん。うーん。うーんと悩んでます。
記念として、エルメス買うか、本を作るか。

止めるわ!って言える人が羨ましくなってきました。
自己顕示欲に捕われてますね。私。


アキタ

 共同出版において、成功する場合、どんな展開を経るのかというのはよくわかりません。
 たぶん、口コミで評判が広まったところで、誰かマスメディアで発信出来る人が取り上げて……それを知った大手出版社(大手でなくても)から仕事の声が掛かって……って感じじゃないでしょうか? (そういう実例があるのかどうかは知りません)

 私は、共同出版というのは、商店街の草野球チームがお金を出して、東京ドームで試合をするようなものだと思います。
 一応、「東京ドーム」というプロの舞台に立てます。話を持ってきた人は「ひょっとするとプロ野球関係者の目に止まることだって考えられますよ」なんて言ったりする。実際それはその通りで、たまたまドームに来ていた球団関係者が、その剛速球に魅了されるということが無いとも言い切れないですが、その程度のことでしかないというわけです。


およよ

いろいろありがとうございました。
出版のコーディネーターも仕事にしているという人にも会えました。

いままで分かったことは、文筆を続けたいならば、自費出版専門の出版社からの出版は、まかり間違って、よい評価を受けても、名刺のかわりにもなりにくいとのことです。

それでも、自分の作品を形にして持っている人はそういないから全く考慮から外してしまうのは、作品を持っている人にはもったいないことでもありますね。

出版業界とはそういうものなのか知りませんが、自費出版社との間は契約書の前に、請求書が届いて、請求書を受け取ってから、4日ほどで、契約締結前に支払い期日が来てしまう、せわしい状況になっています。支払わなければ作製ははじまらず、支払いが遅れると作製は中断するとありました。


ぱんだ

参考までにといってはナンですが、文芸社から共同出版で出した山田悠介氏の「リアル鬼ごっこ」は、3年かけて17万部以上の売り上げです。これは、大ベストセラーといえると思うのですが、何故売れたのかは、また別の意味があるようです。

お読みになった方は解ると思いますが。。。私はこの本を担当に貰いましたが、最初の数ページまで読んで、それ以上はどうしても読むことができませんでした。
私が出版を止めた理由も、そこにあるのです。皆さんも、ぜひ本屋さんで立ち読みされてみたら理解していただけると思います。
それから、「リアル〜」は現在も売れ続けており、増刷りもかなりの部数になっています。
本屋さんでも、彼の最新作「ベイビーメール@」と一緒に平台に山済みです。
ちなみに、「ベイビー〜」の方は、もちろん企画出版となりました。
現在、山田氏のところへは文芸社以外大手三大出版社からもオファーが来ているとのこと。
こういうのはたぶん、レアケースだと思いますが、余分なお金・末代まで大恥をかく勇気があればダメもとでチャレンジするのもアリかもしれません。。。


らむだ

私も出版社に原稿を送ったら共同出版の勧誘を受け費用が掛かるので随分悩みましたが、丁度其の頃、このサイト(または関連サイト)を知り明け方近くまで読み漁りました。その結果、共同出版することを断念しました。
今はこれらのサイトに感謝したい気持ちです。

どうしても本にしたい気持ちが捨てがたく、今オンデマンド出版のサイトなどを読んでいますが、見積もりの項目、単価の詳細なども公開されておりリーズナブルのようでここならばと今考え中ですがどんなものでしょうか。情報を持っておられましたら何卒アドバイスをお願いします。
B6版 150頁程のエッセイですが自分でも割合面白いものができたと思い上がっているわけで、是非売れる本の形にし、5人でも10人でも買ってもらい、読んで貰えたらという期待(夢)があるわけであります。


あの・・。

うちも、このトピックにしょちゅう名前が出てる某舎から「共同出版」の話が来ました。

コンテストに出してたのですが、よく考えると一次審査通過という通知が来たのも営業だったのでしょうか? ほとんどの人に「一次審査通過」は来るのでしょうか?

