・想像力で経験を補えるか

みき

私は20代後半女性ですが、作家志望ながら恋愛の経験(大人の)がほとんどといってよいほどなく、小説の中のラブシーン場面を書くのに苦労しています。
たまたま好きな人とめぐり合っていないだけだと思うのですが、もともと内気でひきこもりがちで、
年とともに目も肥えてきて、ますます縁がない状態です。

昔でも今でも波乱万丈の生活、または男女関係を持った作家〔例;山田詠美)がそれを元にした小説を書いていますが、小説のために人生経験を普通の人以上につむというのは、本当に必要なんでしょうか?
創作のためにあえて人と関係を持つというのも、取材しているようで抵抗があります。
人間一人が一生でできる経験なんて限られてるし、想像力ですべての経験を補う事は可能ではないでしょうか?

極端に言えば、男性でも、出産のシーンを女性の立場で描写できるものでしょうか?


アキタ

 「経験」はあった方が良いですけど絶対ではないですよ。でなきゃ、サスペンスものは犯罪者でなければ書けないことになってしまいます。

>極端に言えば、男性でも、出産のシーンを女性の立場で描写できるものでしょうか?

 当然書けますよ。もちろん、周囲の人から話を聞いたりした耳学問になるわけなので、出産経験のある女性から見ると、不十分なものになるかもしれません。しかし、ここで重要なのは、描写の正確性ではなく、それによって何を伝えようとしているのか、物語全体の中での役割であるはずです。

 もし、「小説のため」という理由で何かをするならば、それは本末転倒でしょう。
 本来の「経験」とは、その人が、そういう計算抜きで相手や物事に対してまじめに真っ正面からぶち当たったことを言うのだと思います。
 例に出た山田詠美さんは、私の守備範囲ではないので読んだことはないのですが(手にとって買おうか迷ったことは何度かあります)、きっと彼女の様々な体験も自分の人生を真っ正直に生きてきたその積み重ねでしかないはずです。
 読み手は、書いてあることが本当かどうかなんて基準で読んでるわけではないです。面白いかどうかです。山田さんは確かにいろんな経験をしてきたかもしれないけど、成功したのは、面白いものが書けたからです。
 結局は、それに尽きると思います。

 本当は、みきさん自身の中に「素敵な恋愛をしたい自分」と「うまく書けないから何かネタ探ししなくっちゃと焦る自分」がいて両者の折り合いがついてないってことなのではないでしょうか?
 ネタ探しの方は、映画(テレビドラマではない)を観まくるってのはどうでしょう?
 恋愛の方は、まあ、ガンバレ!(^_^;) 


みき

<本当は、みきさん自身の中に「素敵な恋愛をしたい自分」と「うまく書けないから何かネタ探ししなくっちゃと焦る自分」がいて両者の折り合いがついてないってことなのではないでしょうか?>

たぶん正解でしょう。でも本当に難しい。
時々、恋愛の台詞書いていて、あんまりうそっぽくていらいらしたりします。
う〜ん。。。どうして小説には恋愛シーンがいつも出てくるのでしょう???


アキタ

 借用っていうかそれをヒントにして自分なりに消化する分には問題ないと思います。

>う〜ん。。。どうして小説には恋愛シーンがいつも出てくるのでしょう???

 え? そんなこと無いですよ。
 恋愛の要素のない小説なんていっぱいありますよ。


竜太郎

 自分の不得手なものが、無いに越したことはないし、不得手を無くしてゆくのも大切な事です。
 しかし、少し考え方を変えて、『書かないで済むテクニック』というのを身につけてるのも一つの手段ではないでしょうか。

 大人の恋愛物であるなら、それを書かないわけにはいかないでしょうが、そうでなければ、ラブシーンもありがちなものでいいと思います。

 もし恋愛物を書きたいとしても、恋愛小説家が全てベテランとはでは無いでしょうし、他に例えば、どうしても経験していないことが書けないのであれば、迂遠ですが心理学を勉強し考察するしかないですね。


凹シュウ

こんばんは。
想像力で経験を補うことは可能です。でなければ「宇宙の話」など書けません。
どうやって可能にするかと言えば、ほんの少しの感覚や感情から想いを像(かたち)にする力で、足りない部分を補足していくのです。

例えば「不倫をする若い女性の話」を書くのに「不倫」をする必要はありませんし、経験があるひとのほうがリアルに書けるなんて保証はないです。
技術上の問題として描写がうまくなければ、どうにもならないでしょう。

今までの恋のなかで「妻子持ち」とまではいかなくても「先生」とか「彼女持ち」とか「うんと年下」逆に「自分でも驚くほど年上」とか「世間に公表しにくい相手」だったことはありませんか?

