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オリジナリティって必要ですか?
2015/09/03 02:21
sinapusu2002

原始的でレベルの低いアセンブラ言語的なところから考えます。

小説を書くには単語を使わないといけません。
単語は私が作ったものではありません。
単語は人間集団の言語空間から私が概念をコピーしたものです。

意味や意図を正確に伝えたり読者の心理や思考を誘導したり想起するには正しい文法に従わないといけません。
読者が理解できない文法は無意味です。
大勢の読者が理解できる文法という概念をコピーしないといけません。

また読者の思考をコピーや予測できなければ読者の思考を操ることも想起することもできません。

話の順序は出鱈目ではいけません。
大勢の読者が得心の行く順序というものがありそれをコピーしなくてはいけません。

私が理解するところでは作者はまず至る所コピーから始めないといけません。
そして多分大抵の作家は無意識と理屈の両方でそれを知っています。

また多くの作品では便利に使える道具、典型的な性格のキャラや世界や概念などがあります。
これは文章量を減らして一冊の本に収めるのにとても便利です。
するとまたコピーしなくてはいけません。

作品の土台を作る膨大なコピーの上で始めてオリジナリティが必要になります。

するとオリジナリティとはどこから必要になるのか?
私にはそういうものは難しすぎて考えることができません。
ご意見お願いします。
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竜太郎
 2015/09/03 13:52

オリジナリティって必要ですか?
まず、ツッコミを一つ。プログラムも著作物なので、基本的な倫理原則論としてコピーは違法です。(笑)
(まあ、パプリックだったりオーブンだったりもあるし、あとは……ごにょごにょ)

ちょっと議論しやすいネタなので、参加させていただきます。
まず、小説は言語を用いて記述するものなので、言語のルールに縛られます。
一文字一文字にオリジナリティってのは、無理な話です。(笑)
だからと云って、オリジナリティが全く出せないかというと、そうでもないんだよね。


 「単語」
同じ言語を使う人同士は原則として意味を共有します。意味を共有できない単語は言語としての単語として存在できません。
しかし、言語の中には『造語』という手段があり、個人または集団が新しい単語を作ることができます。
作家は小説の中なら、全能っぽい神なので(笑)、小説の中だけのローカルな『単語』を作ることができます。
SFやファンタジーはもとより、平和な日常劇であっても例えば、登場人物が考えた「略語」や「あだ名」などは新たな「単語」で、さらには比喩を作ることにより、既存の単語に新たな意味に変えてしまうことも可能です。
例えば例えば、「ガマガエル」という単語があります。本来の万人の共有するイメージがありますが、その作品では主人公は昔見た映画『妖術忍者大戦』(ホントにこんな題名のがあったら失礼(^^;)に出てきて大活躍をした大ガマガエルがとても好きでした。
そして主人公がある登場人物に密かに「ガマガエル」というあだ名を付けた場合、この「ガマガエル」という単語は、この作品内だけの特別な意味を付与することができます。
他にも、ある大作家の逸話を差し込むことで、「月がきれいですね」という月を形容した言葉が「愛してます」の記号にすることもできます。

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竜太郎
 2015/09/03 13:53

オリジナリティって必要ですか?
続き……


 「文法」
さすがにこれは言語をプラットフォームにしている以上、小説で無茶はできません。
せいぜい、台詞内で道化の表現として変な文法で喋っていただくしかないかなぁ。(苦笑)
文体を色々と使い分けるってのはありますが、文法では無いですね文体は。(^^;

 「話の順序」
出鱈目はそもそも駄目ですね、オリジナリティでも何でもない。でも、時系列通りで無いというなら、よくある手法で、回想を使うというのがあります。上手く使えばレトリックとして有用ですし、京極夏彦などは見事に時系列をバラバラにして読ませる名手です。一度読んでみてください。

 「典型的な」
王道やセオリー(定石」、定番。それらに対して「奇道」、「邪道」、「奇策」かな? 舞台を選び、役者を選んで配役を決める、演出をする。王道と奇道をどういった割合で混ぜる。こうしたこともオリジナリティを出せると思うけど、どうだろう。