それから、審査が終わって「共同出版」の話がきたのですが、まぁ、駄目だったなってのとグラッときたのと両方ありますが、ここに来て目が覚めた感じがします。


深雪

私も某舎から共同出版の話を持ちかけられました。
はじめは120万といっていたのが話していくうちに90万まで下がりました。これは一体なんだろうと思っていた矢先「創」という雑誌に某社の話が載っており、友人から某舎も某社も同じだと
いわれました。そして彼にこのサイトを教えてもらいました。
アキタさんの意見はとても参考になりました。また某舎から声をかけられた人が多いのもびっくり。私自身はプロになりたいので、今回の件は断ることにしました。
地道に修行しながら、本を出すチャンスを探すつもりです。
でも、わかるんです。本を出したい気持ち。


レノ

みなさんはじめまして。
このトピックに書き込みする「素材」を少々持っていますので、一筆お許しのほどを。

最初に原稿を送ったのが「某社」というところ、およそ2年前のことです。
狙いはもちろん「企画出版」、しかし期待虚しく「共同出版」を勧められてしまいました。
ダイヤの原石だとかなんとか、くすぐったくなるような言葉に悪い気はしなかったものの、見積り220万という金額を聞いて、一気に現実へと引き戻されちゃいました。
「そんな大金は出せない」というと、翌日すぐに担当者から電話がかかってきて、「じゃあ質は若干落ちますが、180万でどうですか?」というお言葉。
そこでふと疑問が湧きました、これじゃまるで「健康布団」の売り込みと同じじゃないか。
「正直におっしゃってください、私には作家になるほどの力がないとお考えなのでしょう?」
「大成功を収めた作家たちも、最初はみな無名でした、するかしないかはあなた次第ですよ」
「しかし現実的に、そんな大金はありません」
「じゃあローンを利用されてはどうでしょう、それなら月に○万円、一日にすると○百円ですから、コーヒー代のつもりで」
この言葉で腹を決めた、やっぱり金を出させるのが目的だったのか、と。

それから一年後、別社の投稿企画へ登録しました。
ここは一作品数千円を払えば、一年間ネットで作品を公開してもらえるのです。
登録して半月後、私の作品が月間総合2位になるほどの支持を得てびっくり、年間総合1位になればここから出版してもらえますから、期待はおおいに膨らみました。
ところが、1位に君臨し続けている作品の評価ポイントがどうにも腑に落ちない、まずその内容が(私のような素人から見ても)あまりに雑、そして、全作品数から割り出した来場者人数を基に換算して、とてもありえないポイントを獲得していたからです。
そんなとき、ふとしたことから関係者という人の裏情報を入手しました。
実は、総合1位になる作品は意図的に捏造されていて、しかもそれは会社関連の人が書いていた、つまり、そうは簡単にタダで出版させない仕組みになっていたわけです。
これで嫌気が差してしまって、早々に掲載を取り下げてもらうようお願いしました。

さて今年に入って某舎の出版大賞へ応募、これが一次選考、二次選考を突破し、いよいよ最終選考を残すのみとなり、またもや期待を膨らませてしまった。
しかし結果は「サクラチル」、同時に「共同出版」の提案を持ちかけられました。
「わずか数作にしか賞は与えられないが、選に漏れた作品の中にもいいものがたくさんある」
そんな甘い言葉を投げかけられ、ああ、やっぱりここもそうかと思いました。
ちなみに見積り額はジャスト100万円、某社よりはだいぶマシなようです。

結論
私のような無名の者が本を売り出すには、権威ある賞を狙う以外に道はない。
きわめて例外的な事象を除けば、共同出版等で日の目を見ることなどほとんど不可能、なにしろ出版費用の大半をこっちがまかなうんです、必死になって売り込む必要がまったくない。
受賞作品に対しては、会社のコケンに関わりますから、何がなんでも売り込もうとするでしょうが、そうでないもの(つまり、共同出版した作品)に対してはどうでもいいわけです。
共同出版を持ちかけられたら、それは「お客様」とみなされたのだと思うべきでしょう。

