・小説を書ける大学選び

ゲン

私は今受験生なのですが、大学の選定において少々悩んでいます。
題名のとおりですが、将来作家を目指している身としては、やはりそういう専門があるところに行ったほうがいいような気がするのです。
一概には言えないでしょうけどね。それが(プロの作家になる)全てとは言えませんし、どの分野でも文章を書く事はできるでしょうし。やはり文芸科を目指した方がいいのでしょうか。

と、ここで一つ問題が。端的に行って金が無い(笑)ので、できれば国立に行きたいんですよ。しかし国立でそういう学科を設置している所って無いんですよね。別に文芸科に限って言う必要も無いかも知れないですが。
というわけで、私はどこを目指したらよいでしょう。皆さんの意見を聞かせてもらえると幸いです。


作者未詳

ご近所の大学をおすすめします。
たとえば通学に片道2、3時間の場所にある文芸科に通うよりは、その分の時間を執筆に当てた方が、はるかに有意義であると私的には思うからです。

小説の理論でしたら本は山ほど出ておりますし、理論だけではなかなか書けぬものが小説ではないでしょうか。
どれほど高名な教授に文章技術を学んだとて、すぐに自分の作品が劇的に上達するかといいますと、なかなか難しいのではないのでしょうか。
根気よく毎日書き続けることこそが、最も着実な上達の方法かと存じ上げます。

学部の選定に関しましては、もっともご自身の興味の持たれた分野について学ばれるのが一番かと。


あるな

ついでに言えば単科大学よりは総合大学。
全く同じように作家を目指す友人は大事ですが、それと同じくらい色々な価値観を持つ友人と出会えることも重要だと思います、作家を目指すには。
同じ理由で、全国から学生が集まるような大学がいいかな、とか。


揺月 凪

 最近小説を書いていて、思うことがあったので書きます。
 小説を書くのに必要な要素として、技術、感性、知識が必要だと思います(独断と偏見ですけど)。
 文芸科のようなところは、たぶん技術を中心に教えてくれると思うのですが、感性や知識は教わるものではないきがします。
 作家さんの中には、全然違う分野の出身者の方が結構おられます。
 なので、知識を獲得するという意味で、小説に書きたい題材を扱う学部を目指すのも一手だと思います。

 それから、有名なサークルのあるところにはいるというのも。京大推理小説研究会とか。
 文芸科といって唯一思いつくのは、早稲田の二文(一文もだっけ?)。でも、私立だし、どのくらい作家さんがでてるのか知らないし。
 思いついたことをつらつら書いてしまいました。


若宮

 大学とは限らない話かもしれませんが、「同じ道を目指す人」が多い学部、学科、学校、サークルがいいのではないでしょうか。
 同年代で同じ思いの人が周囲にいるといないのとでは、刺激が違うと思いますし。

 そういう意味でネームバリューのある教授、サークルがあるところは、それなりに人が集まってきますし、それだけでも他では得られない経験ができると思いますよ。

 大学で方法論を学ぶということではなく、大学ではライバルを見つけ、運がよければいい教授と出会えるということで。
 その後のツテを考えても、OBが豊富なところがいいのは確かです。
 そんなもの関係ないと言われるかも知れないですけど。

 私はそういうのと全く関係ないトコだったんで、具体的にどこがいいのかは、わかりません(泣)


黒猫

どう考えても小説には向いていないようなところで、孤軍奮闘しながら苦労に苦労を重ね、中途退学やアルバイト先でのトラブルのひとつやふたつ経験してみたりすると、むしろ良い小説が書ける可能性があるんじゃないかなぁ、とか考えることがあります(苦笑)。
難病からの復帰や悪友との対立関係なんてのも、美味しいかもしれませんね。

かといって、個人的にそーゆーのを経験したいとは、まったく思いませんが(^^;


しおん

大学は関係ないのでは? 卒業すれば作家になれるなんてことはありえないし。
小説の書き方を習うぐらいなら、何か専門分野の研究をした方がいいと思うのですが。
教えられて書ける部分もあるでしょうが、根幹は自分自身の問題だと思いますし。
 作家になってしまう人は大学など関係無しになってしまうものだと。

栗本薫先生の出身の早稲田の二文(だったと思う)なんて特殊なとこはあるようですが、地方より関東地方の大学の方が、それ系のサークルに入れたりして出版業界の人とコネができて有利なことがあるのかもしれない? とか勝手な想像はしてます。
(早稲田ミステリ研究会とか入れば有利だろうし)
あと、日大芸術学部とかも聞きますが、どうなんでしょう。
でも、東工大とか理系出身の作家とかもいるわけで、その方が、逆の意味、面白いかも。
SF系を書きたいなら、理系の大学を出たほうがテーマの着眼点やリアリティを増す知識や経験など、得かもしれないですよ。