質問者さんは「コピー」の定義をどのようにしているのでしょうか?
コピペするだけではただの盗作ですし、質問者さんも議論がしたくて、出題したのだと思いますが。

まあ、オリジナリティと思っても、作者が知らないだけで既に手垢が付いてたり、そもそも面白くなかったりするんですけどね。(^^;

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sinapusu2002
 2015/09/03 18:57

オリジナリティって必要ですか?
よかった。
意見が返ってくるというのが大事で私の意見そのものは呼び水にすぎません。

例えば 単語について意見が出ましたね。
私は小学校教育を受けてない遊牧民が羊の数を数えたときの3と
整数論の研究者が3という時、意味は違うと思います。
ここには人の注目を引く、創作として書くべき差異を感じます。
世界認識の差異を小説に持ってくることです。
造語も良いですね。

文法について。
文法は人が学習していくとき初めて出会う文法であってもそれが意味として通じるという世界があります。
夏目漱石など、標準語の新しい文法を次々作った人として評価されているそうです。
すると着想や発送以前のレベルの低い部分でもコピーだけではない。
新しいものを作れるという議論が成り立ちそうです。

>オリジナリティと思っても、作者が知らないだけで既に手垢が付いてたり
確かに意外と私たちは創作で同じことを繰り返しているかもしれません。
私の議論は狭いです。
そこから飛び出したより広く大きな視点をお待ちしております。

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sinapusu2002
 2015/09/04 03:57

オリジナリティって必要ですか?
連投はよくないことだと分かってますが書くべきことを見つけたので追記という形でご容赦ください。

追記
議論に必要そうな資料

https://www.youtube.com/watch?v=P8TOXcWehmg
ソシュールの言語理論を分かりやすく解説した動画

https://www.youtube.com/watch?v=OH53yIb8ULk
Googleの機械翻訳の成果の動画

この辺は文章を構築するというのはどういうことか。
作家志望という言葉を操る身として何かを考える契機になりそうです。
ソシュールは言葉は単独では説明できず何かの関係でしか説明することができないという話です。

Googleのほうは
単語を連ねて文章を構築するということを最先端の研究ではどのように分析しているか。
勉強になると思います。

物を書くという視点ではこれらは重要な動画に思えます。

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sinapusu2002
 2015/09/07 10:18

オリジナリティって必要ですか?
読書速度の重要性。

漫画では読者が読む速度をコントロールするという手法があります。
漫画の場合読む速度を作者がコントロールすることが大事で、これがうまい作者は人気があるのではと考えています。

同じ意味内容の作品でも読書速度が変われば脳は全く意味を変えて認識する。
そう考えます。

アニメでは速度はどうでしょうか?
声優の等速なセリフという制約があります。
動画を理解する人間の反射神経などを基準に描写速度が決まります。
しかしこれを逆手に取って速度を挙げたり下げたりして間を取ったり緊迫感を心理描写に引き込むアニメもあります。

小説ではどうでしょうか?
テクストの在り方や意味の伝え方を変えることで読者の読書スピードをコントロールするという世界はありそうです。
問題はこの技術が暗黙知に属している可能性が高いという点です。
どう考えるでしょうか?

今日はふと思いついたことを書いただけでした。
また思いついたことがあれば何か投稿するかもしれません。

まあ私の着想に期待してる人がいればの話ですが。

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sinapusu2002
 2015/09/11 07:15

オリジナリティって必要ですか?
またレベルの低いコメントを投稿します。
チェックリストを作ってみるのはいいかもしれません。
小説の一節を書き終えたとき。

人物描写
心理描写
状況描写
背景描写
造語解説
アクション描写
雰囲気描写
目的描写
結果描写
恋愛描写

小説にどんなものが必要かはわかりませんが
これらを節のなかで描写を達成できているか。
チェックするといいかもしれませんね。
私、小説なんて高度なもの書けないのでわかりませんが。

汎用性の高いチェックリストを用意するとしたらどんなものになると思いますか?