長文、失礼しました。


k-brooks

いわゆる共同出版について、参考までに私の体験も少々。

えーと、2年ぐらい前ですか、初の長編をものにし、賞に応募するのが怖かったので広く素人の原稿を募集していた某出版社に送りました。
返事は「協力出版」。
いわゆる企画出版は厳しいけれど、と言いながらも、あまりのホメ殺し。
かえって私自身の熱も冷め、丁重にお断りをしました。

もちろんこれは、あくまで実力がちと足りない私の場合ですけど、やはり協力出版はしないで正解だった、と思いました。
協力出版をしても、あの作品が売れて作家への道が開けることはなかったでしょう(私のリライトが改悪になっていたという可能性はさておき、ですが。はは。)

皆さんが仰るように、共同出版etcに作家への道を期待するのは厳しいと思います。
道が開けるほどの作品であれば、出版社はプロの嗅覚で嗅ぎわけ、逃がすまいと丁寧にアプローチしてくるハズ(金出せ、なんて論外)。
ただ、ハナから自費出版をするつもりの人には、共同出版etcも選択肢かもしれません。
書店に並んだりしますし、(宝くじのように?)ひょっとしたら……という夢もついてきます。
その分割高になりますが、そこは銀行通帳と相談、ということですね。

というのが、上記の経験を踏まえた私の勝手な意見です。
気を悪くされた方がいらっしゃいましたらすみません。
私の経験談の部分だけ記憶に留め、話のネタにでもしていただけたら幸いです。

最後に補足。
作家志望の皆様、腕試しは、初めからきちんとした新人賞でやることをオススメします。結局誉め殺しで、実際のところどうなのか判らないですから。なんか変な方向に話がそれてますが、平にご容赦を。


レノ

私が考えるに、共同出版そのものは決して悪いことではないと思います。
たとえば、いわゆる悪徳商法の場合は、法外な金額を要求してくるのが常ですが、共同出版の場合、それ相応の金額を要求されるだけです。
しかも買い手側の要求をきちんと満たしてくれる、ちゃんと本になりますからね。

ただ、どうにも鼻持ちならないのは、そういった手法で本を出版したにも関わらず、すっかり舞い上がってしまった作者が、さも一人前の作家を気取らぬとも限らない、という懸念、よせばいいのに、親戚縁者からほとんど音信普通だった友人・知人まで巻き込んで、「今度○○出版から作家デビューしちゃったので、よければ何冊か買ってくれないかなぁ」ってなことをのたまう身の程知らずが数多く出てくるのでは、と危惧しないでもありません。

もし私が、共同出版というものの本質を知りつつ、あえてそれを行うとすれば、恥の上塗りだけはしたくないので、家族や知人などには一切秘密にしておきます。
せいぜい飲み屋へ行ったときに「酒の肴」としてバラ撒く程度にするでしょう。
もちろんお金なんて取れません、すべてタダ、無料、寄付です。
それで「わあっ、本なんか出してるの!」って具合に、オネーチャンの気を引ければしめたもの、「いやいや、ぜんぜん売れなかったから、ヤケッパチでバラ撒いてんだよ」なんてことをいって、「まあ、夢を追いかけてる男の人って、ス・テ・キ!」という言葉が得られれば十分満足です。

だいぶ脱線してしまいました。
とにかく、売れっ子作家になるための、もっとも手軽かつ確実な方法は、
AV女優でもお笑い芸人でも何でもいいから、とにかく芸能人という肩書きをまず手に入れ、本業などそっちのけで、みんなが興味を示すウラネタをしこたま仕入れておく、そして出版社に「暴露本を出すから」といってかけあえば、そこそこ売れるかもしれません。
芸能人にはなれそうにないという御仁には、マスコミを賑わせるようなことをしてみるのも一手です。


るる

はじめまして。唐突に失礼します。
一回、s社でアンソロジーの共同出版で8万円くらいの負担で数ページのエッセイに参加したのですが、それを友人たちに話したら、バカにされました。「なーんだお金払って本出したのー(笑)」「本出すんならお金貰うくらいじゃないと」とか。
まー、記念にとかいう感覚だったのですが。