そこから「誰にも知られてはいけない相手と会うときの気持ち」とか、「思いがけない相手とつきあうことになった喜び」とか、「なのに誰にも言えない孤独感」とか、いろいろと引き出せるものはあると思います。

自分では乏しい経験と思っていても、深く突き詰めていけばいろいろ出てくるのではないでしょうか?

少なくとも掲示板の書き込みを借用するよりは、自分の想像力をあてにしたほうが、納得いくものに仕上がるような気がします。

もちろん、書き込みから話を作るのはいいんじゃないかと思います。
私は新聞記事から話を作ることがよくあります。同じことだと思います。


みき

凹シュウ さん、
ありがとうございます。何かすっごく納得のいくご意見です。
自分でもそういう風に小さい経験を広げていって感覚をつかもうとしている気がします。
ただ、気持ちの動きは理解できても、具体的な親密な状態(例;ベッドの中とか)
での会話とかで苦労が多いのですが。。。(泣)
でも、皆さんのご意見を取り入れて、気持ちを一新して頑張ります!


アキタ

>ただ、気持ちの動きは理解できても、具体的な親密な状態(例;ベッドの中とか)
>での会話とかで苦労が多いのですが。。。(泣)

 うーん、このスレッドに書かれたことを見る限り、なんだか妙にそこにこだわってるように見受けられます。
 不倫経験のない人が不倫の愛を描く時、問題になるのは、ラブシーン(具体的な親密な状態)だけではないはず。どうやって連絡取り合うの?とか、同じ職場だったら普段はどういう態度をとるの?ってのも同じようにわからないはず。でも、そこは不安を感じてないんでしょ?
 ラブシーンだけを特別視して妙に力が入っちゃってるということのように思えます。
 普通に想像すればそれで十分だと思いますよ。


叱責

あのなー。
おまえ、ひとの言うこと真剣に聞く気あるか?
まず自分の経験した心理から「想像力」によって世界を広げろ、っててんだよ。
少なくとも俺は。
他のひとの意見も、そう読んだぜ?
少なくとも俺は。

「インストール」読んだか?
SEX経験のない(多分)女子高生が書いたアダルトサイトもの娯楽寄り純文だ。
話題作&ベストセラーだから、聞いた事くらいあるはずだ。
処女(多分)でも、ああいうアプローチができるんだ。
そっから学べ。

ベッドでの会話、つってるが、恋人同志でもべらべら喋るとは限らんぞ。
そのへんの情景をどうするか、つーのは作者が一人一人考えることだ。
それすら思い浮かばないなら、OL百人委員会だっけ。
「大不倫」でも読んで想像しろ。
パクらずに、だぞもちろん。


アキタ

 「男性の心理」とかは結局「経験」を積むことでしかわからないと思います。
 経験といっても、実際に付き合うとかじゃなくて、小説や映画に出来るだけ多く触れるという意味です。つまり「疑似体験」です。
 こういう時に男はどういうリアクションするのか? っていうこれ以上の見本はインターネット上では見つからないと思います。


MYMA

もう、みなさんがおっしゃっていますが、ノンフィクションの体験記などは別として、小説を書くには、想像力が大切だと思います。
経験も、もちろんあればあるだけ良いと思います。

みきさんのように、心理面を描写することを目的とする場合、自分は、想像によるものでも構わないと思います。
心理学や、体験談を参考にされることも、悪い事ではないと思いますが、同じ出来事におかれても、人の感じ取り方は、千差万別、どれ1つとして同じものがないように、たとえ想像によって書かれたものであっても、誰も否定できないと思います。
ある男性との付き合いで得られる「男性の心理」というものは、結局、その男性にしか該当しないと思いますし、それを見出すのも、みきさんの想像力によるものだと思います。
心理学などでも、同一状況において、比較的多数の者が同じような傾向を示したといっているに過ぎないわけですから。国や文化の違いで、心理学の実験結果は異なることも大いにありますし。

逆に考えると、みきさんの想像で描かれる恋愛は、みきさんにしか描けないのではないでしょうか? あとは、物語としていかに面白くするかだと思います。
自分も常々思うのですが、作品の主人は、作者本人でなければならないはずです。


みき

<小説や映画に出来るだけ多く触れるという意味です。つまり「疑似体験」です>

<逆に考えると、みきさんの想像で描かれる恋愛は、みきさんにしか描けないのではないでしょうか? あとは、物語としていかに面白くするかだと思います。
自分も常々思うのですが、作品の主人は、作者本人でなければならないはずです。>

本当にそうですね。これからは想像力を鍛える事を目標に取り組んでみます。
ご意見ありがとうございました。

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