スレッド一覧 > 記事閲覧
著作権エージェントについて
2007/02/02 20:13
かーみゃ

新人が自分の小説を世に出す方法の一つに、著作権エージェントと呼ばれる会社に見てもらうという道があることを最近知りました。見てもらうときに費用はかかりますが、いくつか良い点があるようです。
 ・良い作品であれば、出版社に売り込んでもらえる。
 ・アドバイスがもらえる。
 ・ジャンル、ページ数を問わない。
 ・決められた期間内に必ず返事が返ってくる。
などです。

みなさんは、この著作権エージェントという選択肢についてどのように考えていますか?上に挙げたこと以外の良い点や、逆に不利な点など教えていただけたらと思います。

私は、具体的にはBoiled Eggsという著作権エージェントの会社への持ち込みを検討しています。この会社に実際に持ち込みをしたことがある方がおられましたら、どのような返事が来るのか教えてください。
よろしくお願いします。
maintenance
Page: [1]

たつみ
 2007/02/02 22:02

著作権エージェントについて
ぱっと思いつくのは

利点は「作者自身が営業をしなくてすむ」
欠点は「自分の取り分が少なくなる」

でしょうか

maintenance
かーみゃ
 2007/02/02 22:41

著作権エージェントについて
たつみ様、お返事ありがとうございます。

>作者自身が営業をしなくてすむ
これは確かに大きいと思います。ほとんどの大手出版社は新人の持ち込みを審査することに積極的ではないようですし。お金を払ってコネを手に入れるようなものかもしれません。

>自分の取り分が少なくなる
金銭的なことは、私も少し考えていました。著作権料の何%をエージェントに支払わなければならないのか、など詳しいことはまだ調べていません。お金儲けをしたいというより、自分の小説を世に出したいという気持ちが強いので、少しぐらいなら手取りが減ってもいいかな、と思っています。「少しぐらい」にも限度がありますが……。

maintenance
かーみゃ
 2007/04/23 22:33

著作権エージェントについて
著作権エージェントは、コネも実績も無い私にとってとても魅力的なシステムなのですが、ごはん!の掲示板を見ると、エージェント契約という道はあまり一般的ではないように感じます。みなさんが著作権エージェントを避ける(?)理由を教えて下さい。やはり、新人賞を取ってデビューという道がベストなんでしょうか?

私が今書いているものは、ページ数の関係で新人賞には応募できそうにありません。どうしようかと思っているときに著作権エージェントのことを知って、思わず飛びつきそうになったんですが、あまり人気が無いようなので少し不安になっているんです。
コメント、お願いします。

maintenance
通りすがり。
 2007/02/03 04:34

著作権エージェントについて
 レスが少ないのは、実際にそういったエージェントに持ち込みした経験のある人が少ないからでは?
 むしろ、人がやらないことを積極的にやってみるのも、作家として求められる資質のひとつではないかとも思うんですが……。
 

maintenance
カクナグール
 2007/02/03 04:48

著作権エージェントについて
>原稿用紙700枚ぐらいになりそうなので

 ラノベなら応募できますよ。
 スーパーダッシュ文庫です。
 700枚くらいまで良かったと思うし。
 枚数制限がないのも、ラノベでは探せばあるはずです。

maintenance
かーみゃ
 2007/02/03 09:34

著作権エージェントについて
>通りすがり。様
人がやらないことを積極的にやってみるのも、作家として求められる資質のひとつではないかとも思うんですが……。

その通りだと思います。小説を書き始めたのも小説家になる道を探し始めたのも最近のことなので、少し臆病になっていたのかもしれません。
知り合いが何も知らずに某社から共同出版したんです。契約する前にこのサイトでみなさんの意見を聞いていれば、もう一度考えてみるようにアドバイスすることもできたのではないかという思いがあったので。自分が踏み出す前に、みなさんの助言をいただきたいと思ったんです。
思い切って踏み出すことも、大事ですよね。

>カクナグール様
ラノベにそのような賞があるとは知りませんでした。調査不足でした。ただ、私としては自分の作品をラノベとして見るべきなのか正直迷っているところなので、そのあたりもエージェントなら判断してくれるのではないかと思っています。

maintenance
たつみ
 2007/02/03 10:54

著作権エージェントについて
長期的な目で見たときに不利かな、と思うので私はやりません。
今はただ作家になりたい一心で、そういうのにすがるのもいいのかもしれません。ただ、エージェント契約すれば、独り立ちしたいな、と思っても一生エージェント契約は消えないんですよ。(三浦さんも未だにボイルドの作家ですし)
他の作家が規定の給料をもらっている中で、(一人でもできるのになぁと思いつつ)エージェントに料金を払う将来が嫌なのです。