また同社の賞に応募したら、おおげさに褒めちぎった評やら、OKしてないのにもう出すつもりであるかのような封書や見積もり書が一方的に送られてきて怖いです。
やはり、120万で300部とか書いてあって、本来180万のところある程度選考にすすんだので120万とか悪徳商法みたいな印象を受けました。
ぜんぜん「なんでこの程度のレベルのものを本に…」とあきれるようなある共同出版された本も同封してありました。読むにたえられないつまらなさだったのですぐにゴミ箱に捨てました。
もしまたお金払ってまで本にしても、もう恥ずかしくて、友人には話せないと思います。
人によって受け取り方はもちろん違うとは思いますが、私の場合はそうでした。


ララ

はじめまして。私も某舎の方に原稿を持っていき、「共同出版」を勧められたものです。
やられたぁって、感じですね。甘い口車に乗ってしまった自分がとっても恥ずかしいです。


こぶし

詩をかいています。プロになるつもりはありません。何らかの形になればと思い、偶然とおりかかった某社に見てもらいました。3日後くらいに「共同出版」と言われ数週間たって企画書が来ました。名文で、つい感心してしまいました。
男女数人ずつ知り合いに相談しました。答えが面白かった。
男性陣は全員判で押したようにノー!曰く「眉唾だ、こんなの!」「著者にいく分だけ刷るかもよ」「このほめ言葉は、実に良くできてる。誰にも応用が利く。」「なに?500部刷って、50しかくれないのお?それはないよう」全員酸いも甘いも噛み分けてる40代〜60代のお歴々です。私自身も、最後に是非よろしくご検討下さい。とありまるで住宅展示場みたいだなと思いました。世の中本を出したい人はうんざりするほどいると思います。クライアントに
費用を出させ「共同出版」というのは、実においしい商売だと思います。かりに200万と仮定して、二週間に五人おのぼりさんを掴まえれば、瞬間風速的にいっても2000万です。

私「どうして男の人は皆反対なのかしら?」
夫曰く「騙されてるから」
私、心底納得。

因みに一旦断ったのですが、敵も去るもの追って来る。
これから撃退作戦に入るのです。担当は娘と同世代のかわいこちゃん、ああ気が重い。

お金ないよの一点張りで押しとおそう。 


こぶし

私も同じ立場です。いい話ししか聞かされません。
そういうのは避けたほうが、成金さんはいざしらず、いいと思います。
会社側からみれば、お客さんが原稿とお金と持ってきてくれるわけです。
いわゆる鴨ねぎですね。40代後半〜60代後半、酸いも甘いも知りつくした男性数人に相談しましたが、皆ノーでした。
目下断り方を思案中。名案はないかな?


レノ

「貴社以外に別の会社にも見積もってもらうよう主人に言われました」
こう言うと、相手もさすがに返す言葉を失うでしょう。
事実、そうしていいと思います、相見積もりを取るのは世の常識、最低でも3社から取っておけば、あとで後悔することはないと思います。
ただこの場合、よその出版社へ見積もりを依頼することや、いつまでに返答するかをはっきり伝えておいたほうがいいでしょう。
返答する際も、「○○出版社にしました」なんて言う必要はありません、単に「貴社の見積もりを検討しましたが、今回は見送らせていただきます」とだけ言っておけば十分です。
まったく共同出版する気がない場合でも、この方法だと角が立ちません。相見積もりを取るというのは、これ以上ないといっていいほどの正攻法です。
実は私も、この方法でしつこい勧誘を断った経験があります。
すんなり聞き入れてくれた会社もあれば、どこに決めたのかできれば教えてほしいと食い下がってくる会社もありました。
しかし私は、一貫して入札結果を教えないと言い続けてきました。
あいまいな態度を取ると、かえって面倒なことになりかねませんから。
入札結果を教えないということくらい、はっきり伝えていいと思います。
余談ですが、この相見積もりを取ったことにより、共同出版を持ちかけてくる会社の性質をはっきり見て取れたように思います。
会社規模の小さなところほど見積り額は高く、そして執拗に食い下がってきます、まあ、考えてみれば当たり前なんですけどね。
いずれにしましても、単に断りたいというだけでも、相見積もりを取ると伝えておき、指定した日時に断りの連絡を入れる、それだけで十分だと思います。