ずっか

俺自身はそういう小説家目指すぞーチックな大学に入っちまいましたが(笑)、別にどこだっていいような気がします。

本気でやる際に求められることはどこのジャンルで何やってても同じですね。
プロのスポーツ選手の言葉なんか聞いていると、全然違うはずなのに、何故か共感できちまうことがあります。
「これは本書くのには関係ないし〜」とか思ってると全然ダメですね。
何事もマジに取り組んでれば、色々学べますよ。そーゆーのは全部力になるはずです。
最近は通信制の小説講座も多いですし、値段も分割なら月に1万2千円位ってのを知ってます。そんくらいならバイトですぐ出せるでしょう?

ただ…先輩として言っておきたいのは、在学中に作家として道が開けなかったら、その後は就職かフリーターの二つしか道はありません。
そうなった時のことを今からちゃんと考えておいて。
私は考えてなくて、入学後に焦ったのでね(^^;
そしてもし就職するつもりなら、就職できるだけの大学を選んで、資格もちゃんと取っておくことをオススメするな。
どたんばになってから考えて、結局「資格取っておけば〜…」ってなってる友人が私の周りに多いこと多いこと…。

それから、小説の批評をしてくれる人がいるかいないかってことが大学以上に大事な問題な気がします。
私なんかは学外に多かったから、学校が結構ふざけた授業やっててもなんとか上達できてるからね…。
つーわけで、友人を大切に。

こんなもんでいいでしょか、ろくでもねえですね、すいません。


横丁当番

夜間(2部)大学がお勧めです。

左遷教授のしょぼくれ具合、人情が熱すぎて浮いてる教授、講義より恨み節が多い教授と、昼間の大学には滅多にいないタイプが揃っています。
通う学生も18歳〜ご老人まで、価値観の坩堝です。
50代の女性事務員がトップ成績で卒業の祝辞を述べたりしてねぇ。
ほとんどの人は、本来の職業を持っているから、大学の就職斡旋はないですけど・・・、
夜間大学を卒業した友人達は、番組制作会社・広告代理店・コンサート裏方業界に誘われて就職しました。
タフさがね、違うんですよ。
作る人脈の幅が、無限大に広いんですよねぇ。夜間は。
私は昼間の大学に行ったので、ひどく羨ましかったです。若かりし頃。


掃除夫

東京大学、慶応大学、京都大学の昼間で文学部か東洋文化研究所とかそういった類の学部がいいです。
この三つならそれなりのところに就職も出来ますよ。
卒業時に希望の就職できそうもなかったら大学院に進みましょう。


ここをちょくちょく見ている匿名希望

大学出ること、大学に行くことがそのまま小説鍛練に反映??
僕はそうは思いません。僕も小説を書いていますが、現役の工学部の人間です。
小説のしの字も出ませんよ、普通の講義には。
でも文芸サークルはあるし、こういった意見交換の場もある。
大学の講義で書くことを学ぶことができるなら、それは有意義でしょうが、自分の経験に直結するわけでもない。
大学なんて、全然関係ないですよ。ホントに。


ゲン

皆様、沢山のご意見ありがとうございます。総じて言えば、大学なぞはどうでも良いと。
とはいえ、横丁当番様の意見は貴重でした。2部という選択肢もあるという事すね。参考にさせてもらいます。
しかし早稲田・慶応・東大京大と・・・なかなかに強烈なラインナップで眩暈が致します。頑張らねば...ともあれ、意見を下さった皆様、ありがとうございました。


Oak Joe

高校時代に小説に詳しい先生が居まして、その人から貰ったアドバイスを基に話します。

基本的には自分のやる気だが、作家排出数の多い学校としては、東大、早稲田、慶応、明治、日大の順になる。これは、東大に、新思潮、早稲田に、早稲田文学。慶応に三田文学、明治はもともと作家養成を一つの目的にしていたため、山本有三を学長に迎え、そのつてで小林秀雄や中村光夫、久米正夫等作家や評論家を集め、その伝統は生きていてる。(当時は入沢康夫や大岡信が居ました。)