ただ、かーみゃさんは送ってみるのもいいかもしれません。そのまま出版の運びになれば御の字ですし、そうでなくても的確なアドバイスがもらえると思います

maintenance
かーみゃ
 2007/02/03 11:34

著作権エージェントについて
たつみ様、ありがとうございます。
私が心配しているのは、正にその点なんです。一生エージェント契約が消えないというのは、やはり後々負担になる気もします。
Boiled Eggsのサイトには、「一般的な契約書は交わしますが、信頼関係の上に成り立つものでありトラブルになることはありません」というようなことが書いてあります。私はこれを、「エージェント契約をやめたいときは、いつでもやめられる」と読んだのですが、都合のいいように取りすぎでしょうか。三浦さんがBoiled Eggsの作家であり続けるのは、単に契約が解除できないからではなく、それなりの理由があるのではないかと思っていたんです。アドバイスがとても有益である、とか。直木賞作家にまでなった人がアドバイスを必要としているかは分かりませんが。

エージェント契約した作家に対する長期的な視点からのコメント、他にもいただけたらと思います。

maintenance
ふらりとおりすがり
 2007/02/03 19:08

著作権エージェントについて
真偽のほどは不明ですが、こちらに多少情報がありますよ。

http://book4.2ch.net/test/read.cgi/bun/1160294673/

maintenance
 2007/02/03 19:24

著作権エージェントについて
私だったなら、大手出版社新人賞や芥川賞・直木賞受賞者にしか興味が持てませんが。もちろん、新風社等の受賞作品を薦められても読みません(例え優れていようとも)
多くの人間がこのような偏見をもつのは当たり前だと思います。

ですが、著作権エージェントを利用してベストセラーになる自信があるならばそれを頼ってもいいと思います。

maintenance
 2007/02/03 23:31

著作権エージェントについて
アメリカでは一般的なシステムです。
というかアメリカでは作家の大部分はエージェントと契約しています。
しかし、日本にエージェントがあるとは知りませんでした。アメリカのエージェントは作家の卵たちから、これはと思った者には援助を与え、作品を出版社に売り込んでくれます。卵が売れるまで生活の面倒を見てくれたりもします。
日本でもそうなのかなぁ。

maintenance
VAP
 2007/02/04 00:18

著作権エージェントについて
エージェントとの契約内容に関する質問を
ここでやっても無駄だと思います。
なぜなら、当たり前のことですが、
普通、人はどんな種類のものであれ、
自分が交わした契約内容を他人に教えたりしないからです。
「松坂のレッドソックスとの契約内容を
 誰か知りませんか?」
と訊ねるようなものです。
(もし、あなたがエージェントと契約したとして、
 その内容を他人に教えますか? ましてやネットで)

もっとも、永続的な契約なんて、世の中にはあり得ません。
ここで訊ねてもあいまいな情報しか出てこないでしょうから、
ご自身で確認するしかないと思いますが。

maintenance
かーみゃ
 2007/02/04 01:00

著作権エージェントについて
>ふらりとおりすがり様
ありがとうございます。参考にさせていただきます。

>海様
私も、作者がどんな賞を受賞しているかということが、本屋で手に取る本を選ぶときの一つの基準となっているように思います。
Boiled Eggsには三浦しをんさんという直木賞作家がいるので、私は「エージェント契約でもそこまでいける可能性があるんだ」と思ったんです。あくまで、可能性の話ですが。結局は作家の実力次第ってことですよね。
自信があるかどうかは正直微妙です。(恥を忍んで正直に言いますと)傑作にも見えますし、どうしようもない駄作にも見えます。小説を書き始めたのがつい最近ですし、何せ読書量がみなさんとは天と地の差です。きっとまだ目が肥えてないんですね。精進します。

>¥様
エージェントは作品を出版社に売り込んではくれますが、生活の面倒までは見てくれるかどうか……。出版社でもエージェントでもそうなんですが、「新人を育てたい!」という熱意のある会社(人)にめぐり合いたいものです。

maintenance
かーみゃ
 2007/04/23 22:36

著作権エージェントについて
>VAP様
鋭いご指摘ありがとうございます。私は小説の世界だけでなくネットの世界でも新参者ですので、そのようなご指摘は大変勉強になります。
どの賞に応募して結果がどうだった、といった書き込みがあるのを見て、それと同じような感覚で質問していました。詳しい契約内容が聞けるとは思っていませんでしたが、エージェントのアドバイスがどんなものなのかぐらいは聞けるのではと期待していたんです。