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N
 2015/10/04 15:13

オリジナリティって必要ですか?
>速度について

随分と主観的な話になるかもしれませんが、
様々な感覚レベルで知覚可能な速度が、たぶん存在していて、優れた作家さんの文章の中には、それこそ様々な感覚レベルで様々な速度をもったものが散りばめられているように感じます。最も大雑把に全体を捉えた速度が、総体の重心速度みたいなものが、いわゆる我々がしばしば口にする「この小説はテンポがよいなあ」とか、そういったものではないかな?と。

>オリジナリティについて
言葉というものの不完全性が、オリジナリティのある表現を可能にすると考えます。
言葉は、それ自体で共有できる額面上の意味を持ちますが、それらを組み合わせて作り上げた構造物が、僕達の知覚している全てを表現できるわけではない。語りえぬものを語らねばならない。ならば、語る内容よりも語れない空隙の部分へと手を伸ばすことができるような表現が必要で、文法・構造・意味の連なりを工夫することでどうにかする、みたいな話。不完全であることはそれだけ自由度が高いということでもありますので、オリジナリティが存在する余地はあるんじゃないかなあ。と。


あと、僕たちって何かと既視感とオリジナリティとを結びつけて考えがちですけど、それってどうなんやろと思います。
ある時に既視感を抱いた表現を、数年後に見返したときに、全く異なる世界が見えたなんてことは、僕のつたない経験ですら、ざらにありますから。世界認知は変化する。一個人のその時点での決め付けの感覚なんてその程度のもので、唾棄すべきもの、愛すべきもの、その両者とも等しくむなしいものです。ですので、信頼できる一つの指標はその小説が「再読に耐えうるもの」であること、ということで、当たり前の結論にたどり着く。と。

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N
 2015/10/04 15:15

オリジナリティって必要ですか?
余談ですが、

面白いなと思ったのは、村上春樹氏の「ノルウェーの森」という有名な小説の感想を友人に聴いたことがあって、「濡れ場の多いエロ小説」という意見、「自己陶酔型で鼻につく小説」という意見、「オシャレで素敵な小説」という意見、「極めて哲学的な小説」という意見、彼や彼女の世界認知の有り方は実に多様で、また、その世界認知の中にあるどの窪みに心がトラップされたのか?などとも関係していて、実に摩訶不思議で、でも間違いなく言えることは、この小説の真に優れたところは、各人の意識の次元によらず、かくも色々な印象を読者に刻めたというところに尽きるのではないでしょうか?
可動範囲の広さだけが、評価の指標ではもちろんありませんが、そのように思います。


>同じ意味内容の作品でも読書速度が変われば脳は全く意味を
>変えて認識する。
面白いなと思いました。
意味そのものではなく、意味の変化から、意味を見出す。なんだかと言葉遊びですが、意味と意味との連なりがもたらす運動が、大事なんだろうなあ。と。


文章を構築するとはどういうことか?
どのように考えますか?

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ピース
 2015/10/21 20:21

オリジナリティって必要ですか?
昔、僕が通っていた高校の教師が言った。
「人と別のことをやることが個性ではない。人と同じことをしているとき発揮されるのが個性だ」と。

同じ言葉を使って小説を書いたとき発揮されるオリジナリティがないと小説としては魅力がないでしょうね。

ではオリジナリティって何?

二つと同じ人生は無いのだから、それに裏打ちされた感性でしょう。

そして、小説は、読者が脳内で再生してはじめて完成させるものです。
作者と読者のふたつの個性の集合体が読者の脳内で完成させた小説です。
個性×個性or人生×人生のダブル個性が小説の完成形であります。

従って、小説にオリジナリティをこめなければ、読者の解釈にたよるだけの平凡な作品になってしまうでしょう。

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Johan
 2016/11/20 03:22

オリジナリティって必要ですか?
...

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