・学歴

匿名君

底辺高校卒業の者ですが、底辺高校卒業したというハンディはあるのでしょうか?
作家さんの学歴見てますと、殆どが「大卒」なんですよね・・・・・

ウワサによると、学歴差別する出版社があると聞きましたが・・・・


みさき

学歴差別というのは、この業界に限らず日本の社会全体に蔓延していると思った方がよさそうです。
私も高卒でそのまま証券会社に入社しましたが(バブルの頃の話しです)
その事を、嫌と言う程、思い知らされました。
「じゃ、どうすればいいのか?」と言うと、その答えは「面白いものを書くしかない」って事でしょうね。
ある雑誌で作家の北原亞以子さんの手記を読んだのですが、北原さん御自身高卒で、作家としての道を模索していた頃、編集者に「あなたは小説を書く資格が無い」「高卒には無理」と言われた事があるそうです。
でも北原さんはくじけずに自分の力を信じて頑張り、今日の姿があります。
もっとポジティブに考えれば、若くして社会に出て、柔らかい感受性でいろんな経験を積んだ事がプラスになるかもしれない。
もし、どうしても「高卒」という事が気になるのなら、それをプラスに考えるようにする事も必要かも。
小説の世界において「面白いものを書く」のに、学歴は関係ないですよ。そーゆー事を言う奴には「見返してやる」くらいの気持ちで書きましょう♪


あるな

極論、学歴が何だろうと、面白いものを書いたものが勝ちかと。

もちろん、人生経験による差というのは出ます。小説を書くと言うことには広範な知識がいりますからね。……でも、それは学歴とは関係ないかと。
例え多少差別があったとしても、本当に良い作品が書ける人を出版社もほっときはしないとおもいます。商売ですし(^^;


うさ耳

たとえば、宮部みゆきさんは高卒ですよ。
あと、うろ覚えですが、赤川次郎さんも高卒ではなかったでしょうか?
#もし間違っていたらすみません。

全体の中のパーセンテージは知りませんが、押しも押されもせぬベストセラー作家の方々がいるという事実があります。
第一、匿名君さんが本を選ぶ時、作者の学歴など気にして本を買われるでしょうか?
私や、そしてたぶん多くの人は、粗筋や書評などを頼りに本を選ぶと思います。

ただ、学歴差別というものがないなどとは言いません。
編集者側が作家志望者と接する時、ひとつの目安とすることはあるでしょう。
でもそれは、ここでも先に書かれたコメントにあるように、読んでもらう作品で認識を覆すことはできると思います。
結局は、面白いもの、売れる物を世に出したいのは編集側の方がモチベーションが高いと思いますから。


古流たつみ

過去に偉大な作家となった人はもはや「高卒」さえもしていない人が沢山いるみたいです。
勉強嫌いで高校中退、おしゃべりと読書が大好き。
そんな少年時代を持ったノーベル賞受賞者もいます。

「高卒」という差別はあると思いますがなにより、ひたむきな努力と小説を書くのが好きいう気持ちが大切なのではないでしょうか。


qyu

 宮部みゆきさんは速記事務所・法律事務所に勤務されていた時期がありますので、その頃の知識と経験が作品を構成する要素(例えば登場人物のディテールであったり)として活かされているとは思います。しかし彼女の作品の魅力は法律知識や専門用語ではなく、人間の心の深層まで抉り出す視線の鋭さであると思います。
 学歴も同じようなもので、「有名作家のほとんどが大卒」という事ですけど、それは10代・20代という時期に自らの思索を深められる猶予と環境とが、そこにそろっていたというだけの事ではないでしょうか。
 出版界に学歴差別があるのかどうかは知りませんが、何を考えてどう表現するかが作家の本分です。大学で得られるものは少なくないとは思いますが、それが全てではありませんよ。


火田七瀬

最近図書館で『日本SFの大逆襲』という本を借りました。
これは「日本を代表するSF作家数名の短編SF作品集」というものなのですが、個々の作品の冒頭になぜか「この作者は何々大学卒」という紹介が入ってあり、実に嘆かわしく思いました
。こんな価値観だから日本のSFはだめになってしまったのだと思います(全体的におもろしくなかったし)。


雅権

関係ないんじゃないかな。
面白い作品を書くか書かないか、それだけでしょう。

_作家でごはん!>創作意見室