ララ

突然話が変わるのですが、送った原稿は、着払いでも返ってこないものなのでしょうか?
誰か知っている方がいましたら、教えてほしいです。


レノ

「原則的に、送られてきた原稿は返却しません」と書かれてあっても、送料は当方で負担するからと言えば、たいてい返してもらえるはずです。

実際に返してもらったわけではないのですが、私が「よその出版社にも見積もりを出したい」と言ったら、担当者の方に「じゃあ原稿は送り返しましょうか?」と言われたので・・・
ここも「原則的には返却しない」と明記されていたにも関わらず、です。


RIRI

某舎の賞に応募し、「2次選考」まで生き残ったものです。
もちろん、「共同出版」の営業の連絡ありました。
パターンは、インターネット上の多くの書き込みと同じです。
驚くべき提示金額です。

今日、ほかの出版社からも連絡をいただきました。
条件を煮詰めて、という話だったので、「共同出版ですか?」と問い返すと、「お金は1銭もいただきません」「強制的な著者購入もありません」という。版型とかタイトルとか編集方針を相互に検討したいという話でした。

私の原稿は、ほかの出版社でも見ていただきましたが、評価はララさんの持ち込んだ出版社(X社)からの評価とは大きく異なりました。今回、出版してもよいといってくださった出版社も、「いけると思う」だけで、X社のような、褒めちぎった内容ではありませんでした。


ララ

やっぱり本を完成させたら、デビューしたいって、誰もが思いますよね。
記念にって人もいるだろうけれど、デビューしたいって人の方が断然多いはず。
「デビュー」の言葉に目がくらんでしまい、危うく借金を背負い込む羽目になりそうでした…。
名の知れてる出版社以外、怪しく思えるようになってしまったけれど、それじゃあきりがないですよね。出版したいと思ったからには、覚悟と、多少の妥協も必要なのかもしれません。
でもできれば……いい条件で出版したいですよね☆


ペネロープ

>名の知れてる出版社以外、怪しく思えるようになってしまったけれど

 とララさんは書かれていますが、それは間違いですよ。

実は、5人くらいでやっている零細出版の方が熱いものがありますよ(怪しい出版社ももちろんありますが)。
つくる〜売る、まで自分たちがリスクを負って仕事をしています。出版物は「子供」のように大切に思っているのです。送られてくる原稿の作者に甘い声をかけて金を出させれば儲かることはわかっていても、それをするより貧乏を選ぶ、って出版社も多いはず。ある種、出版業は「企業」というより「志業」という部分も多いのです。ライターでも「書く」という仕事では結構あるようですが、「良心の痛まない仕事」と条件を付けるとなかなか生活はハードになるようです。

野球なら、私たちは当たり前のようにスタメンの選手だけを見ていますが、これはピラミッドの頂点に過ぎません。1軍でもスタメンになれない人、2軍の人、社会人でプロ入りを目指している人、高校野球で甲子園に出ることでも難しいですが、甲子園に出た高校球児たちでも、殆どプロの道には進めません。出版物も同じような気がします。

私は、大学在学時代から何冊か本を出版してきました。ある雑誌で連載していた時に、編集部の忘年会に招待されたことがありますが、20代前半で本を出しているということに、編集などに携わっている人から、ずいぶん羨ましがれれたことが印象に残っています。
私より文才がある人が「私も1冊でいいから本を出したい」とマジマジと語るのです。実は、私は文章を書くのが得意でありませんでした。現代国語の難しい評論文は苦手でした。どちらかというと、ギターを愛し、ハードロックを歌い、レコードデビューを狙っていたのです。皮肉なことにレコードは1枚も出せていません。
問題は、書く素材に対する着眼点と継続力だと思います。日本語的な部分は編集の人がどうにかしてくれます。それに、出版社、そのものよりも、窓口、担当者との出会いが重要な分岐点になると思います。本を出すことは難しいように思えますが、作品は「相対」でなく「絶対」なのです。良いものさえ書けば、本を出すのは簡単です。あとは出版条件のみですね。

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