日大は芸術学部に文芸学科があり、そこにかつて伊藤整がいて、そこから詩人の秋谷豊、中桐雅夫、早坂暁市川森一などがでている。これは、そういうところに、作家になりたい人が集まって、しのぎを削ってそれぞれに切磋琢磨した結果上のような順位が出来た、そういった意味では幾らかは有利になるかもしれない。
その点関東有利と言う状況がある。

関西なら京大、同志社、関学に実績があるが、層の厚さで、関東に一日の長があるのは否めない。その辺で地方の国立は不利になる部分がある。そこから作家が中々出てこないのはそういう背景がある。もちろん作家の創作は孤独なものだから、一人でも頑張れる根性は欲しい。とはいえ、同好の士が居ると言う環境は捨て難いだろう。

私は当時は報道志望で、ただ、興味があったので、聞いてみるとその様に答えてくれました。厳しい人でしたが、私も本好きで、よく図書館で顔を合わせたので、文学と言う事に関して個人的に大学でやるような講義までしてくれました。関西では評論でちょっとは知られた人でした。

私はもう一つ出来がよくなくて、日大に行きました。と言っても、文芸サークルはあり、そこは顧問の先生がちゃんといて教養課程の国文の教授でしたが、作詞を手がけておられてこの人も結構厳しく、色々とためになりました。
この辺は芸術学部から何人か出ているせいか、法学部といっても結構、書いている人も居て、私もちょっと影響を受けて書きました。創作をする原点はこの辺にあったように思います。でなければ、今も書いていないでしょう。

結局私は報道に行かず今は食品会社の営業ですので。何年も書かず、ある日突然、そういう自分にとてつもない不安を覚え、そこから、抜け出すために書いていた日記のようなものから、詩を書き始め、その中で認めてくれる人が居て、今に至っていると言う事です。

趣旨と外れる様な事も書いてきましたが、私の場合は大学がいい方に作用したようです。
ちなみに、たぶん今もあると思うのですが、日大には在籍学生、OBを対象に日大新聞主催の日大文芸賞があり、入選は1点で賞金50万、佳作が3点で10万だったように記憶しています。
日大から作家をもっと出したいと言う趣旨で出来たのですが、上記の大学含めて、作家養成に熱心な学校はあるようです。
ただインターネットもある御時世ですので、自分の努力でやれる事は一杯在り、その様な大学にいかなくても、切磋琢磨の出来る場は増えていると私は思います。地方の大学から芥川賞を受賞する者もこれから出てくるでしょう。これはだから、いくらかは、自分を磨くには有利になるかもしれない、といった程度の話だと思ってください。

最終的には自分です。文芸誌を読んでると時々、あの名高い早稲田の文芸学科で教えている先生方が内情を書いておられますが相当にお寒い状況のようです。早稲田は文学部で学生を取った後で、実は各学科で2年次だか3年次で振り分けがあり、自分の行きたい学科に決して行けるわけではないようです。文芸学科は人気があって優秀な成績を収めた学生が集まってくるようですが、こと創作となると、それ以前の状態だそうで、これは、私の友人が当時早稲田に居て、彼も同じことを言っていましたので間違いないと思います。ちなみに彼は当時一番出来の悪い学生が行く仏文に行きましたが、今はコピーライターをやっています。得てしてこんな物かもしれません。一人の作家の誕生と言うのは、少しの才能ととてつもない努力と後何だか解らないもの(時代の風とか?)が合わさって可能になるような気が最近します。


ラー

近畿大学や東海大学にも文芸学科はありますが、まだこれといった作家を世に送り出してはいないようです。

かっては純文学の作家といえば、ほとんどが有名大学の卒業者または中退者でしたが、村上龍さん(武蔵野美術大学中退)がデビューしたあたりから、その傾向は薄くはなってきたとは思います。
ただし、文壇に学閥がなくなったかといえば、そうでもなさそうです。


ラー

芥川賞作家で早稲田大学文学部客員教授の三田誠広さんが、早稲田大学の文芸学科で
行なっている講義をまとめた本。
純文学志望者向けの内容ですが、大衆文学志望者が読んでも、それなりに役立ちます。

講義『天気の好い日は小説を書こう』
講義『深くておいしい小説の書き方』
講義『書く前に読もう超明解文学史』


イワンのカバ

男子学生ばっかりの大学に進学すると、女性と仲良くなる機会がないまま卒業、という可能性が濃厚にあります。そういう大学は他大学の合コンの風習もないところが多い。大学時代に女性とコミュミケーションとる機会が少ない、というのは作家志望者にとっては大きなマイナスになるかも。

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