maintenance
まる
 2007/05/13 11:26

著作権エージェントについて
少なくともここでうだうだやっている面々が作家になるのはまず無理。
ということはよく解りました。

maintenance
ton
 2007/05/13 20:57

著作権エージェントについて
他の方も指摘されていますが、著作権エージェントは欧米などではごく普通のシステムです。
というか、欧米では誰でもエージェントを通して作品を売り込むのが一般的です。
日本ではまだ根付いていないため、不安を抱えるのはよくわかりますが、多分、これから日本でも一般化するものと思われます。
また、エージェントとの契約は1作品ごとです。もちろん交渉次第では自分の作品はすべてエージェントに任せるということも可能だと思います。
出版社となんのコネもなく、これから作品を発表し、作家を職業に選びたいと考えているならば、最初の作品から儲けようなどという考えはもたないほうが良いと思います。
まず、デビューし、名前を覚えてもらうことの方が先決です。
それに幸運なデビューを飾れたとしても、永遠に安定した収入が得られるわけではありません。
誰でも初めは成功した人だけしか目に入らず、自分そうなりたいと考えるものですが、作家で成功する人は非常に限られています。失敗する人の方がはるかに多いです。
欧米で一般的であることを考えても、これからエージェント制は日本で広がるものと思っています。
まずチャンスをつかみたいならば、エージェントを利用してもよいと思っています。「自分の取り分が少なくなる」などと最初から考え、作品よりも金の心配をすることは感心しません。
最初の作品は1銭にもならなくていい、作家として認めてもらえることが先。私はそう考えます。

maintenance
ピコ
 2007/05/14 10:38

著作権エージェントについて1
>契約は1作品ごと

原則的に、既にプロとしての実績がある方は作品毎。
無名新人は、専属作家契約――のようです。

前者は、特定作品の売込を依頼しつつ、
それが不成功に終わった場合をも想定し、
別作品を、自分で他社に売込む(賞応募含む)ことも可能です。

後者の場合、それが認められないとの難点があります。
専属契約を結んでおきながら、
自分で別作品をA社に売込んだり、B社に応募したりとは何事か、
ということになります。

専属契約を結んだものの、いつまでも売込が成功せず、
だが「身勝手な行動」は許されず、結局は年月を無駄にした
――との話も耳にしますが、運次第でしょう。

maintenance
ピコ
 2007/05/14 10:39

著作権エージェントについて
>失敗する人のほうがはるかに多い

フィクション作品を、エージェント経由で売込む場合の成功率は、
1割程度だそうです(Appleseed社)。
無名新人の場合ですと、さらに下がるでしょう。
ですからBoilded社の場合は、
特定出版社と業務提携し、自社賞を開催させたのでしょう。
自社賞であれ、受賞肩書きを付けさせることができますから、
無名新人ということにはなりません。

「このエージェントに惚れた。一生ついて行きたい」
との心意気があるなら別ですが、
「新人賞に、何度応募しても受からない」
「新人賞は高倍率だし、エージェント賞は低倍率でデビュー確約だし」
というだけの動機であれば……。

また、「この作品は、絶対にA社から出したい(デビューしたい)」
等のこだわりがある場合は、難しくはあっても、
A社賞の受賞を目指したほうが良いと思うのです。
エージェント経由での売込の場合、
売り込み先はエージェントの一存で決定されます(特に無名新人の場合)。

契約した後になって、先方の方針や体質が合わないと感じた場合でも、
専属の縛りあると、契約期間終了まで、他社に動くことができません。
契約解除は可能でしょうが、感情的に難しいものが残ることでしょう。

maintenance
ピコ
 2007/05/14 10:52

著作権エージェントについて
>これからエージェント制は日本で広がるものと思っています

これには、私も期待しています。
現在は2社寡占状態ですが、
各ジャンルに特化したエージェントが出てくれば、面白い流れになりそうです。

>欧米では誰でもエージェントを通して作品を売り込むのが一般的

欧州在住の友人が、エージェント契約をしていますが、
日本のエージェント契約ほどの縛りはなく、
かなり自由に活動している様子です。
契約も、1年更新と短いケースが多いようで、
合わなければ次のエージェントに委託変更。
極めてビジネスライクです(日本の土壌で、これが通用するかどうか……)。
新人賞デビューが一般的な日本とは異なるため、
エージェント自体の数も多く、良い意味で競争市場になっているようです。
欧米のエージェント制が導入されていくのであれば、
原稿検討は無料という面も、導入してもらえれば……と(笑)

maintenance
かーみゃ
 2007/05/15 15:02

著作権エージェントについて
>tonさん
仰る通りだと思います。私も、作家で一儲けしようなどという考えはありません。ただ、「作家でごはん」を達成しようとすると、どうしても金銭的な問題を考えざるを得ません。最初の数作の報酬が僅かなのはかまいませんが、その状態がずっと続くことを恐れていたんです。

>ピコさん
詳しい情報をありがとうございます。私が知りたかったことをほとんど書いていただいているので、大変参考になりました。

maintenance

Page: [1]

題名 スレッドをトップへソート
名前
E-Mail
URL
パスワード (記事メンテナンス用)
コメント

   クッキー保存
!※エラー対策として、送信の前にメッセージのコピーを取って下さい。

作家でごはん!